俳句ポスト365結果発表

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第243回 2020年5月14日週の兼題

翡翠

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

星だつて翡翠だつて石なんだ
蟻馬次朗
夕影に翡翠の羽破れさう
蟻馬次朗
引率の声明るくて翡翠飛ぶ
とりこ
がっこうにいくはずのあさ翡翠きれい
とりこ
翡翠の翼の裏にある秘色
めぐみの樹
かはせみの淵へかはせみ色の雨
めぐみの樹
あっかわせみ薬莢みたいにはじけた
高橋無垢
翡翠は来ないに賭けて負けまして
高橋無垢
翡翠を連れ来るやうな風が欲し
神山刻
翡翠や明け暮れのものうつくしき
神山刻
翡翠に遅れて匂ふ風の色
古田秀
翡翠に饒舌となる教師かな
古田秀
翡翠の嘴だいぶ長すぎる
ラーラ
恋慕とは翡翠見守るようなもの
ラーラ
石を抱く速さで落下する翡翠
GONZA
翡翠や天辺見えぬ御神木
GONZA
翡翠に一瞬水の傷つきぬ
あー無精
翡翠に今日を預けてをりにけり
あー無精
翡翠よ賢者の石を授けやう
あいだほ
翡翠や銀河が昼も見えた頃
あいだほ
かはせみきれい心がちぎれさう
あきのひなた
翡翠やバイオリンは空洞の震え
あきのひなた
翡翠や傷跡のあか星のあか
あまの太郎
かわせみ翔つ地球も太陽もまるい
あまの太郎
これまでで一番青くない翡翠
あみま
にこ淵は青で翡翠は透明
あみま
翡翠の去つてミサンガ失ひぬ
えむさい
翡翠や梢は水の音を乞ふ
えむさい
翡翠を撮って東京うつくしき
カオス
望遠砲四〇〇ミリで撃つ翡翠
カオス
暗き巣に育つ翡翠の煌めき
かつたろー。
翡翠や虹を食べたに違いない
かつたろー。
翡翠の声映るほど水昏む
きゅうもん@木ノ芽
翡翠の飛び込む地球の一昏
きゅうもん@木ノ芽
あづさゆみ音を狩る翡翠の嘴
ぐでたまご
爆撃機すべて翡翠だつたなら
ぐでたまご
鉱石を川へ投げてみたら翡翠
クラウド坂の上
翡翠や一羽は虹を作る役
クラウド坂の上
垂直に墜ちて翡翠弧に帰る
くらげを
翡翠の枝に天地のゆらぎあり
くらげを
あの翡翠は虹と絡んできたようだ
けーい〇
水清らかで翡翠は落ち着かぬ
けーい〇
かわせみはむしろ透明ではないか
さとけん
水も木も太陽も翡翠のなか
さとけん
翡翠や吊橋は戻れない位置
じゃすみん
翡翠のくはへてをるは月の詩
じゃすみん
かはせみてふ一握の玉放たれり
しゃれこうべの妻@玉(ぎょく)
かわせみやあをあを匂ふ放物線
しゃれこうべの妻
翡翠や散歩仲間の名は知らず
シュリ
魚の眼翡翠捉えた遅かった
シュリ
惜しみなき落下かはせみひるがへる
すりいぴい
翡翠や沈んだままの金の斧
すりいぴい
翡翠や川石は果てしなく墓標
せり坊
翡翠や筆洗に静けき水面
せり坊
翡翠よ嘴盗らるるな盗らるるな
ちゃうりん
翡翠や置き去りになる私たち
ちゃうりん
翡翠や剃髪の青年眩し
テツコ@第二まる安
翡翠の瀬の音を生む石数多
テツコ@第二まる安
何が可愛いって翡翠の黒目
てまり
翡翠が撮れてなんぼのカメラかな
てまり
唄を知らないカワセミが後ろの川に突っ込みぬ
トポル
川底に刺さりはせぬか川蟬
トポル
蒼白な月や翡翠鳴き損ず
トマト使いめりるりら
翡翠のきいきい夕陽抓みおる
トマト使いめりるりら
翡翠をひかりとみづの贄として
にゃん
かはせみがもどつてきたと大騒ぎ
にゃん
翡翠や清貧という見栄をはる
ふくろう悠々
翡翠や小舟はどこへ戻るやら
ふくろう悠々
翡翠の影置き去れるような狩り
ふるてい
翡翠の波紋なかったかにしづか
ふるてい
翡翠に打たれて出づる水の芯
ほろろ。
かはせみにえぐられゐたるみづのかげ
ほろろ。
翡翠の落下や秘色をぬすむ水
まこちふる
翡翠のいろを横取りする太陽
まこちふる
かわせみや心臓よりも蒼き音
まんぷく
翡翠の影動かざる留まらざる
まんぷく
遡る翡翠ひかりは水晶の象
めいおう星
翡翠やまなこを洗ふ朝の風
めいおう星
翡翠や不法投棄の冷蔵庫
或人
翡翠の川辺に寝そべってニーチェ
或人
翡翠や福建省の水硬し
伊予吟会 宵嵐
翡翠やB滑走路閉鎖の日
伊予吟会 宵嵐
翡翠と君が云ふならさうでせう
影山らてん
翡翠や夜には夜の羽の色
影山らてん
みづ幾たびの翡翠の嘴(はし)の疵
遠音
濡れしもの食みて翡翠ふつと失す
遠音
子供だけが見たきっと翡翠だった
横縞
風を濾したる一滴として翡翠
横縞
日陰れば翡翠いろををさめけり
可笑式
杭の翡翠ずつと杭の翡翠
可笑式
生臭き口で翡翠求愛す
火炎猿
翡翠の棘の痛みを舐める川
火炎猿
翡翠やサドルの傷は兄の嘘
絵十
翡翠にも同じ日はなく枝に揺れ
絵十
潜るほどに翡翠色を濃くしたり
樫の木
翡翠の嘴に呑めなさそうな魚
樫の木
かわせみの風聴く顔をしてゐたり
かわせみやフィリピンパブの裏は川
翡翠や山を見上げる測量士
亀田荒太
次のコマ翡翠魚を咥えたる
亀田荒太
錆びし眼の端を確かに翡翠が
吉行直人
翡翠の糞だ貴族に売れさうだ
吉行直人
かるがると空を手に入れ翡翠は
久我恒子
翡翠の降下ひかりをたたみつつ
久我恒子
翡翠や助走なき助走の静か
久蔵久蔵
翡翠や音消ゆる張りつめし弓
久蔵久蔵
翡翠や禊の川のたそがるる
宮永 風太
翡翠の声紋のこす窪みかな
宮永 風太
去るまへに翡翠すこしみづを見る
玉庭マサアキ
翡翠速し水面に色のつかぬほど
玉庭マサアキ
翡翠の飛ぶ間に人は恋忘る
金子加行
せせらぎの音に翡翠磨かるる
金子加行
シャガールの夜空へ翡翠は死せり
月の道馨子
翡翠のゐてこの川は高画質
月の道馨子
翡翠は消えたり水門の奈落
古瀬まさあき
清流に翡翠の傷ありにけり
古瀬まさあき
回廊のやうな峡谷翡翠飛ぶ
古都ぎんう
翡翠の羽をこぼれて星の青
古都ぎんう
翡翠や静かに骨を洗ふ葬
光本 弥観
翡翠や陽を裏返す波の綾
光本 弥観
青春の青は翡翠のあをだらう
高田祥聖
学校をサボれば翡翠と遇える
高田祥聖
イボ焼いて翡翠に突き刺された痛み
座敷わらしなつき(8才)
かわせみや色はどこから生まれるの
座敷わらしなつき(8才)
焙煎の香を翡翠の色の縫う
山香ばし
祖父の祖父引きし疎水や翡翠来
山香ばし
翡翠は来ぬらし川は暮るるらし
山内彩月
入射角反射角かはせみちちち
山内彩月
濡れた翡翠もう一色見っけ
司啓
三日月だけが翡翠に似合う色
司啓
かはせみの飛んでからから光る空
鹿本てん点
かはせみよ母の指輪を知らないか
鹿本てん点
翡翠や青は心が見てる色
七瀬ゆきこ
台本の通り孤高の翡翠で
七瀬ゆきこ
翡翠が点火し僕は逢いたくて
酒井おかわり
逢いたいの気持ちが翡翠に変わる
酒井おかわり
翡翠に送られ翡翠に迎えられ
宗平 圭司
翡翠の気持ちのわかる朝かな
宗平 圭司
翡翠のいない川面のしづけさよ
秋熊
翡翠の羽ばたき大聖堂の鐘
秋熊
雨の日は雨に濡れたる翡翠かな
渋谷晶
翡翠と目があふ硝子の柩ごし
渋谷晶
かわせみや川底うら返すあそび
潤目の鰯
みどりなのかあおなのかかわせみなのか
潤目の鰯
湖統べて翡翠杭を動かざる
純音
翡翠や無音の傷を閉じて水
純音
翡翠に我が鳥葬の完成す
小川めぐる
翡翠に穿たれ水の華やぎぬ
小川めぐる
開通の式辞を賜わ あっ翡翠
小泉岩魚
痛い痛い空の波長が翡翠が
小泉岩魚
翡翠やこの川はまだ生きている
小鳥ひすい
かわせみの瑠璃は太陽のいたずら
小鳥ひすい
翡翠追う0.0002秒
小野 睦
翡翠に水打つ痛み旅終える
小野 睦
翡翠の羽で書く手紙届けよ
松井くろ
翡翠の舌先匂う魚清ら
松井くろ
潜る翡翠羽の合間に気泡
翡翠や渓流釣りに挨拶し
ひとり身は哀し翡翠藍深し
星埜黴円
翡翠の嘴で梳く己が背(おのがせな)
星埜黴円@横浜でも、田舎な我が家のあたりには、翡翠がよく見られます。先日、翡翠観察に行ったら、5mくらいの距離で10分以上、杭に止まってくれました。若い雄のようでした。じっくり観察し、写真のほか動画もたくさん撮ることができました。いつ見ても、不自然なくらいきれいな鳥です。
翡翠に日のさしそむる雨滴
青柿
翡翠の影には色のなかりけり
青柿
翡翠の艶はいつでも腥い
石川聡
川鯊と瀬音と翡翠と風と
石川聡
翡翠や陰性植物うす眼あく
石田将仁
翡翠を見ぬ双眼鏡を返しけり
石田将仁
翡翠やドブ川そばのぼくの部屋
赤馬福助
翡翠よぼくの死骸をくれてやる
赤馬福助
翡翠や暗渠の上に滅ぶ町
雪うさぎ
翡翠の川の形見の水神祠
雪うさぎ
あっちはカワセミそっちは人工着色料
足立智美
翡翠飛ぶぴしりと切れるシースナイフ
足立智美
掌の乾くカワセミ青くない
多事
翡翠出づ水の勾玉ちぎり捨て
多事
かはせみやみづはよろづのいろを知る
多々良海月
かはせみや岸に公害闘争碑
多々良海月
未来図は直線ばかり翡翠発つ
大雅
翡翠の違はぬ石に戻るかな
大雅
老いらくの恋翡翠は杭へと帰る
大塚迷路
翡翠の躓く不意の波碧き
大塚迷路
翡翠を葬るならば水葬で
短夜の月
ゆるし色ならず翡翠の羽の青
短夜の月
嘴の川面抉じ開けて翡翠
池之端モルト
翡翠と言えど朝から見るほどか
池之端モルト
翡翠の狙ふいつもの枝である
中岡秀次
翡翠の影ふかければ水深し
中岡秀次
かわせみや乞えばその瑠璃くれるのか
宙のふう
翡翠や飛ぶたび瑠璃の壊れけり
宙のふう
若魚に翡翠といふあかるき死
長谷川凜太郎
かわせみの嘴の鉄気や雨しんしん
長谷川凜太郎
翡翠の冥きを奥へ火屋の森
直樹里
袈裟懸けの切つ先となり翡翠は
直樹里
翡翠や移動図書館はもうすぐ
渡野しえん太
翡翠の速し町おこしは頓挫
渡野しえん太
翡翠の風のかけらを残す空
冬のおこじょ
翡翠や鋼の嘴の磨ぎ始む
冬のおこじょ
川蝉や木霊を宿す垢離場跡
内藤羊皐
