俳句ポスト365結果発表

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第242回 2020年4月16日週の兼題

梅雨寒

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
梅雨寒や そろそろ迫る 地区大会 小林番茶
箸一本 珈琲の渦 梅雨寒し アミュー
コロナにて コロリと去りぬ 梅雨寒し いのうえどらこ
梅雨寒に 萌え袖の君 遠いまま かたおかルナ
梅雨寒や 歯医者の予約 恨めしき きどともゆき
梅雨寒に 絶えまぬ野良の 草むしり じおさこん
梅雨寒も 温めてしまう ホットミルク ちっちゃいまーちゃん
梅雨寒や タイマーが告ぐ 換気時 つぶらだまさこ
コロナ渦 野山は茂 梅雨寒 テラゴン
梅雨寒や 朝に小説 手が止まり ふるむーん
梅雨寒い 終わりなき日々 コロナ菌 まずまりこ
母の荷に ホームシックか 梅雨寒し マミタス
梅雨寒や 景季祀る 孤島の碑 梶原宣俊
梅雨寒し スクリーンセーバーは 花が舞う 弦おと
梅雨寒や 蛙の引っ越し先を 問う 玄久
梅雨寒し 早昼飯に 豆腐汁 鵠洋
雨模様 梅雨寒の朝 老犬と 山本明美
梅雨寒や 黒塀かさに ガクアジサイ 手賀翁
梅雨寒の 空見て願う 明ける日を 春日部 俊爺
梅雨寒や そろそろ迫る 地区大会 小林番茶
梅雨寒や さえずり響く 休校の庭 上杉りつ女
梅雨寒や 再び寝入る 老猫と 上木 暁月
つゆ知らず 梅雨入りしてた 梅雨寒だ 常夏の少年
梅雨寒に 引き出す布団 馴染みの模様 真理
帰り道 梅雨寒の風 犬はしゃぐ 酔いどれ眠じ
母待てり 梅雨寒デイの 送迎車 大嶋日出子
梅雨寒の朝 下向き歩く 細道を 中島段柑
梅雨寒 こっそり洗う 厚じゅばん 半青
松の木に 背伸びする龍 梅雨寒や 美愛神
梅雨寒や 父の膝を 奪い合い 満月と月
梅雨寒に 仕舞し服の 箱を開け 藍青
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。

吟行の、集いや外は、梅雨寒し。 小倉嘉治
●吟行の予定をしていたこの日は北風の強いとても寒い日になってしまいました。 /小倉嘉治
○俳句は、句読点を必要としません。一行で書くことも含めて、この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
梅雨寒や紀州の梅の熟す頃 PON
パン黴びて昼飯抜きか梅雨寒し かまど猫
梅雨寒や濡れた花びらさつきかな 雅咲
梅雨寒に日陰から蛙飛び出す よつ葉
風香る五月の空にも梅雨寒 京子
梅雨寒や蛍消え入る滝の音 合歓
紫陽花も震えるような梅雨寒や 森田千絵
梅雨寒やぐんぐん育つプチトマト 翠代
梅雨寒や籠り集うはトマト鍋  
梅雨寒の夕焼け凝る水たまり 楠青庵
梅雨寒や蝸牛はのんきに一廻り 悠々亭
夢ここち田植え終えたり梅雨寒し 14橘貞山
濁流と草木が映える五月晴れ 5月
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

球拾う田中にやませか梅雨寒し かごやまのじっちゃ
●一句目同様、田のなかで球拾いをするときは当然裸足で、日によっては足先がしびれる程の寒い日もありました。時折の異常な寒さを「やませ」に託してみました。この時期の特に寒い日を強調するため、「・・・やませか梅雨寒し」としましたが、季重なりでダメな使い方でしょうか。お教えください。/かごやまのじっちゃ
○聞き慣れない人もいるかと思いますが、「やませ」は夏の季語です。大判の歳時記、ひょっとすると電子辞書の歳時記ならば載っているかもしれません。この句の場合は、「やませ」を季語に立てて、その異常な冷たさを描写するほうが、得策でしょう。

●遍路傘は季語になるのでしょうか?また季語になるなら、梅雨寒と遍路傘はどのようにして使えばよいのですか?雨傘は夏の季語になるのでしょうが.../カモメ
○句とコメントは、別々に届くので、カモメさん作の該当する句を探し出す余裕がないのですが、「梅雨寒」の遍路と書かずに遍路だと分かるように書く方法はあるかと思います。ちなみに「雨傘」を季語としている歳時記に出会ったことはありません。(ネット上の歳時記の中には、予想外のものを季語にしていることがあって、驚いたりもします。)

