俳句ポスト365結果発表

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  3. 唐辛子

第248回 2020年7月23日週の兼題

唐辛子

  • よしあきくん一期一会の一句
  • 初心者向け解説コーナー今週の俳句道場
  • 今週のお便り
  • 人・並選の俳句
  • 天・地の俳句
本選句欄では、添削した形で句を掲載する場合があります。
添削は作り替えの提案として句会等でも議論されます。示唆された添削案が自分の表現したいことに合致すれば、作者の判断においてその案を自作として採用してかまいません。

人

太陽に触れし唐辛子より曲がる
さるぼぼ@チーム天地夢遥
唐辛子尖る翼指竜の咆哮
さるぼぼ@チーム天地夢遥
唐辛子ごとあおる原色の街
ぐ@唐辛子入りのお酒。
腸に鷹の爪てふ覚えあり
いもうとにまけちやつたんだたうがらし
とりこ
此の土地の怒り集むる唐辛子
とりこ
唐辛子乾く異郷の火をおこす
Mコスモ
奥歯より火の後ずさり唐辛子
Mコスモ
万国旗みなぎる日和たうがらし
RUSTY
喇叭鳴らさむ唐辛子色づくやうに
RUSTY
たうがらしこのまじないは夜に効く
いしはまらんる
とうがらし此の世なにもかも気に障る
いしはまらんる
とうがらし輝くこと怠らず
きゅうもん@木ノ芽
看護師の肘は清しくとうがらし
きゅうもん@木ノ芽
たうがらしたうがらし心臓がない
じゃすみん
唐辛子辛すぎてこころはからつぽ
じゃすみん
とうがらしのたね幾つけんかは幾つ
しゃれこうべの妻
とうがらし唐突に朱を兆しをり
しゃれこうべの妻
唐辛子なんでそんなにおこっとん
KAZUピー
唐辛子昔の教師怖かつた
KAZUピー
唐辛子赫し空に一筋の傷跡
okapi
唐辛子艶やかざらり舌を刺す
okapi
唐辛子またニセモノの恋だつた
あいだほ
弔電を打つ胃袋に唐辛子
あいだほ
唐辛子ビンディ暗き露天商
あいみのり
唐辛子そんな色して静かなり
あいみのり
唐辛子干す茣蓙の端っこ解けたり
あまぐり
天邪鬼の物言い唐辛子のせい
あまぐり
たうがらし干すや王子はロバの耳
いかちゃん
新宿は痛いほど晴れ唐辛子
いかちゃん
指先にえくぼあるかに唐辛子
いくた 武
劇薬に触るる如きに唐辛子
いくた 武
唐辛子影絵遊びの魔女の指
いくらちゃん
唐辛子太陽からの黙示録
いくらちゃん
唐辛子黒点はいま極小期
えむさい
指が何か企んでいる唐辛子
えむさい
教会にインカの礎石唐辛子
おきいふ
唐辛子燃え立つ髪の伐折羅かな
おきいふ@伐折羅は、新薬師寺にいる十二神将立像のうちのバザラ大将。
御破算のできぬ人生唐辛子
かざばな
唐辛子どこかで戦火燃えてゐる
かざばな
唐辛子ちょいと捩れてきかん坊
ギボウシ金森
旨いやら哀しいやらで唐辛子
ギボウシ金森
恐竜の爪はつるつる唐辛子
ギル
神様の贔屓ある色唐辛子
ギル
唐辛子文化は所詮不急の産
ぐずみ
赤い星ひとつ燃えつき唐辛子
ぐずみ
唐辛子まっか学校がしんどい
ぐでたまご
火の色は知識の色ぞ唐辛子
ぐでたまご
唐辛子0.5秒遅るる嘘
くみくまマフラー
唐辛子大人の舌の恍惚
くみくまマフラー
みちのくは奥より暮れぬ唐辛子
くりでん
唐辛子干して白紙のごとひと日
くりでん
唐辛子たれかシンバル鳴らしたか!?
ことまと
こひしさに色極めたるたうがらし
ことまと
ややこれは七年前の唐辛子
ざうこ
占ひはいつも裏目や唐辛子
ざうこ
唐辛子謎の引き落としの1,000
さとけん
唐辛子太陽毟るかに熟れて
さとけん
唐辛子多喜二の息は赤きまま
シニアモモ
孤独死の街よ軒端の唐辛子
シニアモモ
外つ国の媽は笑ひつ唐辛子
ず☆我夢@木ノ芽
唐辛子天に発射の構えかな
ず☆我夢@木ノ芽
唐辛子吊り終へ誰もゐぬ心地
ずしょ
みづうみは限りなく晴れ唐辛子
ずしょ
唐辛子くるむ日経新聞に
すりいぴい
コンドルは飛んでゆくわ唐辛子辛いわ
すりいぴい
天の邪鬼怒髪に唐辛子一枝
せり坊
男手の無いなりの暮らし唐辛子
せり坊
黒という真っ赤なりけり唐辛子
ちゃうりん
唐辛子干せば小鬼の跳ねまわる
ちゃうりん
ベランダのパンツの横の唐辛子
トポル
唐辛子色はくらくら熱い脳
トポル
夕風の砥ぐ唐辛子の偏屈
トマト使いめりるりら
唐辛子月はげつそり痩せ細り
トマト使いめりるりら
宦官の讒言昏し唐辛子
にゃん
唐辛子ひりひりさびしさが発火
にゃん
死に急ぐわけではないが唐辛子
はずきめいこ
唐辛子齧れば曲の出来そうな
はずきめいこ
おねえちやんさえいなければ唐辛子
はなあかり
赤鬼の涙は痛き唐辛子
はなあかり
となりの嫁はよく喋る嫁鷹の爪
はむ
アステカの空は真っ青唐辛子
はむ
津久井やまゆり園事件唐辛子
ふくろう悠々
唐辛子の種行きずりの片恋
ふくろう悠々
うがらしだうしてかなしいのにまがお
ふるてい
とうがらし軽し他人の悩みほど
ふるてい
唐辛子消火器やけに軽かった
ブロー@ギル
屁理屈に息継ぎのあり唐辛子
ブロー@ギル
「可愛い」の許容範囲にとうがらし
ほしのあお
誰がための拳と蜂起唐辛子
ほしのあお
贋作のひとみがきれい唐辛子
ほろろ。
唐辛子太陽は傷ひらきゆく
ほろろ。
脱皮せる太陽のいろ唐辛子
まこちふる
日本の赤よりあかく唐辛子
まこちふる
日の出づる国の火照りや唐辛子
まるちゃん2323
たうがらし神は猫舌かもしれぬ
まるちゃん2323
鶏は怖い唐辛子は辛い
ラーラ
唐辛子の辛さに負けぬ嫁が来た
ラーラ
唐辛子怒ると叱る分けられず
るるの父
たうがらしは赤く吾のこころ青し
るるの父
干涸らびてからの余炎や唐辛子
影山らてん
メキシコは太陽の国唐辛子
影山らてん
魂は渇いておらず唐辛子
塩の司厨長
唐辛子ペペロンチーノへと点火
塩の司厨長
唐辛子軽トラにはがなるラヂオ
夏柿
牛小屋に藁崩す音唐辛子
夏柿
唐辛子涙が出ないのは辛い
花伝
唐辛子引っ掻き傷は熱をおび
花伝
アステカの太陽熱し唐辛子
花南天anne
夕陽ツンツン唐辛子曲がる
花南天anne
唐辛子吊つてひとりが気楽かな
唐辛子齧つて呷る韓の酒
唐辛子ここはカチカチ山なるか
干しのいも子
たうがらし火星のおやつだつたらう
干しのいも子
単線の踏切遠しとうがらし
輝棒
FMからサッチモ唐辛子焦がす
輝棒
唐辛子火炎瓶では変はらない
亀田荒太
メキシコは月より遠し唐辛子
亀田荒太
腫れあがるハレルヤ謎のたうがらし
蟻馬次朗
唐辛子ついの一本まで赤く
蟻馬次朗
かあさんのげんこつ痛しトウガラシ
吉行直人
暖簾かよ実家の車庫の唐辛子
吉行直人
たうがらし夕日かなしくうつくしく
久我恒子
西域はひかりの坩堝たうがらし
久我恒子
唐がらし電気信号途切れをり
久蔵久蔵
光射す瓶に沈めし唐辛子
久蔵久蔵
とうがらし母は兄だけ可愛がる
宮間ミヤマ
唐辛子笛吹き男が置いてった
宮間ミヤマ
唐辛子人類はアフリカ原産
虚実子
唐辛子夕日の中華街真つ赤
虚実子
唐辛子の子孫成吉思汗の子孫
京野さち
革命はいつも唐突唐辛子
京野さち
唐辛子叔母には王子現れず
玉庭マサアキ
唐辛子齧れば丸くなる亜細亜
玉庭マサアキ
唐辛子のあかはほとんどまぼろし
駒斗
太陽に芯唐辛子曲がりけり
駒斗
唐辛子辛し膨らむ火の黒し
古瀬まさあき
唐辛子よぢれ火のいろ火のかたち
古瀬まさあき
鉄柵に残る獣毛唐辛子
古田秀
太陽の棘に腫れたり唐辛子
古田秀
唐辛子実るや影は地を焦がし
古都ぎんう
甘そうな色ではないか唐辛子
古都ぎんう
太陽のしずかな怒り唐辛子
広瀬 康
何もせぬ夫唐辛子切る切る切る
広瀬 康
「犬を食つた」と友の便りや唐辛子
香羊
唐辛子種まで全部入れつちまおうか
香羊
唐辛子てかてか膝に温湿布
高橋寅次
唐辛子足らぬと伸びる魔女の指
高橋寅次
切り刻む個人情報たうがらし
高田祥聖
くしゃくしゃの唐辛子にぼこぼこにされる
高田祥聖
心臓に炎を宿す唐辛子
三浦にゃじろう
江戸寄って春画とんとんとうがらし
三浦にゃじろう
唐辛子分水嶺の西東
山香ばし
走り書きほどの雲あり唐辛子
山香ばし
唐辛子束ねて発火しないしない
山名凌霄
唐辛子昭和は朱き時代なり
山名凌霄
鷹の爪五束厨にある変事
山陽兵
唐辛子いらだっている世も吾も
山陽兵
唐辛子で武装の平和な村じゃ
司啓
赤道は見えない線や唐辛子
司啓
ぽろぽろしんでたうがらしからくない
七瀬ゆきこ
いい人に飽きて唐辛子に混じる
七瀬ゆきこ
待つことはこういうことか唐辛子
朱夏A
純愛や油まみれの唐辛子
朱夏A
動脈の形に吊られ唐辛子
朱契
くきやかに空に句点を唐辛子
朱契
唐辛子がぶり男に捨てられて
秋熊
さかむけた心唐辛子ひとつ
秋熊
一村に昼の声なし唐辛子
純音
祖父の名の柱の傷や唐辛子
純音
解決の糸口として唐辛子
小川めぐる
唐辛子からから小鬼の角取れた
小川めぐる
とうがらし宇宙創ってみて飽きて
小泉岩魚
無駄吠えしきり唐辛子熟れに熟れ
小泉岩魚
唐辛子仏教説話聞きにけり
小鳥ひすい
血の巡る音確かなり唐辛子
小鳥ひすい
役人の家系かさかさ唐辛子
小野睦
唐辛子母家が朽ちてゆく匂い
小野睦
種取って唐辛子まだ懐かない
松井くろ
唐辛子好きな男が二人いて
松井くろ
唐辛子あてに憤怒の強き酒
笑松
唐辛子渾身の赤のむせるほど
笑松
たうがらし海が遠くてみえないよ
上倉すず女
唐辛子まつ赤癌腫瘍負けじ
上倉すず女
ピアス穴ぴりりと痛み唐辛子
城内幸江
唐辛子人の噂にくぎを刺す
城内幸江
唐辛子火葬場行きのバスきれい
常幸龍BCAD
この赤は敵か味方か唐辛子
常幸龍BCAD
なんで母が死ななあかんの唐辛子
新開ちえ
とんがらし呼んでも呼んでも母いない
新開ちえ
火伏札側に乾びし鷹の爪
森爺
煤けたる窯元の梁蕃椒
森爺
めらめらと濡るるが如く唐辛子
仁和田 永
殴る手が痛いわきゃない唐辛子
仁和田 永
瞬かぬ火星唐辛子は軒に
星埜黴円
退学の話する子や唐辛子
星埜黴円
雌鶏の墓標実生の唐辛子
西川由野