翡翠の叛意匿ふ日照雨かな
内藤羊皐
翡翠来七人の子が消えた山
南風の記憶
翡翠の抉り取る水面の吾の目
南風の記憶
空震へけり翡翠の裂くるみづ
南方日午
翡翠や代々木の杜は未だ在るか
南方日午
翡翠やきらきらと婚約指輪
播磨陽子
翡翠の光に胸は射抜かれて
播磨陽子
翡翠の飛び立つ松のしなりかな
八幡風花
松に翡翠水面に五重塔
八幡風花
翡翠の俯角定めしよりの黙
板柿せっか
翡翠のおもさ人魚のうろこほど
板柿せっか
翡翠といふ飼猫の土産かな
比々き
翡翠を見失ひ川しやべりだす
比々き
翡翠や川面の光うまさうな
柊 月子
翡翠や湖を弔ふ美しき斧
柊 月子
翡翠が居ないとぱっとしない星
稗田鈴二郎
尾のふるえながら翡翠へ入る魚
稗田鈴二郎
翡翠の杭を離るる力かな
福蔵
翡翠よそこだけは潔癖の空
福蔵
朱の兆しかはせみの子の其々に
蜂里ななつ
空青し翡翠に嗚呼狩られたか
蜂里ななつ
空の寿命知つてゐるかに翡翠飛ぶ
北野きのこ
銀色の泡翡翠は濡れていない
北野きのこ
翡翠の飛び去れば空毀れけり
未補
翡翠の去って無傷の水面かな
未補
翡翠を待つ胸はボレロを刻む
茂る
翡翠現る石棺には皇帝
茂る
引きかへす翡翠に飛沫追ひつかず
木江
かはせみが来たこと水の黙秘せり
木江
翡翠の去つて川音華やげり
野ばら
翡翠の去って足音許さるる
野ばら
翡翠や金管楽器吹く佳き日
柳児
翡翠に逢えし神にも言わぬ場所
柳児
太陽と空交わりて翡翠生まる
柚木みゆき
かはせみや今クラムボン弾けたね
柚木みゆき
るりいろのかわせみひすいなどしらぬ
雷紋
こぼるる極彩色翡翠は滲まない
雷紋
一級の水は旨かろ翡翠よ
鈴廣
翡翠や赤銅の山悠遠に
鈴廣
かわせみ待つ光が丘の探鳥会
朶美子(えみこ)
かわせみのラピズラズリー色の鬱
朶美子(えみこ)
翡翠の首錆色に伸びちぢむ
ウェンズデー正人
渓谷に吸ふ息新た翡翠よ
ひでやん
翡翠に飲み込まれゆく尾のびくり
ゆすらご
翡翠の水より光るもの嘴に
あけみ
r>g(アール大なりジー)翡翠の風吹き抜けり
☆ひでろー☆
かわせみやあさのにじゅうさんごうせん
28しんきち
かわせみが餌打ちつけし道祖神
⑦パパ@いつき組広ブロ俳句部
翡翠に滅法勁き羽根のある
d大雅
子育ての翡翠の羽爆ぜてゐる
Kかれん
かはせみや青い矢じりの冷たさよ
M.李子
翡翠や緻密に置かれ工具箱
Mコスモ
翡翠遊びて仄かに曇るラムネ瓶
okapi
翡翠や何ときれいな仮分数
あいみのり
翡翠や指輪が川に落ちました
あつむら恵女
物言ひたさうな男と翡翠と
あまぶー
フラフープできた翡翠飛んでった
イエロー雲
翡翠や交響曲の速さもて
いかちゃん
翡翠の隣に座する風の中
いくちゃん
翡翠よ星屑を吐き出してみぬか
いさな歌鈴
そんな言い訳翡翠も聞かないよ
いしい美髯
神の戀翡翠の憩僕の恋
いしはまらんる
翡翠や田んぼの中の飛鳥寺
いたまきし
翡翠の衝く水平のほつれ初む
いち坊
翡翠の湖持ち上げて戻りけり
いつき組リスナー班 正則
翡翠や暴るる魚を四度打ちぬ
いなだはまち
ホバリングまでは翡翠見ていたが
うさぎまんじゅう
翡翠の質量はかなきプリズムに
うしうし
谷風に訃音のありや翡翠来
うたた
青空に背中預けて翡翠や
うづら@第二まる安
翡翠の一撃ふかき水の音
うに子
翡翠やいずれの神の眷属か
うま子
翡翠や咥へし魚の恍惚と
ウロ
帰途は雨翡翠見たか気のせいか
オサカナクッション
翡翠やゆれるゆれる吊橋に子ら
おたまじゃくし
禁漁の札に翡翠きて去りぬ
おちゃうけ
翡翠や讃美歌歌ふ日曜日
かすみそう
勾玉は飛び込むかたち翡翠啼く
かもん丸茶
翡翠の声して杭の残りたる
ギコ
かはせみは河童起こさぬやうに鳴く
きなこもち
見えぬ糸引く翡翠の急下降
キャサリンまさこ
翡翠や聞かせまほしき恋の詩
きよなおき
翡翠は心臓目掛け滑降す
きらきら
翡翠や糞なぞすると思えぬが
きんえんくん
翡翠とおぼしき風の通りけり
翡翠の青わたしは透明になる
くみくまマフラー
翡翠や湯なき足湯に腰掛けて
くり
翡翠の鱗粉が水に戻った
ぐりえぶらん
たっぴんと水面を破る翡翠かな
くれまてぃす恵子
翡翠の水に影おく間もあらず
くりでん
翡翠や巨人尻もちつきし沼
こじ
翡翠の透明色の呼吸かな
こじまはじめ
かわせみにふれててのひらもてあます
ことまと
翡翠や風切る青と残る青
コナラ
かはせみを待てば見知りの顔に会う
こはまじゆんこ
とりかえばや野の翡翠とカナリアと
こま
何狙う訳でもなさ気に翡翠は
ざうこ
翡翠や恐竜果てし後をふと
さぶり@後: のち
翡翠の殺意は速さへ比例する
さゆみ
低気圧くるぞ翡翠が黒い
さるぼぼ@チーム天地夢遥
青空のトンネルにすいこまれし翡翠
さんさん珊瑚
かわせみや亡父に謝る事多く
しー子
翡翠や向こうはのぞみ団地とか
しかもり
翡翠や暮鳥詩集は緋の栞
シニアモモ
翡翠に追い抜かれたる川の風
ジョビジョバ
かわせみや山手線がいま遠い
しをの
翡翠のつく水面鏡の裏側
ず☆我夢@木ノ芽
一筋の青き傷痕岩の魚狗(ぎょく)
すえよし
翡翠や夕陽軽トラ沈下橋
スローライフ
翡翠の空から剥がれ湖の光る
そうり
翡翠の眼に清流の迫り来る
そまり
翡翠や岸の廃屋崩れさり
だけわらび
翡翠や千分の一押し逃す
タック
翡翠や宝石箱はがらんどう
たま走哉
青空を転げ落ちたる翡翠かな
たむらせつこ
魚の目に翡翠の映ることのなし
たろりずむ
カワセミやまだ書き終えぬ感想文
ちばくん
枝先の翡翠そよぎこぼれさう
つぎがい
翡翠や不法投棄の赤い靴
ツユマメ@いつき組広ブロ俳句部
翡翠や獲物に向かう飛車のごと
ツユマメ末っ子@8歳
雨が来そうあの翡翠の碧にも
てつお
翡翠の二秒迷ひて飛びたてり
でらっくま
翡翠泥棒第一被疑者翡翠
ドイツばば
翡翠や深き眠りの原酒樽
ときめき人
翡翠を展開すれば世界地図
ときわ露草
翡翠飛ぶ四方は無重力なり
どくだみ茶
翡翠の打ちつけるたび撓ふ魚
としなり@はまゆうさんの特派員報告よりも前につくりました(きっぱり)。
翡翠来ボーイスカウト去りし川
としまる
漁の翡翠の眼の動かざる
とんぼ@すなどりのかわせみのめの・・
翡翠のあとを追ひたる川の波
なご
砂留の杭に翡翠の色極む
にし子
翡翠や地球の色の羽纏う
はごろも
子規ほどに健啖にして翡翠かな
ハシモル
翡翠も池も比丘尼もすでに亡し
パッキンマン
夢見の残像かはせみの光彩
はなあかり
かはせみかはせみむねにかつけつのあと
はまのはの
トパーズの転生するや翡翠に
はむ
翡翠の一瞥シャッターは切れず
はるく
翡翠の静止画地球の静止画
ハルノ花柊
釣池のかわせみ番は如何したか
ビー玉
葦の葉に翡翠揺るる淡海かな
ひだ岩魚
かわせみへピアノたゆたふ朝仕事
ふっこ
翡翠の直撃は天空の碧
ぽおや
翡翠はシャキンシャキンと羽根を研ぎ
ほしのあお
神様のひかりか翡翠だったか
ほしの有紀
翡翠のペリット星屑かもしれない
ぼたにこ
忽然と去る翡翠のにごりなし
ぼたんぴ
翡翠の神の使者たる下賜の色
ほろよい
翡翠と虹の匂ひを考える
マーフィー
翡翠に新しき靴見せてをり
まつだまゆ
翡翠や写真の中の彼は笑む
マユミ
翡翠のぴちぴち魚落としたる
まりい@木ノ芽
翡翠のひんやりす眼の青空
まるかじり
翡翠の翡翠らしく飛び立ちぬ
まるちゃん2323
翡翠を死ぬまで見張るつもりかな
みくにく
魚逃がしたるせうびんの毛繕ひ
みどちゃん
翡翠の狩の目美しく定まりぬ
みやかわけい子
翡翠よあの星の音が聞こえるか
みやこわすれ
翡翠や絵の具を飛ばし雨作る
むらぴ
翡翠や閉じてばかりの羽衣
めしめし
翡翠や落石跡を迂回して
めりっさ
水面映す雲一太刀に斬る翡翠
もせきのこ
翡翠や肘掛窓が我が在処
ももたもも
翡翠の瞳は海の音も聞く
モルディブ春乃
渓の靄川蝉の声よりはれにけり
らくさい
水の輪の閉じて翡翠もとの枝に
ラッキーの母
かはせみのひとひかりまたひとひかり
ららやにほ
君と行くかわせみの待つ故郷へ
ラランジャ
翡翠の貼りつく風を自在かな
る・こんと
翡翠やかむりのせたきつむりかな
るびちゅ@英名:kingfisher
掬いあげて翡翠軽すぎる体
るりぼうし
翡翠や大国主の浮気癖
るるの父
翡翠や水出し煎茶ひとしずく
れい
いつの間に翡翠枝にいたのやら
れんげ畑
翡翠の潜き郵便バイク去る
わこたんのまま@「潜き」は「かづき」
翡翠や御息所の衣(きぬ)の色
阿波豊
ダム沿いの蕎麦屋は高し翡翠来
安溶二
翡翠を追って行方の知れぬ父
杏と優
翡翠の飛翔一条野を分かつ
伊藤欣次
魚の目には空の彩なる翡翠よ
伊奈川富真乃
翡翠の憩ふるままに吾もあり
位相朗
翡翠の空裂きゆけば孝不孝
一斤染乃
翡翠の飛んで古池新しく
一生のふさく
川沿いに走る翡翠との時間
一走人
翡翠や御堂の螺鈿はがれをり
卯年のふみ
先ず羽を水に映して翡翠来
雲墟
いつものカメラマンいつもの翡翠
永想
翡翠の一閃の青あれは毒
英子
水に弾かれた翡翠口に魚
詠頃
翡翠や星のあはひに生まれけむ
遠野肇
碧き矢を番へてけふも翡翠や
塩の司厨長
翡翠や森の装幀美しき
温湿布
翡翠や縄文人の丸木舟
佳山@水戸
かわせみの嘴洩れるはらいそは
佳子
翡翠のくちばし箸のごと自由
加賀もずく
翡翠のこれはきれいな水らしい
加世堂幸柳
翡翠やさつきの雨が嘘のやう
嘉門生造
翡翠や洗われ続けて石は丸
夏 湖乃
かわせみやをなごせんせの嫁ぐ日に
夏雨ちや
翡翠や神の言の葉話す鳥
夏柿
日がな一日翡翠の為だけの椅子
河合郁
翡翠や深く潜るに高く飛ぶ
河本かおり
翡翠は宝石箱で飼い慣らす
花咲明日香
翡翠を見つけた良き便りも来た
花伝
翡翠は瑠璃色ダム湖は翡翠色
花南天anne
かわせみの川があるかのように飛ぶ
花紋
翡翠やシェーラザードの腕輪鳴る