◆兼題の考え方
だんだんとわかってきたよきみのことうれしいときはちいさく怒る あきおと
○これはどうみても短歌、五七五七七ですね。五七五の俳句をお待ちしています。

冬眠の夢は 青い光に 色褪せる GAMNYUM
物干しの マスクの向こう 燕舞い えこじろー
コロナ禍を 去らんとやせむ 春の雷(いかづち) とも
落ちている マスクを拾うか 夏の道 ゆううじ
曇り夜を 気ままに踊る スターチス 小室 芽美
コロナ禍に 紅白そめる ハナミズキ 卓庵
君いない、春雨のなか、一人行く。 童人
でかい麩に負けじ味噌汁ネギ坊主 森下博史
山芽吹く帰るすべなし草団子 吉川一元
かわせみの眼光するどく魚とる 秋桜
木漏れ日が透けて散りゆく藤の屋根 馬行
青葉風やいのやいのと鳴く烏 夢多英
●兼題は絶対に使用しなければいけませんか? 俳句は初めてなので教えて候/常夏の少年
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、6月24日24時締切の「蝉」です。ご投句お待ちしてます♪

◆季語深耕
梅雨ぐもりつづき樹影の寒さかな 井上喜代子
遡るLINEの敬語梅雨の星 高野直人
○「梅雨ぐもり」「梅雨の星」は「天文」の季語。なぜ「梅雨寒」が時候の季語になっているのか。歳時記によっても、ブレがあるようです。

●梅雨の季語を調べていますと、「梅雨」「空梅雨」「梅雨晴」は天文の季語なのに、「梅雨寒」は時候の季語だということがわかり混乱しています。「梅雨寒」は必ず毎年起こることでもないし、どちらかというと天文の季語に分類されてもいいような気がするのですが。「季語深耕」のコーナーが楽しみです。/山内彩月
●「梅雨寒」は、仲夏の時候の季語。梅雨の頃の季節外れの「寒さ」。★同じ時候の季語に「入梅(6/11頃)」「梅雨明(6/11から30日後頃)」があり、この2つは「時期」を指している? ★「梅雨」は天文。岩波国語辞典には「雨期」のこととある。が、歳時記では天文に分類されているので、その時期の「雨」そのものも指しているのでしょう…★「五月雨」も天文で、梅雨のことを指すのですが、旧暦5月の長雨の「雨そのもの」のみを指すらしい。(角川書店 「俳句歳時記 第五版 夏」)★…先日の「春暖」に似て、梅雨の「寒さ」をどう表すのか。作った俳句を見直すと「梅雨湿り」「梅雨曇り」などの「梅雨」の傍題との替えがききそう…★因みに「梅雨寒」の傍題に「梅雨冷」がある。違いは何でしょうか?「寒」は「寒い」で形容詞→性質・状態を表し、「冷」は「冷える」で動詞→作用・変化を表すということでしょうか?★…トマト使いさんも以前おっしゃってましたが、結局すりいぴいさんや組長のこの俳句道場・天地の講評頼みです。ホントのところはどうなのかなぁ。/黒子
○すりいぴい君の調査でも、歳時記によってブレがあることが分かります。以下、参照して下さい。