唐辛子箱階段のいずれかに
西川由野
烈しさの潜む笑窪や唐辛子
西村小市
十代の決意の色や唐辛子
西村小市
唐辛子一齧りして密告す
青柿
鶏の丸ごと飲みぬ唐辛子
青柿
唐辛子食べて忘れるほどの恋
石井一草
唐辛子これは生まれつきの目付き
石井一草
ほんたうの事は恐ろし唐辛子
石塚彩楓
狂ひしは唐辛子入れる段どり
石塚彩楓
唐辛子あまねく詩人が火を吹く
赤馬福助
ぼくに似た爆弾犯や唐辛子
赤馬福助
唐辛子安くて強い酒が好き
蒼空蒼子
唐辛子畑に影の濃き異国
蒼空蒼子
色変ふることは狂気や唐辛子
足立智美
色変へぬことも勇気や唐辛子
足立智美
隣席もどうやら不倫唐辛子
多喰身・デラックス
あの客も神様なのか唐辛子
多喰身・デラックス
唐辛子この答なら部分点
大小田忍
厄神を呼ぶか祓うか唐辛子
大小田忍
唐辛子昨日は街が燃えていた
鷹星
舌先の嘘唐辛子にて炙り出す
鷹星
朝市の立膝座り唐辛子
辻が花
唐辛子干されて軍事境界線
辻が花
鷹の爪五本刻めば指はもう
鶴屋桃福
塩梅に塩を切らして唐辛子
鶴屋桃福
唐辛子風の形に曲がりけり
天陽ゆう
唐辛子夜の口笛叱られて
天陽ゆう
唐辛子鳥を待つたび赤くなり
冬のおこじょ
唐辛子手垢を曝し老いてゆく
冬のおこじょ
唐辛子天狗礫に傷みけり
内藤羊皐
灸穴を火照らせてゐる唐辛子
内藤羊皐
アンケートではいじめなし唐辛子
南風の記憶
とうがらし小さいものは踏むと痛い
南風の記憶
あけぼののあめのしとどにたうがらし
播磨陽子
完膚なきまで炒めたる唐辛子
播磨陽子
ここだけの話の軽し唐辛子
馬祥
特約の付かぬ退院唐辛子
馬祥
唐辛子とオリーブオイルと大蒜は親友
迫 久鯨
唐辛子と挽肉と豆腐も親友
迫 久鯨
唐辛子ひと言多いレジの人
麦吉
張りぼての自信のなかみ唐辛子
麦吉
平等なはずの太陽唐辛子
板柿せっか
湯治場のロビーに吊るす唐辛子
板柿せっか
唐辛子創に擦りこむごと孤独
比々き
反抗すゆゑに彼我あり唐辛子
比々き
信長の臍の緒がほれ唐辛子
稗田鈴二郎
唐辛子ちゃんと怒ってくれている
稗田鈴二郎
風掴み損ねて唐辛子笑う
富山の露玉
何に使うの唐辛子のニ畝
富山の露玉
くつきりと空のからびし唐辛子
福蔵
唐辛子ニッポンだつてアジアだよ
福蔵
唐辛子齧れよ夢は遠くない
平本魚水
たうがらし刻む大陸より熱気
平本魚水
頽廃を愛でよ唐辛子を刻め
北野きのこ
唐辛子母の貫き通す未婚
北野きのこ
唐辛子千切るや魔女になり損ね
堀口房水
唐辛子刻む手に惚れただなんて
堀口房水
無くて七癖人にひと癖たうがらし
椋本望生
平気の平左から真つ赤なとんがらし
椋本望生
祟りとはとうにただれしたうがらし
木江
人頭像ゆるく口閉づ唐辛子
木江
唐辛子干す向かいの畳屋は廃業
木染湧水
唐辛子ひとまず愛でてもよいのでは
木染湧水
飴色の薬たんすや唐辛子
門前町光乃
唐辛子結われて鬼の出ぬ里や
門前町光乃
恍惚や窓に乾びる唐辛子
野分波平
鶏と影と筵と唐辛子
野分波平
唐辛子の咎ごと口に入りたり
野良古
唐辛子でも吾でもない影来たる
野良古
飲んで騒いで鬼め放りたか唐辛子
遊朋
鷹の爪ひそかにユダの懐に
遊朋
スペインの海はべた凪唐辛子
理酔
終末論持ち出す馬鹿と唐辛子
理酔
唐辛子つやつやヘルパーは週二回
竜胆
唐辛子昔のツレは皆カタギ
竜胆
寂しさの鮮やかな今日唐辛子
龍田山門
唐辛子しの字に曲がり死または詩
龍田山門
怒りとは静かな微熱唐辛子
丼上秋葵
唐辛子刀は鞘に仕舞ふもの
丼上秋葵
唐辛子熟し新宿赤く燃ゆ
朶美子(えみこ)
まつさおな空メキシコのたうがらし
朶美子(えみこ)
馬鹿の大足間抜けの小足とうがらし
洒落神戸
百均で揃ふ日常とんがらし
洒落神戸
青空の深奥冥し唐辛子
茫々
唐辛子空青々と母逝けり
茫々
たいやうはきつとからいなたうがらし
あまぶー
とうがらし赤は向きたい方へむく
うしうし
太陽を充電中の鷹の爪
シュリ
唐辛子からりと怒る山の神
中山月波
悪さうな唐辛子今朝検疫ス
利尻
辛いとは熱いと痛い唐辛子
宮本象三
唐辛子雨匂ひ立つアスファルト
28あずきち
漂泊の神の遺言唐辛子
GONZA
たうがらし刻む指先火の点り
haruwo
白昼の中枢がつんと唐辛子
M.李子
唐辛子朱に圧されて顔上げる
yoko
玄関に風神様と唐辛子
アーナンダ
唐辛子いのちからから鳴りにけり
あー無精
唐辛子美味い以外は言わぬ夫
あおはる
あの星はサソリのシャウラ唐辛子
あきのひなた
唐辛子気持ち足したい「ラ・ラ・ランド」
あさ
高田さんの鷹の爪買ふ道の駅
あずお
唐辛子ふつうに生きること難し
あたなごっち
唐辛子吊りてどんどん怖くなる
あつむら恵女
抗いて赤一層や唐辛子
あらら
人は皆復讐が好き唐辛子
アリマノミコ
せめてゐるふおるむの唐辛子のをり
イエロー雲
啄めば鶏冠ふるふる唐辛子
いさな歌鈴@鶏冠=とさか。 古くから、鶏の元気がないときは唐辛子をあげるとよい言われているそうで、養鶏場では健康維持などで唐辛子を餌に混ぜてあげるところもあるそうです。鶏冠の状態の良し悪しは、鶏の健康を見るパラメータになるそうです。
未練からから軒に唐辛子揺れ
いち坊
あかべこはうなづくばかりたうがらし
いなだはまち
唐辛子大人になっても臍曲がり
うさぎまんじゅう
別れの日小指の疼く唐辛子
うめがさそう
燃えながら地軸の芯や唐辛子
ウロ
「イイノアルヨ」露天の隅に唐辛子
おおそとガリコ
老いてなお腹筋百回唐辛子
おかか丸
ライオンが死んだ唐辛子吊るした
オサカナクッション
唐辛子妻が妻がと耳ざはり
おちゃうけ
生産者の写真まる顔唐辛子
カオス
唐辛子九九の暗唱聞き飽きた
かたちゃん@いつき組広ブロ俳句部
唐辛子刻む怨嗟を鼻歌に
かめのべ
札束が実弾だとか唐辛子
かもん丸茶
唐辛子丸呑みしてやる死んでやる
カンガルーのしっぽ
触つても熱くはないよ唐辛子
キッカワテツヤ
姑は恐ろし唐辛子赤し
きなこもち
金返す順決める夜半唐辛子
きよなお
唐辛子なんで二階に来たんだっけ
くさ
米櫃や有無を言わさぬ唐辛子
くつき
水犀の角のてらてら唐辛子
くま鶉
好古の茶碗は一つ唐辛子
クラウド坂の上
唐辛子干したる中に半端色
くれまてぃす恵子
香港は混乱唐辛子は甘い
けーい〇
唐辛子噛むコロナビールの甘し
こいぬ
唐辛子多めお前も失職か
こじ
唐辛子くの字しの字に乾きけり
こはまじゆんこ
種入りの悪い顔した唐辛子
こま
唐辛子嘘八百は九百に
さとう菓子
水の朝唐辛子まづよみがへる
さ青
朝焼けの色を貰いて唐辛子
しー子
唐辛子悪霊除霊南無阿弥陀
ジャマイカ丼
嘘つきの厚い唇唐辛子
シュルツ
日輪にちりちり縮む唐辛子
ジョビジョバ
導火線断つやに輪切る唐辛子
すぴか
百年の農家の厨唐辛子
そうま純香
陽光に爪を研ぎたる唐辛子
そうり
俺怒ってんだよなんて唐辛子
そまり
鷹の爪ほんのりくぼむ足のうら
たいぞう
唐辛子今日は何処がねぐらやら
だけわらび
唐辛子鬼の館に付け火かな
たま走哉
幼子のつむじふたつや唐辛子
たむらせつこ
唐辛子に海流の形をみる
たるみ
一人だけ高学年や唐辛子
たろりずむ
地獄絵に吾を見つけたり唐辛子
たんじぇりん金子
唐辛子真っ赤に揃ふ畑熱し
たん造
唐辛子夢の続きの恐ろしき
ちあき
胃と腸の形に熱し唐辛子
ちばくん
とある字を度忘れしたる唐辛子
ツーちゃんの恋人
唐辛子紙飛行機の戻りけり
ヅラじゃない
唐辛子四川の丘の襞深く
でぷちゃん
もう買えぬあのおばちゃんの唐辛子
てまり
唐辛子誰も作れぬ伯母の菜
トウ甘藻
痣ひとつできぬ遊びやたうがらし
どかてい
唐辛子ヒロシマに立つチェゲバラ
ときめき人
硝子炉の紅蓮のしづく鷹の爪
としなり
噛み砕くいらいら百個唐辛子
としまる
唐辛子自伝の準備はできている
どみそ
唐辛子よもや闇夜に動くまい
とも子
唐辛子広島覆う雲があり
とんとん
唐辛子言葉は元に戻らざり
なご
うっかりと思い出す過去唐辛子
ねぎみそ
唐辛子だけで酒呑む無頼漢
ねずみ男
唐辛子正直者はよく転ぶ
ねむり猫
若冲の赤と言い張る唐辛子
のら
骨壺の軽さ干したる唐辛子
パーネ・メローネ
唐辛子の辛さ増します京ことば
はまのはの
唐辛子軽石よりも軽きこと
はるく
唐辛子ぎゅっと握って物忘れ
ハルノ花柊
山火事のやうな恋かも唐辛子
ひだ岩魚
銃弾のまだ熱を持つ唐辛子
ひでやん
唐辛子吊るし履歴書は白紙
ひともじ
赤鬼と青鬼といて唐辛子
ひなた
仮初の恋と後悔唐辛子
ひびの侘助
一寸法師の刀代わりに唐辛子
ヒマラヤで平謝り
唐辛子しばし止めたる減らず口
ひめのつばき
唐辛子握りて今朝の粗相かな
ひろきち
唐辛子むしり取っちゃうごんぎつね
ひろしげ13さい
唐辛子嫁に小言を言ひそびれ
ひろ志
唐辛子昭和の箱の通信簿
ブービー
とととうううがががらららしししと実っている
ふぇるまー
恐竜の歯に似てきらり唐辛子
ふさこ
山姥の鍋へ呪文と唐辛子
ふじこ
時を待つ迂回も悪路唐辛子
ふっこ
甲骨に罅の陰陽唐辛子
ふもふも
抵抗をやめる還暦唐辛子
ふわり子
たうかがらし前ぶれもなく断水に
ペトロア
すさまじきその朱を喰へ唐辛子
ぽおや
唐辛子眩しサンバの陽は熱し
ほしの有紀
樽漬けの赤きちからの唐辛子
ぼたんぴ
握りしめる硝子の破片唐辛子
ほろよい
亡き息子名乗る電話や唐辛子
ぽんたちん
落人の拓いた村や唐辛子
まぐのりあ@蚊帳のなか
唐辛子吊す中国尖り出す
まどん
鷹の爪誰も得せぬ怒りかな
まんぷく
催促のメール短く唐辛子
みくにく
唐辛子ぴりぴり先へ放電す
みつき小夏
負ひし子の夜空に摘むやたうがらし
みどちゃん
つやつやと死臭漂う唐辛子
みやかわけい子
唐辛子内に秘めたる小さき星
みやこわすれ
旨し恐ろし異国の皿の唐辛子
めぐみの樹
唐辛子よいこは神の祟りなし
めしめし
登記簿に知らぬ人の名唐辛子
ももたもも
唐辛子包む朝鮮日報紙
ヤッチー
福耳の熟れて円やか唐辛子
ゆすらご
唐辛子無敵が一番恐ろしい
よしざね弓