茄子美
翡翠の縫合しゆく空のあを
霞山旅
翡翠や分水嶺の未舗装路
我省
翡翠は見る吾の中の朱い骨
海峯竜寿
賞罰に書きし前科や翡翠来
灰色狼
魚銜へ銜へ直して飲む翡翠
貝花
翡翠や愛しさは二年と持たず
笠原 理香
シャンパンの泡翡翠のため息
叶田屋
姫様は逃げカワセミは死にました
瓦すずめ
翡翠とぶ日の斑は川にとどまりて
寒国
かわせみや鉱石ラヂオの周波数
干しのいも子
森目覚め翡翠等にも風送る
甘泉
翡翠の捕らふる光のやうなもの
閑茶
翡翠の骨の褥や生臭し
丸山隆子
翡翠に今年二度目の発情期
岩のじ
翡翠や夕日まるまる呑んだらし
喜奈子
少年のヘルマンヘッセ翡翠飛
亀に
翡翠の嘴川のぶら下がる
亀の
幾度でも翡翠水へ激突し
亀山酔田
カワセミの素顔レンズに飛び込めり
吉 や
翡翠を追いて幸せ探しかな
吉井いくえ
まだ愚痴は終わらぬようだ翡翠来
杵築きい
夢醒めて翡翠は未だ蒼くゐる
宮間ミヤマ
親知らず抜歯翡翠見に行こう
宮坂暢介
翡翠や笑うてをらぬ女の目
宮武濱女
翡翠の羽(は)で矢を射ればよいのでは
宮本象三
翡翠や光は重さ振り切りて
虚実子
まだ会えぬ翡翠がいる散歩道
玉悦
聲あらば呼び交わしたき翡翠と
玉響雷子
叩きつけ叩きつけ食ぶ翡翠や
玉治
翡翠や飛行機雲という凶器
玉庭
玉に瑕あり翡翠に呻きあり
京野さち
かしましく翡翠目指す始発かな
玉繭
病得てかわせみの青目に沁みぬ
金治宜子
翡翠や死にゆく人の選る帽子
空 春翔
翡翠消ゆ青といふ青滴らし
空想婆
原発九年翡翠の戻る川
桑島幹
苔にほふ谷間翡翠去りしかや
薫風
翡翠や風の裂け目を知る眼
桂奈
翡翠や心許なき貢ぎ物
渓湖
かわせみや鎌研ぐ兄は川つ縁
月の砂漠★★
翡翠の羽はプリズム雨あがる
月見柑
翡翠や川辺のカフェのAセット
月野ひとみ
引力が弱い翡翠は素速い
研知句詩@いつき組広ブロ俳句部
水の碧かわせみの碧雨上がる
古都 鈴
翡翠を射程に入れし丸木橋
戸海倫
翡翠やぐりとぐらから手紙来る
湖雪
写真家の中腰翡翠の無言
胡麻栞
翡翠の心臓ぎゆつと急降下
公木正
一瞬の理不尽として翡翠来
広瀬 康
巣へ通ふ翡翠の羽濡れ通し
江戸人
宇宙は闇の翡翠は光のみどり
綱長井ハツオ
翡翠を手割れば青が匂ふだらう
香椎
海へ落つる星の欠片よ翡翠よ
高橋寅次
翡翠や父のライカのまだ重く
高野きぬ
青空が落ちたと思うかわせみよ
合歓
ベガ白く翳りかはせみ翻り
黒子
せうびんとうをとが光りぶつけあふ
今田無明
翡翠の去つてそろばん塾ゆく子
紺乃ひつじ
翡翠の水は穴ぼこだらけなる
佐藤直哉
轢死せし翡翠残してゆく昨日
左時計
翡翠の鳴き声はほらヒスイ色
沙那夏
かはせびやなべて真白き山の花
砂山恵子
むしやくしやの身を翡翠の攫ひたり
彩楓(さいふう)
翡翠のこゑの映れる水穿つ
斎藤秀雄
翡翠の幼鳥猛き顔となり
斎乃雪
かわせみをみずにいれるとうかぶかな
三浦さんなん
かわせみといっしょにいるとあさがくる
三浦じなん
子は祀り親は歌い翡翠は去る
三浦にゃじろう
翡翠や刺した地球に止まりけり
三雲
よき人とみる翡翠の契り色
三重丸
嘘つきの目に翡翠は白く見え
三水低@第二まる安
奥入瀬の巨岩は幾つ翡翠啼く
三泊みなと
かわせみは白亜紀の恐竜の色
山くじら
川筋に紺屋糀屋翡翠来
山踏青時雨
ここだけの話翡翠竜の子ぞ
山名凌霄
颯とかわせみ後れて雨の気配
始の子
かはせみや寝惚けた川に青一閃
糸川ラッコ
翡翠を望遠レンズでいま撃たむ
紫宗
翡翠やウッドデッキの旅マップ
紫檀豆蔵
かはせみや青は哀しき色ならむ
慈温
翡翠やドミノを倒す風となり
朱夏A
翡翠の引金を引く瞳かな
宗本智之
翡翠の嘴にへの字の小魚かな
春野いちご
翡翠や鳥居に落雷があったよ
淳風
翡翠に食われるならば本望か
諸塚凡志
翡翠の速度は解法の速度
升 丁茶
まなうらの翡翠の色濃かりけり
宵眞智
翡翠やたぶん狙いは尻子玉
小だいふく
翡翠や目指す岸辺の古墳群
小山晃
翡翠の横向きに土手掴み居り
小川健治
かはせみや身を投げてなほ風の影
小川野棕櫚
朝夕をめくる勢い翡翠立つ
庄司直也
勾玉の輝き零し翡翠発
承穂
翡翠や貴きものに月の石
昇華
翡翠や村に赤児の生まれけり
松ぼっくり
翡翠の翡翠色ではない音色
松浦麗久
翡翠のあをさあふりて死ににける
松山めゐ@あふりて=呷りて。夏の毒薬は翡翠色。
翡翠の一撃水鏡歪む
松本裕子
翡翠やマチスの絵より飛び立ちぬ
照波
翡翠の目にぐんぐんと魚の影
笑松
しやつくりのように糞して翡翠去る
上倉すず女
翡翠や地球はこんなにも綺麗
城内幸江
翡翠の羽のほつれを縫う係
常幸龍BCAD
翡翠やサワワワと脳に鳥肌
新開ちえ
翡翠が点Pを越す漸化式
新蕎麦句会・凪太
かわせみやインカの王の耳飾り
新田 淑@狐狸山会
翡翠の一閃金縛りの一瞬
森 初音
翡翠の切先立つる川面かな
森一平
竜の巣の近し翡翠光りそむ
森川いもり
翡翠の川に向かってタクト振る
真宮マミ
名を付けし翡翠に会ふ通勤路
真繍
翡翠や女は持たぬ黒き嘴
真心素秋
翡翠やくねる古川袈裟に切る
神誉
翡翠の来て「かはせみの杭」となる
仁和田 永
翡翠や鏡の国を飛びだして
水鳥
翡翠や風貫いて沼に入る
水夢
そらの青かわせみの碧みずの蒼
水無月
翡翠を前に整ふ水鏡
酔下弦
排泄も飛ぶも直線翡翠ぞ
杉浦夏甫
翡翠や土手に犬引く休校生
杉尾芭蕉
養鯉場のラヂオ体操かわせみ来
雀虫
水神の眼球賜り翡翠来
世良日守
翡翠の糞の波紋の瑠璃の色
是空
一身を銛にかはせみ漁れる
星加 鷹彦
遠目にも口数多き翡翠ぞ
星降松
翡翠がひと針かがる朝の水
西川由野
翡翠の交尾瞬間待つカメラ
青い月
翡翠を飼ふ鳥籠の見つからず
青海也緒
翡翠の音波ブルーに伝はりぬ
青田奈央
翡翠ひるがへりて半分青し
石あい女
翡翠や当たれば人が死ぬ速度
石井一草
翡翠の空より水に落つる朱
石原 由女
一時間寝坊翡翠の一閃
川口みち
翡翠の置き去る水の輪のひかり
倉嶋志乃
翡翠を映さぬものに夜の水
倉木はじめ
尻尾まで翡翠となる凄さかな
相模の仙人
翡翠やおんな小太刀を振り下ろす
蒼奏
翡翠や古書肆の裏に川があり
蒼鳩 薫
翡翠や小さな凪を残しをり
村崎 雫
翡翠や眼閉ざせば耳聡し
村上優貴
翡翠の青き背に聴く水流や
大月ユリコ
かわせみ飛べばピアノの音のただよひぬ
大津美
翡翠の震へる腹は餌の震へ
大槻税悦
翡翠は水と正しい距離にゐる
大和田美信
翡翠や一秒前はここにいた
鷹星
空一片はがれ降るかの翡翠よ
鷹之朋輩
翡翠の餌飲む嘴は勝鬨
沢拓庵
空のものとも川のものとも翡翠飛ぶ
丹波らる
翡翠やつがひのごとき水鏡
丹耶
翡翠や魚の心腑の止まるおと
箪笥
翡翠飛ぶ川辺は輝度を失ふ日
知念帆意
川上から風川下から翡翠
地に根ざし陽に伸びる
翡翠や入るも出づるも頭より
池と堀
翡翠や羽根に非ざる瑠璃の玻瓈
痴陶人
瞬きの中に翡翠の羽ばたき
竹の子
翡翠や青いこの星の揺動
竹織
眼の隅に翡翠のいて見ないふり
竹内みんて
翡翠の影も光も汀より
中根由起子
翡翠の喉へみずみずしい尾鰭
中山月波
モーツァルトな飛沫奏で翡翠
衷子
川は陽に守られん翡翠の視線
長ズボンおじさん
翡翠や御香香一つ落とす渓
長田写々
翡翠や暗記シートの滑り落つ
鳥羽南良
翡翠の誕生石はトルコ石
翡翠の一閃の喝大河覚む
津軽わさお
かわせみの雛も頭は重そうな
追師うさぎ(シュトゥットガルト俳句女子の会)
翡翠や塗り替え終わる太鼓橋
辻が花
翡翠の声だに滲む五色沼
鶴屋桃福
かわせみに蹴られて杭の静かなり
定吉
かわせみのかたちになまぐさき空気
天水郷
翡翠や今曼荼羅の中ほどか
天玲
胸に夕日湛えて青き翡翠
田村美穂
翡翠や来世では一緒になろう
田中勲
翡翠や日曜だけの子を抱き
田中耕泉
翡翠の青以外を忘れけり
田辺 ふみ
翡翠来黒づくめの吾も強し
冬木ささめ
翡翠の羽根締まりたる覚悟かな
島崎伊介
等々力の風はドレミファ翡翠や
島村福太郎
かはせみや沈下橋ならすこし下
当卯
天からかわせみ俺も喰われるか
藤鷹圓哉
翡翠はかみさまのおとしものです
藤田ゆきまち
翡翠や青といふ最強の色
藤田康子
楊貴妃の苑に翡翠の百羽とか
多摩川の果てに翡翠遊びけり
独星
カワセミは空をしぼった雫かな
那津
翡翠の飛ぶや刃風の起こりたり
楢山孝明
くちなはの眼をして杭の翡翠は
日出時計
翡翠の忘れてゆきしイヤリング
忍冬
翡翠や母のカルピス薄めなり
馬祥
女将お勧めかわせみの散策路
馬場馬子
我のみ見える翡翠の一閃
俳菜裕子
翡翠や硬玉の背のやわらかき
秤防人
あをみどりみどりふかみどりかはせみ
白居千夜
翡翠に貴種流離潭ありぬべし
白鳥国男
翡翠や夕日のおなか宵の羽
白藍こはく
翡翠の左向くを待つ写生かな
畑山六十二
翡翠のあれは失敗した声ぞ
飯村祐知子
翡翠の飛沫に色の凝りけり
彼方ひらく
蛇の眼に翡翠の碧滲みをり
樋口滑瓢
戦闘員めきて翡翠待つ此岸
富山の露玉
翡翠はいつでも本気我呑気
富山湾
自らを放り投げたり翡翠は
武井かま猫
だから嫌翡翠の去った跡の糞
風間昭彦
羽搏きぬ翡翠は蒼きピチカート
風慈音
奥久慈は翡翠の郷瑠璃の郷
風峰
翡翠や残像となり彩となり
風紋
翡翠やギリシャの神の血脈図
福良ちどり
翡翠や金の斧など要りませぬ
文月さな女
仁徳陵の翡翠水へ翔ける
平井伸明
翡翠や青玉呑んでよりの色
平本魚水
堰堤に水の落差や川蝉来
碧西里@堰堤=主に治水や砂防を目的に作られる小型のダム。
地球儀は翡翠の棲む星を模し
朋知
翡翠やどこでもらひし瑠璃の色
望月ゆう
翡翠やタイムカプセル掘り出そう
北の山猫
バウンドの頂点で獲れ翡翠よ
北村 崇雄
幾たびと水へ翡翠色が重い
北藤詩旦
翡翠の水音僅か残しけり
堀アンナ