●梅雨寒(つゆさむ(つゆざむではない)、仲夏)、は「カラー図説日本大歳時記 夏」愛用版(講談社、1989年)。においては「時候」「天文」の両方に記載されている(「天文」では「梅雨」傍題扱い)ひとまず上記歳時記の「梅雨」には以下のように。「立春から一三五日目、六月十一、二日の入梅の日から三十日間を言う。昔は芒種の後の壬(みずのえ)の日を梅雨の入り(ついり)とし、小暑の後の壬の日を梅雨の明けとした。五月雨の時節で、暦の上では入梅・出梅の日ははっきりしているが、気象上の梅雨はかならずしも一定せず、五月雨そのものも梅雨と言っている。揚子江流域とわが国特有の霖雨であるが、北海道にはあまりはっきり見られない。梅の実が黄熟するころ降るので、梅雨(ばいう)と言い、物みな黴を生ずるので黴雨(ばいう)とも書く。豪雨ではなく地雨で、降りみ降らずみの天候がつづき、だいたい六月二十五日から三十日ぐらいまでが頂上である。日本の南方沖に定常的にできる梅雨前線によって生ずる。また梅雨時に連日陰雨が降り続いて、寒冷を覚えるのを梅雨寒・梅雨冷と言う。青葉の季節なので、青梅雨とも用いている。~略~ 盛んに作られだしたのは、大正期以降であろう。~略~」(上記「カラー図説日本大歳時記 夏 愛用版」山本健吉)。
★「時候」では「梅雨のさ中、北からの寒気団が南の温暖前線を再び追いやって、すっぽりと日本を蔽うと、にわかの冷雨となる。新緑の梢に降り注ぐ雨はくろぐろと幹を濡らし、石の肌はつめたく光る。夜はもとより、昼とてもなにやら火の気の欲しいような、肌寒い感じがする。このようなとき、北海道では降霜結氷を見ることもあるという。それがながく続くと冷夏冷害をもたらす(同、山本健吉)とある。仲夏。傍題:梅雨寒し・梅雨冷・寒き梅雨。
★「いちばんわかりやすい俳句歳時記 春夏」(主婦と生活社、2017年、辻桃子=阿部元気)では「梅雨寒」を「梅雨」とは別項目にしている(講談社歳時記と異なり「つゆざむ」と仮名あり)。「梅雨時の寒さ。長く続くと冷夏となる」。傍題「梅雨冷」。
★河出の歳時記でも「「梅雨寒」(つゆさむ)を「時候」に分類し、「梅雨」の傍題には含んでいない。「梅雨のあいだの低温のときをいう。北方の寒冷気団が強く、太平洋の暑い気団が日本を覆いつくせぬときにおこる。北海道などでは霜が降ることもある。<本意> 昭和になってつかわれはじめた新しい季題。夏の間という気持ちと実際の寒さに違和感があり、一枚着るものをふやしながら、気候不順の思いを抱いたりする」。(「新歳時記 夏」(河出文庫、1996年、平井照敏)。傍題:梅雨寒し、梅雨冷。そしてこれぞ「梅雨寒」の一句として、とびからす病者に啼いて梅雨寒し 石橋秀野 を平井は挙げる。
★ 本サイトは講談社の歳時記をたしか底本としているが「時候」の季語と考えてよいかと思う。かといってどうすればいいというセオリーは示せませんが。しかしそのような頃ということはできるかと。「梅雨」と「梅雨寒」。やはり「寒」の一字の違い。しかし寒いことを強調すれば「冬」の感じとなってしまい、「冬の雨」とどう違うのか。寒い寒いではなく、平井照敏氏が言うように、夏なのに肌寒い、という感じだろうか。映像を持たない季語ということに注意。また触感(肌感覚、温度、湿度)が強く、聴覚が少し。匂いはやや黴くさいような。直接の視覚はないけれど、背景に木々の緑が感じられる。あまり気に入った句がまだ詠めず、季語深耕はここまで・・。残念。まあ最大の悩みどころは「梅雨」そのものとの詠み分け・・。/すりいぴい

●●「梅雨寒」季語六角成分図より。 (視覚)厚い雲(乱層雲・積層雲)、雨と水たまり、傘、灰色の街と青葉の山。(嗅覚)雨、土の匂い、生乾きの洗濯物?(聴覚)雨垂れ。(触覚)冷える身体の各所、不快な湿気、張り付く服や紙、水浸しの靴。(味覚)なし。(連想力)体の不調、不活性、死。季節外れの寒気への驚き。いらだち、孤独感、不安、哀しみなどの負の感情。おどろおどろしさ。 ★季節+気温という成り立ちの時候の季語で、触覚以外は具体的な感覚を持たないのは春暖と同じですが、名詞形(梅雨寒、梅雨冷)としても用言(梅雨寒し)としても使えます。梅雨は別の季語となるので、雨や湿気を前提としつつ「寒」の一文字を活かせているかが一つのポイントになるかと思います。 ★例句を見ると負の感情や身体感覚、不活性さなどが取り合わせられていることが多いようです。怪異や死を描いた句もあって興味深い。こうなると梅雨寒で明るい句を詠んでやりたくなりますが、これはかなり難しかったです…。/碧西里
○ベトナム在住の碧西里の「明るい句を詠んでやりたくなる」という志もいいな。色々やれる可能性はある季語かもしれません。

