俳句ポスト365結果発表

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第234回 2019年12月12日週の兼題

寒椿

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
寒椿 箱根往路に 山の神 あらあらみゅう
忘れめや あなたとみつけた 寒椿 あんこ
寒椿 さいはてのちに におい香な イクラ
耐えてこそ 咲くなんて嘘 寒椿 かおる
寒椿 真珠になるのと 蕾ひとつ そよ風そよ
引っ越し屋 見送る先に 寒椿 なおけん
商いは 女頼みに 寒椿 もとこ
手をつなぎ 見上げて歩く 寒椿 もみ
電線の ぴゅうと鳴る朝 寒椿 浦野 ハッピー
寒椿 イタリア色に なりにけり 浦野 幸一
花は椿 つぼみほころび、咲きて落つまで 加容
さんぽ道 あしもと勇 寒椿 謙司
寒椿 肌に吸いつく 湯船かな 宏之介
箱根路や 母校力走 寒椿 鵠洋
白き庭 紅浮き立つ 寒椿 佐藤明桜
厳しさへ 蕾ふくらむ 寒椿 史
なけなしの 思いで綴った 寒椿 四郎
寒椿 手の平にコマ くすぐったい 小林番茶
父母逝きて うつむく我に 寒椿 昌雪
箸13cm 旨さ増す 寒椿 新前じーさん
父母の植えたり 吾は 寒椿 森山芽実
暁に 紅あらはす 寒椿 是案
寒椿 凛と立ち咲く 艶すがた 川﨑鶴巻
花嫁の まなじり染めし 寒椿 大月ユリコ
露天風呂 湯煙の間に 寒椿 卓
母知らぬ 婚約で生けた 寒椿 中村真紀
鳥の声 追えば見つけし 寒椿 日遊
寒椿 少女(をとめ)に添ひて 夢二柄 波那
天神社 巫女舞いの鈴 寒椿 放浪
狂っても よいではないか 寒椿 摩利
寒椿 限界集落 見守りぬ 弥弥
拾い挿す 黒紺の身に 寒椿 遥太
ぽっつりと 灯りし体の 寒椿 蜩
君は亡く 寒椿冴え 一人居る 冬柴
梔子の 実も朽ち這う葉 寒椿 薄く陽に乞う しめさるみちに いちし
寒椿 赤色にじむ 銀世界 ぷしー
美味しいか メジロ争う 寒椿 能登の里
初日の出 夜空の後の 寒椿 けん
寒椿 冬枯れ木立 色そえて ハッピーマム
元日に 想い配りし 我寒椿 倉木チヨ子
丸の内 吐く息白き 寒椿 西根美枝子
寒椿 枯れ野に灯る紅ひとつ 阿暮角
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
哀しげな冬のそなたに寒椿 雨降咲花
冴えざえと月光一輪寒椿 いくちゃん
ストオルの贈り人想ふ寒椿 うどんこつよし@白吟句会
底冷えのいづこに咲くや寒椿 うり子
寒椿山茶花居座りやっと咲く たかぴょん
寒空に我ここにあり寒椿 ちゅうちゃん
手袋の赤き指先つばき咲く つぼみ
鳥歩く寒椿が凍る池 ばんどうまーぴー
初釜や釜の音響く寒椿 まつやま孝子
控えめな寒さと揺れる寒椿 者味千
寒き朝はっと目を惹く寒椿 桃白
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

●今回の「寒椿」で俳句を作ろうとしたら、いつにも増して 寒い、枯れる、雪など季重なりの恐怖に晒されました。 季語を二つ入れるのが許される場合はありますか?/紀子
○俳句は全てケースバイケースです。季重なりを成功させるためには、かなりの実力が必要です。

◆兼題の考え方
第三次 世界大戦 大惨事 ぼのぼの
夜独り 蛍の灯り 道案内 奈喩
初空や 過る 飛行機 細き月 彌弥
雑煮餅 夫亡き今は 一つ焼き 彌弥
仕事初め 新調のスーツ 靴ずれに絆創膏 横山藤子
余生とはあてなき旅や鰤大根 葛谷けんじ
師走市お重抱えて家路かな 勝田航平
癒し系パステルアート冬の虹 津軽のたーさん
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、2月19日24時締切の「蒸鰈」です。ご投句お待ちしてます♪