伸びしろの多き古希なり唐辛子
よしたかし
唐辛子などもぶちまけた離婚す
ワイズ万太郎
この家も新参なりき唐辛子
わこたんのまま
デッサンの影まで尖る唐辛子
わさび
せんせいはおこるいきものとうがらし
阿山季思
唐辛子血が通ったか熟れてから
愛棄丸
たうがらし海に爛れてかぜの吹く
悪緑子
唐辛子昭和の母はよく叱り
杏と優@近頃の母親の「子供が食べてくれない」「勉強してくれない」という言い方が気になります。昔のお母さんは怖かった。叱る愛情があった。甘いばかりが母親ではない。
父酔へば自慢ほつほつ唐辛子
伊奈川富真乃
唐辛子けふはフォルテッシモの出汁
伊予吟会 宵嵐
残照を取り込む軒の唐辛子
位相朗
年寄りを唐辛子とはよくぞ申してくれたのお
井上じろ
ポケットにこいしはなびらとうがらし
井田みち
唐辛子五感は尖りきつており
育由
唐辛子かじれば怒りわすれるか
一斤染乃
空の青打ち解けあって唐辛子
一周
とうがらし仲間にならずさしすせそ
一純。
唐辛子五臓六腑の軋む音
一走人
黄昏に火を付けたのは唐辛子
壱太
唐辛子食めば不孝の味がする
烏兎
天を指しだんだん君は唐辛子
羽沖
唐辛子種にぞ火薬籠められぬ
雨楠
刺青の痣かすかなり唐辛子
雨霧彦@木ノ芽
唐辛子噛んで二徹の締切日
雨野セイウチ
赤くにほひ目の奥かほる唐がらし
卯月十二
唐辛子太陽の棘閉じ込めん
卯年のふみ
唐辛子死ぬなら首吊りが理想
雲雀葵子
考へる人考へぬ唐辛子
永想
とんがつて尖って端役とんがらし
英子
唐辛子の赤より星の種溢る
遠音
唐辛子噛む叔母は愚痴る愚痴る
奥村俊哉
唐辛子愚痴をこぼしてがらんどう
奥野悦穂
命日やぴかぴかわらう唐辛子
横縞
人類史最終頁に唐辛子
温湿布
唐辛子ほんとに少し燃えている
化野なずみ
京都さすが寺の名のつく唐辛子
佳月
空は青くてとうがらしの陰深し
佳山@水戸
熟れてゆく淋しさもあり唐辛子
加賀もずく
赤しかないから唐辛子描いたよ
加世堂幸柳
人を拒みたき日に喰う唐辛子
加世堂魯幸
唐辛子一時帰宅の軒に干す
可笑式
唐辛子語らむ真田の軍配を
夏 湖乃
うつくしき唐辛子影まで赤し
夏雨ちや
唐辛子爆発せずに静かなり
夏綱
空の地の何蓄はへむ唐辛子
花屋英利
ねむれないよしとどとうがらしかさり
花結い
追っかけてきてくれないか唐辛子
花紋
唐辛子父の叱責は一度だけ
賀代
爆撃のつめあと唐辛子は危険
雅な童
云へぬこととぢ込めてゐる唐辛子
海野碧
唐辛子艶やか製鉄所の熱気
海老名吟
唐辛子何かの食ひ違ふゆふべ
絵十
唐辛子乾けば音が聞こえるよ
貝花
唐辛子噛む笑うしかない深夜
楽花生
鷹の爪捨てる理由が見つからず
笠原 理香
唐辛子癒えて引き攣る指の傷
樫の木
殺してと言って唐辛子を噛んで
梶原翔星
少年の空はピーカン唐辛子
釜眞手打ち蕎麦
唐辛子地面を掘れば銃がある
瓦すずめ
唐辛子畑に一揆兆しをる
寒国
メキシコは遠きにありて唐辛子
勘太郎
唐辛子陽を一身の辛さかな
干珠
感電値7ミリアンペア唐辛子
関津祐花
とうがらし熟れて青空どこまでも
丸山まる子
唐辛子怒りを微塵に刻みけり
岸来夢
うねりくるファルダの赤よ唐辛子
貴桜李
唐辛子昭和の匂いありにけり
亀田かつおぶし
とうがらし色を定めず雨の中
吉 や
危険物取扱者へ唐辛子
吉野川
大伯母は陰口ばかり唐辛子
橘まゆこ
三つめの嘘より軽し唐辛子
杵築きい
偶の着信ぬか床の唐辛子
久玲堂りゅぬ
ゴルゴタの丘は青空とうがらし
宮武濱女
独り言寝言小言や唐辛子
宮﨑紅清
階段を踏み外すよな唐辛子
弓女
軒下の唐辛子かな風乾く
玉井瑞月
からからと干せる嫉妬や唐辛子
玉響雷子
唐辛子干したる軒に玻璃の風
近江菫花
マンションに干す母よりの唐辛子
金子加行
ぽっくり寺庫裏に吊らるる唐辛子
吟  梵
たうがらし玄界灘は波高し
愚老
唐がらし天へソラシド歌ふやう
空想婆
唐辛子少しだけマントルの味
桑島幹
唐辛子摘むにこにことしてをれぬ
君島笑夢
電線の向かうの星や唐辛子
群馬くん
蕃椒や聞きそびれたる母の味
渓翠@青東高
ほんとうは泣きたいのです唐辛子
月の沙漠★★
この星は火の玉だつた唐辛子
月の道馨子
バザールの砂塵の朱し唐辛子
月青草青
吊るされた唐辛子その下に生きる
元喜@木ノ芽
唐辛子君の不機嫌そうな顔
古都 鈴
媚び売らぬ赤に熟れたる唐辛子
戸雁庵
縮みゆく午後や小笊に唐辛子
戸部紅屑
唐辛子君は時々嘘をつく
湖雪
唐辛子くぼみくぼみの艶めけり
胡麻栞
淡々と生きて時々唐辛子
光友
南米のジョークを受信唐辛子畑
公木正
唐辛子痛し若さの心地良き
向原かは
もの頼む時にゐぬ人唐辛子
好文木
コリア街の喧騒唐辛子の香
康々爺
太陽の爪飛んできて唐辛子
江口小春
火照るまま乾いておれり唐辛子
江藤すをん
また猫が落とす厄除け唐辛子
紅塩寝子
唐辛子黒衣着し伴天連の列
地球儀の日本列島たうがらし
香壺
怒った日やっぱり描くよ唐辛子
高橋笑子
モップ持つ捨て子の野望唐辛子
高倉ちとさ
空も入れ三原色の唐辛子
高田 仁和加
唐辛子母に胃癌の手術痕
高尾里甫
工事人今日も来ず唐辛子捥ぐ
克巳@夜のサングラス
唐辛子廊下の陰のぬれぬれと
黒子
ホステスに入れ揚げたとか唐辛子
佐藤儒艮
日めくりのごと藁から一つ唐辛子
沙那夏
美しき老いなど要らぬたうがらし
砂山恵子
口喧嘩静かに爆ぜる唐辛子
斎乃雪
帰省して母寡黙なり唐辛子
細川小春
唐辛子ちょっとたりない酒のあて
唐辛子効かせて男料理かな
咲弥あさ奏
しごとばがへってゆきますとうがらし
三雲
浅間山荘事件あつた日付の唐辛子
三重丸
姉の立つ明るき戸口唐辛子
三泊みなと
パラワン島竜の落胤唐辛子
三毳
痛覚は心にあって唐辛子
山内彩月
始皇帝暗殺説や鷹の爪
志保川有
一村に隠し事あり唐辛子
紙鍵盤
じいちやんに駆落ちの過去とうがらし
姉さまの嫁にもゆかず唐辛子
紫雲
萎れても太陽は吸う唐辛子
紫雲英
猫が毛を逆立ててゐる唐辛子
紫宗
たうがらし乾されて唐辛子らしく
慈温
とうがらし原始の猿は威嚇した
鹿葉
被告人「夢」唐辛子の刑に処す
縞午
唐辛子刻む苛苛苛苛と
紗千子
父の忌の近づいてをり唐辛子
紗智
還暦が村の若い衆唐辛子
樹朋
味も色も失恋めいて唐辛子
宗平圭司
宝の地図の埃を払ふ唐辛子
宗本智之
李君も除けていたチャプチェの唐辛子
秋沙美 洋
唐辛子は赤い三日月のスペア
渋谷晶
唐辛子無駄口叩く義父白寿
重翁
百年の糠床に足す唐辛子
春よ来い
厨ごと母ごと褪せし唐辛子
淳風
とうがらし右顔面の攣りにけり
潤目の鰯
唐辛子また云ひ過ぎてしまひけり
順女
もう世界獲ったんちゃうん?唐辛子
諸塚凡志
親戚が会する庭の唐辛子
升 丁茶
唐辛子角に小指をぶつけおり
小笹いのり
痛快に火照る胃袋唐辛子
小山晃
唐辛子雑居ビルより異国人
小春
唐辛子日に磨かれて放つ赤
小川 都
憎しみを昇華するべく鷹の爪
小川さら
とうがらし耳道は痒し面白し
小川野棕櫚
唐辛子きざむ朝から口喧嘩
小白虎
唐辛子熟れて鬼の子産みさうな
小椋チル
確固たる意志をもちたる唐辛子
小野更紗
出棺の茶碗割る軒とうがらし
小林妙
妹は認知症らし唐芥子
小林弥彦
唐辛子熟れて姑認知症
昇華
あと一歩逃す成約とうがらし
松ぼっくり
唐辛子噂話はそこかしこ
松永裕歩
太陽の燃ゆるいたさよ唐辛子
松山のとまと
背中で泣く夕日剥がれて唐がらし
松本裕子
青空を泣かさぬように唐辛子
樟明子
唐辛子匂いの温度は計れるか
上市まさ
唐辛子明日は晴れだと気象庁
上津 力
忘八もたじろぐ色の唐辛子
常陸人
反骨は生きる証や唐辛子
慎吾
時に乞う義父の小言と唐辛子
新井場所
唐辛子話せば分かるなんて嘘
新蕎麦句会・凪太
唐辛子焼いて昭和の手酌酒
新濃 健
唐辛子逆立つ髪の伐折羅の怒
森初音
たうがらしみんなあかくて不眠症
森川いもり
キッチンに隠し持つ武器唐辛子
森中ことり
口喧嘩こじらせたまま唐辛子
深草あやめ
唐辛子母は古希超えわがままに
抑圧の果て見よ唐辛子 破裂
真井とうか
兵器より花になりたし唐辛子
真繍
決起会唐辛子の種炎無し
神誉
茎はまだ緑を保つとうがらし
水間澱凡
波音のほかは風音とうがらし
水夢
唐辛子母の小言は今朝ひとつ
水無月
今生の今は何色たうがらし
酔下弦
唐辛子捥ぐ指の香を嗅ぎにけり
杉森大介
太陽に身体預ける唐辛子
杉尾芭蕉
鷹の爪噛んでいる愛はもうない
雀浪乱
唐辛子会社には戻りたくない
世良日守
上州の媼は強し唐辛子
是空
沖縄に似た唐辛子齧りけり
成瀬源三
唐辛子干して座敷のがらんどう
星一沙
唐辛子しわの硬さに力む指
晴峯旬草
髪の先までびりびりと唐辛子
清水祥月
唐辛子妹が先に嫁ぐ朝
清水仙人掌
唐辛子からから響く星明かり
清波
コロンブス案外粗忽唐辛子
清白真冬
赤鬼の見張る軒下唐辛子
誠馬
唐辛子余命宣告八年目
青い月
平和にて甘き唐辛子を好む
青海也緒
唐辛子絵手紙の外まだ辛し
青鬼灯
視覚嗅覚味覚発狂唐辛子
青柘榴
泣くことは弱さではない唐辛子
青田奈央
唐辛子辛さ爆発までの時差
青木豊実
毒を盛るごと三本の唐辛子
青嵐
熟れた唐辛子ろくろっ首の舌
青蜥蜴
角材を持たぬ反戦唐辛子
石井茶爺
唐辛子嘘をつく奴つかぬ奴
石原由女
唐辛子二本で息の根を止める
石川聡
若者はもっと怒れよ唐辛子
折口一大
明日絞める鶏のゐる土間唐辛子
雪うさぎ
買ひ溜めの心理のごとき唐辛子
雪陽
唐辛子色に色付きはじむ唐辛子
千恵
唐辛子屏風の地獄へ乾きけり
千条之御息所
唐辛子赤し無くした指の意味
千鶴
刺し違える覚悟の色や唐辛子
川越羽流
唐辛子しつこく値切るエトランゼ
川村ひろの
天仰ぐたうがらし詰む佳き日かな
倉形サラ
唐辛子たっぷり傷だらけの夜に
倉嶋志乃
なめられてゐる唐辛子噛み潰す
倉木はじめ
言い訳のひとつに添えし唐辛子
想予
唐がらし見てみた嗅いだ噛んでみた
草人
老兵の槍先ぶれず唐辛子
蒼奏
唐辛子ぶちまけて編む魔除けかな