◆季語雑学部
●季語雑学部  4月の半ば頃だと20℃台前半の気温は暖かく感じますが、梅雨時期に同じ気温は肌寒く感じます。気温で言えば20℃~22℃くらいを梅雨寒というらしく、そこに風が吹くとより寒さを感じます。ちょうどこのくらいの気温から、食べたくなるものに変化が起きるというデータがあり、20℃を超えるとアイスコーヒーが飲みたくなり、22℃でざる蕎麦、22℃~23℃でアイスクリーム、23℃でメロン、24℃でスイカ、25℃でビールや麦茶、ソフトクリーム、26℃~27℃で冷やし中華や素麺、29℃以上で氷菓、かき氷が食べたくなってくるようです。32℃を超えると、アイスクリームよりも氷菓やかき氷の方が食べたくなると逆転するそうです。反対に15℃以下になると鍋物が恋しくなるようです。/山香ばし
○この温度情報って、「梅雨寒」を時候の季語と考える場合、大きなヒントになるような気がしてきたぞ。

◆俳句文法研究部
●Twitterで書いた事をちょっと改訂しております 助詞「は」は「(他のものはいざ知らず)○○は」と○○に限定することになります。「○○は△△」と言ったとき、○○と△△の乖離具合に詩的オリジナリティと詩的リアリティ(←ウェンズデー正人氏の受け売りやな(汗))あったら面白い断定になったりするとは思いますが、距離感というのは難しい。/ひでやん
○Twitterとやらがよくわからないので、ひとまず、載せておくよ(笑)。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●湿度のある寒さ。/こま
●じめじめだけど凛凛と。 /トマト使いめりるりら
●寂しくってやりきれない。今の新型コロナウイルスの時代に似ています。/砂山恵子
●梅雨寒、読み方は「つゆざむ」だけなのでしょうか? 「ばいうかん」とかはダメ!?/お調子亭ノリ太郎
○「ばいうかん」はあり得ないと思いますが、「つゆさむ」「つゆざむ」ここは歳時記によってブレがあります。季語深耕にも、その情報ありましたね。

●梅雨寒は、あめがしとしとな感じがするが、ザアザアぶりも含まれるのか、ザアザアの場合もっとよい季語があるのか? 梅雨寒やトタン屋で筍を煮る/無苦路
●「梅雨寒」という言葉に、思わぬ寒さに心身が冷えるというイメージをもちました。夏場は寒さに無防備な半袖で過ごしますから、余計に降りかかる寒さがこたえる。また、雨が降っていますから、足元からどんどん冷えてくる。そのようなイメージを汲んで、俳句をつくってみました。/ぺた
●梅雨寒はわりと使いやすい季語でしたが、どうしても、梅雨寒や、で切る句が多くなってしまいました。 単なる梅雨と使い分けが難しいですね。/ささくれ
●梅雨というとジメジメ、雨が降りこめる、等、薄暗い雨のイメージがありますが、「梅雨寒」というと、そこに「寒さ」がプラスされることで、目で見る雨の風景だけでなく、体感や心象風景が加わるように思えました。/音 のあ子
●梅雨寒、今までの季語の中でも作り易く感じました。例句を読んでもわかります。6月の雨の日生まれなので、自分の本質に通じるものがあるのかもしれません。薄暗く、ストーブが欲しくなる位寒く、洗濯物は乾いたのかもわからず、出掛ければ冷たく濡れるので、好きではないのですが。そんな時は鮮やかな色や人や食べ物の温かさを嬉しく感じます。/夏 湖乃
●梅雨でさえ嫌な気分にさせられるのに、それが寒いときたら、さぞ憂鬱な気分になるのでしょう。 「梅雨寒」は、そういった寂しさが混ざった気持ちを描くに似合う季語だと思いました。/丘山水羊
●うっとおしい湿度や気温、空気感で、外にも家にもいづらい、我慢してこもっている期間のようなので、爽やかな飲み物や食べ物を逆に連想しました。カルピスゼリー、メルロー、良質な音楽が流れるような古くからの喫茶店・・・そのような、類があれば、気分を少し思わせぶりに、保ちながら長い梅雨も乗り切れそうです。/間仁田彩
●梅雨寒は今,雨が降っているというイメージですが季語としてはもう少し,広いイメージでしょうか?/沙無
●湿度や、曇った空、そして、アジサイの青・・・そんな、少しどんよりした重たい空気の中、ただなんとなくいたずらに時間が過ぎる・・・そのようなイメージです。/間仁田彩
●暗い雰囲気や状況を読むと月並みな句になりがちですが、無理に明るい句にしてしまっては季語を活かしきれない句になってしまう、中々難しい季語でした。/海老
●できた句を読み直すと、「梅雨寒」じゃなく「梅雨」でもいいじゃん、とその差別化が難しかったです。 寒くても梅雨の景色や気分はありますし。 プラスアルファの何物かということでしょうか。/むげつ空
●梅雨寒、梅雨冷に大きな差を見つけられず、どちらを使うのが最適か決めかねてしまいました。/東京堕天使
●あまりにも的を得ていて使いにくい季語です。効果的な使い方を学びたいので教えてください。/百隠
●調べてみたところ、「梅雨のころの季節外れの寒さ」とありました。心もとない感じ……なんだか色んな場面に使えそうな季語ですね。不安な感じ、寂しい感じ……いいなぁ、梅雨寒好きかも。笑/日々樹 愛(ひびき めご)
●梅雨寒を意外と間違って覚えている人があるようです。歳時記や辞書で確認することは大切ですね。/忍冬
●今回は「梅雨寒」。時候の季語だそうですが、天文にもちょっと席を借りているような印象です。自分の中では、梅雨寒=梅雨冷えです。若い時は傘というものを持つのがもどかしく多少雨に濡れるのなどいとわなかったのです。しかしある時、梅雨の雫に濡れるままにしていたら、それまで感じたことがない寒気が・・・。もしかして、あれが「年を取った」と感じた最初のことだったかもしれません。と、珍しく兼題季語と具体的なイメージが一致した今回なのでした。/榊裕江子
●「梅雨寒し」とするか、「梅雨寒」+助詞 とするか、どのようにすると梅雨寒という季語が活かせるだろうか、とたくさん考えました。/南方日午
○考えると、脳が疲れるんだけど、それなりの充実感もあります。それが作品に生かせると、疲れも吹っ飛ぶんだけどね♪