雪椿散り行く音も響きたり マユミ
○「雪椿」は、ちと意味合いが違うか。以下、ネットよりの情報です。【雪椿の開花時期は、雪が解け始めた春4月から6月の間です。濃いピンク色に近い紅色の花が平たく咲くのが特徴で、雄しべの黄色との対比が絵になる美しくも馴染みのある花姿です。日本の庭木でよく植えられている椿(ヤブツバキ)との見分け方の1つである一重咲きの花弁は原種の特徴で、八重咲きで開花する雪椿も存在します。雪椿は、太平洋側の山地に分布するヤブツバキが、日本海側の寒冷な気候に対応して変化、進化したとされています。そのため、本来冬の寒さに勝てないはずの椿が、豪雪の厳しさに耐え変化を遂げ、春には美しい椿の花を咲かせたことが由来で、「雪椿」と呼ばれるようになりました。https://botanica-media.jp/524】

剥き出しの整備工場と大椿 笹山 一子
○こちらは大きな椿ですね。「椿」そのものは春の季語になります。

◆季語深耕
●今回の兼題は寒椿です。椿といえば春に咲く花ですが、冬の寒風が吹きすさぶ中で凍えるように咲いている姿が健気であり、その趣が愛されて俳句の世界に取り入れられたようです。
 但し、植物学上は寒椿と椿は区別されています。詳しくは他の方が書かれるかと思いますが、寒椿は椿と山茶花の雑種が起源と考えられ、花ごと落ちる椿とは異なり、山茶花のように花弁がはらはらと散ります。寒椿を季語として読む場合はこのあたりの景色も考慮に入れる必要があることが、季語を調べていく上で勉強になりました。よって、句を詠むときは寒椿が散るさまを落つではなく、散るが正しい描写ということを知ることができました。
 次に見かけがほぼ同じ寒椿と山茶花を季語としてどのような違いがあるのか考えてみました。山茶花はまだ暖かさが残る10月頃から咲き始めることから、柔らかで穏やかな印象があるように思えます。一方、寒中に咲く寒椿は凛とした中に内に秘めた激しさを持っているように思えます。これは私個人の勝手な考えですが、山茶花と寒椿を双子の孤児に見立て、裕福な家庭に引き取られた山茶花と貧しい家庭に引き取られた寒椿のその後の人生模様の妄想で句を詠めないものだろうかなどと考えています。/いもがらぼくと
●ぽとりと首から落ちる椿と違って一枚ずつ花びらが落ちてゆくとか…色のない冬の景の中の紅色の花は妖しくけなげです。/うに子
●寒椿を調べていると、寒椿という品種(別名獅子頭)もあり、それは山茶花と同時期に咲くらしいので区別が難しいようです。いわゆる椿(藪椿)の早咲きのものと区別するべきかどうか少し考えましたが、歳時記的には全てひっくるめて寒椿のようなので、そこは気にしないようにしました。春の季語の椿とは違う風情をどう出していくかがポイントなのだろうと思いましたが、うまくは読めませんでした。/クラウド坂の上
●「寒椿と山茶花は見分けがつきにくい」とする説明ばかり。「寒椿」は1.山茶花の一種 2.中国原産の種 の二種あるとする説も。 [椿]春 花ごと落下。雄蘂筒状。葉はギザギザが目立たず毛がない。葉が厚く光沢が特徴。[侘助]冬 花弁4~5枚一重3~4センチの小さい筒咲きの花。古くから茶花として使われ椿の中でも特別。 [山茶花]冬 花弁が散る。花は平に開く。雄蘂バラバラ。葉はギザギザでやや大きく細長く尖っている。樹高1~2m。 [寒椿冬 花弁が散る。雄蘂バラバラ。葉は丸くやや小さい。樹高50~1m。、、、「樹高1mでぽつんと1本だけだとわからない」と書いてあるものもありました。近所で今咲いている「寒椿」っぽいのを見てみましたが、私には見分けられません!そもそもこんなにあちこちで「山茶花」?「寒椿」?を植えているのね~と感心しきりです。/黒子
●椿ではなく寒椿…。ああ、毎回思うんだけど、火曜日の、すりいぴい殿の季語レポートを読んでから作句出来たら、どんなに楽であろうかでトマト。 /トマト使いめりるりら
○ははは! 調べるということを、各自それぞれやってみることから、俳句作りは始まるんだけどね。ひとまず、ご希望のすりいぴい殿のレポートをどうぞ♪

