俳句ポスト365結果発表

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第245回 2020年6月11日週の兼題

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
生きてやる 夏蝉の声 背なか押す オレンジ色
きのこ雲 稲穂のみぞに ランドセル のぐさん
ああ無情 恋に焦がれし 一人蝉 のろ爺
ステイホーム ミンミン蝉か 腹の虫 はらみ
ぐんぐんと 大木空へ 蝉ぬけて ひとみ
キミが好き ずっと待ってる 蝉の強さや ふわく
孫のため? セミ追う義兄 無我夢中 みつ子
森の中 木々にしのぶや 蝉の声 ようすけ
蝉の羽化 安アパートに 椅子一つ らくらん
水風船 遠い囃子や 蝉の声 りのん
空蝉の 重み感じて 七日過ぎ 雲二
許すまじ 汗ばむ野良の 蝉時雨 岡 美里
ひぐらしや 祖母の手をとり 有馬の湯 嘉子(かし)
空蝉と 息子帰りて 騒々し 海瀬 真珠
名札外 無き病室に 梅雨の雨 駒
追う鳥に 寿命の短さ 教えたし 玄久
木漏れ日を 網逃れ去る 蝉声なし 鵠洋
身に浴びる 光り輝く 蝉時雨 黒ニンニク
梅雨がきて 待ち遠しいな 蝉の声 佐吉
クマゼミや、地蔵仏の、傍で鳴く・。 治山
木登りの 横目で蝉と にらめっこ 小夜
蝉の句を 生きてるうちに 越えていく 小林番茶
蝉しぐれ うるさきほどの 命かな 茶墨
夜道の蝉よ 我の代わりに 哭けや哭けや 得無 如何兵衛
試合終了 汗と涙と 蝉しぐれ 乃乃
鳴き鳴きて 傍らに生く 小さき蝉 美里
家の庭 盲亀の浮木 蝉生まる 舞踊クリーナー
仰ぎ見る 木漏れ陽 蝉の声シャワー 村田 香織
蝉たちの 朝のあいさつ 目覚ましに 曈游(とうゆう)

○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。

 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
夏が来た蝉がたくさん鳴きはじめ ゴロゴロ
蝉時雨麦藁帽子欠氷 よひら
姦しき蝉声哀し終戦日 一の介
風光り蝉のしかばね池の隅 亀子 
初夏の空蝉も涼しげ木陰下 京子
驟雨去る蝉の鳴きが流れけり 源司根古
ペダル踏む蝉時雨の中風涼し 幸せ弘法
お昼寝の疲れし吾子に蝉の声 秋吉由美
涼風の滝のしぶきとかなかなゼミ 如庵
初蝉を待ちわび思う夏の空 梅の香
耳ぎわで夏を知らせる蝉の声 美泉
日ざかりや蝉鳴くまへの一刹那 碧村
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

◆兼題の考え方
五月雨やまだ鳴くまいと土の中 さくら
そこに帰るのか盆に地這う虫や イイ ケン
午前四時カラス食い逃げさくらんぼ とんこ
解体の日はいつ夏至の旧駅舎 みつはしそーた
コロナ禍も金を生み出す財務省 仁
豪雨の傷飛び起きて短夜 土佐結実
雛鳥を見せに来たのか春雀 北希少
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、8月19日24時締切の「唐辛子」です。ご投句お待ちしてます♪

仰向けに落ちて鳴きたい我が人生 閑親父
○「蝉」を思って作った句かとも思われますが、先ほど説明した通り、「蝉」という季語を入れることが必要です。

飛騨の名に飛び立つ仕草蝉模様 山本詩季
●異郷の地であるこの場所に掛かっている飛騨の笠の蝉模様を見ての一句。テレビで飛騨の地名が流れる。もし生き物ならば夏は自然豊かな飛騨に帰りたくなるのだろうなという思いを表したものです。/山本詩季
○「模様」の図柄となると、季語としての力が弱くなります。

◆季語深耕
雨後の朝シャンシャンシャンと蝉生まる スマホ優
リモートもそろそろ飽きた蝉生まれ 松風女

明日に向け未練残さぬ蝉の穴 しげる
宇宙への発進基地か蝉の穴 吉村よし生

山深く声ゆきわたるひぐらしや ちゅうちゃん
ヒグラシは師範心の耳を持つ 宮島ひでき

痴話喧嘩旗振り役は法師蝉 澄海
石庭の砂にさざ波法師蝉 呆爺
ツクツクと蝉知らせる暑さ終わり 川﨑鶴巻
抜け殻を探しくっつけツクツクホウシ みほ

空蝉や原爆ドームに遺す爪 ときめき人
空蝉になっても未だ主張する マツイミキロウ8191
空蝉のブローチ枝にぽっちりと みどりくん
成虫を食らう空蝉山の影 わさび
空蝉の右足最後抜けて行き 円
空蝉や礎をなぞる皴の指 宮﨑紅清
空蝉や十八の娘の晩いらず 太田ヒヨドリ
うつせみや弥勒菩薩の掌 耕

ばあちゃんの背に蝉の殻十八個 のりのみや
墓に殻蝉の短き命かな 一呆堂
蝉の殻踏んずけてから医者に行く 久鍋得利子
大きさを比べる蝉の抜け殻よ 佐々木葉一
蝉の殻コンクリ壁にしがみつき 薩克期風
葉の裏の蝉のぬけがらクスッと笑む 大嶋メデ
昨年の蝉の脱け殻てんこ盛り 中嶋 倶子
庭石に昨夜出でたる蝉の殻 理観
○なぜ、これらの句をここにピックアップしているのか、分かりますか。以下、寄せられた季語情報を読んでみて下さい。