霜田あゆ美
唐辛子風呂と便所は外なりき
蒼鳩 薫
母指球に掴む大地や唐辛子
村松 縁
満身に日を抱き唐辛子の熟る
村上 無有
唐辛子マレーの虎の辞世の句
村上優貴
原子まで刻みて赤し唐辛子
多事
唐辛子積み海鳴りの交易路
多々良海月
唐辛子火伏の神と煤けけり
唐辛子干されにっこり恐ろしい
太子
農協を赤く染むるや唐辛子
大谷如水
唐辛子意外に熱い文芸部
大福ママ
軽トラのエンスト唐辛子真っ赤
大和田美信
掴まるる痛みと同じ鷹の爪
鷹之朋輩
唐辛子母の見抜ける嘘をつき
沢拓庵
唐辛子割りて記憶の零れ落ち
谷口詠美
唐辛子軒にこれより宿場町
谷川の蛍子
静かなる刃孕みし唐辛子
谷田藪辛子
はらわたにいのちふつふつたうがらし
丹下京子
唐辛子ぴりり生きねば生きねばと
丹波らる
唐辛子ひとつで世界転がりぬ
短夜の月
祖父の書を売っぱらいたり唐辛子
箪笥
唐辛子母に言えない事をして
檀凛凪
せはしなき雲水軒へ唐辛子
池田郁英
伴天連の密使安土へ唐辛子
池之端モルト
鬼の角吊るすがごとき唐辛子
痴陶人
唐辛子納得いかぬ歩数計
竹さ
唐辛子束ね探すや風の道
竹春エリザベス
口づけをしようぢゃないか唐辛子
竹内みんて
唐辛子七つの海の夕陽色
茶々
中国の国旗は真つ赤唐辛子
中岡秀次
ハルモニの言い値は高し唐辛子
中根由起子
唐辛子おまけのような風が吹く
中村 邑
手のひらにひらがなのごととうがらし
中村すじこ
紫の味も知りたし唐辛子
中村笙平
唐辛子からからからと過去すてる
宙のふう
唐辛子黄金の空を噛みちぎる
潮ベルト
宿坊の鏡に褪せぬ唐辛子
長田写々
唐辛子味に背骨が通りけり
津葦
とんがらしスナフキンにはなられへん
定吉
唐辛子喰へば阿鼻へとはひふへほ
帝釈鴫
唐辛子実りて父の鬼火かな
庭球子
種を干すまじない効くか唐辛子
泥塗れのポスト
蕃椒はランチェラの如鼻を抜け
天京迷宮@唐辛子の原産国であるメキシコの民族歌謡ランチェラ
唐辛子海老の尻尾のやうな雲
天玲
唐辛子乾きからから畑軽き
貼女(ちょうじょ)
祖母ねむり唐辛子揺れ黄泉のバス
田村美穂
その先は太陽射貫く唐辛子
田畑耕作
唐辛子マドゥラ語猛き地下市場
渡邉桃蓮
唐辛子一噛毎にある気合ひ
登りびと
聖典はをんなを蔑す唐辛子
土井デボン探花@蔑す(なみす)
唐辛子干し雲仙の空は蒼
土田耕平
黒ひげもオセロも負けて唐辛子
冬木呑子
重慶のをんな色白鷹の爪
東京堕天使
赤ん坊のへのこ可愛や唐辛子
当卯
唐辛子齧り忌野清志郎
藤岡美波
毒舌を愛されてゐる唐辛子
藤色葉菜
ただ干からびてゐるのではない唐辛子
藤倉密子
ぬか床の寝息は深し唐辛子
藤田ゆきまち
原風景の端にひと群れ唐辛子
藤田康子
取り分けてあたるも八卦唐辛子
陶然
鬼の色実らせたなら唐辛子
那津
唐辛子祖国はいまだ戦時かな
楢山孝明
古酒瓶に浮かぶ炎の唐辛子
南城馬天
唐がらし空の真底の燻れる
南方日午
晩年と気づかぬままに唐辛子
日出時計
みしつと種あまりに軽い唐辛子
唐辛子わずかに残る闘争心
猫ふぐ
唐辛子ホントはあの日泣いたんだ
猫渓
再会へ靴磨く夜や唐辛子
猫舌扁平足
人間を恨んでいるか唐辛子
能登あつし
唐辛子素組みプラモのごとき艶
俳句ファイヤー立志@TFP句会
たうがらし夕焼け小焼けの聞こえ来る
俳菜ひろこ
唐辛子食う人間の摩訶不思議
秤防人
堪忍袋の緒が切れて唐辛子
白井百合子
客足のとんと戻らずとんがらし
白鳥国男
唐辛子葉書の主は逝去せり
畑山六十二
たうがらしあの世に極楽と地獄
彼方ひらく
剥がれゆく瘡蓋痒し唐辛子
樋口滑瓢
救急車からの電話や唐辛子
美年
唐辛子おうなの腰の曲り美し
柊 月子
吊されて赤を尖らす唐辛子
桧木もり
唐辛子さばく隻腕露天商
百音
唐辛子世辞のひとつに乾く喉
百合乃
どかどかと喉かきちらす鷹の爪
不利を
たうがらし青空へちやうちやうはつし
武井かま猫
とにかくも霊験あらたか唐辛子
風花まゆみ
大吉の煩わしきや唐辛子
風慈音
吊るされて辛味ただしき唐辛子
風峰
唐辛子確かに我は父派なり
服部勝枝
からつぽの心振る音唐辛子
福良ちどり
太陽は辛し唐辛子のリース
文月さな女
毒舌は唐辛子のせえと言ふ
文女
唐辛子致死量となる赤になり
聞岳
左膝に鉈の古傷唐辛子
碧西里
廃屋のやや人くさし唐辛子
碧村
唐辛子僕ら仲直りしたよね
片岡ひまり
定年は古希まで延びて鷹の爪
弁女
唐辛子齧る最古のヒトのごと
歩く鳥
明く浄く直く辛きが唐辛子
蜂喰擬
世辞ひとつ言へぬ性分唐辛子
蜂里ななつ
唐辛子隕石落ちた畑らし
北摂美美
とうがらし色した月は甘そうね
北川蒼鴉
きんぴらを勇猛にする鷹の爪
北村 崇雄@TFP句会
一途ならゆるされる指たうがらし
北藤詩旦
背を向けて厨の人や唐辛子
堀雅一
恋心忘れて久し唐辛子
麻呂助
唐辛子大地の歪むフラメンコ
妹のりこ
唐辛子さわるめをかくなみだでる
本田ちま(5才)
臨界に達して熱き唐辛子
慢鱚
唐辛子げに赤赤と甘からむ
満る
水色の水が唐辛子を滑る
湊吾子
角隠し外し九年唐辛子
茂る
かち割りや列島赤きとんがらし
網代
唐辛子ないしよ話は刺激的
木村ひむか
唐辛子隧道からの金気風
也和
唐辛子ほす太陽によぢれゆく
夜行
日本語の上手きオモニの唐辛子
野の花 誉茂子
唐辛子初恋のアジアピリピリと
野の花こう(9才)
鬼の角生え初むるごととんがらし
野井みこ
幸せの国や食する唐辛子
野中泰風
乾ききりて紙より薄し唐辛子
矢嶋博士
唐辛子書き置きもなき妻の留守
柳児
沢生えは魚にくれよか唐辛子
柳生うっかり十兵衛
新婚ともう呼ばれない唐辛子
優木ごまヲ
唐辛子振れば未来の音のする
柚木みゆき
唐辛子油まみれの舌を焼く
由づる
月の引力強し畑の唐辛子
遊飛@蚊帳のなか
行き止りばかりの街や唐辛子
夕虹くすん
同僚に敬語で答ふ唐辛子
余部
唐辛子いろ定りてより永し
与志魚
胎座秘むそれは怒りだ唐辛子
雷紋
暴力のやうな沈黙唐辛子
落合耳目
唐辛子親父の顔になりてをり
蘭丸結動
たたら場に魔除けの赤や唐辛子
同級生のみな進学す唐辛子
璃当
耳鳴りの半音転調唐辛子
流士
唐辛子喰って頭蓋に合う空虚
竜田側
星の子がうまれてゐるよたうがらし
緑の手
閑日や読点として唐辛子
蓮花麻耶
百年を生くには遠き唐辛子
老人日記
唐辛子刑事と民事の境目
和光
唐辛子魔除藁編講習会
柝の音
定食屋椅子軋ませて唐辛子
泗水
唐がらし満たして籠の軽さかな
游真
唐辛子アインシュタインの捻じれかな
眞熊
二年吊りの唐辛子色褪せにけり
笙女
それぞれが空と交わる唐辛子
筬葉
日常に句読点打つ唐辛子
綉綉
唐辛子あそこのこいさんまだおるで
芍薬
妖し気に危険に元気唐辛子
蜥蜴の尻尾
神々の仮面に髑髏唐辛子
靫草子
日曜の不確かなメモ唐辛子
Fよしと
パーマ固きオモニの放つ唐辛子
かむろ坂喜奈子
あの姉も夫待つ家業とうがらし
こじまはじめ
ウシュマルの尼僧院とうがらし熟る
さきななゆうさら
唐辛子門限破っても死なぬ
さくみ
佐賀県藤津郡大字糸岐唐辛子
すえよし
学校を辞めた秀才唐辛子
すま
三つ目の眼が光りたり唐辛子
とうい(5才)@すみません、少し手を入れましたが発想は息子がしました。(登りびと)
#あちこちのすずさん沁みる唐辛子
小倉あんこ
ママシータ呷るテキーラ唐辛子
竹織
別れ話カレーの唐辛子くずす
藍時 湘
頑固なら俺が一番唐辛子
藍植生
入るなと吊るす妻あり唐辛子
隆松

並

とんがらし食べればほっぺがからくなる
さくらちゃん@4歳
とうがらしはじめてたべるどんなあじ
時藤無一郎(ときとうむいちろう、8歳)
からいけどあまくはできぬとうがらし
はるか8才
とうがらしママのおさらへ神かくし
野の花いとか(5才)
唐辛子お口の中でピリピリと
野の花なお(7才)
唐辛子秀吉食べたあの辛さ
野の花さな(8才)
いちばんはかたちがきらいとうがらし
本田むらさき(7才)
唐辛子おいしそうなんやけどなあ
本田ゆうら(4さい)
唐辛子鳥の世界の美容師だ
座敷わらしなつき(9才)@お母さんと「とうがらしの世界」という本を読みました。 その中に「唐辛子が赤くなるのは、カロテノイドの色素によるもので、このカロテノイドは、鳥の羽毛の発色を良くする。 発色の良さは、特に繁殖期の鳥にとってはパートナーを見つけるために重要な役割を果たすことが知られているので、鳥たちはモテるために唐辛子をせっせと食べているのかもしれない。」と書いてありました。 俳句は全部漢字にしたかったので、お母さんに確認してもらいました。/座敷わらしなつき(9才)
長いよね燃えだすまでが唐辛子スマホばあちゃん
スマホばあちゃん
唐辛子永代々神楽の朝
28ひろきち
唐辛子食ぶなにも起こらない夜
⑦パパ@いつき組広ブロ俳句部
お節介義母には言えぬ唐辛子
8の月@主人の父母と同居をしてますが、何かにつけて義母が口うるさい日常を俳句にしました。 同居始めにはイライラしていたことが今となってはありがたいと思うこともありますが、図々しいことは変わりありません。この兼題の締切日は娘の誕生日です。最初は8月19日が俳句の日になることを嫌がっていましたが、今は俳句部に入る程に俳句大好きになってます。何があるか分かりませんね。
唐辛子焼けて夕陽の地平線
99カリン
筵敷く干してまばゆい唐辛子
aya
並走のバイクブーツに唐辛子
Benじい
唐辛子食ぶ雑念の消えゆきて
Dr.でぶ@いつき組広ブロ俳句部
軒下に夕日射すなり唐辛子
hiroro
煮えたぎる地獄赤赤唐辛子
HNKAGA
後で来る当たりがあるの唐辛子
Karino
きんぴらの味の決めてに唐辛子
KKK
婆ちやんは厳し唐辛子は辛い
Kかれん
唐辛子思い出したる義母の味
K口Mサーキ
迷い箸しし唐辛子ひきあてる
Lu
物干しでからから鳴るは鷹の爪
N淳々
唐辛子祖母の漬け方倣いたし
O3
戦争の話は支那の唐辛子
PON
唐辛子星降る夜のスパイシー
sakura a.