●その1 寒椿(晩冬、植物、傍題:冬椿、早咲の椿)。「冬季の間に早咲きする種類の椿を言う。~略~あまりにもこまかい区別もわずらわしいが、「冬椿」「早咲椿」は三冬のものと見てよい。梅や椿の早咲に、春のたよりを尋ねようとする風流は、芭蕉時代から深まってきたようだ。~略~」(「カラー図説日本大歳時記」講談社、1981年、山本健吉)。「いちばんわかりやすい俳句歳時記 秋冬新年」(主婦の友社、2017年、辻桃子=安部元気)には「寒中に咲く椿。または冬に咲く種類の椿」(傍題:冬椿、早椿)と簡潔に。「俳句歳時記第四版増補 冬」(角川文庫、2012年)には「冬のうちから咲き出す椿を寒椿・冬椿と呼んでいる。園芸品種の一つに、山茶花のように花弁が散る「寒椿」という名のものもある」(傍題:冬椿)。後者2つの歳時記では、必ずしも「椿」とは別の品種に限らないような書き方。本サイトの「寒椿」解説にも。つまり、種としての「寒椿」であり、種と関係なく冬に咲いた早咲きの「椿」全般でもあるような。ただし品種としての「寒椿」はそうではない「椿」(藪椿など)とかなり特徴が異なる。以下、「山茶花」を含めて、まず種の違い。★ 1 寒椿(晩冬):ツツジ目ツバキ科ツバキ属、カンツバキ、学名:Camellia sasanqua Shishigashira(異名があり、ややこしい)。普通は高さ1-3m。11月から2月に開花する。葉縁に鋸歯あり。花ごと落ちず花びらが落ちる。★ 2 椿(春):キク類ツツジ目ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ、学名::Camellia japonica。普通は高さ5?6m。改良された園芸品種が多い。単に「ツバキ」というと「ヤブツバキ」(藪椿)を指すらしい。だいたい12月から4月に開花する。日本、朝鮮半島、台湾が原産地。葉縁に鋸歯なし。ぼとりと花ごと落ちる。変種に「侘助」(三冬)「雪椿」がある。★ 3 山茶花:(初冬)ツツジ目ツバキ科ツバキ属サザンカ、学名:Camellia sasanqua、英名:Sasanqua。普通は高さ2-6m。もっと高いものもある。日本固有種。10月から12月に開花する。葉縁に鋸歯あり。花ごと落ちず花びらが落ちる。「藪椿」と「山茶花」の交雑種に「寒椿」がある(これには諸説ある模様)。★/すりいぴい
●その2 各々ポイントはあるものの「寒椿」「椿」「山茶花」は酷似していて、私のような素人には見分けにくい。ただし「山茶花」「椿」は縦に伸びる点で「寒椿」と高さにおいて区別可能だが、「獅子頭」「立寒椿」という、縦に伸びる品種があるようで。「寒椿」と「椿」は花の落ち方や葉のぎざぎざの有無で区別できるが、「寒椿」はこの点で「山茶花」と同じ。ある歳時記では「山茶花」句には散る句が多いと書いてある。「寒椿」の花弁はしわしわになりにくく、花弁が多め。「山茶花」の花弁はしわしわになり易く、花弁が少なめとのことだけれど。違いを強調すれば説明になりかねず難しい。★ このような「椿」「山茶花」との異同、加えて「寒~」「冬~」とつく植物季語との異同(例えば「寒梅」「早梅」「寒菊」「冬桜」「冬薔薇」「冬牡丹」との違いなどが問題となるような。四季が頭についた植物季語は難しい。「感じ」を自分なりにつかむしかない。★ 「椿」はもちろんわかるけれど、「寒椿」といっても明確な記憶がない。この兼題まで違いを知らなかったのだから・・。早く咲いた椿、ぐらいにしか思っていなかった(そういうニュアンスもある)。身近なところを探してみたらそれらしいのがあった。しかし時期や特徴から、どうも私の居る団地にたくさん咲いているのは「寒椿」(獅子頭)ではなく「山茶花」のよう。縦へ長く伸びていて、葉がぎざぎざ、花弁がしわしわ気味なので。しかし今、記憶以外に現物が咲いていないので「山茶花」を観察。これで「山茶花」でない、これぞ「寒椿」句は詠めるのか。 この3種の相違には「初冬」(山茶花)・「晩冬」(寒椿)・「春」(椿)という季節の違いもある。春が近いぞ、というような。「山茶花」は寂しげ、「椿」は艶やか、では「寒椿」は・・?/すりいぴい
○近いモノとの比較は、季語の本意を探る時に、とても有効な方法だと思います。さらに、実作という意味において、次のレポートも参考にして下さい。ベトナムから参加している碧西里さんは、季語を六角成分図で分析する作業を続けてくれています。