●兼題季語は必ずそのまま、 俳句に入れるのがルールでしょうか?/春日部 俊爺
●季語が4文字のように長い場合の入れ込み方を知りたい/でんきゅう
●梅雨寒とありますが、梅雨寒しいと詠んでもよろしいのでしょうか? また、その使い分けを教えて頂けましたら幸いです。/ふるむーん
●梅雨寒という季語を五文字にするには「梅雨寒や」や「梅雨寒し」の他に、どのような方法がございますか。/れい
●つゆざむは4音、てにをはをプラス1音して、五七五にして使った方が良いのか、4音そのまま使った方が良いのか、まだ、破調と言うものがよく理解出来ない。 破調とは、なんでしょう? 単純に五七五では無く、他に意味があるのか、知りたいです。 /吹子
●「梅雨寒」を「梅雨寒し」と使ったのですが、これは兼題を読みこむというルールで許されるのでしょうか?/瀬尾白果
●「梅雨寒」という季語の「寒」という漢字は、「梅雨」の鬱陶しい気持ちに加えて、心が寒くなるような思いをしたときに使ったらいいのかなと思いました。/打楽器
●上五に7文字以上使ってもいいですか?/鷹雪
●下五に「梅雨寒し」とすれば形容詞の終止形で終わる(切れる?)ため、どのように一句を切るべきかという点をずっと考えました。投句の中には、一切切っていない句も存在しますが。/る・こんと
●兼題季語の傍題「梅雨寒し」について、調べてみても答えが出ませんでしたので、質問させてください。今回、当該季語を「梅雨+寒し」という「文」で捉えて使いました。 しかし、「梅雨寒+し(活用語尾)」の「形容詞」の可能性も否定できないことに気が付きました。「形容詞」であれば、主語もしくは被修飾語となる名詞を別に用意したほうが収まりがいいように思えますし、逆に「文」であれば、くどく感じます。 手元の小歳時記(水原秋桜子編)では、梅雨寒にわざわざ「つゆざむ」とルビが振ってあります。とすると、「梅雨寒し」が「文」であれば「つゆさむし」、「形容詞」であれば「つゆざむし」となるのが自然と思います。後者は耳になじまないので、「文」と捉えて差し支えないでしょうか?/能登あつし
●最初の方の投句では「梅雨寒」を名詞としてつかう句ばかりにしていたのですが、いろいろ例句を見ると「梅雨寒し」とか「梅雨の寒さ」みたいのもありなのですね。兼題はなるべく出されたそのままで作ってみようと考えているのですが、今回投句期間も長いのでバリエーションにも挑戦してみたいと思います。/離松
●「梅雨寒し」と終止形で言い切る時と、「梅雨寒や」と切れ字で詠嘆する場合と、「梅雨寒く」と連用形で続ける場合と、それぞれニュアンスが違うように思いますが、はっきり区別がわかりません。どのような時にどれを選べばよいのでしょうか?/安芸彦
○いろいろな疑問も浮かんでくるとは思いますが、火曜日の俳句道場から金曜日の優秀作までを、丁寧に読んでいくと、様々な疑問の答えが見つかってきます。自ら答えを探してみる。それが俳句の筋トレです。ハイポニストの仲間たちも、様々な情報を提供してくれますよ。例えば、以下のように。