母からの陣中見舞い唐辛子
sol
唐辛子辛いぞ否とまたケンカ
sugarlily
シナプスが弾ける如し唐辛子
syuusyuu
唐辛子ぬか床なかで防虫す
TFP句会 房総たまちゃん
唐辛子先祖代々この気性
Vn 花のん
唐辛子就業時間をとうに過ぎ
あーすススメ
唐辛子からびて彩のきはまれる
アイゴー
唐辛子熟れり吊るされてなお熟れるなり
アヴィス
中華鍋紅色したる唐辛子
アオキシゲル
唐辛子あり薄闇に火を灯す
あおのめ
唐辛子良い塩梅は母が知る
アオハル
旨そうな赤にだまされ唐辛子
アガニョーク
絵手紙や朱の唐辛子踊りだし
あきみ
唐辛子軒にゆらゆら塩の道
あけみ
雨垂れの色をも変へし唐辛子
あさのとびら
唐辛子はな束のごと束ねをり
あさり
流れ落つ滝と汗唐辛子
あすか
唐辛子こころはひりりとほのあつく
アストロ@夏銀河
冷凍庫亡夫の作りし唐辛子
あすなろ
人生の辛さを背負いし唐辛子
あつこっとん
ピカソの赤怒りの唐辛子
あとりとまひわ
枯れ果ててなおも尖る唐辛子かな
あなぐま
摩天楼新宿内藤唐辛子
あべべ
銀世界かんずりの赤唐辛子
アポロチョコ
唐辛子より赤選ぶ魔女の爪
アマリリスと夢
気温四十度夜気にひそむ唐辛子
あみだじじい
唐辛子揺れて警戒色の空
あみま
唐辛子舌を撃ち抜くマシンガン
アン
唐辛子母のきんぴら無二の味
あんこ
唐辛子の種が好きな人でした
いいよかん
唐辛子吹く風さえも辛そうな
いかすみ
夕の雲唐辛子思ひ生つばが
いく葉
父の歳越えて十年唐辛子
いごぼうら
唐辛子妻は細身で怒りんぼ
いしい美髯
パトカーのライト回りぬ唐辛子
いたまきし
退屈に間欠泉の唐辛子
いちご一会
主亡き空家の軒の唐辛子
イチロー
唐辛子気丈な母の独り言
いつか
緋まぶし夕日あつめて唐辛子
いと茶
追伸の長き事有る唐辛子
いなほせどり
舌出して真っ赤な笑顔唐辛子
いばしん
青空へますます尖る唐辛子
いまいやすのり
唐辛子朝鮮半島の形
いろはニホ
感想は濁してばかり唐辛子
ヴァイス@ギル
泡盛に浸りてすば待つ唐辛子
うさぎさん
唐辛子誰が捥いだか鬼の牙
うづら@第二まる安
ストレスをとりこむ輩唐辛子
うに子
難波っ子落ちを付けたし唐辛子
うま子
唐辛子尻が青いはまだ甘し
うらら恵子
夕暮や軒端に古き鷹の爪
えいぎょ
唐辛子天に向かって焔吐く
えりいも
干からびた憤怒の像や唐辛子
オアズマン
唐辛子物干竿で一休み
オイラー
口歪めとうんとうんと唐辛子
おうれん
反撃食らふ唐辛子の胎座に
おおるり
快楽の痛みは二辛とうがらし
オキザリス
唐辛子花のことなど露知らず
おけら
ぬか床の赤唐辛子赤豊か
おたまじゃくし
軒下からペペロンチーノへ唐辛子
おやま文枝
コロナ除け願って編むや唐辛子
オリゼ
投げつけた別れ話や唐辛子
おんちゃん。@白吟句会
唐辛子未練断ち切る決意して
お気楽草紙
唐辛子赤くなる頃キルト完
お漬物
唐辛子味のわき役引き立て役
お豆
唐辛子君がそんなに好きだとは
がーでん
艶やかなかちかち山の唐辛子
かがち
隠し味吾の味方の唐辛子
かこ
部分点くれぬ先生唐辛子
かずポン
唐辛子娘のためにもう一束
かすみそう
青紐の捩れや唐辛子の伸びしろ
カタツムリ
切るたびに鼻に痛みや唐辛子
かつたろー。
唐辛子ETごっこしては摘み
かつての向日葵
緑葉に垂れる辛さの唐辛子
かなこ
何を以(も)て憤怒に染まりし唐辛子
かまど猫
唐辛子囃子がなると帰るけり
カモメ
唐辛子赤か緑か本数か
かわいぬ
唐辛子退けて摘みけり回鍋肉
カワウソ次郎
唐辛子汗まで匂ふたうがらし
かわせみ町田能ヶ谷
辛さにもほどがあるぞや唐辛子
かんこ鳥
唐辛子折り合ひつけて生きていく
キートスばんじょうし
唐辛子ひとふり探るレシピ添え
キーヨ
真っ直ぐな正義感あり唐辛子
キイロイトリ
野球部の子よ逞しく唐辛子
ギコ
鷹の爪自己主張の辛さなり
きさらぎ
朝焼けやいよいよ赤き唐辛子
きっちゃん
噛むほどに唐辛子にも甘さあり
きのした 小町
青くても口ゆがむほどの唐辛子
きのと
唐辛子この世に迷ひなき赤さ
キャサリンまさこ
逆さ吊りされて唐辛子赤さ増す
キヨ
唐辛子母から子への匙加減
キョンちゃん
魔除けには炎のやうな唐辛子
ぎんやんま
暴君は死に唐辛子も白くなる
クウシンサイ
味見して目で答へけり唐辛子
くによ
十人の朝食十色唐辛子
くめ仙人
吊るす毎赤の色増す唐辛子
グランディーノ
艶々と天狗の鼻や唐辛子
ぐりえぶらん
目に染むる指先輪切りとうがらし
くりすけ
山盛りや異国の市の唐辛子
ぐれむりん
茅葺の風にカラカラ唐辛子
くろべぇ
唐辛子乾きて意外にも脆く
クロまま
一身に厄災背負ひ唐辛子
けいママ
果てしなく赤を極めて唐辛子
こうちゃんおくさん
天を衝く赤き爪ごと唐辛子
こうや こう
唐辛子空に朱滲み目に染みる
ゴールデン文子
ゆびはらに痺れ残して唐辛子
コキア
縦走の最後の山小屋唐辛子
こてつ川
唐辛子見ただけで汗ダラダラと
ゴロゴロ
色あせたしまとうがらしの酔っ払い
サーコ
唐辛子ときどき地獄見て来たり
さかもと眞紅
穏健と言われ唐辛子になれず
さこ
誤報なる火災警報唐辛子
ささき良月
こんな日もあるさ唐辛子きき過ぎ
さとうりつこ
言ひわけの仔細は不要唐辛子
さぶり
作業場はあの日のままの唐辛子
さゆみ
百均の小皿は硬し唐辛子
しかもり
癖強き漢へ多め唐辛子
しげる
紅さ増す軒に干されし唐辛子
しげ爺
火山岩の地唐辛子並び立つ
ジミーあゆみ
口喧嘩一次休戦唐辛子
しみみ
雑談すら加はれぬ夜の唐辛子
ジャスミン
大豊作犬舎にも吊る唐辛子
しゆういずみ
地を射抜くほどに万願とうがらし
しゅんらん
唐辛子袋を破るへそ曲がり
じょいふるとしちゃん
嫉妬して殺す甘さや唐辛子
シラクサ
米櫃に感謝の印唐辛子
シルバーメダカ
休職や明けて気怠い唐辛子
しをの
軒先のドライフラワー唐辛子
しんしん
逆吊りに育つ紅蓮や唐辛子
すがりとおる
嘘つきの魔女の鼻先とうがらし
すずらん
赤壁の関羽のごとき唐辛子
スローライフ
唐辛子頑固野郎に投げてやれ
せいち
赤子泣く熱き主張や唐辛子
せり花
歯の疼くリモート出演唐辛子
セントポーリア
かの国へ飛んでけロケット唐辛子
せんべい
茂じいに誘えば即答唐辛子
ダイアナ
真上から父の拳骨唐辛子
たこぼうず
天を衝く逆立ちの赤唐辛子
だだちゃ豆
一人旅ハルモニの声唐辛子
たま蛙
唐辛子ジャムの空き瓶いっぱいに
ダリア
「プロ」というもののあれこれ唐辛子
ダンサーU-KI
きんぴらに隠れる闘士鷹の爪
ちーちゃん
漬物の味の決め手は唐辛子
ちか丸
勢いで九つ入れる唐辛子
ちびつぶぶどう
唐辛子微妙な量に左右され
ちゅーちゃん
なんとか験を担げやせんか唐辛子
ちょくる
ごく稀に当たりがでます唐辛子
ちょろたこいん
看板の激辛赤字たうがらし
つつ井つつ
涙目は噛んでしまった唐辛子
つつ井つつ夫
袋売りピーマンの無骨を喰らう
ツナ好
自粛暇のわれに一喝唐辛子
つる凛々
サヨナラも汗に飛ばせよ唐辛子
ティアラ文緒
唐辛子輪っか一つの辛さかな
ティーダ
悶着の火種は決まつて唐辛子
てつお
なにを避けどれを引寄せとうがらし
テラダスオウ
鉢植えの唐辛子紺碧の空
でらっくま
唐辛子おふくろの味包み込み
でんきゅう
老いてなほ女はおんな唐辛子
でんでん琴女
唐辛子九谷の皿とけんくわする
ドイツばば
太陽の放つコロナや唐辛子
ときわ露草
喧嘩してチリリと痛し唐辛子
どくだみ茶
唐辛子旅の約解くコロナの禍
とし子
夕さりて赤極まりぬ唐辛子
とんぼ
唐辛子あの一言か多かった
なかの花梨
干されてなお倍の赤さに唐辛子
なきうさぎ
日光や紅く繁った唐辛子
ナゾラブ
ガラス瓶寂れぬ赤よ唐辛子
ナタデココ
若者の影なき軒の唐辛子
ナツメタンチャン
一輪車転けても泣かぬ唐辛子
なつめモコ
孤食の夜口内炎に唐辛子
ななしのかかし
一手詰め逃し唐辛子噛み締む
ナナナナ
喧嘩増す在宅勤務唐辛子
にいやのる
竹籠で日に日に縮む唐辛子
ニッシャン
ガンガンと痛し旨し唐辛子
にゃんごろう
唐辛子激辛色に爪染まる
にゃんみー
独りのペペロンチーノは唐辛子の種入り
ネコ目
唐辛子あれこれ喉ひつかゝる
のぶ子
針に糸唐辛子の輪箸通る
のもとみな
味付けは得意な魔法唐辛子
のりた
米びつの中で熟れてく唐辛子
のりぴー
チャンギ空港唐辛子と汗の香
のりりん
人類にピリッと警告唐辛子
のろ爺
唐辛子辛さの刺激癖になる
バーバママ
7色のえんぴつぬり絵唐がらし
バーバラ
歪む顔騙されかじる唐辛子
パクヒロ
唐辛子幸せはちょっぴり辛い
はごろも
唐辛子日の丸の赤にじみけり
はち えいと
この青に騙されました唐辛子
ハチ太郎
手習いの手直し多し唐辛子
パッキンマン
唐辛子ヒリヒリそれも心地よし
はとり千倖
五行説究めて五色唐辛子
はなだんな
ふつふつとオイルの中で唐辛子
はなちゃちゃ
鮮やかの過ぎたる赤や唐辛子
ははろ