●寒椿の六角成分図より。一番は視覚、鮮やかな紅、白、ピンクの花びら、黄色のおしべ、つやつやの葉の緑など色彩豊かです。背景に雪の白、枯草や枯木の姿も見えてきます。工芸品や着物の柄、油や炭など有用樹としての性格も特徴的ですね。次に連想力、凛・艶・謙虚さ・清浄さ、少女や悪女(椿姫)、魔除け、死、侍など多彩なイメージを持っています。日本人との関わりの深さが思われる季語ですね。 椿との違いは、背景が冬であるか否かですが、そう単純なものでもないなぁと悩みました。枯れた風景の中の華やぎをどう捉えるかがポイントでしょうか。/碧西里
○図を載せることができたらいいんだけど、この文章を自分なりに六角成分図に置いてみて下さいね。

◆季語雑学部
●季語雑学部  椿は本来は春の季語で、寒椿となると冬の季語になりますが、冬の季語を謳っていながら、寒椿の品種は春もしくは秋を思わせるネーミングが多く見られるようです。品種自体はそれほど多くはないみたいですが、「長春」、「発心桜」、「秋の装い」、「秋月」、「姫白菊」、「千里の秋」などです。/山香ばし
○へえ~、名付けの発想って面白いですね~!

◆俳句文法研究部
●(俳句文法研究部) 完了を表す助動詞として、「り」「たり」「つ」「ぬ」がありますが、そもそも、「完了」とはどういうことなのか、「過去」とどう違うのか分かりにくいのもあって、両者が混同されて使われることもあるように思います。
 現代の口語では完了の助動詞がなく、過去の助動詞「た」があるだけなので、馴染みがないというのもあるのかもしれません。 例えば「バッターがボールを打った。」という文章は、何年も前のことかもしれないし、今打ったところかもしれません。どちらなのかは前後の文脈から読み取るしかないと思います。
 ところが、文語においては、「ボールを打てり(打ちたり、打ちぬ、打ちつ、打ちぬ)」と言うと今打ったところだとはっきりするのです。(もちろん、過去完了もあるので、話の中の時点の「今」になると思いますが。また、4つの完了の助動詞の微妙な違いもあるかとは思いますが、それについては、またの機会にします。) 私は英語の完了形も同様のように考えています。「過去」は今現在と切り離された過去であり、完了は「今まさに終わったばかり」という今現在に非常に近接している感じだと考えています。
 今現在に近接しているというところから、「り」「たり」のように継続や存続の意味も出てくるのではないでしょうか。 そう考えると、完了の助動詞を使うと「今まさに~した」という感じになって、臨場感やリアリティにつながるのではないかと思ったりするのです。皆さん如何思われますでしょうか。 /ひでやん
○「『過去』は今現在と切り離された過去であり、完了は『今まさに終わったばかり』という今現在に非常に近接している感じ」という説明は、とても分かり易いと思います。