●◆蝉 6月24日 蝉(せみ、晩夏、動物、傍題:蝉時雨、おし蝉、にいにい蝉、油蝉、みんみん蝉、深山蝉、熊蝉、蝦夷蝉、初蝉、朝蝉、夕蝉、蝉涼し、蝉捕り)。漢字は下記歳時記では「蟬」(環境依存文字。右側の上が口二つ)なのでネット上では文字化けする可能性。なので「蝉」と以下、表記。「夏の日をやかましく泣き騒ぐ昆虫の声楽家である。多くの蝉がいっせいに鳴きだすと、沛然と驟雨が到ったような感じがするので、蝉時雨と言っている。腹部の特別な室に張られてある薄い鼓膜を強い筋肉の力で振動させて音を発する。鳴くのは雄ばかりで、雌は唖蝉と言っている。四月末から五月ごろ出る春蝉は別として、小形のにいにい蝉が梅雨明けごろからまず出現し、ジージーと弱い声で鳴きチッチッと鳴き始める。ついで大きな油蝉が強い声でジージーと油を揚げるような声で鳴く。みんみん蝉は一に深山蝉とも言い、ミーンミーンと繰り返し高い声で鳴く。関西に多い熊蝉はもっとも大きく、シャーシャーと喧しく鳴きたてる。~略~ 蝉の声を悲しいと聞くことは、中国の詩にもあった。蝉といえば、かしましい油蝉などより、蜩や法師蝉、つまり寒蝉に心惹かれることが強かったのだ。~略~ 俳諧では「芽蜩」(ひぐらし)は「つくつく法師」とともに秋とする。実際出現するのは晩夏だが、声の涼しさから秋の気を感じて、また秋鳴く虫にも引かれて、秋の景物の仲間入りをしたようだ。~略」(「カラー図説日本大歳時記 夏愛用版」講談社、1989年、山本健吉)。★ 「蝉」(傍題:初蝉、蝉時雨、唖蝉、夕蝉、夜蝉、山蝉、にいにい蝉、油蝉、みんみん蝉、熊蝉)「蝉の種類は本州では十四種。平地で普通九割ほどが見られる。いちばん早く出る蝉は、松蝉で春蝉ともいい、四月末に出ることもある。五月から六月頃がさかり。次がにいにい蝉で六月の終り頃から出る。ジーッと鳴き、チッチとおさめる。他は大体七月中頃から鳴き、あぶらせみ、くまぜみ(大型、シャアシャアと鳴く)、ひぐらし(カナカナと鳴く)が出て、つくつくぼうしがそれより遅くでて、秋の中頃まで鳴く。秋一番おそくまで鳴くのがちっちぜみで、チッチッと鳴く。初蝉は鳴き始めの蝉。蝉時雨はたくさんの蝉の鳴き声が雨の音に似ていることからいう。唖蝉は雌の蝉で、雌は鳴かない。蝉は地中に七年ほどいて、成虫になって地上に出ると一週間ぐらいで死ぬ。<本意> 芭蕉の「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」、一茶の「蝉なくや我が家も石になるやうに」「蝉なくやつくづく赤い風車」などが知られている。はかないいのち、あるいは蝉しぐれのしずかさなどが焦点になろう」(「新歳時記 夏」改訂版、1996年、平井照敏)。平井はもっとも季語の本意をあらわす句として 蝉鳴けり泉湧くより静かにて 水原秋櫻子 を揚げる。★ 「セミ科の昆虫の総称。鳴くのは雄だけ。夏の代表的な昆虫」(いちばんわかりやすい俳句歳時記 春夏)(主婦と生活社、2017年、辻桃子=阿部元気)。傍題:油蝉、みんみん蝉、蝉時雨、唖蝉、夜蝉(よぜみ)、蝉取)。「俳句歳時記 夏第四版増補」(角川文庫、2012年、傍題:油蝉、みんみん、熊蝉、にいにい蝉、唖蝉、初蝉、朝蝉、夕蝉、夜蝉、蝉時雨)。以上はみな引用。続きます。★/すりいぴい
●注意しないといけないのは「蜩」「法師蝉」「秋の蝉」は秋の季語であること。夏の季語では別途、「蝉生る」(夏)がある。また「空蝉」(夏。2019年5月30日の週の兼題)、「蜩」(秋。2017年6月29日の週の兼題)がある。「蜩」と「空蝉」を考えることは「蝉」の作句に大いに参考になると思う。というか固有の「蜩」句ではなく、虚と実・・といっていいのかどうかわからないけれど。また、組長選評の某投句サイトでもズバリ「蝉」が以前に兼題に。やはり夏らしさ、暑苦しさがポイントか。★気になった例句は 蝉涼し絵馬の天人身を横に 松本たかし、暁やうまれて蝉のうすみどり 篠田悌二郎、 子を打ちしながき一瞬天の蝉 秋元不死男、「蝉時雨」句ならば、蝉しぐれ子は担送車に追ひつけず 石橋秀野 でしょうか。★ 夏らしいといえば「夏」の代表のひとつのような「蝉」。当然暑苦しさ・鬱陶しさとともに、いのちの短さ・儚さ・脆さ。後者は「空蝉」(そして「秋」の「蜩」)とはやや異なる、晩夏の寂しさ。そして聴覚が圧倒的に強い。次いで視覚。触覚もある。味覚・嗅覚はわずかながらあると思う。寂しさ・少しの涼しさとともに、他方、強い生命力や健気さを感じるのは私だけだろうか。秋の鳴く虫たち「蟋蟀」「鈴虫」と異なって。これは固有の蝉の種類に因るだろうけれど。「蝉時雨」は「蝉」以上に圧倒的に聴覚が強く、また寂しい。固有の種の蝉を詠むには強い説得力が要ると思う。音や字面なども活かして。二者選択ではないけれど、暑苦しさ・力強さと、儚さ・寂しさのどちらに軸足を置き、作者がどんなふうに「蝉」をその句で詠むか表れているかが大事かなと。 いや、シンプルな兼題は難しいな・・。/すりいぴい
○ページ数の少ない歳時記や季寄せでは、同じ項目に入れているかもしれませんが、「蝉生る」「蝉の穴」「空蝉」などは、別の季語としての認識すべきかと思います。