便箋の日付の意味や唐辛子
パプリカまめ
唐辛子他人のやうに容赦なく
はまお
あれ以来禁食という唐辛子
はまゆう
軒下に干されて光る唐辛子
はら美華子
刺激物おかずすべてに唐辛子
ばんしょう
カゴ盛りがカサカサ鳴るは唐辛子
ばんどうまーぴー
唐辛子瓶に詰められ出番待つ
ばんびぃむーん
倦怠期鍋に砂糖と唐辛子
ぴーち
饅頭怖い本当に怖い唐辛子
ひーちやん
赤強し魔除け飾りの唐辛子
ビー玉
唐辛子鼻にツンツンたまらない
ひぐちいちおう(一応)
唐辛子つなげて干して魔除けかな
ひとえ
唐辛子つまんだ指で目をこする
ヒドリガモ
唐辛子束ねて朝の小商い
ひな子桃青
万願寺吊られ怒って顔赤く
ひめの小
唐辛子砕けて赤き使命感
ひゃくはちぐらむ
古民家の軒下低く唐辛子
ひよこ草
とんがらしきざみ刻んで足袋の中
ひよとり
あの女の唇めきて唐辛子
ひよはるばば
唐辛子今なら勝てるにらめっこ
ひろくん13さいのママ
唐辛子納車の軽の光沢よ
ひろちゃん
藁莚に緋を広げたる唐辛子
ひろ史
悪役の顔芸憎し唐辛子
びんごおもて
唐辛子口内炎が暴れがち
ふあり光
里帰り軒下に吊る唐辛子
ふうせんかずら
唐辛子夢浮かぶ家庭菜園
ふくうめ@木の芽
今日も干す日毎艶やか唐辛子
ふみ
唐辛子あの子は今日もあまのじゃく
ほうじ茶
揚々とエナメルの赤唐辛子
ぼたにこ
唐辛子赤き軽さや入日影
ほのぼぉの@蚊帳のなか
あかね雲眩しく垂れる唐辛子
ぽぷり
シーサーの目玉飛び出す唐辛子
ポンタロウ
山なみはるか病窓に唐辛子
まー坊
唐辛子ときには毒も人も吾も
マキコ
赤赤と皺も美し唐辛子
まこ@いつき組広ブロ俳句部
桐たんす虫も恐がる唐辛子
まこと(はにうまこと)
唐辛子爆弾落とす口の中
まこと(羽生誠)
一人だけ背すじ伸ばして唐がらし
まこも
干されある唐辛子食み大泣きす
まち眞知子
火の山に火焔燃ゆるや唐辛子
マツイミキロウ8191
スープには野菜鶏ガラ唐辛子
まつり
口紅の艶かしくて唐辛子
まな
蒲団から出す足痒し唐辛子
まなP
唐辛子色づく頃は嫁にゆき
まにあ
唐辛子の赤深まれり畑の中
まほろ
唐辛子辛くいまだにバスは来ず
マムシ銀行早乙女
ネコ通るシャッター通り唐辛子
マユミ
紫の奈良には奈良の唐辛子
まりい@木ノ芽
唐辛子パパのマネしてからずっと
まりちゃ
二段目の木棚に唐辛子の瓶
まるかじり
唐辛子食欲そそるその赤さ
マロンマロン
赤さで魅せて辛味で堕とす唐辛子
みー
唐辛子の山崩しゆくサリーの手
みえ
無事だつた瓶に入れてた唐辛子
みずの風華
王さんの秘伝のタレの唐辛子
ミセウ愛
指ぽかぽかと藁で編む唐辛子
ミセス水玉
絵手紙に元気ですかと唐辛子
みつみん
後で効く父の小言と唐辛子
みどり
家計簿の赤に似てゐる唐辛子
みどりがめ
唐辛子仕舞おうか吾子入籍す
みどりくん
じじばば元気軒先の唐辛子
みにとまあいこ
吊られても祖母の唐辛子ぴりぴり
みのる
反骨を切なく見せて唐辛子
みやまおだまき
金婚の旅に噛み当つる唐辛子
ミユキ
傷癒えて嬉し加うる唐辛子
みゆき子
雲を裂き空に突き刺す唐辛子
みょん
唐辛子ほどの情熱あったなら
むげつ空
禍でも和でも無でも辛き唐辛子
むさかず
唐辛子世相を映し色を増し
むじーじ
長筒の弾唐辛子だったら平和
むったん@狐狸山会
厄除けと鞄のなかに唐辛子
むべ
子が巣立ち唐辛子買うふたりかな
むゆき
玄関の魔除けリースの唐辛子
むらたふみ
とうがらし部活帰りの空の赤
むらのたんぽぽ
唐辛子飄々たる子一座の子
むらぴ
唐辛子ペディキュアはもう剥げたまま
めりっさ
ひとつだけ大きい輪切りの唐辛子
もこ
唐辛子奴はそれほど甘くない
もせきのこ
唐辛子三束レジはドロップ缶
もちえちゃん@狐狸山会
赤緑の美しき刺激の唐辛子
もとこ
唐辛子筆の穂首の如撓ふ
もりお
唐辛子猫の爪研ぐ古筵
もりたきみ
犬喰わぬ喧嘩した午後唐辛子
もりのまりりん
唐辛子好きは大人の証拠かな
もりまる
空をも掴む軒に揺れたる唐辛子
もんちゃん
藁綯ひの姫唐辛子嗅ぐ幼
ヤコばあば
畠中の一人元気や唐辛子
やっさん坊
干されてもまだまだ赤き唐辛子
やっせん坊
タペストリ魔除けとなりし唐辛子
やっちゃんち
唐辛子埃だらけの扇風機
ヤヒロ
宿題が終わらぬ夜の唐辛子
やぶつばき
唐辛子投句仕分ける師匠の目
やまだ童子
吾はもうトトロが見えぬ唐辛子
やまな未
隠し事言い当てる人唐辛子
やまぶき
反抗期息子の背中と唐辛子
やまやま
唐辛子ブータンの屋根赤きかな
やま猪口
五色唐辛子白い花より生まれけり
ヤモリ
唐辛子軒下干され背を丸め
ゆぃ
棚上へキャンディ瓶のとうがらし
ゆうーか
唐辛子あの雲めがけ色を射せ
ゆうこB
涙して唐辛子切る食の種
ゆうな
唐辛子なぜだかいつも当たりくじ
ゆかりん
挽きたての赤し唐辛ほどほどに
ゆきを
唐辛子覗きて奥に種一つ
ヨシケン
唐辛子紅深まりて窓の山
よし季
唐辛子食す辛さ悲鳴あげ
よつ葉
唐辛子カティサ-クの大航海
よぶこどり
不揃いのみなみな紅い唐辛子
らくさい
ピーマンの五色にあれこれ二人連れ
らごん
弱気など見せまいとする唐辛子
らびっと
唐辛子真赤な嘘を呑み込んで
リカ
ハバネラの踊りにも似て唐辛子
りこ
口にして天仰ぐのみ鷹の爪
リバティーさん
唐辛子可愛くあれどやんちゃかな
りんごのほっぺ
唐辛子「赫」といふ字のそこにあり
る・こんと
鳥居の杜鬼コ赤々唐辛子
るびちゅ
唐辛子暮れゆく空や負けじ赤
るみ
餌に寄る鯉どもにやる唐辛子
るやみ
痛点を越える快感唐辛子
れい
唐辛子帰省できずに万願寺
れい@てぃだ
喜界島の日差し集めて唐辛子
れんげ畑
激辛の山築くなり鷹の爪
ロクヨン
買って来た苗の裏切り唐辛子
わかこ
擦り切れた小瓶に夜の唐辛子
わるだー
気の緩み許さじと起ち唐辛子
をぎやかなた
置けば泣く夜泣きの吾子や唐辛子
阿波豊
唐辛子裂いて無音の種となる
葵新吾
焼夷弾火を噴く軒に唐辛子
安芸子守熊
山あいの暮れの早さや唐辛子
安芸彦
唐辛子ギターケースの増えた傷
安溶二
唐辛子笊の野菜の紅一点
案山子@いつき組広ブロ俳句部
ふるさとの風やさしかり唐辛子
杏ちゃん
くちげんか黙の空気や唐辛子
伊藤興味
目を酔はせ舌を弑すや唐辛子
伊藤欣次
唐辛子辛さ喉焼く肝ためし
伊藤善隆
模試はE判定とうがらし齧る
伊豆子
半島の見える島とや唐辛子
伊予吟会 玉嵐
引き出しの隅に残るや唐辛子
位子
唐がらしごごえる指に暖を入れ
井上喜代子
吊るされて干されて縮む唐辛子
一の介
唐辛子たっぷりカレーで汗をかく
一碁一会
保護色も警告色も唐辛子
一太郎ラン坊
天を掻く赤岳の爪鷹の爪
一茶お
蕃椒ひとつ未満の夕餉かな
一日一笑
古伊万里の大皿しまう唐辛子
稲垣由貴
不器用な生き方で良し唐辛子
右田俊郎
唐辛子一度も爪を出さぬ子よ
卯 巳申
脇役もいつか主役に唐辛子
浦野幸一
唐辛子ペペロンチーノに花を添え
閏 務 (うるうつとむ)
ねこ車立てる軒下とうがらし
英与
唐辛子まだ一杯じゃないか君
詠頃
唐辛子軒下揺れる田舎道
詠野孔球
唐辛子食べて口からはひふへほ
越後縮緬
色辛さ人生飾る唐辛子
越仙
口中は火の鳥のごと唐辛子
パプリカになりたかつたと唐辛子
円堂 実花
舌を刺し喉刺し過ぎる唐辛子
塩小路とんてき
郷愁にかられし老女唐辛子
塩風海女
唐辛子噛みて己の恥をくい
奥山凜堂
あれば良し無くてもよしの唐辛子
横じいじ
唐辛子悪魔の爪に裂かれたし
横ちゃん
泣かせては熱養うや唐辛子
岡 美里
唐辛子真つ赤に下げて無人店
乙女座
曲直も面白きかな唐辛子
音のあ子
袖振りて完熟か賽とうがらし
佳子
煙さえ炙りて苦し唐辛子
加容
防空壕ポケットにいっぽんとうがらし
嘉子
蕃椒や辛みはうつる手から手へ
嘉門生造
軒下や日差し風良し唐辛子
夏みかん
唐辛子咥えし孫の驚きて
夏みかんの亭主
美しき咎のある女唐辛子
果音
唐辛子今宵はコロンブスの風
果禄
白花の季経て赫い実や唐辛子
歌い鳥
高速バス会えない日々は唐辛子
歌織
「興味ないごめん」といはれたよるのたうがらし
河原つばめ
唐辛子噛んで叫んでくしゃみした
河合 由布
唐辛子さして砂場のケーキかな
河本かおり
唐辛子嫌々をして尖りけり
火炎猿
唐辛子我に賜へよ燃える血を
花おうち
とうがらし爆ぜて駆け込む眼医者かな
花ほっぺ
正午の魔女暗がりで弄る唐辛子
花印
一撃の赤い弾丸唐辛子
花咲明日香
模試弁当一人開ければ唐辛子
花実人生
唐辛子列島晴れの予報かな
花菖蒲
テキサスのガンマン齧る唐辛子
茄子紺
唐辛子カルメンほどの赤さかな
茄子美
唐辛子赤い辛い赤い辛い
華らんまま
唐辛子印籠のごと捧げ持つ
雅喜
唐辛子あればふるさと遠からじ
雅鬼
唐辛子増し増しの美学令和かな
雅枝
十倍に二十に辛し唐辛子
雅由
唐辛子干されて深き赤となる
唐辛子ぴりりご時世ぴりぴりす
海鳩
トンがっててもいいですか?唐辛子
海葡萄
丑寅の軒端に赤き唐辛子