●今回の兼題季語は、語の変化をつけやすい類の言葉でした(私にとってです:本当か?!)。「梅雨寒し」「梅雨寒く」「梅雨寒の」「梅雨の○○(名詞)寒」などのバリエーションが考えられたので、自分の選んだ言葉にくっつけるのが容易だったのです。その前に、自分の感性で探った言葉の価値が問題ですが。  季語検索で見つけたこの句「梅雨寒し白い方程式の中(対馬康子)」は、私のために作られたような句です。作者もきっと、数学が苦手だったに違いありません。/榊裕江子
●『梅雨寒』という季語の例句を調べてみると、死の匂いがするかなり怖い句もあれば、何かあたたかいイメージの俳句の種と取り合わせて、季語が持つ冷たさと対比させた句もあり。同じ季語でも、そのように表現の振れ幅を広げられるのですね。兼題があると、一つの季語を深堀して様々な学びを収穫できますね。/桃蓮まらん
●「梅雨寒」を考える前に、まず「梅雨」を考えてみました。歳時記によると、「梅雨」はジメジメと降る雨そのものでもあるが、その雨の降る時節のこともいうらしく、分類上は天文。それに対して「梅雨寒」の分類は時候で、梅雨のころの冷えに重心があるようでした。よって、雨そのものを詠むよりも、冷えに重きを置いて詠むべきと考えて作句しました。梅雨のもっているどよんとした雰囲気をイメージしつつ、時候の季語なので、その他のフレーズでできるだけ映像を思い浮かべられるように努力しました。/高橋寅次
●総索引を見ましたら、「つゆさむ」と「つゆざむ」がありました!!濁らない「つゆさむ」は「露寒」。秋で、しかも天文!「冷たい露のもつ具体的な印象に結び付いている」(角川書店「俳句歳時記」)そうです。粗忽者のは私は、ひらがなで投句してないかチェックします!/黒子
●梅雨寒と梅雨の違いが分からず大混乱したので、まず時候(梅雨寒)と天文(梅雨)の違いを辞典で調べました。時候(気候のこと)は温度、湿度、雨や雲の量などの長期間の変化を 「平均した」天気の状態のことだそうです。 天文とは、天体の諸現象であり、雨や風など具体的なもののようです。ここから、時候の梅雨寒は、一年の中でも平均して温度が低く 雨、雲が多い状態を指すと認識しました。また天文の梅雨は、雨という現象が主で 時期のことも含まれる季語だと解釈しました。次の段階ですが 今まさに降っている雨を描写する句はやめました。雨を描くなら天文の梅雨のほうがいいと思ったからです。また梅雨寒が持つ「かなしいな」という気持ちを表す句をとにかく作ってみました。 (ちなみに私は太陽が当たらないことでできる「白」も梅雨寒に合うのでは?と思いました) (「寒さ」を活かすのが難しかったです(汗)) 作り終わったあとのことも少し。 自分の句はどんな「かなしいな」だったのか考えると 季語とどう向き合ったかより深くつかめる気がしました。私の場合、さみしい、痛い、ぎょっとする、嘆く、不安という感情もふくまれた 「かなしいな」だった気がします。 ということはこれとは違う表情の「かなしいな」を探ると 今までとは違う句もできるかも?と再チャレンジ中です。/小鳥ひすい
●図書館が閉まって本屋にも行けず、トホホなのですが、句会を主催されていた牧師の蔵書に、平成17年6月の角川書店『俳句』を発見。入門特集「梅雨の句の面白さと難しさ」があり、兼題「梅雨寒」の例句に「梅雨寒の病むだけ病みて出なほさむ 大串章」と「梅雨寒や手触れてくもる輪島塗 村上喜代子」がありました。二作とも、梅雨のマイナスイメージをプラスに転じています。諸氏の解説から、梅雨が雨そのものではなく期間である(実際の雨は「五月雨」である)こと、「変化」を作句の支点にする、「梅雨の説明をしない」ことに留意するべきであり、寺島ただし氏が「梅雨らしさにとらわれない」よう「梅雨の既成概念ではなく、己の実感で句を詠むことが肝要である」と書かれていたのが考えるヒントになりました。梅雨は傍題の多い季語で、日本人とこの時期の関係の深さを感じます。「春暖」に続き今回も、傍題をいかに詠むかの兼題ですね。例句のようにマイナスをプラスに変えるような句を詠みたいなと思いましたが「寒」が付いていてなかなか難しいです。/わこたんのまま
○例句にはどんなものがあって、兼題季語をどのように解釈して詠んでいるか。そこから季語の本意を類推するのも勉強の一つです。