●「蝉」季語六角成分図より。 (視覚)美しい翅、力強い脚、円らな目。森や山の青葉、幹。強い日差し。虫捕り網。(嗅覚)青臭い?(聴覚)多彩で音量の大きい鳴き声。羽音も大きい。(触覚)硬い胴体。捕まえると力強く暴れる。(味覚)食用にする地域は意外と広く、唐揚げなどがおすすめらしい。(連想力)夏本番!溽暑、炎暑。忍耐、力強さ。儚さ、無常観。復活と再生。 ★関連季語、傍題が非常に多い季語です。油蝉、みんみん蝉等の種名も傍題にありますが、茸と同じくまずは集合名詞として作句に取り組むこととしました。季語の本意としては第一に聴覚=鳴き声ですが、視覚や触覚も捨てがたいところです。時間帯によってもかなり印象が変わるな…と思ったら、種類によって主に鳴く時間帯が異なるそう(朝はみんみん蝉、夕は油蝉、終日はニイニイ蝉、といった具合)。なるほどなぁ。 ★和歌に詠まれてきた歴史が長く、日本人の無常感を体現する存在、とのことで、先人たちの秀句が多く参りました。。。一方で中国やヨーロッパでは再生と復活の象徴とされていたとか。夏本番の元気さもあり、暑苦しさもあり、命の儚さもあり…と、イメージが色々と展開します。/碧西里
○傍題を使うのもかまわないのですが、兼題「蝉」と真っ向勝負をしてみて、その後で傍題のニュアンスを探っていくのが勉強になるかなと、いつも思います。碧西里さんの分析も是非、参考にして下さい。

◆季語雑学部
●季語雑学部  世界には様々な昆虫食がありますが、日本でもイナゴや蜂の子、ザザムシなどを食べる文化が存在しています。そして最近は、セミ会なるものがあり、みんなでセミを食す、「セミ会」なるイベントがあるそうです。皆で同じ場所に集まり、フィールドに出てセミを採り、それをキャッチアンドイートするのだそう。油で素揚げにしたり、幼虫を燻製にしたり、かなり美味しいのだとか。セミを食べたことのある人の話によると、東南アジアのタイなどではセミ食は一般的だそうで、最も美味しい食べ方は、幼虫から羽化したてのまだ白く、セミ色?に色づく前のものを揚げてナンプラーなどで味付けをしたもので、それはまるでソフトシェルのような味わいなのだとか。ただし、ネットで検索する際は様々なリアル昆虫の画像もでてきますので、くれぐれもご注意を。/山香ばし
○後出の「お便り」にも蝉を食べる話、ありました。今回の季語雑学部情報、色々届きました! 吃驚することばかりです。

●蝉が地中にいる年数は素数であることが多い。北米には「アメリカ17年ゼミ」という17年に一度大量発生する種がいます。私がシカゴ在住中の1990年がその年に当たっており、文字通り街中がセミだらけになりました。蝉が地中にいる年数が素数であることが多いのは、素数の周期で発生することにより、天敵の発生周期と重なる最小公倍数が大きくなり、天敵と遭遇する確率が下がり、繁殖の確率が上がるためではないかと言われているようです。/虚実子
●蝉の成虫の寿命は1週間と昔は習ったと思うのですが、それは俗説であって近年の研究では一か月程度生きるという事をつい最近知りました。岡山の高校生が一度蝉を捕まえてマーキングをして放し再度捕まえるという方法でマーキングした863匹中15匹を捕獲し確認したところ油蝉は32日生きていたようです。とはいえ成虫の寿命が幼虫時代に比べるとはるかに短いことには変わりなく季語の本意の一つである蝉=儚い命というのは変わらないかとは思います。/けーい〇
●私が子どもの頃は、蝉はずっと地中で暮らし最後の一週間だけ地上に出て来るのだから捕っては可哀想と言われました。しかし、2019年岡山の高校生が独自の調査方法でもっと長く生きることを確認したことを何かのテレビ番組で見ました。あらためて調べてみたらクマゼミが15日、ツクツクボウシが26日、アブラゼミに至っては32日間生存したそうです。また、大量発生する年に規則性があったような。蝉の生態は面白いですね。/直

●蝉について勉強してみようと思い、オークランド図書館でニュージーランドの蝉に関する本を借りてみました。ニュージーランドの先住民族マオリの言葉で蝉はkihikihiと言うそうです。昔は羽化する前の若虫(幼虫ではないけれど成虫と呼ぶには若い状態の虫を英語ではニンフ=妖精と呼ぶそうです。日本語訳は若虫となっていました)を食べていたそうで、昆虫を食べる習慣は世界中にあるんだなあと。この本の作者は42種類いると言うニュージーランドの蝉の分布やその鳴き声を細かく調べて書き記していて、この人は小さい頃から蝉に夢中だったんだなあと感心していたら、娘が「それ、子どもが書いた本だよね」と言うではないですか!なんと作者は10歳の少年で、小さい頃の作者だと思っていた写真は作者近影でした。そこに一番驚きました。鳴き声をsongと言うことも、なるほどなあと勉強になりました。(蝉はどこへ行った、、、)/ほしのあお

●蝉は中国で紀元前から再生と復活のシンボルとされ、蝉をかたどった翡翠などの玉石を貴人の口に入れて葬ったそうです。殷の甲骨文に蝉を表す象形文字は「単」と刻まれ、虫偏は後代についたのだとか。薄く透ける羽が、美の形容として用いられる反面、『荘子』では矮小なものと貶められたり、鳴声は蛙鳴蝉噪などとよくないイメージもありますが、20数年前北京に行ったとき、心なしかゆったりと風格のある鳴き声だなと感じました。埼玉県で話題になったように、食材にもなる蝉。カメムシの仲間で植物の汁を管で吸うため、昆虫食としては腸がきれいなのだとか。高い木に止まり粗食であるとされ、清貧の高士に喩えられたりもします。百人一首の蝉丸は謎の人ですし、関数蝉とか、身近ながら摩可不思議な生き物な蝉。こどもの頃は何も考えないで手づかみしていましたよね。レア感のあまりない油蝉、世界的には不透明な羽が珍しいそうです。/わこたんのまま
●先に投稿した句のコメントに誤りがありました。外八廟は明代の神社仏閣で、皇帝廟でも核シェルターもどきでもなかったです。明の十三陵と記憶が混乱して間違えていました。ごめんなさい。/わこたんのまま