夕星を義眼に欲しと翡翠は
堀口房水
翡翠が曇る気持ちに刺繍して
本村なつみ
翡翠は青い光芒水を射る
妹のりこ
キャンディの包みひらけば飛ぶ翡翠
抹茶金魚
翡翠や飛ぶ空をもう決めてゐる
万喜ミツル
音叉噛む今水際には翡翠来
明世
翡翠の水叩き割る果ての色
綿井びょう
翡翠の声は色なし艶のなし
木寺 仙游
美しき翡翠うらやましくはない
木染湧水
翡翠や戦艦大和沈みけり
木乃伊
翡翠や光ればきれいな狩りの跡
門前町光乃
渓流を水かげろうか翡翠か
野の花 誉茂子
翡翠は星盗り人の共犯者
野倉夕緋
翡翠や木漏れ日纏う刺繍糸
野辺よし女
翡翠や習い始めたバイオリン
野本 踊
るりるりと川の寝息や翡翠の目
野々りんどう
翡翠の舌の緋かり短かり
矢的@第二まる安
翡翠の三つの願ひ聞いてみた
有田みかん
川蝉の瑠璃の極まる影法師
由づる
翡翠や王家の谷は光喰う
遊飛@蚊帳のなか
しんかんと翡翠飛んで無垢の時
与志魚
翡翠やお前を見に来た訳じゃない
遥 みしょ
翡翠や流れに点描打ち込めり
遥明
翡翠の三連敗を目撃す
欲句歩
翡翠のその一瞬や音消えて
藍植生
翡翠や人の証しとして喪服
蘭丸結動
翡翠や羽の裏地は駱駝色
翡翠の巣は渋滞の橋の下
理酔
翡翠や鏡のなかに魚がいた
離松
翡翠や一閃七十五光年
流士
なんとまあこんな川にも翡翠が
竜胆
翡翠や直せないではない時計
竜田側
翡翠や吾が羽なんと貧なるか
龍田山門
かはせみや神話の湖(うみ)をわたりきし
緑の手
森は和音翡翠はB♭
瑠璃茉莉
翡翠飛ぶ君のひかがみ煌めいて
令ちゃん@埼玉
一瞬のかわせみ下を向くレンズ
令雅
翡翠や言葉の軽さ羽のごとき
鈴木天崖
翡翠の狩りやあをき豪速球
蓮花麻耶
翡翠の脱ぎ捨ててゆく光かな
露砂
触れたなら翡翠の色は曇るだらう
露草乃
翡翠の羽老いたらば如何にせむ
老人日記
誤差およそゼロ翡翠の入射角
和季
翡翠や以外に深い震源地
和光
翡翠や玉堂の筏瀬を早め
和鹿島
翡翠や無人駅まであと二キロ
戌亥
翡翠の青天に色濃ゆくして
攝津の嫗
翡翠と踊りませんか永遠に
殺生のさなか翡翠の目の透き徹る
柝の音
翡翠をベンチにて待つ神田川
泗水
空磨く翡翠のこゑゆたかなり
ぎんやんま
翡翠やオールドレンズ絞りは9
こてつ川
三脚のたつ翡翠はまだ来ない
まどん
この渓の翡翠ルイと命名す
陶然
翡翠やささやくやうに呼びあへる
百草千樹Z
翡翠の先ず糞ひりて飛び立ちぬ
洒落神戸
翡翠のダイヴィン川の無関心
籠居子
望遠で狙ふ翡翠そこを動くな
綉綉
谷川に顔を洗へば翡翠かな
茫々
かはせみややまとのみづのやはらかし
蓼科川奈
翡翠や雨気はらみたる天守閣
蓼蟲@築城四百年を超える松山城は市の中心に位置する山頂にある。その濠周辺は電車・車がひっきりなしに走る大通りだが、翡翠が住んでいる。
翡翠や広沢池の泥の厚し
藪椿@木ノ芽
翡翠や天蓋青き一ノ谷
蜥蜴の尻尾
翡翠や防災無線の割れた音
霖之助
あの横枝は翡翠のお気に入り
靫草子
翡翠や天蓋青き一ノ谷
蜥蜴の尻尾
翡翠や防災無線の割れた音
霖之助
あの横枝は翡翠のお気に入り
靫草子

並

かわせみやふゆはさかなをとるのかい?
はるか8才
かわせみにかがみをみせてあげたいな
隆月
重力は追い風翡翠のライン
28あずきち
翡翠や千歳緑の鳳凰湖
28ひろきち
太き餌を呑む翡翠の長き嘴
99カリン
人通りなし青い炎翡翠
AA
翡翠に飛び去られたりシャッター音
aya
カワセミの糞2スト車の排ガス
Benじい
翡翠飛びて末広がりの波紋
Dr.でぶ@いつき組広ブロ俳句部
碧一瞬矢となり跳びぬ翡翠哉
haruwo
市の鳥の翡翠長良川渡る
k.julia
かはせみや一気に大魚呑込みぬ
KAZUピー
翡翠に思わず声をひそめあい
KKK
翡翠や朝日眩しき日向橋
Mミータ@日向橋(ひなたばし)と言う名の橋で翡翠に遭遇しました。
翡翠や残像さへも幻か
PON
翡翠と風のロンドや一の坂
sakura a.
雨土葉色捕えたる翡翠や
sol
かわせみと釣り師の勝負引き分けか
sugarlily
翡翠や頭でっかち黒目がち
Sweet Taxi Driver
翡翠の觜に小魚生きて居り
syuusyuu
カフェラテとギターケースと川蝉と
TAKO焼子
翡翠やシャッター街に響く音
wolf626
翡翠の嘴難し雑魚空へ
yoko
翡翠よ折れた枝から飛び立つか
あーすススメ
かはせみや的を外さぬ狙撃兵
アイゴー
翡翠や命めがけて矢となりぬ
アヴィス
翡翠の飛び立つ後の渦深く
アオキシゲル
翡翠の水面ゆらゆら立ちくらみ
あおのめ
懐かしき音鳴らす元は翡翠や
アオハル
翡翠の口や大魚を呑み込めず
アガニョーク
翡翠や水面突き刺す視線あり
あさのとびら
かわせみにレンズ合わせが間に合わぬ
あさり
翡翠や紺碧の空身にまとい
あじさい涼音
高麗の青磁のごと翡翠艶めく
あすか
魚縮む翡翠の眼の慧眼ぞ
アストロ@夏銀河
翡翠が散歩の褒美呉れるごと
あすなろ
かわせみやとれぬのかまたとれぬのか
あたなごっち
突き刺さる水面深く翡翠や
あつこっとん
一寸の光陰掠めカワセミ飛ぶ
あなうさぎ
「あれは翡翠」父の遺した鳥図鑑
あなぐま
さっきまで翡翠のいた岩白し
あまぐり
翡翠や潜む原石手の中に
アマリリスと夢
翡翠や一瞬の青水の輪に
あらら
翡翠や空を飛ぶ宝石のごと
アリマノミコ
翡翠を望遠レンズが捉えおり
いかすみ
水音に見れば翡翠枝に帰し
いくた 武
翡翠のV字翔びなり川のふち
いくらちゃん
翡翠射すサカナ宙を蹴る飛沫
いく葉
翡翠の岸辺に止めし刻のあり
いごぼうら
翡翠や一閃川の線となり
イチロー
翡翠の飛沫走るや風清し
いつか
翡翠や仕切り直して魚狙う
いと茶
翡翠に輪廻転生出来るかも
いなほせどり
翡翠や水面のしぶき残りをり
いまいやすのり
翡翠や肴をつまみひとり酒
いむら堅
しづく茶を喉に転がしかはせみや
うめがさそう
翡翠やシュと飛び込みて銛を刺す
うらら恵子
翡翠や女将だよりの二通くる
ウルトラのはとこ
翡翠のとまる細枝ゆれにけり
えいぎょ
翡翠や一目散に翔びたてり
えま素翠
息とめて翡翠さがす孫むすめ
えみしば
カワセミや流線形で突入す
えらぶゆり
まどろみの欠片切り取る翡翠や
えりいも
翡翠や閃く水辺波紋寄す
オアズマン
仁淀ブルー背負いて光る翡翠よ
おうれん
かはせみの嘴より魚をとりこぼし
おおるり
翡翠と廃線辿る昼下り
おかか丸
かわせみ二羽ひらく嘴の間に空
オキザリス
翡翠の川ひだまりの駆け競べ
おけら
翡翠や光秀渡る長良川
オリゼ
翡翠の光る背中と白水面
お調子亭ノリ太郎
翡翠やシーカヤックの弾みけり
ガオガオ
かわせみのホバリング眩しき輝石
かこ
翡翠の仕切り直しか風さわぐ
かざばな
翡翠に逢魔が時の零の風
がじゅまる
翡翠の首は可愛しかずら橋
かずポン
翡翠がくわえし魚燦燦と
かたちゃん@いつき組広ブロ俳句部
翡翠のひかりに水の青深し
かたな
かわせみの見つけとる餌電光石火
かなこ
翡翠の残光頼り探すシャツ
かなず
翡翠の嘴のしたたるやうな朱
かまど
握り飯食ひ翡翠のダイブ待つ
かめのべ
翡翠や瑠璃色が飛び突っ走る
カモメ
水を打つ瑠璃色の羽翡翠か
からすちゃん
翡翠や碧きは全て毒だとか
カンガルーのしっぽ
翡翠のわざと見逃す魚もあり
キートスばんじょうし
翡翠や小枝も揺れる水遊び
きさらぎ
かわせみの口に暴るる獲物かな
キッカワテツヤ
川蝉を撮るもひとすじ瑠璃の彩
きっちゃん
翡翠や早朝5時の横恋慕
きのした 小町
翡翠の青色残し飛び去れり
きのと
瞬き禁止カワセミにピント決め
ギボウシ金森
杭の先翡翠首で拍子取る
キヨ
翡翠の楔となりて水面割る
きょうや
翡翠や綴れの帯の銀の綺羅
きよなお
翡翠の籠の鳥にはなれぬ訳
キョンちゃん
翡翠や水飲む時も全力か
クウシンサイ
翡翠やラピスラズリが溶けし風
くさ
千曲川旅情の歌を翡翠と
ぐずみ
翡翠や濡ればむ眼流線形
くま鶉
翡翠と競ひ渓流竿を振り
くめ仙人
カワセミや百五十キロストレート
クラムチャウダー
ひだまりに少年のごと翡翠来
ぐれむりん
翡翠や採血のごと魚を獲る
クロまま
杖の音静まる空にカワセミか
ゴールデン文子
翡翠の捕食のあとは仙人のごと
こはぎ
縄張りの甲高き声翡翠来
こぶこ
ちらと瑠璃こぼし翡翠もう見えぬ
ごめ
碧ひかる翡翠は古ぼけた信号
こんじゃのよしこ
翡翠や時空をこえて去来せり
こんどうちひろ
翡翠の背負う広さの瑠璃と玻璃
さかもと眞紅
翡翠の微動だにせずシャッター音
さくらがい
翡翠の静止画となる川の杭
さこ
翡翠や爺の獲物を狙いをり
ささき良月
翡翠の碧羅の天を射ぬきおり
さだとみゆみこ
翡翠や言葉も風もせなを押す
さとう菓子
翡翠や名手と似たり槍使い
さとし
図書館帰り翡翠逃げてペタルこぐ
しおかぜ
翡翠やこの清流を永久に
しげる
かはせみの飛沫くや遠きグラウンド
ししまる
かわせみや賢治の世界に迷い込み
しつじのMay
川面の弾道リニアか翡翠か
ジミーあゆみ
翡翠の飛び去り碧き線になり
しみみ
ジャンプする翡翠見惚れ五輪待つ
しもさん
翡翠の鋭き眼光写す水
ジャマイカ丼
翡翠の垂直降下渦ひとつ
しゅういずみ
翡翠の一の矢ピタリあやまたず
しゅうふう
せせらぎを裂くかはせみの碧深し
シュトゥットガルト俳句女子の会 三ツ藤康子
とまり木や翡翠矢にする高さかな
シュルツ
一閃の翡翠我を振り向かせ
しゅんぷう
翡翠の胸巣作りの赤土色
じょいふるとしちゃん
翡翠を探しはばかる散歩道
シロクマ太郎
翡翠や見入る先には何がをる
しんしん
翡翠を映せし水の深碧
スサトヨ
翡翠や剣道の面干す干す刺す
すずらん
彗星に焦がれ翡翠矢の輝線
すぴか
獲物捕る速さするどき翡翠か
スマホ優
きらきらとひかるほうせきみたいヒスイ