●梅雨寒は東日本で顕著なのですね。私が住んでるのは気候の安定している広島県なので実感しにくいのかも。/史季
●俳句を詠んでいると、特異な季語と思わされます。その一つには夏なのに「寒」が入る事。俳句を通して寒さを感じさせつつ、暦は夏だと感じさせないといけない。そんな事を気温30度という「暑さ」となった5月11日の京都で考えました。/京野さち
●北海道には道南地方を除き梅雨そのものが存在しません(道南地方は蝦夷梅雨、本州以南の梅雨とは別もの扱いです)。とはいえ、実は北海道にも梅雨寒と似た状態の地域があるのでは、と思っています。釧路・根室地方は真夏でも20℃を超すか超さないかの気温で、海霧のため湿気った空気が漂っていることを、釧路在住経験有の同僚から聞いたことがあります。真夏でもスッキリとした晴れがないという話でした。梅雨寒とはまったくの別物だとは思いつつ、イメージとして使わせていただきました。これが吉と出るか、凶と出るか。…多分凶になりそうですが。/よしざね弓
●北海道には梅雨は無いと言われますが「蝦夷梅雨」というものがあります。大体、北海道で冬以外に降る雨は寒いので今回の「梅雨寒」はイメージし易くてポンポン俳句らしき物が出来上がります。締切もいつもより長いので、まずは第一弾の投句です。よろしくお願いします。/中村すじこ
○「蝦夷梅雨」ですか。知らないことがまだまだあるなあ! 勉強させていただきます。

●先日『春暖』で初めて投句をし、その結果発表で、ハイポニストの方々がどれほど深く季語を掘り下げているかを知って驚きました。季語の本意だけは意識しようと心掛けていたつもりだったのですが、傍題という存在や、その季語ならではの理由など、俳句を磨く術は多岐にわたって存在するのですね。自分ももっと、言葉を深く研究し、いつか、いつき組が名乗れるハイポニストを目指してがんばりたいと思います。/濃イ薄イ
●いつもお世話になっております。「春暖」の回、見事大失敗でした。「あたたか」で詠んではいけなかったのですね。なぜわざわざ傍題が兼題として出されているのか、ということを考えなければいけない。「春暖」の回の学びでした。以前「茸」の回でも大失敗をしたことがありました。電子辞書に入っている歳時記では、「茸」の傍題として「舞茸」「椎茸」「月夜茸」があり、そういう季語を使って投句したのでした。「茸」で詠んでいた1句だけ「人」にとって頂いていて、大反省した回だったにも関わらず、またやっちゃったー! 学んだら次に活かさねば意味がないですね。日々是勉強。/平本魚水
●春暖の天選に可笑しみと違和感をおぼえたのは私が初心者だからでしょか? その天選にならって、梅雨寒のおもさ大福ふたつ分 と詠んでみました。 秋冷だと、秋冷のおもさ煎餅二枚分 と詠みました。 楽しいけれど何か違和感が残ります。/糸川ラッコ
●「春暖」、「梅雨寒」といった季節の移ろいを表現する季語は、思いもかけない発見があって面白い!例えば、「梅雨寒なのに」なのか「梅雨寒だから」によって、まったく異なる状況や気持ちを表現することになりますよね。ミステリー愛好者の自分ですが、展開によってがらりと様相が変わる楽しさは、ミステリーに通じるものがあると感じさせられました。/宵待燈火
●締め切りの前に「春暖」の結果発表があり、まさに梅雨寒に通じるものがあると痛感しました。ただ寒いだけではなく、梅雨の時期である。ただの梅雨ではなく、寒さが強く印象に残っている。上手く使わないと、プレバト風に言えば「寒くない梅雨があったら持ってこい」などと言われてしまいそうです(ぬるい日もあるといえばあるが)。 以下は個人的な所感になりますが、私が重視したのは「肌の感覚」と「雨音」。前者は「刺すような」と形容されるような冬の寒さではなく、湿気を伴う、じとりとした寒さ。なるべく皮膚的な感覚に訴えかけると季節感を出しやすい……ように感じました。後者は「雨」の重要なファクターですよね。これを使えばかなり手軽に「ただ寒いのではなく雨の寒さである」と描写できますが、普通に使えば類想に陥りやすい上、「ただの雨」と「梅雨」の違いを如何に出すかという問題も生じてくる。効果的な利用が求められます。 /升 丁茶
○別の兼題の回にも、勉強のタネがありますね。その向学心こそが、俳句の筋肉を作ってくれます。