●〔ジャパンナレッジ/季節のことば「蝉」より要約〕 1.季語は本意の範囲内の意味で使うのが伝統的な考え方/「古池や~」が革新的とされたのは・鳴き声を詠むのが約束だったのに・飛びこんだ水の音をもってきたから 2.蝉の本意も蛙と同じく鳴き声/「左右の大脳半球が言語と音楽に対応する機能を持つ」とする説によれば・日本人は虫や動物の鳴き声を左半球の言語脳で聞く珍しい民族らしい/ところが虫の声でも・蝉と蟋蟀だけは例外で・言語半球の優位性は認められない/つまり日本人にとって蝉の声は、ほかの虫の声に比べより純粋な音として聞いる/c2001-2020 NetAdvance Inc. All rights reserved. →考察 1.「蝉」の「声」でないところを描写できれば革新的になる  2.「蝉時雨」は「声」というよりは「音」として聴いている /沢拓庵

●ネットで知った驚き一つ。  蝉には五つの目があるという! 自分は知らなかった。普段目と思っている両脇は二つの複眼。 複眼の間に小さい三つの単眼がある。 画像データを良く見ると確かにある! 五つの目は他の昆虫にもみられるという。 役目として、複眼は普通にものを見る目。単眼は高感度の明るさを感じるという。 蝉は飛ぶのが下手ではあるが、この単眼が姿勢制御の役割を演じているのではないか、とのこと。/天晴鈍ぞ孤
○ええー? なんで五つも? それでいて飛ぶのが下手?!

◆俳句文法研究部
●俳句文法研究部への投稿です。兼題「鰻」の〈今週の俳句道場〉でキートスばんじょうしさんが投稿されていた「聞こゆ」の意味についてですが、この動詞には、(1)自動詞、(2)他動詞、(3)補助動詞 と大きく3種類があり、キートスばんじょうしさんが言われる”本動詞”は(1)と(2)を指されているのだと思いますが、(2)では確かに「言ふ」の謙譲語「申し上げる」という意味になりますが、(1)では「聞こえる」という意味なので 【キートスばんじょうしさんの原句】姫女苑遠くに歓声聞こゆなり で問題無いのではないでしょうか。 (兼題「蝉」での投稿となってしまいました。兼題「翡翠」又は兼題「プール」の〈今週の俳句道場〉で既に解決済みとなっていた場合はご容赦願います。)/戸部紅屑
○少々遅れても、ありがたい情報です。是非、これからもよろしく。

●口語では「お」だが、文語で平仮名表記にしたときに、「を」になるものがあります。「O」ではなく、明確に「Wo」と発音していたからだと思いますが、平仮名の句を作るときには要注意です。 尾(を)、男(を、をのこ)、緒(を)、小(を)、女(をうな、をみな)、岡(をか)、折る(をる)など。 まだまだあるので、あとは辞書で調べてください。/ひでやん