●吠える、吠ゆの禁止表現について質問です。口語では吠えるな、で、文語では吠ゆな、となるようなのですが、用例があまりないようです。類似の活用型で燃ゆな、くらいしか見つけられませんでした。代わりに、吠ゆるな、という表現を見かけます。耳障りが良いので吠ゆるな、としたくなる気持ちもすこし分かるのですが、おそらく間違いかなと思うのですがどうなのでしょうか?/抹茶金魚
○こんな質問来てます。俳句文法研究部への参加、お待ちしてます。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●木偏に春なのに冬の季語。/こま
●兼題になって改めて見てみると寒椿はけっこういろいろなところに咲いているんですねえ。/たま走哉
●まだ冬なのに 次回は春の兼題季語 時を先取りしかも体験がない麦踏み 嬉しいプレッシャーの悲鳴です。/句詩呼
○プレッシャーもまた楽し♪

●今までにあったかもしれませんが、「超・ありきたりな俳句」を教えていただけると参考になるかと思います。自分の句だったりして。/榊裕江子
○兼題が出る度に、自分なりに「超・ありきたりな俳句って、どんな句かな」と考えてみることが有効です。季語の本意の周りにある、ありきたりな発想、つまり貴方自身が「これは凡人の句やな」と思うものを自分で考えてみることも、トレニーングなのですよ。上手になっていく人たちは、そんな練習をしているのです。

●1=「寒の時期の椿(の花)」のほかに、2=「"寒椿"という名称の山茶花の一種」でもあるようで、2だとすると、チューリップとか向日葵とかと同じ階層の語ということになるわけで、そのあたりをどうとらえれば良いか、この火曜日の皆さんの考察が今から楽しみです。/みつれしずく
●「椿」ではなく「寒椿」、「寒」のつく植物の季語がいろいろある中での「寒椿」ということで、その差異を表現するということに苦戦しました /る・こんと
●画像で寒椿のことを検索しましたがピンとくるものがありませんでした。白い寒椿も赤い寒椿もあるのですね。椿と山茶花の違いさえ分からないので寒椿と椿の違いなど分かろうはずがありません。とりあえず投句をしてから検索します。/チームすそのりょういち
●寒椿…寒く色彩の乏しい季節を彩る。山茶花より背丈が低く花びらは多くしわがよらないことから、派手ではないが芯の強い、若い女性のイメージ。でも花ごと落ちる終わりはあっけない。/夏 湖乃
●寒椿は山茶花ととても似ているようです。散り方も、寒椿は花弁が散るとあります。山茶花と寒椿で詠み分ける違いは何でしょうか?/干しいも子
●季節的にあまり華やかな花など咲かない、寒くて暗い地味な毎日の中で、パッと明るく咲き誇る花、というイメージ。/間仁田彩
●山茶花と詠み分け難し寒椿 /花南天anne
●寒椿思ったより難しい季語でした。 一見簡単なようで楽勝かなと思いましたが、どうしてどうして手も足も出なかったし、考えれば考えるほど奥が深く中々納得した俳句が詠めませんでした。 椿の種類も多く色もいろいろありまして掴み処がない季語でしてね。 まあ、どうにでもなれとやけっぱちで投稿致しましたので、よろしくお願い致します。 俳句は奥が深いですので、呆け防止に最適です。 負けてたまるか絶対「天」をとるぞ・・・今に見ていろ!/山口雀昭
○気合いは充分ぢゃ!(笑)