すみっコぐらしのとかげくん(さんさん珊瑚の次女)
ダイブするかわせみ華麗滝の虹
せっちゃん
かわせみやおしらじ滝の色と消ゆ
セントポーリア
水面打ち翡翠知らせる退院日
せんべい
翡翠の来て沼の朝始まりぬ
そうま純香
翡翠や流れ静めぬ暴れ川
そめやまさみ
翡翠の鋭く優雅フォトグラフ
それぞれのしあわせ
翡翠を見かけ大福買う家路
ダイアナ
水面の舞台翡翠の扇舞ふ
たいき
かわせみの一閃老いの眼に逐えず
たいぞう
翡翠や眼で追いきれぬ万華鏡
たくばしょう
翡翠の青見え隠れ木々の間を
たけうち晴美
翡翠や待ち構えたるカメラの列
だだちゃ豆
翡翠の視線刺さりて無風なり
たま蛙
翡翠や父の形見の釣り道具
ダリア
亀見ゐる翡翠狙ふカメラマン
たんくろう
アレキサンドライトのごと翡翠の羽
ダンサーU-KI
かはせみや結晶なせる山の水
たんじぇりん金子
翡翠に焦点合わすも手振れけり
たんちゃん
翡翠の突っ込む角度狂いなし
たん造
濡れたあし翡翠のこえ瀬音かな
ちえぴー
翡翠の捕獲瞬間跳ぶ魚
ちか丸
翡翠や水面も瑠璃色色深し
ちづる
かはせみのしゃぼんのごとく膨れけり
ちびつぶぶどう
翡翠や望遠鏡で捉えけり
ちゃんごりん
翡翠やサドルを高くして走る
ちょくる
翡翠や饅頭ふわり膨れたり
ちょろたこいん
翡翠の羽根落ちてをり念仏寺
ツーちゃんの恋人
休校の子と翡翠さがす散歩道
つつ井つつ
翡翠の色散りばめん蒼天に
つつ井つつ夫
青空に翡翠くるりうどん食う
ヅラじゃない
かわせみや開く本棚鳥図鑑
つわきの嫁
来世こそ吾も君のごと翡翠や
ティアラ文緒
翡翠の色身に纏う恋をする
ティーダ
枝先にかはせみの声恋の歌
でぷちゃん
翡翠やサアカスならば「抜ける」だろ
テラダスオウ
翡翠や飛び込みの踏板撓る
テン@第2まる安
翡翠や狙い定めしダーツ盤
でんきゅう
逆光を裂く翡翠彩を残しをり
でんでん琴女
翡翠は名スナイパー水静か
どくだみ
翡翠や銛の目となり飛び込みぬ
とことこ
翡翠の飛び立つ姿見失う
とし子
かわせみに並ぶオヤジのシャッター音
とみことみ
水面の大きな揺らぎ翡翠か
どみそ
翡翠や川面の光音に散る
とも子
スツールのみな空いてゐる翡翠かな
とりまる
かわせみだ先頭の声列乱る
とんとん
ほとばしる翡翠の声水しぶき
なかしまともこ
翡翠の飛び込むクランボンの川
なかの花梨
翡翠の入水角度四十五度
なきうさぎ
翡翠の漁に見惚れて魚籠は空
なごやいろり
翡翠やひとときそよと山の風
ナタデココ
翡翠や色鉛筆の青と蒼
なつめモコ
翡翠よ君の飛び込み水刺さる
にいやのる
ねえ翡翠何度も言うよ愛してる
にじのすみれこ
渓流に翡翠一羽輝けり
ニッシャン
翡翠の緋色鋼に守られて
にぬき
翡翠よ眺めよ空をゆったりと
ねぎみそ
翡翠の川を愛した亡き人よ
ねずみ男
翡翠や光は屈折乱反射
ねむり猫
翡翠の色を盗んで皿を焼く
ねもじ
翡翠や合いの手入れるタイミング
ノグチダイスケ
翡翠を指す指先を見逃しぬ
のつり
翡翠や一直線に青き淵
のぶ子
戦後の画(え)そして翡翠は瑠璃色
のもとみな
翡翠に見惚れしか子規の横顔
のら
翡翠や丸太に座るスナフキン
のりた
翡翠や原石にひそむ水玉
のりりん
昇り竜の如くかわせみ水を発つ
パーネ・メローネ
翡翠や瑠璃の羽よりみつぎもの
ばあ哉
翡翠や求愛の贄きらきらと
ハイジ
窓隔て睨むカワセミ金縛り
パクヒロ
翡翠のステルス魚レーダーの死闘
はしびろこう
かわせみのぬり絵クレパス12色
はじめ
ゆっくりの言葉は知らぬ翡翠かな
はずきめいこ
一直線かわせみ湖面さざめきぬ
はな
翡翠の突入わが竿にもアタリ
はなだんな
迷ひなく線描くごとし翡翠や
はなちゃちゃ
眼前に翡翠止まる息止まる
ははろ
翡翠の青解き放ち飛ぶ湖面
はまゆう
翡翠や見つめらるるも知って居る
ぱむだ木下
翡翠の水音青しそら青し
はら美華子
美術品狙う翡翠写真家だ
ばんしょう
翡翠が撮られる顔はいつも横
ばんどうまーぴー
翡翠の作る波紋に寂寥晴れる
ばんびぃむーん
白昼の彗星は瑠璃なり翡翠
は志むら
旅の夢バックパックと翡翠と
ひとえ
このところカワセミ来ると言う岸辺
ヒドリガモ
翡翠や傘打つ雨の音消して
ひなた
カワセミや単身赴任から戻る
ひな子桃青
翡翠や小雨に濡れて苔と生す
ひびの侘助
あやまたず水面突き刺す翡翠
ヒマラヤで平謝り
かわせみの嘴降下水面挿す
ひよこ草
翡翠や正確なGPSで今日も来る
ひよとり
カワセミや肉食系の友に似て
ひよはるばば
翡翠やエクスプレスの通過駅
ひろくん12さいのママ
翡翠やブルーラインが走りけり
ひろしげ12さい
瞬きもせず電柱に翡翠や
ひろむままん
翡翠の翔ぶを待ちたるファインダー
ひろ史
入水角は60度の翡翠
びんごおもて
かわせみや刹那をつなぎ生きるかに
ふあんた
翡翠や伊予の青石見つけたる
ふうせんかずら
淵覗く意固地な顔の翡翠かな
ブービー
翡翠は雨のにおいの森の中
ふくろう
飛び立てる翡翠の色消えにけり
ふさこ
翡翠や瑠璃の残像一直線
ふじこ
翡翠や川瀬の青に失せにけり
ふみ
翡翠よこの谷にゲンがすんでいる
ふわり子
早朝に翡翠居るか足軽く
ほうすい
娘らの声や翡翠より高く
ほのぼぉの@蚊帳のなか
翡翠を眺め入湯星五つ
ぽんたちん
身投げして翡翠獲物くわえ来る
ぽんのじょう
空紺碧かわせみの瑠璃吸い込みぬ
まー坊
翡翠や前世は「青」といふをんな
まぐのりあ@蚊帳のなか
翡翠やこらえきれずに出た訛り
まこ@いつき組広ブロ俳句部
翡翠や華麗に舞いて玉の座へ
まつやま孝子
翡翠や草に隠れた川の音
まな
空の青かわせみの碧水に溶け
まにあ
予期もせず翡翠と会う昼散歩
まぬう
翡翠や名前連呼の選挙カー
マムシ銀行
翡翠やドクターイエロー駆け抜ける
マユミの実
翡翠よ川面の自身見られぬか
みー
翡翠の魔法のかかる散歩道
みえ
朝靄に翡翠跳ねる川面なり
みかん
翡翠や旅立つ衣装白は嫌
みずの風華
魚取りし翡翠瞬膜水しぶき
ミセウ愛
翡翠や光弾ける入射角
ミセス水玉
翡翠や飛翔の色のはらり落つ
みつき小夏
シャッターの指もどかしや翡翠来
みつれしずく
翡翠に幾たび川の切り裂かる
みどりがめ
かわせみや有休ひとり青梅線
みなつ
清流に融けし翡翠迷いなく
みのる
翡翠発つ青いお空をどこまでも
ミユキ
翡翠や狙い定める凛たる眼
みょん
翡翠の一矢のがせぬファインダー
み藻砂
憎しみを奪い翡翠疾く翔けよ
むげつ空
禍にも変わらず 光る翡翠
むさかず
翡翠やおまへ翡なのか翠なのか
むじーじ
翡翠の川面切り裂く青の残
むったん@狐狸山会
翡翠や手鏡研き紅をひく
むべ
翡翠の去りた川面静かなり
むらたふみ
3五飛車翡翠過ぎて弾く音
める
翡翠の上手の手から魚溢る
もちえちゃん@狐狸山会
翡翠来て水面に影の透き通る
もとこ
翡翠の嘴(はし)の魚の尾はねてをり
もりお
翡翠や水切り競う淵澄めり
もりたきみ
餌の動く嘴眩し翡翠や
もりのまりりん
魚刺して舞う翡翠やみだれ髪
もんちゃん
翡翠や光となりて川上へ
やっせん坊
翡翠の残像色の飛び立てり
ヤッチー
翡翠や榛名神社の森の色
ヤヒロ
翡翠に会った先なる座禅堂
やぶつばき
翡翠や同じベンチに同じ人
やまぶき
フォーカスをはずれ翡翠の水音
ヤマボー
翡翠は敵と言い切る賢治の目
やまやま@俳句を考えてる横で、娘が国語の勉強をしてました。開いたページが、宮沢賢治の山なしでした。ちなみに魚オタクの息子も翡翠は敵と見なしております。
翡翠になりたし我も的目指し
ゆぃ
しぶき舞う翡翠の翼に一瞬の美
ゆうこB
翡翠や地球は天地のつがいなり
ゆき達磨
カワセミの声楽しみて独り歩き
ゆこげん
翡翠を今日の化粧の色とする
ゆみづき
薄墨の池に翡翠声一閃
よう
夕日背に翡翠飛んで瑠璃溶ける
よーきー
釣り人も翡翠もみる川の中
ヨシケン
翡翠の風七十度の角度かな
よしざね弓
庭池に朝日に光る翡翠や
よつ葉
翡翠の真っ直ぐに射る水の面
よひら
翡翠の飛沫と波紋一瞬に
よぶこどり
かわせみとトンネルと海と青い空
らぶか(さんさん珊瑚の長女)
翡翠の緑の飛礫珠玉かな
リカ
瑠璃色の姿眩しき翡翠や
りこ
翡翠や水平飛行波たたず
リバティーさん
翡翠の湖山空の碧放ち
りら
ウオッチャーに翡翠来たか問うてみる
りんごのほっぺ
翡翠や翼に地球携へて
るみ
かわせみがほうせきのようにとびたった
れいな(さんさん珊瑚三女)
翡翠や瞬きの間に描く水輪
れっどべりー
然るべき翡翠飛び込む大井川
ロクヨン
翡翠のひと狩終えし雨明ける
ロベリスク
翡翠や川の流れに共鳴す
ろん
翡翠を見に行くハロワからの帰路
ワイズ万太郎
カワセミや心は躍る枝撥ねる
わかこ
翡翠の狩りや飛沫は金の粒
わたりどり
翡翠や平石選び水切りす
わつきさんご
翡翠や庭に来れと伏せる人
わわ
翡翠を求めて聞こゆ水の音
亜久琵
翡翠や色の名前を奪い去る
阿山季思
翡翠の瑠璃小魚の目の記憶
阿字庵多無
かはせみにおくれておちるしぶきかな
葵新吾
衝撃波心打ち抜き翡翠の
安芸子守熊
翡翠や川面一気に突きかかる
安笑
太陽の揺らめく翡翠の不動
安宅麻由子
翡翠の一番槍や魚捕らふ
安田 信洲
カワセミに攫われたごと父は逝き
案山子@いつき組広ブロ俳句部@父の命日は5月です。なんとも急な旅立ちでした。魚がカワセミに襲われる様子を水中から眺めたら、突然空に飛んで行ったように感じられるのではないかと思い、この句が浮かびました。水面が太陽の光でキラキラ輝いているような、そんな日でした
翡翠や祖母の少女時期の写真
伊沢華純
シヤッターの音翡翠を追ひたてり
伊藤はな
翡翠を望遠レンズ待つ連写
伊藤善隆
翡翠や見初めし君に一直線
伊豆子
翡翠の一息つくを見守れり
伊予吟会 心嵐
翡翠や聞きしに勝るブルー色
位子