鋼の翅を蝉は夜明けに貰ひしか 天玲
●「夜明けに」を、夜が明ける時間帯にという意味でなく、「夜明け」という実体はないが一つの存在としての、「夜明け」というものから貰った、という風に詠みたいと思い試行錯誤しましたが・・・どうでしょうか。/天玲
○この字面で、「夜明けに」の「に」を、夜明けから貰うというふうに解するのは、ちょっと無理があるかと。入れたい情報が微量多いので入りきらないのだと思います。選択肢は、次の三つ。
  ①「鋼」を外す。
  ②「翅」を外す。
  ③「~しか」を外す。
この三択を自問自答して、それぞれ作り直してみて下さい。いやいや、①~③まで全部入れたい! となれば(「プレバト!」でもよく出てくる)かなりの字余りにしないといけないということになります。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●女の子より、男の子の虫?/こま
●地中から出るタイミング何でわかるんだろう。/こま
●羽化はすごいエネルギーを要する命がけの変化なので、羽化の途中に人が触ると、その部分が奇形になってしまうとか。最悪飛ぶこともできず死に至ることも。黙って見守りたい。/こま
●うるさい。/こま
●まだ蝉の声は聞こえてきませんが子供のころに毎日蝉の声や夕立や雷の音に怯えていたのを蝉と言う表現で思い起こすことが多くあります。/治山
●マンション住まいで以前は、 コンクリートにもめげず、 蝉は来ていましたが、 最近は少なくなりました。 蝉も住みにくい世の中です。/のろ爺
●個々の種類では特徴もありますが、蝉全体では鳴き声で暑さを倍増させる虫だと思っています。時間帯や、街中か田舎かによってやかましさが変わるところを生かしたい。/夏 湖乃
●蝉というと夏の昼下がりのイメージなのだが、最近は、夜遅くまで鳴いていることが多い。歳時記に「朝夕聞く声は涼しい」と書いてあったが、朝早くから鳴く蝉や夜中まで鳴く蝉は暑苦しくてたまらない。朝夕の蝉を詠むとイメージがずれてしまうわけだ。季語は難しい、/花菖蒲
●蝉の鳴き声は五月から九月くらいまで色々な種類のものを聞きます。早いものでは四月頃に山に登ると「蝦夷春蝉」の声が聞こえて懐かしく、もうすぐ夏だなあ、と思います。蝉も夏の蝉と秋の蝉の季語があるので間違えないようにしないといけませんね。/じゃすみん
●実家が山際。庭に木が沢山あったので、夏は蝉の宝庫?でした。物心ついた頃から、夏の主要な楽しみは蝉取り。暇さえあれば庭で蝉を追いかけていました。小学校の宿題に蝉の羽化の観察リポートを提出したり、中学時代の作文に、蝉のエッセーを書いたり… 蝉は身近な友達。 でも、アメリカには十七年蝉というのがいて、十七年に一度大量羽化して、木を大量に枯らしてしまうと聞いたことがあります。蝉も侮れませんね。/アガニョーク
●蝉時雨という言葉には、戦争を想起させる響きがあります。八月が日本人にとって特別な月だからかも知れません。/いなだはまち
●昔は昼しか鳴かなかった蝉が最近は夜も鳴くようになったとか…。明るすぎる夜が寿命ちぢめているような…/うに子
●電気屋さんで扇風機やエアコン製品の販売箇所からは、ただただひたすら蝉の声のBGMが流れていますよね。あれってすごいですよね!日本の夏の象徴ですね。 日本の映画で、夏だと一発でわからせるために蝉の鳴き声を背景にかぶせる事が多いらしいですが、それって、西洋人は理解できないらしいです。映画館で、「雑音が入ってるぞ」と映写室にクレームがあったらしいです。 というくらい、日本の夏といえば、キンチョウか蝉の鳴き声かという事みたいですね!/間仁田彩
●うだるような蝉しぐれ、蜩の声のもの悲しさ、今際の際まで暴れまわる力強さ、生への執着、地上に出てくるまでの下積みの長さ、地上に出てからのはかなさ…蝉といってもいろんなイメージがありますね。/みょん
●夏井先生 正人さま スタッフの皆様いつも有難うございます 兼題(蝉)ですが日本には沢山の種類のセミが生息してる事に気がつきました  中でも惹かれたのが沖縄にいる小さくて綺麗なリュウキュウ蝉.....  鳴き声も(ジィ-ワィ..ジィワ-イ)...とか。いつか逢いたいものです/水夢
●蝉は潔い。抜け殻は放置する、精一杯にぎゃんぎゃん鳴く、種類によっては悲しげにも鳴く感傷的、そして亡骸も路上に放置されたまま。生き様も死に様も潔い。生も死も、そのまま飾りげなく見せてくれる蝉は、究極の写実主義者なのかも知れない。/瑞伊光
●蝉の持つイメージとして儚さとか無常とか。現実に親の介護に直面しているせいもあり、老いや死に思考が向かいました。死→屍→屍のポーズ→ヨガと発想を飛ばしたりも。うるさいやかましいというイメージもありますよね。以前蝉の兼題で作句したことありますが、その時より発想の域広がったかも。まだまだ作ってみます。/古都 鈴
●「プール」の兼題と打って変わって子季語・関連季語の多い「蝉」。これは夏、これは秋、それは別の季語と今回もとても勉強になりました。結果発表週の皆さんからの情報も楽しみです。/岸来夢
○自分の句の結果だけ見るのではなく、他の人の句から何をどれだけ学ぶか。それが成長の質と速さを決めるように思います。それにしても、「子季語」という呼び名はどこから発生しているのでしょう。耳慣れない言葉です。

●プレバトのくっきーの句の直しで覚えた、「蝉生まる」という季語と「蝉」という季語について考えると、生まれたばかりの蝉についての句を「蝉」だけ使って詠んだ場合どういう扱いになるんだろうと思いました。/詠頃
●「蝉」は夏の季語ですが、「蝉語」等はどう判断すべきですか。/加良太知
●蝉のお題。蝉生る、は良くて 空蝉はだめなのですか?/三雲
●季語の蝉を、ひぐらしに変えましたが許されるのでしょうか。/嘉子(かし)
●関連季語に、蝉生るや蝉時雨などもありましたが、子季語や関連季語もつかって良いのでしょうか?/浅河祥子
●昨年は「空蝉」でした。でも今年は生きてる!コロナで沈みがちなので、俳句だけでも夏を満喫したいです!/浅河祥子
●兼題は「蝉」でしたが、「ひぐらし」「空蝉」は傍題として可能でしょうか?  /あきみ
●蝉の兼題に 蝉時雨はオッケーですか。/ひとえ
●「空蝉」は兼題としては外れているかなと思いましたが、正直本題の「蝉」の句より手応えがあったので^^;; 投句します。お手数をおかけしてすいません。/かめのべ
●一句目の 耳鳴りの句 に蝉を使い、又蝉時雨としていますがよいでしょうか。/悠風
●蝉の季語、ちょっとずつ季節違いのバリエーションがあって引っ掛け問題みたいで恐ろしかったです。「蝉生る初蝉みんみん蝉の殻」蝉一生←俳号/裏山小虫
●本当は、「蝉時雨」という季語にしたかったのですが、「蝉」が兼題のときに「蝉時雨」とするのはNGですか?/槇原
●落ち蝉(秋)、蝉しぐれ(夏)を「蝉」が兼題の場合はやはり使ってはいけないのでしょうか?/たま走哉
●今回の季語は「蝉」ですが、「ツクツクホウシ」や「ミンミン」など固有のセミの名前も季語となり得るのでしょうか?/みほ
●以前「蜩」の兼題で「人」に採っていただいたことをよく覚えています。今回の「蝉」ですが、「蜩」の叙情性とは一線を画すように思え、また語から広がるイメージの多様性もあるので、さまざまな記憶をたどって当時の場面を細分化しながら、一句に仕立てることを試みております。/る・こんと
●昨年「空蝉」という季題が出ましたが、今回は生きている「蝉」。両社の区別をきちんとつけるべきでしょうね。第一には鳴き声が連想されますが。/京野さち
●蝉に関連する季語として蝉生るという言葉を使って詠んだのですが、兼題「蝉」に反していないでしょうか?/章媛
●蝉の兼題て、蝉しぐれではダメですかね/裾野51
●蝉の殻は空蝉と同じ、季語の扱いでしょうか。/徳翁
●一句の中にセミの種類を複数入れると季重なりでしょうか。また蝉が兼題の場合、蝉の種類だけを季語としても良いでしょうか? ヒグラシに恋した私はアブラゼミ /毒林檎
●蝉、蝉時雨、蝉衣など、蝉が入ってるけど、蝉の傍題でないものがあって、悩みました。/迫 久鯨
●先日の拙句投句に「蝉の抜け殻」「空蝉」を詠んでしまいました。 「蝉」の季語とは別であることに、気付きミスしてしまいました。 なので、また、二句投句致します。(いつも変なおばさん!で済みません)/百合乃
●今回の兼題は「空蝉」でも「蝉時雨」「蝉の声」でもなく「蝉」なので、「生物としての蝉そのもの」を詠むことが求められていると考えましたが、「蝉そのもの」を見つめたことがないのに気づかされました。ハードルの高い兼題です。/虚実子
○「蝉」そのものを詠むというのは、なかなかにハードルが高いと、私も思います。カンタンそうにみえるが、骨のあるタイプの季語ですね。