●寒椿というと雪を被った真っ赤な椿が思い浮かびます。真っ白の中に少しのぞく赤。秘め事というか意外性というか、押し隠した中からドラマチックなものが出てきそう。考えているといろんなイメージ浮かんできますね。/古都 鈴
●寒椿って雪を被った赤い椿のイメージ強いんですが、赤だけじゃないですよね?/古都 鈴
●寒椿の日本画は赤い花ばかり。でもネットで見る限り、写真はピンクの花がほとんど。寒椿は赤いと思い込んでいた私ですが、日本画の影響が強かったようです。/海野しりとり
●高浜虚子さんが奉納された能装束に椿を描いた室町時代のものを写真で見て美しかったです。うろ覚えな情報ですみません。/わこたんのまま
●椿は耐寒性があるとはいえ、北海道には自生しません。今回の季語は北海道民には不利でしたが、ネットや植物図鑑を駆使して何とか想像するに至りました。ネットがなければもっと苦戦していたのかもしれない、と思うとネット様様です。首からストンと落花するので一部では不吉とされますが、常緑高木なので神社やお寺に好まれ、多く植えられるのだとか。その辺も作句のヒントにさせていただきました。/よしざね弓
○北海道は自生しないのか?! 日本列島長いですものねえ。

●寒椿と冬椿の違いに悩みました。/令ちゃん@埼玉
●しばらく、「寒椿」と「侘助」の違いについて思索していましたが…ここはやはり、前にお送りした通り、自分の中にある「忍耐」のイメージを大事にすることにしました(「侘助」の可愛らしい見た目からは、そんな連想はし辛かった)。 このイメージが果たして、「寒椿」という季語の本意を捉えられているのか…。/多々良海月
●椿は、身近で見ることができ、親しみがあります。 ただ、我が家の庭にあるのは「山茶花」です。 椿は、花が落ちる、山茶花は花弁が落ちるようです。 /風間昭彦
●季語の寒椿は品種のカンツバキとは違うように思いました。季語の『寒椿』が掴めません。先人の句を参考にすると似てしまいます。/沢拓庵
●「椿」と「寒椿」の季節以外の違いが勉強不足/沢拓庵
●似て非なる「山茶花」との相違点、春の季語である「椿」との相違点、これらをどうやって句に出していけばいいか悩みました。もともと植物の兼題は苦手でかなり悩みました。寒さの中の赤、健気、凛とした存在…。あとは何だろう?皆様の句を見て学びたいと思います。/高橋寅次
●寒椿いただきましたが、どうも違うような、もしかしてと思うとアザレアでしたが・・・それでも同じように明るく赤く、寒い中見事に咲いています。/砂山恵子
●「葉籠りの花の小さきは冬椿 清崎敏郎」「一枝に花一つきり冬椿 三橋鷹女」で、なんとなく山茶花と見分けられるようになったような。山茶花は「山茶花は咲く花よりも散つてる 細見綾子」「山茶花や落花か>りて花盛り 鈴木花簑」という感じかな、と。/黒子
●「寒椿」についてよく調べないまま 我が家の椿のイメージで投句してしまいました。 その後調べてみると下記のような解説が。 兼題の考察 本意を知ることは基本のキだと反省した次第です。 ●ポトっと首から落ちる散り方をするのがツバキ。 花びらで散るカンツバキ・サザンカとは、そこが大きな違いです。 カンツバキは1枚ずつ花びらが散るところが美しいですね。 地面に落ちても、美しさはそのままに。 ゆっくりと赤い色が土の色に変化していく過程も綺麗です。 /根なし草
●花言葉は、「謙譲」「愛嬌」「申し分のない美しさ」/佐々木葉一
●寒椿は山茶花と似ていて実際見つけてもどっちなんだろうと考え込むことが多かったです。いろいろ違いを調べて初めて知ることが多かったです。/竹内桂翠
●寒椿、傍題に「冬椿」がありました。 寒椿=音読み・訓読み 冬椿=訓読み・訓読み  音の感じからなのですが、寒椿だと、まだまだ寒い冬で健気に咲いているイメージ。 一方、冬椿だと、冬あたたかな中咲いているイメージなのかな?と思いました。/南方日午
●「寒椿」は、五音で完結・凝縮した言葉なので句の中で浮き出てしまう感じがしてなりませんでした。こうした季語の扱い方にコツなどはあるのでしょうか?/斑山羊
●「寒椿」これだけで、とても美しい響きですね。「椿」だけでは春の季語、ですが落椿の意味がよく連想されるように見えます。ところが、それも越えて凛とした花が夏にも負けずに咲き誇る、というような気高さや色彩イメージが「寒椿」にはあるような気がします。/榊裕江子
●寒椿、これ、私にとっては一番つらい「ウインターブルー」(日差しが短くなると気が重くなる) の時期に、実際に山茶花や後述の寒椿の鉢植えを見てです。 実は冬椿は葉があるし囲いの中で咲きますが。寒椿は「囲いなし」が多いのです。 これが区別、それと寒椿は目立つ葉がありません。 (あるのはあるのですが小さいです) あと山茶花と寒椿の見分け方、ものすごく難しい。 しいていえば葉の形でしょうが。咲く時期もありますし。サザンカ群 野生の山茶花(ヤブサザンカ)から作出された園芸品種です。藪山茶花は10月頃に花を咲かせます。花びらは一重や二重などで樹形は自生種に似ています。 カンツバキ群 山茶花の園芸品種である「カンツバキ(獅子頭)」から作出された品種群です。花びらの数が多く八重咲きや獅子咲きなどとても華やかです。11月中頃から2月まで花を咲かせます。 見たいというと一鉢くれました。案外と簡単に育つということです。冬椿とは性質が違うとのことです。 だから私も寒い日に山茶花を見て作句してもいいのでしょうね。/砂山恵子
●個人的に、冬に可憐に咲く「寒椿」からは「忍耐」、転じて「静」のイメージを受けます。 これに対して、同じく冬に似たような花をつける「山茶花」からは、何となく明るいイメージを受けます。たくさん花びらを散り敷く様や、童謡「たきび」の歌詞に登場することが理由でしょう。この二つの兼題を差別化する上で、この感覚は大事にしたいと思います。 もう一つの気がかりとして「侘助」という比較対象があります。こちらは実物を見たことがないので、大きさの違い以外のイメージは掴みづらい。もう少し精査を要しそうです。/多々良海月
○皆さん、色々に調べてくれております。俳句以前の、知的好奇心を満たす楽しみ。それもまたよし♪