翡翠の心臓和して静かなり
井上 東行
翡翠の飛ぶは早瀬に似たるかな
井上喜代子
翡翠や絵日記の青描きあぐね
井田みち
翡翠やアテンの神の落とし物
育由
翡翠の見事な美技に酔ひにけり
一の介
水面より出づる翡翠羽広し
一井蝸牛
翡翠や水面の一点透かしおり
一愚
翡翠や翼広げし万華鏡
一周
ひとすじの閃光かわせみの飛翔
一純。
翡翠や碧き飛箭の川に射し
一太郎ラン坊
何になりたいかと問われ翡翠と
一茶お
翡翠や水の中には水の空
一日一笑
翡翠鳴きて森羅万象目覚む
一呆堂
翡翠の眼光静寂の川面
壱太
ハイヒールの踵埋まりて翡翠や
壱朶
翡翠や釣り人のごとカメラマン
稲垣由貴
翡翠を見損なったと子は不満
右田俊郎
鳳凰は太陽カワセミは地球
宇田建
翡翠の高き啼き声しじま裂く
烏兎
己が飛影の鬱陶しくて翡翠刺さる
羽沖
水面浮く翡翠の羽掬いけり
雨音
翡翠や彩釉磁器のごとき羽
雨霧彦@木ノ芽
翡翠の羽音狙う連写音
浦野幸一
翡翠の獲物漂ふ水静か
閏 務 (うるうつとむ)
翡翠や狙う瞳は武士のごと
映千
翡翠が来るらしカメラが囲む池
カワセミや瑠璃も翡翠も持ちにけり
英与
翡翠や瞬時に消えた水の中
詠野孔球
翡翠は光の中を飛び立てり
翡翠突く眩しき水面躊躇はず
円堂 実花
紺碧の空水面映る翡翠
猿猴川のドブネズミ
一瞬の翡翠出待ちカメラ手に
奥ノ木 蛍子
翡翠やいつかお目もじ叶う日は
奥山凜堂
翡翠や飛沫は光の矢と化して
奥野悦穂
翡翠の色残したる水面かな
横じいじ
翡翠の飛ぶや小さき王のごと
横ちゃん
翡翠飛びメデュウサ去りて世界動く
乙華散
飛び込めぬ翡翠もいるかもしれぬ
佳月
翡翠に戒めあるや魚逃す
加茂 亘
濡れ翡翠小魚くわえ枝に降り
加容
未だ知れぬ翡翠の声木々青く
夏みかんの亭主
翡翠や異国の空に憧れる
夏綱
翡翠や息子の図画の一等賞
河原つばめ
翡翠の結婚祝う山河かな
花おうち
翡翠来る沼に葬れ無縁仏
花屋英利
川面舞う飛沫は息子か翡翠か
花子
翡翠やペーパーナイフをくれた人
花菖蒲
翡翠や恐竜は鳥になったのだ
茄子紺
美しかただ美しかは翡翠なり
華らんまま
写真には消えゆく波紋翡翠の
蛾触
翡翠の狙う一瞬気配澄む
賀代
翡翠やそこは竜住む淵と言ふ
雅喜
翡翠はカメラ小僧の手に落ちず
雅鬼
翡翠や己映して川鏡
雅由
笑い声の先に翡翠羽休む
山深く一人佇む翡翠よ
海凪
かつては王の宮殿にいた翡翠
海葡萄
翡翠の目も良きことが憎らしき
海野しりとり
芦揺れて四羽のかわせみ音符めく
海野碧
翡翠やかつて銀河を飛んだ色
海老名吟
ファインダーに翡翠無心に連写
葛谷猫日和
翡翠を撮らんと急ぐ人の群れ
勘太郎
カワセミは森の緑の雫かな
甘平
翡翠か前飛込みの波紋のみ
間仁田彩
翡翠が池にいるよと尼告げり
岸 れん
翡翠やスマッシュ決まるライン際
岸来夢
深淵を瑠璃に染めるは翡翠か
喜祝音
翡翠や内親王の愛でし鳥
喜多輝女@翡翠は紀宮さまの研究テーマであり特別にお気に入りの鳥のようで宮内庁の展示会に川瀬美子(かわせみこ)と言う名前で手芸作品を出されたことがあるそうです。
翡翠や堤の奥の隠れ宿
喜多野羆
翡翠や池のほとりにバズーカ砲
気がつけばカンレキ
カワセミの翡翠確かめ目を見張る
季切少楽@いつき組広ブロ俳句部
翡翠の狙い定めし水しぶき
紀杏里
真夜中のソーダゼリーのごと翡翠
紀友梨
翡翠や碧き軌跡の飛び込み師
翡翠のはっしと飛びてもう見えず
軌一
翡翠や紅の嘴コンコルド
輝峰亭
かはせみや古刹めぐりの遊歩道
輝棒
カワセミや木もれ日の中水しぶき
亀石
翡翠や光の粉の色まとう
亀田勝則
翡翠の一直線を描きけり
菊池 克己
翡翠来故人の生まれ変わりかな
菊池洋勝
川蝉の勢ひ削ぐか雨の紋
吉村よし生
多々良川かはせみの打つ句点かな
吉田海音
千載の好機なれど翡翠飛ぶ
吉奈
翡翠の青真直ぐに蔵う陰
吉野川
翡翠の動く宝石水脈の影
桔梗
翡翠の遺伝子つなぐ宝石色
丘 るみこ
水はじき川面飛び立つ翡翠よ
久衛(ひさえ)
川沿いを翡翠の青飛び急ぐ
久康@以前NHKのダーウィンが来た!で翡翠を特集しているのを見ました。ちょうど今頃の子育ての時期でしたが、何度も蛇に襲われ雌が逃げて行ってしまいました。残された雄が必死に子育てをする姿がとても印象的でした。蛇から雛を守るために遠いところに巣を作り、餌の小魚を求めて川沿いをよれよれになりながら飛んでいました。青い綺麗な羽が抜けてぼろぼろになっていました。お父さん、頑張れ!と思いながら見ました。
翡翠や魔術師のごと舞う翼
久素木葉子
翡翠やピアノソナタを視聴中
久鍋得利子
翡翠や矢となり水輪ゆらりゆら
久美
翡翠よレイリー散乱の青を翔べ
久留里61
翡翠や堕天使よりも美しく
宮坂変哲
翡翠の雛空の青にも負けず
宮川裕光
翡翠の梢をかえて鋭き目
宮田和可子
川蝉も住む家は無し我が故郷
宮島ひでき
翡翠の眼に迷いなき一閃
宮﨑紅清
翡翠の水に飛び込む音しずか
弓女
青春の一瞬よぎる翡翠よ
球子
本望や翡翠に食われし魚よ
京あられ
翡翠の見つめる水面影走る
京丸
翡翠や縁浮べる神の池
京羅坊@島根県松江市の八重垣神社にある縁を占う鏡の池の籬に顕われた翡翠の景。この神社には、須佐之男命と稲田姫が祀つてある。神聖な縁を占う場所である。
翡翠やかわりばんこの双眼鏡
玉井瑞月
息殺し翡翠待つやカメラマン
玉井令子
翡翠の道案内のウオーキング
玉京
翡翠の腹の赫さへ礼拝す
筋肉男
翡翠や水面に映る影の速し
金太郎
翡翠や飛びこむ様は幾何模様
金目銀目猫
青天の欠片かわせみ川面裂く
吟  梵
川面飛ぶ翡翠かないとをし影
句詩呼
翡翠の四五寸魚食む気概かな
愚老
返礼は翡翠見ゆる山の宿
熊縫まゆベア
翡翠や若き吾のごと力と美
栗田茂登枝
翡翠や知床の旅遥かなる
君島笑夢
翡翠の補色の青やルオーめく
薫夏
翡翠とセーラー服と生物部
圭子
翡翠や待ちくたびれて声荒げ
敬之
狩人の目なる翡翠立つ小枝
渓翠@青東高
青き矢はかはせみと知る遠き聲
畦のすみれ
鉄橋の下の翡翠いずこかな
結雅
お披露目を慎むなかれ翡翠飛び
月城花風
翡翠や掬ひし恋の重さほど
月青草青
釣り糸の波紋の先にカワセミや
月尾(げっぽ)
翡翠や飛びたる後の杭白し
犬散歩人
翡翠の飛び込む気配連写音
犬塚たま
逆光に翡翠写る影絵かな
元喜@木ノ芽
翡翠や絽塩瀬締めた母娘づれ
戸部紅屑@絽塩瀬(ろしおせ)とは染め帯の一種です。
水しぶき虹と見まごう翡翠かな
吾亦紅
翡翠は色鉛筆でちゃんと塗る
後藤麻衣子
翡翠の碧や水しぶきの中に
鯉女子
翡翠や子供の頃見た碧のまま
光観
土手二人抱擁見られ翡翠に
光源氏
翡翠の餌を取れずに去りにけり
光友
翡翠や魚捕る様は波立たず
公毅
翡翠よいかに逢えるか故郷にて
向井理観
一瞬にして翡翠の嘴に魚
好文木
翡翠の掠む瞬時の水しぶき
かわせみの羽は真昼の海の色
幸の実
翡翠や明るい未来思わせる
幸花うらら
猛禽が狙う翡翠魚を獲る
康々爺
翡翠の子芦にゆらゆら列びおり
江雲
翡翠の瑠璃の羽音の悲しさよ
江戸川青風
黄泉国よりの翡翠五十鈴川
江口小春
翡翠やカメラ振り切り川面刺す
江藤薫
翡翠の漁りの川に友禅流し
江里口泰然
翡翠は剣客の真剣勝負
甲山
翡翠一矢水切り石二度跳ぬ
紅さやか
三徳包丁銅色弾く翡翠
紅塩寝子
翡翠の青一閃や水面刺す
荒磯魚々
翡翠や青き矢となり急降下
香栄
翡翠の生計(たづき)の川に澱なし
香壺
翡翠や瑠璃色残し一瞬で
高橋笑子
翡翠の嘴立ててくはえをり
高橋冬扇
翡翠も八つ当たりして飯を食う
高倉ちとさ
翡翠の不意の来訪覗き窓
高津喜久子
翡翠や漁師の銛の如く入り
高田 仁和加
翡翠羽ばたく色褪せたジーンズのそば
高尾里甫
翡翠の切先真直隠れ里
克巳@夜のサングラス
きのふ見た翡翠けふは現れず
国代鶏侍
翡翠や演出いらぬ独り舞台
黒うさ狐
翡翠や跳ねる小ざかな口の止め
黒星払拭隊72
雨上がりの朝光芒に翡翠
黒猫
翡翠が飛び十人のカメラマン
今井佳香
翡翠にわが身のこなし真似したし
今田 梨
翡翠や淋しき色を瑠璃に秘め
今野夏珠子
翡翠の気まぐれ君の一本気
根本葉音@花芭蕉句会
神殿の前の一瞬翡翠とぶ
佐々木温美
さざ波を翡翠飛びし川辺かな
佐々木照風
何度でも若きカワセミ池潜る
佐々木葉一
翡翠よ川と枝との大勝負
佐山夕子
かわせみや一番風呂に吾子の声
佐藤恒治
数学の課題翡翠のペリット
佐藤志祐
かはせみが鬼ぞだるまさんころんだ
佐藤儒艮
翡翠の飛び去る水面波紋無く
佐藤俊
翡翠の急降下水鏡砕く
砂楽梨
振り向けばかわせみ映し君の瞳
細川小春
翡翠や瞬き一つで見失う
細木さちこ
翡翠の千枚通し急発進
榊裕江子
翡翠に名をつけ呼べば応えもし
桜の翳
翡翠や第三セクター村の川
桜姫5
ブータンの空切り取りて翡翠よ
桜木レイ
翡翠とや飛べばつまらぬ並の鳥
札六(関屋@和祝句会)
翡翠の沢に瑠璃色さんざめく
薩克期風
翡翠や水面に浮かぶ凶みくじ
雑草おばさん
かわせみよなきごえきいた今日の朝
三浦長男
人の無い池でささやかに鳴く翡翠
三柑
カワセミが一瞬の風なる水面
三子
翡翠や日常切り裂くように飛び
三寺ひろみ
翡翠の捕食す魚大中小
三水(さんすい)
翡翠や犬の音来て隠れたる
三大夜景
翡翠や魚雷探知器隠しをり
三毳
目があった途端に逃げるか翡翠よ
傘踏弾正
翡翠に猟らるる魚の目にみどり
山河穂香
と見かう見翡翠(ひすい)漁場一直線
山帰来
翡翠やお百度の石で一休み
山口 朝子
翡翠のお墓は川の中にあり
山口雀昭
翡翠や信長像を睨みつけ
山水(さんすい)
翡翠や山の夕日の移り行く
山川真誠
かはせみが水を掠めて神隠し
山田喜則
平面を穿つ一点の翡翠
山乃火穂
渓流にかわせみ跳ねて虹の色
山辺道児