●例句をまず、とググる。あまりに数が多くてめまいが。傍題も多くてため息。フィールド広すぎて困惑する。過去にあった「空蝉」「蜩」「法師蝉」、これはあえて使わないっと。それだけで迷いの山を築いてしまいそうな「蝉時雨」も今回は使わないっと。まだ出て来る時期じゃないのに、脳中にわんわん蝉を鳴かせながら考えました。…まだ鳴いてる。うっかり今回最高投句数。高澤良一さんの蝉の句がやたらめたらに面白かった。影響受けてしまった気がする…。/いしはまらんる
○まず、例句を探してから……という手順を踏む人も多いですね。それぞれのやり方でアプローチしていけばよろしいかと。

●「蝉の死骸」「蝉の死んだふり」は季語になりますか?/鷹雪
●〔落蝉〕という季語があり〔秋〕になります/そして〔落蝉〕という季語がある以上・〔蝉〕の季語でその死を描写しようとする・のは〔季節違い〕になるのでしょうか/沢拓庵
○一句の仕上がり具合によって判断が変わってきます。こればっかりは、杓子定規に言えないところがあります。

●春の桜、秋の紅葉に匹敵する夏の蝉という大きな季語。もはや、何を詠っても類想にはまりそうでトマト。ある意味ここ最近で、一番容易かつ難解な季語かでトマト。 /トマト使いめりるりら
●誰でも知っている蝉、どの部分を取り上げるか迷いました。鳴き声のうるさいほどの力強さ、長い地下生活と短い地上空中生活、羽化の一瞬の美しさ(でも「蝉生る」は歳時記によっては晩夏の「蝉」に対して仲夏の別の季語とも)、虫取的には雑魚キャラ、落ちてる蝉の死に際の大騒ぎ…どれをとってもあるあるすぎて難しいです。けれど、コロナ禍中の世界では少しちがって受け取れるかも、とも思います。/離松
●つい「蝉時雨」「蝉の声」になりがちで組長がYouTubeでも触れていた五音の季語が作りやすいというのを思い出しました。五音の季語集にも「蝉時雨」が載ってますね。 自在に季語を使いこなせるように精進します。/横縞
●生意気千万なことを書きます。「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」(芭蕉)は私も好きな句十選に入るほど好きな句ですが、「蝉」の句を色々と漁ると多くが静寂に近いイメージと取り合わせる句で、芭蕉の句に引っ張られ過ぎのように感じました。「蝉」は日本中の地域が夏になるとお付き合いするチョ~身近な季語であり、日本人とあのクソうるさいグロテスクな生き物との間には沢山のドラマがあったはずなので、そういったものを掘り起こすのがこれからの俳人のするべき仕事なのかと感じました。/成瀬源三
●蝉という兼題季語は、芭蕉の句『閑かさや岩にしみいる蝉の声』があまりにも大きすぎてなかなか詠むことが難しいといつも感じます。近頃は私の住む町でも蝉の声を聴くことも少なくなり、何か時代の移り変わりを感じます。/磯野昭仁
●扱いやすいのでついつい「蝉の声」と5音にしたくなるのですが、季語「蝉」には、その声もふくめての夏の情景を伝える働きがあるだろうな、と考えると、安易にやっては音数がもったいないのかもしれないですね。芭蕉の有名句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」のバランスや余韻に、今更ながら気付きました。/オサカナクッション
○その気づきが、まさに学びですね♪

●蝉を見たり聞いたり触ったりする句は多々あると思いますが、食べる句は既出なんですかね…/カヅラ梅
●沖縄の方は蝉を食べるらしい。/ひろきち
●「蝉」を季語の六角成分図(視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚・連想力)で考えた場合、なんといっても聴覚がずば抜けていると思います。そしてその聞こえ方はほとんどがマイナスなもの、やかましい、イライラといった側面が強いと思われます。このベクトルで作句すると共感は得られるが独自性を出すのが難しい。それなら逆に、マイナスなものをちょっとプラスに転じて賑やかさを演出してみようか。身近な存在だけど悪戦苦闘しました。ちなみに、味覚は数値的にはゼロに近いと思うのですが、早坂好恵さん(沖縄出身のむかーしのアイドル)が食べたことあると言っていたことを覚えています。また、ダチョウ倶楽部のリーダー肥後さん(沖縄出身)も食べたことがあるようで、アブラゼミは脂っぽいなんて言っていたと記憶しています。ま、これは参考にならないかな。/高橋寅次
○季語雑学部にも情報ありました。そうか……食べるか。

●田舎に住んでいるので、子どもの頃、虫取りをしたことはありますが、ミンミン蝉くらいしか分かりません。ネットで調べていて、唖蝉という言葉を知ったのですが、今使うと差別用語になるのかな?と少し気になりました。/Karino
○文学として使う場合、気にしすぎるのもどうか……と思います。差別として使う言葉が差別用語となるのではないか、と。