●「梅雨寒」ではないのですが、季語文字数が7とか10の場合、字余りで上5、下5に置くのか17音でつくるのか、わかりません。悩みます。教えてください。/丘るみこ
○十七音で作れたらカッコいい。そこを目指して、あれこれ言葉や語順を工夫してみるのが、俳句の筋肉をつけるためのトレーニング。

●ワンピースは音数が多いですが、意味が通じるならワンピと略すのはありでしょうか? 他の言葉においても意味が通じるなら略語は良いのでしょうか?/マムシ銀行
○ダメとは言いませんが、推奨はしません。

●季重なりや、違う季節のものが一句に入り込むのは良くないと言いますが、言いたいことを言おうとすると、どうしてもそれらが入り込んでしまいます。どうすれば避けられますか。/都忘れ
●絵に描いた季語は弱い、と先に組長の指導がありました。タイトルの季語と実際の季語と強弱二つある場合も季重なりとなりますか。例えば俳句の良し悪しは別にして、サイダー飲みながらアイスクリームの俳句を考えるのは楽しいな、アイスクリームをなめながらカワセミの動画を見るのもうれしいな、と詠んだとき、これも季重なりとなりますか。季重なりは望ましくないと聞いたような。タイトルでも季重なりは避けるべきでしょうか。/ブービー
○「タイトルの季語」という意味がよくわからないのだけど、実の季語と虚の季語を比較すれば、当然、実の季語のほうが強くなります。季重なりは、タブーではなく、高度な技です。ちょっとやそっとでは成功しないと思ってください。

●質問です。俳句は五七五が定型で気持ちの良い響きですが、字余りや字足らずは、何音まで許されるのでしょうか?これ以上(以下)はダメという決まりはありますか?教えて下さい。/風ヒカル
●無季の句も、またお願いします。/博さん
●方言は季語として、どの程度まで赦されるのでしょう。 たとえば、早苗饗と似た意味で使う(どろおとし)など。/真土
●夏井いつき先生 函丈 お詫びと御礼 春暖の投稿の際、プレバトにおける夏井先生の評「休場明けの春や大関突き落とす」につきまして先生の評に異を唱えるような不遜な投稿をいたしまして誠に申し訳ありませんでした。 にも拘わらず、お忙しい先生自らご丁寧なご指導をいただき誠に恐縮いたしました。 先生の暖かきお心と崇高な人格に敬意を表します。/好文木
●地名を俳句の中に使う場合というのは、例えば「小樽といえば運河」というイメージがあるものを使うのが一般的でしょうか?/砂楽梨
●初めてなので兼題とはどのようなことを言うのか。/小倉嘉治
○「兼題」とは、あらかじめ出題されるお題です。
 本サイトは、皆で同じ兼題に挑むことで、共に学ぶ場です。兼題季語以外についての質問疑問も沢山届きますが、その一つ一つに対応する余力(という時間)が、今ありません。
 そんなこんなの事情もあって、ユーチューブに『夏井いつき俳句チャンネル』を開設しました。そこで、よくある質問に一気に答えたり、さまざまな疑問について一緒に考えたりしたいと思います。俳句における用語・字余り字足らず・固有名詞などについてもいずれ話題にしますので、是非、そちらを観て下さい。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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