せせらぎ狙う翡翠の首跳ね上がる
山本詩季
濁流とねじれの位置か翡翠よ
山本先生
翡翠や我の探せし青い鳥
山野はな
翡翠や水面に戦闘機めきて
山羊座の千賀子
翡翠の殺意容赦なき狩人
翡翠やゴールを睨むアスリート
四丁目
翡翠の捕へてもどる早さかな
四緑
旅人水を汲む翡翠は静か
士王
翡翠のみどり水面に煌めける
志保川有
いくつもの翡翠繋ぐように飛ぶ
氏家つかえ
枝先の老練漁師よ翡翠よ
糸慌@木ノ芽
お誂えの杭に翡翠長居せり
紙ふうせん
翡翠のセンスの欠片欲しきかな
紙威
しらをきる翡翠ひたひたと波紋
紙鍵盤
誰ぞ撮れ水中採餌の翡翠を
翡翠の羽に散りばむ光かな
紫雲
ブルドーザー翡翠凝視去年の枝
紫雲英
彫刻の翡翠居並ぶ季節店
紫鋼
翡翠や色とりどりの水辺かな
紫香菫
天空を切る翡翠の直滑降
紫蘭
かわせみの水面の影を破りけり
侍真満陽陰
翡翠や水面に散らす緑柱石
時化田白金
水面との間隔保つ翡翠は
治もがり笛
翡翠やおむすび買うてカメラマン
鹿沼 湖@木ノ芽
翡翠の声に色増す川の青
篠田ピンク
翡翠や獲物が大きすぎたかも
縞午
水面を弓矢の如し翡翠や
舎人
翡翠や腹に赤楽背に曜変
斜楽
翡翠や住宅街の朝の川
紗々
白亜紀の空や翡翠きらめける
紗千子
草刈りぬ翡翠の声聞こへきて
紗智
翡翠の見得張る合羽寸足らず
守安――――――――――――雄介
翡翠や普通の生活強く待つ
手賀翁
翡翠が行く十年待ったプロポーズ
朱海 祥
翡翠をしばし留めん沼の枝
朱久瑠
瑞祥か朝褒むは翡翠に遭ひ
種種番外
捕食する翡翠の力枝の揺れ
寿女
スマホから飛び立ち来るはカワセミか
樹孝
翡翠の水面乱さぬダイビング
樹朋
原石在りヒスイ峡に翡翠とぶ
宗貞
翡翠やレンズ自慢の盛り上り
秋月
翡翠の水面を破る音微か
秋月なおと
翔ぶ翡翠構造色や碧描く
秋月流音@木ノ芽
絵手紙になりて翡翠飛び来たる
秋原みかげ
かわせみの眼光するどく魚とる
秋桜
かわせみ急降下銀鱗散るや嘴のさき
秋色あじさい
翡翠や羽毛輝くエメラルド
渋皮煮
翡翠やカメラマンへと尿や糞
重翁
翡翠の一羽にカメラ五六台
重子
翡翠や奥入瀬川に霊ありや
塾志
翡翠や瀞の深さを極める目
俊夫
ロケット宇宙へ翡翠は水面へ
翡翠を待つ夕映えのかくれ沼
春川一彦
良き人は去り翡翠の翔ぶ姿勢
春日
翡翠に対面できる柿田川
春爺
翡翠の稚魚待ち居たる動かぬ目
春来 燕
翡翠や山河に紛るるところなし
春蘭素心
カワセミや水面を狙う一眼レフ
准壹
翡翠の嘴に魚あばれをり
順女
翡翠や神の創りし碧き湖
小鞠
翡翠の梢戦がぬ直滑降
小橋春鳥
手の中の翡翠薄き命かな
小笹いのり
翡翠や川面に映るイヤリング
小春
一撃の石は翡翠贄の魚
小川 都
翡翠飛ぶ濁る水面の真昼かな
小倉あんこ
翡翠の高飛び込みは波紋なく
小太郎
翡翠やすばやく獲物口ばしに
小塚蒼野
波紋生み光の中へ翡翠よ
小梅
翡翠の嘴写真家の愚直
小椋チル
翡翠を筆に捉ふる原型師
小野更紗
迷彩の空へ水面へ翡翠や
小林弥彦
翡翠の一点睨む水面かな
松永裕歩
かわせみの色流れたりヒスイなり
松山
せせらぎに洗う瑠璃色翡翠や
松山のとまと
密避けてカワセミ探す静けさよ
松山女
翡翠か問うている間の飛沫かな
松田てぃ
カメラ五十台モデルはカワセミ
松風女
翡翠やステンドグラスの映える朝
松野勉
翡翠や古池蒼く雨の糸
湘輝
翡翠の一閃遠き日の恋よ
焼饅頭
幸せを呼ぶ翡翠の碧さかな
上月ひろし
翡翠や少年の日の山の尾根
上原まり
翡翠の飛来人々静まりぬ
上江洲睦
翡翠の鋭き眼覗く清流
上津 力
翡翠や今日はひねもす濁り水
上津嘉子
翡翠を狙ふカメラの連写銃
城山 英
翡翠や瑠璃色一閃茜空
常陸人
シャターも押せず見つめる翡翠や
植木照美
翡翠の掠める水を過たず
慎吾
翡翠の声かすかなり窓の雲
慎乱
翡翠や悪意のメール回避する
新藤柑子
翡翠や江戸の水車が麦を搗く
新濃 健@三鷹の大沢の野川沿いに、江戸時代に創設された通称新車(しんぐるま)と呼ばれる水車があります。有形民俗文化財の指定、さらに機械遺産の認定を受けたこの水車経営農家で、私は10年近く解説員のボランティアをしていました。野川の水を利用した水車で、野川ではよく翡翠が見られます。忘れられない風景です。
翡翠やしずかに波紋重ねをり
新米笛
翡翠や人の静けさ待ち遠し
新陽
翡翠や岩に鎮座の三陵鏡
森 毬藻
翡翠の飛翔水紋の不安あり
森の春りんどう
カワセミやたられば捨てたすがしさよ
森の水車
翡翠やととっと右へ短足で
森中ことり
秘密だよ翡翠の巣のある所
深山 紫
翡翠やおおぞら扇ぎ雲流る
真喜王
翡翠の狩りを切り取るズームレンズ
真咲よしの
翡翠の嘴赤き鉄火箸
真珠星倫世
翡翠やさりげなく一点みつめをり
真土
真っ赤なる月よトビコメヨ翡翠
真優航千の母
クラムボン弾けて飛ばす翡翠や
真林
翡翠や太古の姫の魂やどし
神山やすこ
翡翠や大き頭に従ひて
秦 浩
翡翠やシンコペーションのびちぢみ
仁葉
翡翠の尻尾の写った夫スマホ
吹子
翡翠を認めて鼓動はやくなり
水間澱凡
翡翠や黒き土嚢の新しき
粋田化石
翡翠や直き飛翔に迷ひなし
数鉄砲
翡翠と瞬き合はすカメラマン
杉本とらを
翡翠が飛んで喜捨する瑠璃と玻璃
澄海
ぢりぢりと沼にカワセミ待ち真昼
瀬尾白果
竿置いて坊主にとまる翡翠や
星夢 光風
翡翠やしんと静まる山の峰
星野美咲
翡翠や京の囃子のにぎやかさ
晴海南風@木の芽
翡翠や無人駅から吾唄ふ
正山小種
翡翠は射たる矢のごと水中へ
正子@いつき組
水音は囀ずりのごと翡翠来
清水 千種
どの空のあをよりあをき翡翠よ
清水祥月
翡翠や水の匂うは雨の後
清水千種
翡翠の眼光鋭利水を射る
清波
球子描く富士に翡翠良く似合う
清白真冬@片岡球子の描く色鮮やかな富士山の絵が大好きです。富士山に月見草も良く似合いますが...。
翡翠や宝石店へまぎれこみ
聖橋
翡翠や水鞠光る深山川
西山哲彦
かわせみや光り眩しく滑走し
西川あきや
翡翠や水浴のごと魚狩る
西村小市
翡翠を見た君を見た里帰り
西田武
かはせみの動画を撮りし一日かな
誠馬@一日@ひとひ
翡翠の不意に来たりて不意に去る
青雅
魚読む翡翠小首傾げたり
青鬼灯
翡翠や朝日に匂う色づかい
青玄
翡翠や巣穴の数だけカメラあり
青泉
翡翠っちゃあ翡翠稚児の宝箱
青木健一
翡翠の狙うところに魚あり
青木豊実
無我夢中翡翠追って足捻挫
青葉のぞみ
翡翠の羽青さ増し自粛明く
青嵐
翡翠やついばむ先に踊る魚
静香
翡翠へチャンス窺うカメラの眼
石せんすい
翡翠の刀剣水を斬る如し
石井茶爺
翡翠や水面の影と競争す
石岡女依
五時間待つカメラ巣穴の翡翠
石崎京子
翡翠や補色の服を着て歩く
石神湖畔
翡翠やホバリング真似て立ち泳ぎ
石野上路無
翡翠や渓中の碧集めをり
雪華きなこ
翡翠や満つる川面の雲流れ
千の葉
空の色背負いて翡翠のダイブ
千恵
翡翠の狩りの飛沫や草の波
千条之御息所
翡翠の声まで教えるスマホかな
千聖
翡翠よ血潮こぼして何処へ行く
千鶴
翡翠や影切り裂いて川に渦
千曜 桜
翡翠の狩は瞬きする間なく
千葉時郎
乱反射蒼く蒼くと翡翠よ
千葉睦女
川底を突ついてきたか子翡翠
占新戸
風運ぶ新幹線水を切る翡翠
川越雷鳴
翡翠の背中の青に射貫かるる
川上緑子
翡翠やアジュールは沈勇の色
川村ひろの
カワセミ飛び込め白魚の薬指
川﨑鶴巻
魚(うお)跳ねるコンクリ護岸の翡翠よ
浅河祥子
翡翠やお色直しの色被り
舛花
獰猛の性翡翠の真つ黒眼
善多丸
翡翠や彗星のごと現れり
蘇州
翡翠や直滑降の潔さ
双月(そうげつ)
翡翠のカメラを据えて瞬を撮る
倉の人
矢の如く輝き放つ翡翠よ
想予
天降り来し翡翠映す水面かな
川せみの飛び去りしあと柳ゆれ
蒼涯
翡翠の気持ちにならむ狩りの夜
蒼空蒼子
誇らしく翡翠見たよ皆に告げ
蒼香
翡翠や朝を待ちたる水の星
村上 無有
翡翠や微かに響く草刈機
村上yamada
翡翠や何を見据える鋭い目
多聞仙
飛び立ちて翡翠彩を残しけり
翡翠の青い光りの一文字
太子
翡翠や黄昏時の天の色
打楽器
負ぶわれて見し翡翠や声も出ず
駄口竹流
レインコート翡翠色の夕晴れ間
泰乙女
翡翠と指し示されし跡虚し
泰山木
迷い人翡翠追うて太陽寺
泰然
瀬野川に翡翠鳴くや破線のごと
大小田忍
翡翠や日矢を搦めて急降下
大村真仙
翡翠の一閃凄し水飛沫
大谷如水
カワセミの陽にかざす羽虹のごと
大嶋メデ
翡翠や穴から見えし水しぶき
沢瀉
翡翠の老いて若さを失わず
達哉
僥倖やかわせみ橋と名付けたり
脱 流民
翡翠の嘴長しふてぶてし
谷山みつこ
翡翠を百枚撮つてまだ足りず
谷川の蛍子
枝の風受けて翡翠の体幹
檀凛凪
かわせみは瑠璃の弾丸的を射よ
知無須園
翡翠の残像を追うレンズかな
知里
翡翠よ地球よ永遠に青であれ
地球人
翡翠や連写の音にたぢろがず
池田郁英
翡翠や深山に沁みる朝の声
池田香
大物を狩って翡翠食べあぐむ
竹さ
翡翠の赤見え隠れする山の朝
竹春エリザベス
翡翠や幾重の波紋息を呑む
竹村マイ@蚊帳のなか
スピカの瞬き翡翠の一閃
竹田むべ
翡翠やいつか野になる休耕田
竹林
翡翠や飛翔直下に魚咥ふ
翡翠に遭いに行く道夫婦道
茶々
しょうびんの捕らへし魚の光りかな
中井笙石
かわせみや神鳴りのごと駆け抜ける
中原かなめ
翡翠や住む谿のあを空のあを
中西柚子
口あけて翡翠みあぐ顔見られ
中村 邑
翡翠や末っ子の帽子流るる
中村すじこ
翡翠を初めて見しや里の池
中村笙平
川蝉の細流にて杭の上
中野風鈴
橙色の胸凝然とひすいゐる
暢気
翡翠を待てあくびのカメラマン
朝ぼらけ
星屑を散りばめたはね翡翠よ
朝桜咲花
サッときてパッと消えゆく翡翠かな
町田カワセミ
千分の一のシャッター追う翡翠
長谷川ひろし