●ずーっと東日本在住の私。日中はみんみん、油。夕方はかなかな、つくつくぼうし。と思っていたら、なぜかここ10年、近くの2つの中学校でワシワシ!?西日本に生息するという熊蝉でした!この熊蝉は早朝から昼頃まで鳴くらしく、午後はあまり聞かない。にしても、なぜ離れているのに、I中とN中で生息しているのか?どちらかの生徒が連れて来て放したのだろうか?昨年は近くの雑木林にもワシワシが進出。温暖化の影響?/黒子
●私にとって、蝉と言えば「油蝉」。しかし、世界的には翅が透明でない蝉は珍しいらしい。また「蝉って目がクリクリで可愛い」と言ったら、旦那に「カメムシも同じ顔してるから」と言い放たれ…。確かに、タガメ・アメンボ・アメフラシ・ウンカは、皆カメムシ目。言われてみれば、同じ形している…もう、迂闊に可愛いなんて言わない。/黒子
●子どもの頃に読んだファーブル昆虫記の『蝉はなぜ鳴くのか』というお話があまりに印象的で、毎年夏になり蝉の声を聴くと思い出しています。それは『蝉には聴覚が無く他の蝉の鳴き声など聴こえない。したがって、異性を惹きつけるために鳴いたりしているのではない。ただただ、生きてることが嬉しくて鳴いているのだ』というものです。子供の記憶なので、脚色入っているかもしれませんが、とにかく私もそんなふうに生きたいな、と、ずっと思っています。/えりいも
●ドイツの蝉は鳴きません。蝉そのものはいるようですが、少なくとも私は聞いたことはありません。イタリアなどに行って蝉の声を聞くと日本に帰りたくて悲しくなります。だから私には聞こえない方がいいのかもしれません。/月の道馨子
○なぜ、ドイツの蝉は鳴かないのだ? 私のブログ『夏井いつきの「いつき組」日誌』に、蝉などの声の聞こえ方について、克巳@夜のサングラスから情報が届いています。アップしておりますので、是非読んでみてね。

●私は、ホトトギス派の句会に参加しています。ホトトギスとは、子規であり、正岡子規のこと。 特に、ホトトギス派に傾倒しているわけではなく、たまたま近所の句会がそうであったのです。 俳句の研鑽を積むために参加しています。 ホトトギス派では、「季語」を「季題」と呼びます。 ちなみに、「派」などによって「季語」は多少違ったりするのでしょうか?/のもとみな
○「派」によって……というよりは、歳時記の編者の考えによって、微妙に違うところはありますが、大筋は同じです。北海道や沖縄など、地域独自の季語を載せている歳時記もあります。

●昨年夏の実体験の句です。一句目の下5を網戸なりとしていましたが、歳時記を調べると夏の季語として載っているのもあり表現を変えて作りました。歳時記によっては記載のないこともあり季重なりで作句することもあるんだろうなと思いました。 /びんごおもて
●1句目ですが、現実の景色ではなく漫画の世界を詠ったのですが、これも俳句と言えるのでしょうか。/菊池 克己
○俳句とコメントとは切り離された状態で届きますので、残念ながら、具体的な句が分からないのでお答えのしようがないのですよ。

●蝉というと、戸川純の「蛹化の女」が、頭の中を流れてまいります。/純音
●兼題季語「蝉」虫好きな私は、ミーンミーンと可愛い楽しい句を作るつもりでした。しかしながら、調べているうちに玉蝉・尸解仙・羽化登仙・蝉形含玉が気になってしまいました。たかが蝉、奥が深い!翡翠の蝉を口に含み埋葬とは…スゴすぎる。/久美
●「蝉」についての傍題・別名は、たくさんありました。みんみん、油蝉、熊蝉、にいにい蝉、蝉時雨、朝蝉、夕蝉、唖蝉、初蝉、蝉取り、深山蝉・・・です。よって、この季語を詠んだ句も多く、名だたる俳人名をみつけることができました。読んだ句すべてに対してまだ、真綿に直の指で触れたような実感が湧いたわけではありません。でもある句には、露を多く含む草の中の若いカマキリをつかまえたときの感触を思い出すことがありました。自分の中に残っている匂いや感触、その時の感動と、自分のいまの思いをうまく融合させて作句していけたら、と願います。/榊裕江子
●ネットで「蝉」を調べていたらこのサイトの「法師蝉」を見つけました。 類想類句について解説がありました。「夏休みが終わるのに宿題ができていない」と言う発想を元に 季語「法師蝉」5文字、残り12文字で出来ていない宿題を映像化する(これは私が勝手に解釈しました) 投句を例題に段階的に説明してくれていました。内容がわかりやすく初心者のわたしにも理解できました。 俳句を作る上でもとても参考になります。ありがとうございました。/英与
●蝉の声をどこで聞いたか、大人の今と子どものころの記憶をたどっていきました。そして、その場所で蝉とのどんなエピソード(心の動き・感情)があるかも追っていきました。大人になってからの一番の思い出はうちの庭に生えていた木です。毎年蝉が止まってものすごく近くで鳴いていました。窓からガンガン声が入ってくるので、うるさーい!と思っていましたが、その木がなくなったあと、ぱたりと鳴き声を聞かなくなったので、ちょっと物足りない気もします。二番目に強烈な思い出は、家の猫が蝉を捕まえて見せに来たことです。うぎゃーと家族で騒ぎになりました。(笑)あと、車内にいてもドアが開くと鳴き声が聞こえて、外は暑いぞと身構えていた気がします。そして外で木の多いところを通るとやっぱり蝉の声がしました。お寺や神社、校庭……。大人になってから聞くときは、やれやれ今日も暑くなりそうだとか、はー蝉は元気だなぁとか、そういう心の動きが多いです。蝉はいつも元気いっぱいで木と土に育てられた子どもだなぁと感じます。ちなみに小学生のとき祖父母の大事にしている庭でも蝉の声が響いていました。一人で聞いていると少し怖かったような……。 動物や植物の生き物系の兼題のときは、図書館の児童書のコーナーをのぞきにいくこともあります。すると生態を分かりやすく面白く解説した本に出会えます。(姫女苑のときなどもかなりお世話になりました)今回は「せみとりめいじん」(作かみやしん、監修奥本大三郎 福音館書店)の絵本が参考になりました。蝉を捕まえる虫取り網の作り方から、蝉は桜の木の樹液が好きなこと、捕まえるときのコツ、捕まえたあとの持ち方なんかも詳しく書いてありました。これを活かした句も二句作りました!/小鳥ひすい
○俳句を始めると、蝉の声に対する感じ方も変わってきますね。