海峯竜寿
満腹が逃げる唐辛子食べても食べても
海野しりとり
唐辛子鬼とは人の別の名か
灰色狼
唐辛子単位の取り易い教授
葛谷猫日和
スペインの名も持ってるの?唐辛子
叶田屋
へそ曲げる父より強し唐辛子
甘泉
真夜中のペペロンチーノ警枕か
観音崎 為一@イタリア語でペペロンチーノ(peperoncino)とは唐辛子の意味。
唐辛子のせいにするかな涙落つ
間仁田彩
唐辛子暗き赤の奥なんといふ赤
閑茶
唐辛子嫌よは好きのうちじゃない
丸山隆子
唐辛子生を齧れば あっ 漏れた
岸 れん
唐辛子喉を過ぎても熱いまま
喜祝音
唐辛子変わる変わるぞまだ三十路
喜心
唐辛子きように除ける孫の箸
喜多輝女
月光に艶めく肌や唐辛子
喜多野羆
唐辛子ロンギヌスの槍の如く
希平
燦然と赤美しく唐辛子
幾太波末
ばあちゃんの意地悪な顔唐辛子
季切少楽@いつき組広ブロ俳句部
唐辛子頭付き抜く辛さなり
紀杏里
唐辛子歯に衣着せぬ評論家
輝峰亭
規格外買い取られずに唐辛子
輝味
てかりける唐辛子の艶空の色
鬼平哀歌
隣はポルシェ我が軒は唐辛子
亀の
踊るごと葉の隙間から唐辛子
亀山酔田
舌しびれ悩み痺れる唐辛子
亀子
万願寺食べ夢の満願ありなしや
亀子@万願寺とうがらし食べて、夢の満願を祈る気持。
ベランダで我がもの顔の唐辛子
亀石
アンデスの乾いた風や唐辛子
菊池 克己
唐辛子勧める人の尾張弁
菊池洋勝
人前で泣いてたまるか唐辛子
吉井いくえ
南蛮や激辛好む猛者も泣き
吉村よし生
旨い店探し頼るは唐辛子
吉田海音
小雨の参道露店は唐辛子
吉野 文
熟れ色を崩し出番の唐辛子
桔梗
参拝し帰り大福唐辛子
丘るみこ
唐がらし笑い皺寄せ父の干す
久素木葉子
帰るなり猫が蹴散らす唐辛子
久美
国友の鉄砲江戸の唐辛子
宮坂暢介
軒先の風にカラカラ唐辛子
宮坂変哲
赤く染め空と湯けむり唐辛子
宮写楽
蕃椒を鬼の爪と泣く我が子
宮島ひでき
唐辛子太陽のごと赤々と
球子
失恋の涙でないよ唐辛子
京丸
唐辛子今日のマーボは甘くちよ
京子
きじ丼の隅にひかえし唐辛子
京女
ぴりぴりと唐辛子めく夫婦仲
玉井令子
色づきて天まで届く唐辛子
玉悦
唐辛子てかりてかりとなに主張
玉京
厄除けの唐辛子縫い神頼み
玉治
唐辛子勝者の指の如くなり
玉城
唐がらし藁になえられ守り神
玉泉
毒食べた泣く子中庭唐辛子
玉典
唐辛子人の世の如鬩ぎ合ひ
玉繭
送り出す子の米びつに唐辛子
玉和
唐辛子おれは今なお業晒し
筋肉男
青と赤色混ざりをる唐辛子
近藤千比絽
陽の沈み色極めけり唐辛子
金治宜子
赤とんぼのしつぽのやうや唐辛子
金太郎
摘み残し赤色一個唐辛子
金目銀目猫
米櫃に映える赤色唐辛子
金曜日の男
唐辛子痺れる赤や辛旨い
句詩呼
唐辛子色を重ねる色鉛筆
熊縫まゆベア
むらさき過ぎ今朝の赤唐辛子
薫風
唐辛子こいつがなけりゃ美味くない
敬之
青き実の炎と化して唐辛子
景清華
唐辛子腰痛持ちの家系在り
桂奈
引出しの隅にひからぶ唐辛子
渓雪
唐辛子乾ききりても艶のあり
畦のすみれ
唐辛子新撰組がやってくる
蛍源氏
正論に味付けをして唐辛子
結壱隆月
厄除けに三つ並べた唐辛子
月影 ミウ
唐辛子ワンプレートに濃き緑
月野ひとみ
赤と白豆腐とご飯唐辛子
犬散歩人
括られて赤さ増しけり唐辛子
犬塚たま
勝てるのか背水の陣唐辛子
源司根古
トランプのネクタイのごと唐辛子
吾光広成
戯れし子の口紅や唐辛子
吾亦紅也
唐辛子ドアの鐘鳴る喫茶店
鯉女子
命日に姉が届けし唐辛子
光観
愛してる貴女の言葉唐辛子
光源爺
唐揚げの上に煌めく唐辛子
光本弥観
今日の唐辛子赤身を増しており
公毅
雨に泣く畑の唐辛子天地の間
唐辛子吾子の産声我の目覚め
幸せ一番
なんとなく相槌をうつ鷹の爪
幸久
我が人生汗と涙の唐辛子
広島の虫キチ
唐辛子そそる辛さに汗じわり
康子紫
唐辛子わが身の辛さ知らぬなり
康寿
天日干し色とりどりの唐辛子
江雲
唐辛子いつもと違ふ夕の膳
江戸川青風
疫神退散戸ぐちの唐辛子
江藤薫
軒の端赤唐辛子天日干し
江里口泰然
何よりも紅く染まりし鷹の爪
浩二
蕃椒の世の辛きを吸いて赤く
浩朗
万願寺赤もなほよし唐辛子
甲山
さんざめくコリアタウンの唐辛子
紅さやか
「キャンディ工場」庭先のトウガラシ
紅すだれ
生き様にめりはり有りて唐辛子
荒磯魚々
唐辛子水に流せぬ辛きこと
香栄
唐辛子たねまで赤く孕みけり
香椎
寡夫となり唐辛子飯かっ食らう
高たか
唐辛子半分青の残りたる
高橋冬扇
軒先に秘めごとの束唐辛子
高津喜久子
血に染まる割れた奥歯や唐辛子
高飛洋子
苛立ちをぶつけていいよ唐辛子
高木音弥
夕日色畑を守る唐辛子
合歓
唐辛子とがつて魔女の靴のごと
国代鶏侍
マニキュアを塗って爪研ぐ唐辛子
黒兎
唐辛子コロンブスはおっちょこちょい
黒猫
唐がらし初め怒つてまた泣いて
根本葉音@花芭蕉句会
いざ食べよ育て実った唐辛子
佐々木照風
鼻を刺す唐辛子の香舌濡らす
佐々木葉一
ラインくる子のはけ口や唐辛子
佐川寿々@チーム天地夢遥
白菜に母の刻めし鷹の爪
佐藤恒治
唐辛子サンバのリズムを知つてをり
佐藤志祐
田は黄金畑は赤き唐辛子
佐藤俊
南蛮もペペロンチーノも唐辛子
佐保
唐辛子古傷疼く台所
左馬頭直義
かぎ鼻の魔女が化けたか唐辛子
砂楽梨
唐辛子遠野の風を紅に染め
砂金 眠人
食卓の唐辛子とふ悪魔かな
最中
名残惜し指先匂う唐辛子
斎藤数
おすそ分け母の葉つきの唐辛子
細木さちこ
唐辛子止せばいいのにまた噎せて
菜々の花
三本も喰らえば我死ぬ唐辛子
榊裕江子
唐辛子母からの荷にしのびけり
咲耶とこ野@木ノ芽
束ぬれば色尖りくる唐辛子
桜の翳
チョンガリの唐辛子売りあかずくめ
桜姫5@チョンガリ=ひょうきん(高知弁)
ベサメ・ムーチョ流れるキッチン唐辛子
桜木レイ
さしすせそ加えてみたい唐辛子
薩克期風
夕陽浴び辛さ増したか唐辛子
雑魚寝
母真似て五キロの米に唐辛子
雑草おばさん
鷹の爪避けてラーメンすする女子
鮫みわ
おかえりと祖母結わえたる唐辛子
三ツ藤康子
唐辛子坐骨ぴりぴり痛む朝
三子
唐辛子吊るされ干されて火の中へ
三寺ひろみ
とうがらし結婚披露宴延期
三重野とりとり
竹ざるに干す唐辛子空青し
三水(さんすい)
甘い顔たまにしてみせ唐辛子
三水低@第二まる安
つやつやもしわしわも好き唐辛子
三大夜景
天仰ぎ天に爪さす唐辛子
三宅雅子
年取れど行く道険し唐辛子
三和花子
唐辛子色で訴え食べるなよ
傘踏弾正
唐辛子誤算人間の悪食
山くじら
たうがらしはらわたにしむじんわりとしむ
山河穂香
太陽の熱の染みゆく唐辛子
山樫梢
飛ぶようなバイクの音よ唐辛子
山口 朝子
赤鬼も喰うて泣きしは鷹の爪
山口雀昭
ガラス窓吊り唐辛子赤さ増す
山桜花
軒下に束ねて枯れた唐辛子に
山桜昌子
小心の彼にかがすや唐辛子
山水(さんすい)
1㎜に刻みてもなお唐辛子
山川真誠
山里に猪除けの唐辛子
山茶花静
猿去つて捨て置かれたり唐辛子
山踏青時雨
後朝の冷えたパスタの唐辛子
山風
唐辛子キムチある国遠くなり
山辺道児
ナスカの地上絵の仮説唐辛子
山本先生
母からの小包の隅に唐辛子
山野はな
唐辛子二本エナメル靴のごと
山羊座の千賀子
南蛮や燃ゆる貌あり狒々の母
山﨑菫久
唐辛子覆面レスラーに妻子
四丁目
天狗どん真っ赤な鼻は唐辛子
士王
デムーロはすらりと尖る唐辛子
始の子
唐辛子前世の記憶蘇る
支援論
内子座へ続く軒場に唐辛子
糸慌@木ノ芽
唐辛子そんなに怒ってどうするの
糸川ラッコ
挑む日の赤きマニュキュア唐辛子
紙ふうせん
唐辛子涙落つ咖喱破鏡の味
紙威
うわばみの恩師の庭に鷹の爪
紫鋼
窓越しにアラート見るや唐辛子
紫香菫
唐辛子真砂女の恋の天晴れや
紫小寿々
その言葉疼いています唐辛子
紫檀豆蔵
唐辛子藁をもつかむ魔除けなり
紫陽花涼音
膨らんだ辛さ歪む唐辛子
紫蘭
恋破れ辛くも苦し唐辛子
時化田白金
唐辛子激辛あたり眼はうるる
治もがり笛
納屋の奥の昏みを明む唐辛子
鹿沼 湖@木ノ芽
唐辛子の束にひそめる枯れ色よ
鹿本てん点
唐辛子悪ガキ共の擦り合い
七色
意地張って戻らぬ婚家唐辛子
篠田ピンク
思い出し少しの涙唐辛子
斜楽
髪留めて大人へ一歩唐辛子
紗々
つめたいとおまえも言うか唐辛子
若葉猫
熱気球唐辛子乾す畑を発つ
守安
噴き上がる義憤酒肴の唐辛子
守宮やもり
この赤に託したき恨唐辛子
朱沙
唐辛子ちょん切り役人の母
狩谷和寓
唐辛子風が相撲し赤らまん
種種番外
一昨年と色変わらずに唐辛子
寿女
漁師町窓辺のザルに唐辛子
寿摩子
一万才唐辛子も日本も
宗平 圭司@唐辛子は一万年前からあるそうです 日本列島も一万年前に 今の形が作られたとか……ほぼ同い年! 6 6 5 のリズムですが……
差し色を操る美魔女唐辛子
秋月
口げんか酒肴に多めの唐辛子
秋月流音@木ノ芽
手彫り匙に父の刻んだ唐辛子
秋乃智春
琺瑯のてかり五色の唐辛子