翡翠の剣の舞の獲物取り
追師うさぎ
矢のような翡翠キミの心射よ
辻 愛生
翡翠や川面に宙の欠片飛ぶ
鶴岡木葉
気まぐれの翡翠を待つカメラマン
鶴田梅勝
翡翠や何時もの場所で漁をする
定規(じょうぎ)
叶うなら翡翠になる濁世捨つ
庭野ちぐさ
翡翠や保護色なのか自惚れか
泥酔亭曜々
翡翠の水に入りたる禊かな
泥塗れのポスト
翡翠を狙う無呼吸重装備
笛柾(ふえまさ)
翡翠や高跳び込後すぐ戻る
哲山
虹の青突き抜けし翡翠の青
天晴鈍ぞ孤
翡翠や碧水に刺す瑠璃の針
天辺
翡翠やきれいなうそはつかないで
天陽ゆう
かわせみは太陽集めヒスイ色
貼女(ちょうじょ)
まどろみの水面に翡翠ずんぐりと
殿さまペンギン
翡翠や排水パイプに巣をかけて
田中ようちゃん
川音に応えし声は翡翠か
田中強
濡れもせで魚を捕らへし翡翠かな
田邉真舟
いとをかし翡翠(ひすい)と記すかわせみよ
徒然のひろ
翡翠や修正きかぬ時間軸
斗三木童
翡翠や尾羽贄とし水神(みなかみ)へ
杜まお実
水面(みなも)には刹那の光翡翠発つ
渡辺 香野
カワセミやその青色は翡翠なり
渡辺湖人
たなごころ翡翠ひんやりクリスタル
渡邉くるり
身構える翡翠の声としぶき立ち
土屋 木漏れ日
山里の特養カワセミの声
土田耕平
翡翠のレ点打つごと飛び立ちぬ
嶋田奈緒
翡翠や地球の色の閃光に
東京堕天使
翡翠や固唾飲み込むレンズ群
東山
翡翠や母の形見の絹衣
東谷こはく
翡翠や水を掠めて藪の中
東谷正清
父と下る川に翡翠舞い降りる
東風子
翡翠と水面煌めく午後三時
桃花
翡翠にカメラの群の右往左往
桃香
翡翠やあんたの世話にはなりません
桃子ママ
翡翠や放たれし矢は的外れ
桃泉
飛び込みぬ碧き翡翠水眩し
桃蓮まらん
翡翠の美しき瑠璃色の風
桃和
翡翠や今日もなんにもしなかった
藤すみ
翡翠の閃き直下クラムボン
藤岡美波
暴れる魚落としはせぬか翡翠よ
藤原訓子
かわせみに習い雑魚釣り初めよか
藤源卿
翡翠の来る枝ひとつ池の街
藤紫ゆふ
翡翠は翡の字の如く中空に
藤色葉菜
仏塔をのぞむせせらぎ翡翠鳴く
藤川さくら
かはせみ跳ぶ見た者は皆息をのみ
藤倉密子
川に入り魚を落とす翡翠も
藤田由美子
己が美を知るや翡翠はハンター
豆闌
虹色の翡翠休む枝の先
陶豪
かわせみの瑠璃の閃光入水す
瞳子
翡翠はドローンの如く停止する
童好
翡翠や闇の水面に飛込みぬ
翡翠や水辺の風よ吹かまほし
徳永 北道
翡翠色光と変じ消え去りぬ
徳翁
翡翠や煩悩を吹き飛ばすほど
那須の田舎者
美しき渓流漁師よ翡翠は
南 風
翡翠や今年も来たか店の前
二上松風
翡翠や水切り遊びの石探す
二國七海
翡翠や君はパチリとアイシャドウ
尼島里志
翡翠に風の煌めく朝かな
日記
翡翠や波紋めがけて急降下
日本酒
水跳ねてコバルトの線翡翠か
寧女
翡翠や渡し舟から子守唄
猫楽
翡翠やISSのスイングバイ
猫渓
翡翠や母は指輪をしなくなり
猫舌扁平足
喰らい来る緑の矢あれが翡翠か
濃イ薄イ
翡翠を見たい隕石のごとくに
能千
カワセミの暗渠に迷うネオン街
馬門宗太
早朝の静けき河石 凛と翡翠
梅の香
せせらぎや翡翠の嘴(はし)突き抜けて
博さん
翡翠や帰巣のころか夕ごころ
白井百合子
静寂の淵へ翡翠の一直線
白根葵
翡翠の飛び立つ迄弾指の静寂
白傘
翡翠に逢いたい幸せの鳥よ
白薔薇
翡翠を赤とふ祖母の車椅子
薄荷光
翡翠や碧い閃光の瞬撃
迫 久鯨
カメラの砲列はべらせて翡翠
麦吉
翡翠の水面揺るがす亭午かな
麦秋
前世を偲び翡翠不動たる
翡翠よ古代帝国使者となれ
畑 詩音
火葬場は凪翡翠の飛び立てり
半熟赤茄子
静急静、杭にとまるる翡翠の
斑山羊
翡翠やちーちーちーと狙ひ付け
比良山
オパールから生まれし翡翠さもありなん
美翠
翡翠の鳴き声聞いて空あおぐ
美泉
翡翠や白い護岸に落とす尻
美年
翡翠に瑠璃色という夕暮れあり
百合乃
河原風翡翠一閃瑠璃の帯
漂碌魂 ひいろみ
カワセミや男ざかりの漁師ぶり
不利を
翡翠や紅の速さや直滑降
富樫 幹
翡翠や剣の舞に瞠る我
富士 遊歩@ありす句会
羽ひろぐ翡翠映す水鏡
負勝@中津からあげ句会
翡翠の羽の色みな地球色
風花まゆみ
雑魚跳ねる嘴黒き翡翠の
風花美絵
翡翠やあらゆる色を集めおり
風由花
この川はあの翡翠の領土なり
服部勝枝
かはせみの嘴もがく小さき魚
福花
翡翠や芭蕉の寂も悪くない
文芸サロン
翡翠に恋し焦がれる雀おり
文月栞
翡翠は撮らぬと決めてカメラ買う
聞岳
翡翠や水に飛び込む水中花
平松洋子
青天の霹靂の嚆矢翡翠よ
平野水麦
翡翠の羽ばたき指揮棒の一閃
片岡ひまり
翡翠の後に残るはさざ波
片岡里沙
かわせみに逢えぬかこらす老いた目目
勉邪明
翡翠や花鳥風月化身する
弁女
翡翠や睨みに竦む雑魚の影
呆爺
カワセミの碧矢の如く水に入り
峰江
滝壺の青より青し翡翠や
放浪
鳶色のシャツを脱ぎ捨て空翡翠
方寸
翡翠や鮒飼う池の松伐られ
朋部 琉
翡翠や湖を割りたる水の音
翡翠の疑似色となる水面かな
邦生
翡翠の飛び込み二秒ブーメラン
釣り人ひとり翡翠と四万十川と
房菓
翡翠や女主の旅の宿
北摂美美
陽光を躱すかわせみ銀の羽
北川蒼鴉
翡翠や碧の一閃渓の道
北村 鯨子
翡翠の瑠璃の残像のこしけり
凡々人
翡翠や一直線に水走る
麻衣
翡翠の水面切り裂く匂い知る
麻呂助
翡翠や一直線の心意気
抹香
カワセミの青の一瞬薤路青
抹茶くん
かはせみが魚ふるふる口の箸
末尾波世遠
翡翠や川面に火花閃きぬ
慢鱚
瞬殺のかわせみ波紋しずかなり
岬りこ
翡翠の去りて水面のあぶくかな
蜜蜜みかん
幸せの青い鳥ぞや翡翠や
妙光@木の芽
水面に一線の青は翡翠
眠 睡花
翡翠の点と線とが繋がれり
眠 兎
翡翠や殺陣師の如き獲物狩る
眠さん
翡翠や瞑想中のカメラマン
夢多英
翡翠や令和の飛沫零しゆく
夢堂
カワセミや水面突き射し反射せり
無苦路
翡翠の失せたる石の濡れてをり
牟礼あおい
翡翠の軌跡青春の音を立て
椋本望生
翡翠の瑠璃の重なり陽炎に
名無子
かはせみのそびらあをやかなるひかり
明惟久里
翡翠や初めて魚を釣りし川
明石焼き穴子
カワセミはカワウと仲が良さそうだ
網代
翡翠やババ抜きで負けた夕暮れ
網野れいこ
初めて見たよ翡翠のダイビング
木ノ芽@ふくうめ
翡翠の瑠璃の背が川へ入る
木犀女
翡翠の美手に取れぬこそいや増さり
木人
川合ひを治むるごとく翡翠飛ぶ
木村ひむか
「翡翠を撮る」何度目の大荷物
木綿
かわせみのきれいな羽を見てみたい
野の花なお(7才)
紙粘土ぶつけたやうな翡翠立つ
野井みこ
翡翠やそぼ降る雨の色とりどり
野地垂木
翡翠や水の星にて飛んで往く
野中泰風
翡翠は突っ込み魚は翻る
野本美食
老いたりと言うな翡翠色褪せぬ
野々原ラピ
まだ揺るる枝へ翡翠戻りけり
野良古
翡翠もいつかは消えん海へ陽へ
矢橋
翡翠に会いたしどこに行けばいい
柚和
翡翠を指し頬寄せる初デート
由空
かはせみの瑠璃に閃き降下せる
遊亀子
上高地一期一会の翡翠かな
遊泉
翡翠や句碑の光背今青む
夕虹くすん
翡翠や池の波動を見逃さず
余熱
嘴で餌を回すは翡翠よ
与六
翡翠の喉に魚の暴れ入る
葉月けゐ
翡翠を見つけ気持ちは二百点
葉月のりりん
翡翠や時の流れをつかまえて
葉菜呼
翡翠や「又会いましたね」散歩道
葉子 A
翡翠や水面を穿つ青光
遥風
さっきまで翡翠がいた細き枝
陽気姫
翡翠や飛び去る枝のしなやかさ
陽広
翡翠やフェルメールの青背にのせて
羅馬巴里
かわせみのシャッターチャンスこの一枚
羅風音
翡翠や橋桁のハウスの行方
藍時 湘
手練れなる翡翠川を波立てず
利平
カワセミは私の賢治の中で石
裏山小虫
翡翠やここぞとばかり魚落とし
里之照日日
翡翠や川風甘く光り降る
里甫
眼光の鋭き姿翡翠なり
立香
翡翠が飛び紡ぐ星の産声
立石神流
翡翠やブルーダイヤの矢は翔る
立歩
枝先の翡翠の見栄時を塞く
流雲
翡翠や水面鏡に瑠璃光る
琉璃
翡翠や空母狙ひしドーントレス
隆松
木漏れ日にわが身を隠す翡翠かな
隆美
翡翠の停止してから瑠璃うごく
遼子規
翡翠やスカイツリーに灯る青
林 和寿
網持ちてかわせみのごと吾子の目や
玲香
貢ぐのはいつも男か翡翠も
鈴音(れいね)
船宿の女将かはせみ隅田川
鈴木麗門
かわせみは頭低うして水を切る
麗し
かわせみに釣り人そっと遠慮して
六々庵
翡翠や風林火山嘴に
和泉穣
翡翠や見へる魚の釣れもせず
和利
ちいと鳴く翡翠の聲一直線
國本秀山
水郷に佇つ翡翠に我も佇つ
巫女
翡翠や仕留めし命でいのち継ぐ
戌の箸置
翡翠やフリーフォールに躊躇なし
モノクロのかわせみピンボケの日差し
櫻庭詩想
翡翠や星の動きに惑わされ
涅槃girl
翡翠の飛び込む水面澱みなし
淺野紫桜
翡翠や色と形は和に非ず
獺八(うそはち)
翡翠や嘴隠す急降下
眞熊
川面より空飛び出でん翡翠か
祺埜 箕來
翡翠や秋田蘭画の彩のやう
笙女
翡翠や体当りから巣を造る
笙平
何度でも翡翠の猟り飽かずかな
筬葉
ホバリングの翡翠めがけ連写音
聰子
翡翠発つ水柱残る間に帰る
脩斎@105さい
翡翠や水切りの石五つ跳ね
芍薬
かわせみや飛沫上げたる色の翳
萬太郎
大和川カワセミ去って自粛明け
萬代草舟
翡翠の低空飛行魚の舞ひ
藪内椿
翡翠や飛び去りてなお目に碧し
蘊竹伯
翡翠が捕る瞬きにはライディーン
颯奏
翡翠の池へ棚田の風青し
小林妙
鬱蒼のみどりも染まず翡翠や
楽花生
翡翠の飛び込んではや翡翠ゐ
珍紛漢
翡翠の色にて仕舞う巡礼よ
津軽ちゃう
兢兢の暇無き魚翡翠来
津軽まつ
すり歩きする翡翠やまだ翔べず
紋舞蘭
翡翠や一ニのわんど夕まずめ
也和

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