●蝉を「せみ」や「セミ」と書いて、句を作っても良いのでしょうか。 また、このように書いた場合、季語が弱くなってしまうのでしょうか。/黒猫
○平仮名で書くか、片仮名で書くか、漢字で書くかは、一句の内容によって、最も季語を生かせる表記を選ぶべきです。ただ、一般的には「セミ」と片仮名で書くと、昆虫図鑑じゃあるまいし・・・と言われることが間々あります。

●「逃亡者空蝉を追う源氏かな」とか「空蝉の薄衣を探す源氏かな」源氏物語の「空蝉」の巻から作りました。 この場合の「空蝉」は季語にはならないでしょうか?無季の句になりますかね?/山田 哲也
○無季ですね。そもそも「空蝉」と「蝉」は別の季語ですが。

●蝉=死生観。激しく鳴いて一週間ほどで命絶え、その辺に転がっている蝉を間近で見ていると。 生まれて、生きて、死ぬこと。これを考えずにはいられませぬ。/村上 無有
●蝉は、土の中で何年も過ごすけど成虫になってからは短い命なので、その儚さを詠むか、蝉の鳴き声の力強さに焦点を当てて詠むか、どちらがよいかのか迷いました。/打楽器
●羽化すると数日で死んでしまう性質や、見かけるときは既に死骸であることが多いからでしょうか。蝉という季語からは、死の匂いや、死の間近にある強い命、といったイメージが沸いてきました。プレバト!にて最下位だった、くっきー!さんの俳句「蝉は土腰掛け黒汁腹ちぎれ」も忘れられません(笑)/桃蓮まらん
●蝉って、うるさいしオシッコかけてくるし、イヤな虫と私は思っております。好きな虫は?と聞かれて蝉と答える人もまあ滅多にいないでしょう。 ですが俳句や詩になると、途端にロマンチックで美しいテーマで詠まれることが多いように思います。 やはり、寿命の短さ・はかなさ、恋愛への絡めやすさがそうさせるのでしょうか。/藤岡美波
●「17年蝉」「13年蝉」という、とても長い周期で地上に現れる蝉がいるそうですね。「17年」が俳句の十七音と重なり、何だかめぐり合わせのようなものを感じますが……何と、次の17年蝉の出現年は来年、2021年のようです!北米でしか見られないのは残念ですが、大量発生するという彼らの大合唱を一度聞いてみたいものです。(参考:https://tenki.jp/amp/suppl/romisan/2016/08/18/14811.html)/藤花
●まだ蝉の季節ではないので、吟行はできない…せめて雰囲気だけでも、と思って考えたのが、sportifyにある「自然の音シリーズ」。その中の蝉の鳴き声の曲をひたすらエンドレスリピートして、仮想蝉空間を作り出しました(笑)ただ、蝉には法師蝉や蜩のパターンもあるので注意が必要でした。(笑)/南方日午
●蝉は短い命のイメージですが、幼虫の時は長い…… すごく「時間」を意識する季語だなぁという印象です。/日々樹 愛(ひびき めご)
●作句にあたり、改めて、蝉の一生(長い地中の幼虫生活、羽化後の地上での超短い生活)を考えるに、神はなぜこのような生き物を創ったのか疑問に感じました。 彼ら、蝉自身は、わが身の一生をどのように考えているのでしょう。 また、人間は寿命が延び長寿となっています。蝉について、せめて、その夏の全期間の寿命とすることはできないのでしょうか? 分かってましたら、教えてください。 /風間昭彦
●うるさくなく蝉で夏の暑苦しい様子を表す一方、八日目の蝉というくらいですぐ死んでしまうはかなさを併せ持った季語で、楽しさと悲しさを使い方によってはどっちにもとれる季語のように感じます。 今回の2句はそれぞれのイメージに合わせてみました。 夏井先生のYouTubeで種の探し方については、参考になりました。 とりあえずは俳句は作れますが、その先の推敲の考え方についてもおいおいYouTubeで教えていただければと思います。/平井伸明
○季語雑学部の情報によると、8日ぐらいでは死なないようです。(苦笑)。YouTube観て下さってありがとう。具体的な推敲、添削などについても、いずれシリーズ化していきますので♪

●いつも末尾を『なり』、『かな』、『する』で迷ってしまいます。初心者でも迷わずに、どれが高価があるか決める方法はないでしょうかご教示ください。/カモメ
●初めての質問です。BGM(ビージーエム)と、数えてよいのでしょうか?おしえていただきたいです。/加容
●ジブリのキャラクターを俳句に用いるのはダメですか?/鷹雪
●「季語が動く」という言葉があるようですが、ある句の季語を他の季語と入れ替えることができるのは、良いことなのでしょうか?「季語が動くからあまり良くない」という言い方を耳にしたことがあります。しかし反対に、先日のプレバトでは「良い句は季語を入れ替えることができる」という夏井先生のお言葉も聞きました。(6/11放送の加藤諒さんの「この店もこの町の景風薫る」の「風薫る」は他の季語でも良いが、それは季語以外が良いから言えること、とのことでした。)ケースバイケースということでしょうか。/石田将仁
○本サイトでは、兼題季語について共に挑戦することや、季語についての情報交換を第一義としてやっております。俳句一般の質問について、お答えしていく余力がありません。是非、YouTube『夏井いつき俳句チャンネル』のコメント欄に書き込んでいただければと思います。すでにお答えしている質問もありますし、これからのお答えリストに加えることができるかと思います。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

夏井先生

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