●椿は椿油が女性の髪につけられたりとしていることから華やかさを感じるイメージがある一方、住宅街の玄関に咲いていたりと親しみもある植物ですが、全体的に女性的なイメージがあると思われます。 今回は巫女(若い女性)と母親に合わせてみました。/平井伸明
●寒椿は春の季語椿の字を含む冬の季語。冬薔薇と比べたらかすかに未来志向? でもやや不遇感あり? 寒梅と比べたら視覚的に華やか? でもちょっと脆そう? …なんだか比べてもいまいちつかみがたい感じがします。私がもともと椿に冬のイメージをもっているせいかもしれません。実家の椿は冬に咲いていたので。もう少し考えます。/離松
●今回の席題(寒椿)温暖な伊豆大島では一万年前のヤブツバキの化石が発見されたとか  今でも多種多様なツバキは人々の心を魅了しています  水夢/水夢
○伊豆大島の椿油、桜島の椿油なと、ワタクシ愛用しております。

●寒椿について調べる過程で、松山市の花が椿だと知りました。1月28日を「いい、つばきの日」に制定していて、3月にはつばき巡りウォークをするのだとか。吟行にはもってこいの素敵なイベントですね。先生や正人さんも参加されたりするのでしょうか。/緋乃捨楽
○去年は参加したように思います。(昨日食べたものも思い出せないワタシですが~苦笑)今年は、オファーいただいてない?かも。

●梅沢富美男さんの『命散らせて』という歌に寒椿が出て来ますよね。この歌に出会うまでは、寒椿の花言葉の「愛嬌」や「謙譲」というイメージが脳内に浮かんでいたのですが、歌を聴いてから少し違う方角に発想を飛ばしました。/次郎の飼い主
○まさか、梅沢のおっちゃんが出てくるとは~(笑)

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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