塾志
唐辛子干してスコヴィル値の上がり
俊夫
唐辛子空に向かいてつんと伸び
春夏
タバスコに睨みを利かす唐辛子
春爺
唐辛子大帆船の船底に
春野いちご
唐辛子選り食い笑みを浮かべたり
春来 燕
唐辛子ビーズ細工のごとタネよ
春蘭素心
赤ひとつ大人なりけり唐辛子
准壱
唐辛子のからさ野球のできぬ日々
純輝
唐辛子恨みつらみを託しけり
緒方桃子
出石そば 母に唐辛子の魔除け
緒里乃
唐がらし天をツケツケ仰ぎたり
小だいふく
成長に反抗期あり唐辛子
小鞠
畑端にバンザイするや唐辛子
小橋春鳥
唐辛子届けマキンの風いまも
小真珠
猛々し枯れても赤き唐辛子
小石日和
唐辛子日干しするほど赤さ増し。
小倉治山
説教はぴりりと辛い唐辛子
小塚蒼野
真直ぐか曲がるか悩む唐辛子
小田慶喜
唐辛子男感じる何故かしら
小島神泉
会食の理由のありや唐辛子
小梅
米びつの守り神なり唐辛子
小夜
高一のほのかな恋や唐辛子
小野みっちゃん
炊きたての湯気にふっくら唐辛子
庄司直也
盲腸がはじけそうなり唐辛子
松坂慎太
唐辛子生真面目な案否決され
松山
朗らかに高らかに義母たうがらし
松山めゐ
道の駅蕃椒の束赤深し
松山女
寄りかかる夫のごとく唐辛子
松茶 巴@プレバト木ノ芽
乾びなお艶あかあかと唐辛子
松田てぃ
唐辛子ひそひそ話す陰謀論
松野勉
うどん打ち薬味は庭の唐辛子
湘輝
天に伸ぶ農業女子の唐辛子
照波
筆談の手震えたる唐辛子
笑々
唐辛子を飾りほっとする李家の嫁
笑酔
唐辛子一山も買ふ勇気なく
上月ひろし
さち婆の際立つ沈菜鷹の爪
上津嘉子
唐辛子苦き恋とも似た痛み
上巳
名にし負はぬ獅子唐辛子味やさし
城山 英
パチパチとなべで跳ねてく唐辛子
植木照美
唐辛子パスタの隅の存在感
慎乱
唐がらし拗ねてちぢんでのの字かな
新田 淑@@狐狸山会
疳高く赤児泣く泣く唐辛子
新田 正美
憧れの先輩の爪唐辛子
新藤柑子
唐辛子海風を生む万願寺
新米笛
唐辛子見つめる赤のたじろがず
森の水車
唐辛子喰へば新宿思ひ出す
森一平
唐辛子振り返らずに吾残す
森澤佳乃
唐辛子輪切りの顔の朗らかさ
深山
南蛮や顔も赤らむ初舞台
真喜王
唐辛子人は忘却できるもの
真宮マミ
唐辛子刻んで鍋へ魔女のごと
真咲よしの
唐辛子染み渡りける舌咽喉胃
真珠星倫世
末っ子の返信なしや唐辛子
真林
強情と言われたくなし唐辛子
神山やすこ
とんとんと唐辛子売り通り過ぐ
秦 浩
見るだけで臓腑汗噴く唐辛子
甚兵衛
真っ赤に空を引っ掻く唐辛子
須藤かをる
軒下にくありへありの唐辛子
吹子
餓鬼さんのお膳に添える唐辛子
水城
点火して宇宙(そら)へ行かんと唐辛子
水蜜桃
唐辛子道ならぬ恋と知りつつ
粋田化石
熟しても辛ささまざま唐辛子
酔人雲助
唐辛子ピリリと辛い憎い奴
酔蝶花
唐辛子若気の至りかいた恥
瑞伊光
目つぶしとなるやも知れぬ唐辛子
杉浦夏甫
糠床に揉みて香らす唐辛子
杉本とらを
容赦なき妻のひと言唐辛子
杉柳才
フライパン弾ける音や唐辛子
裾野51
トトトトと種とられおり唐辛子
裾野はな
唐辛子つまみ出されて恨み言
澄海
夕闇に葉も実も溶けて唐辛子
瀬尾白果
唐辛子想う里の香四川なり
星海
戦いに破れて食らう唐辛子
星夢 光風
臭覚を突き抜けるほど唐辛子
星野美咲
桃太郎鬼退治に持つ唐辛子
晴海南風@木の芽
反骨心垣間見えたり唐辛子
晴好 雨独
朝清しぷくりと赤い唐辛子
清水千種
唐辛子干され吊るされわが姿
聖橋
極貧パスタ一生分かな唐辛子
西の海牛
爆裂の口中地雷唐辛子
西山哲彦
微笑みのつぎのパニック唐辛子
西川あきや
夕焼けを幾日分か唐辛子
西田武
汁吸いて声出ず歩けず唐辛子
西麿(にしまろ)
コロナ禍の運否天賦や唐辛子
青雅
赤々と燃える青春唐辛子
青玄
七色の食卓に座す唐辛子
青修
犬の背に唐辛子ひとつ日向の匂い
青泉
くねる赤怒りあらわす唐辛子
静香
失望の隣はいつも唐辛子
昔花まり姫
蒼天へ飛び出すばかり唐辛子
石あい女
二人住み唐辛子一茎を干す
石井せんすい
温泉地揺れる藁綯い唐辛子
石岡女依
鷹の爪引っ掻くあの日と同じ皿
石垣
糠床を浮いて沈んで唐辛子
石崎京子
唐辛子旅の計画立てにけり
石神湖畔
うどん屋の軒下しずか唐辛子
石野上路無
死に別れ・涙の理由は・唐辛子
赤城 征一
子が店番屋台にさがる唐辛子
雪華きなこ
唐辛子エコバッグにもおまじない
雪客
触るのは平気と唐辛子のくびれ
雪乃
里人と唐辛子刈る授業かな
千の葉
唐辛子どの食事にも入れる友
千都
恨めしくも齧りし後の唐辛子
千曜 桜
唐辛子袋山積みコリア市
千葉睦女
当てつけに振りかけるのか唐辛子
千里一歩
噛みしめた唐辛子から蘇生する
千仗千紘
唐辛子留守の厨に艶めきぬ
川岸輪子
指先はひりひり朝採れ唐辛子
川口みち
道の駅いまの主役はトウガラシ
川西勝久
葉のなかの際立つ赤の唐辛子
扇英
魔女の爪いたずら悔いる唐辛子
浅河祥子
フラメンコの靴音速し唐辛子
善多丸
唐辛子日にさらす赤はるかなり
蘇州
唐辛子仁王の顔に良く似たり
双月(そうげつ)
完璧な赤となりけり唐辛子
相模の仙人
糠床の朝な夕なや唐辛子
唐辛子ウオッカ飲み干す熱さかな
蒼の海
軒下に天狗のうちわ唐辛子
蒼涯
和洋中ピリリと決める唐辛子
蒼香
唐辛子の輪くぐり遊ぶスパゲティ
村上なつ
沈黙のくちびる唐辛子のごと
村辺史公
オペラ座の怪人めくや唐辛子
打楽器
悪しきこと二つ忘れて唐辛子
駄口竹流
舌の上赤く拡がる唐辛子
泰乙女
唐辛子小さき子供の指人形
泰然
御喋りの読点となる唐辛子
鯛 風
唐辛子ぴりりときたりホラー映画
大月ユリコ
徐々に腰曲げてユーモア唐辛子
大阪のアン
唐辛子赤の乏しき部屋である
大倉千古
潮の香を受けて色さゆ唐辛子
大村真仙
喧嘩した子の弁当へ唐辛子
大津美
唐辛子病気自慢をしていたり
良生
フレミングの三指直角唐辛子
大槻税悦
唐辛子食ひたし点滴の1滴
大嶋メデ
ふた口目しびれにだんまり唐辛子
沢庵和尚
泣きたくて唐辛子炒る夕餉どき
沢瀉
五十年に一度うんぬん唐辛子
達ちゃん
ダンサーの尻の艶めき唐辛子
谷山みつこ
唐辛子酸いも甘いも越えた先
狸漫住
枯れてこそ炎たちおり鷹の爪
丹耶
ただ可愛いだけ花屋の唐辛子
檀の実
ふわふわの脳刺す痛み唐辛子
知念帆意
ぶりぶりと月のかたちのとうがらし
知無須園
唐辛子太陽フレアの賜物
地球人
父の口癖取り敢えず唐辛子
智雪
赤と青どちらも同じ唐辛子
池と堀
唐辛子厨に吊し明るくす
池田香
唐辛子を舐め試験結果を聞く
竹の子
クルーズの秘密のくすり唐辛子
竹庵
唐辛子開き直りのへんくつや
竹村マイ@蚊帳のなか
唐辛子昨日の色と今日の色
竹田むべ
気温予報地図は真っ赤で唐辛子
竹林
二畳茣蓙唐辛子干すハルモ二ー
唐辛子輪切りを添えて品(ひん)を足す
中嶋敏子
唐辛子みどり赤へと風を受け
中野久子
硯箱真紅が映える唐辛子
中野風鈴
赫灼の唐辛子満つ煮込み鍋
衷子
南蛮を噛みしむ語り部達に老い
暢気
糠床を混ぜて現る唐辛子
朝ぼらけ
収穫法しらず台無し唐辛子
朝桜咲花
昼どきの繁盛さばく唐辛子
朝比奈花の丸
タルワール刃の紅し唐辛子
長ズボンおじさん
軒先に火の無い炎唐辛子
長谷川ひろし
おてんばは逆立ちしたし唐辛子
鳥羽南良
唐辛子(とんがらし)赤鬼さんが泣いた理由(わけ)
たうがらし刈入れて空あかね色
直樹里
かなしきは痛飲跡の唐辛子
津軽ちゃう
当節の女は強し唐辛子
津軽まつ
唐辛子鷹より強き龍の爪
津軽わさお
あの人の好みに合わせ唐辛子
追師うさぎ
君の真似して唐辛子セット食ふ
辻 愛生
若坊主唐辛子干し満願寺
鶴田梅勝
美しや赤唐辛子天仰ぎ
禎女
輪切りとて在処ありあり唐辛子
泥水
増す冷気緑黄赤茶唐辛子
笛柾(ふえまさ)
パブロフの犬より強き唐辛子
哲山
唐辛子食むじゃなく赤鬼泣いた
天晴鈍ぞ孤
唐辛子火を吹くくちびる風清し
殿さまペンギン
畑隅に緋色濃くして唐辛子
田中ようちゃん
バンクシーゲルニカに足す唐辛子
田中耕泉
ありきたり料理を変える唐辛子
田中檸檬
唐辛子姿なくとも味主役
田畑整
唐辛子刻むハサミは人肌に
田辺 ふみ
唐辛子日を蓄へて赤き色
田邉真舟
病の窓に一束唐辛子
斗三木童@病→いたつき
三回忌集いし納屋の唐辛子
杜まお実
地震の一報軒の唐辛子の不吉
渡野しえん太
刻む食む採りたて唐辛子の清爽
渡邉くるり
唐辛子吊るして霞む空の青
登一
唐辛子天に突き刺す勇士かな
都花
唐辛子スロウモウション落ちる星
土王
激辛が売りの暖簾に唐辛子
土屋 木漏れ日
唐辛子生産者の名は三郎
島村福太郎
唐辛子何も言わせぬその威力
島陽広
目痒し痒し唐辛子は摘みたし
嶋田奈緒
唐辛子総理再検八時間
東山
唐辛子あさるカラスもよけて食べ
東児
猫よけに畑の隅のとうがらし
東城 謙介
聞き上手だけど毒舌とうがらし
東谷正清
恋人に嫉妬するかに唐辛子
東風子
唐辛子入りのきんぴら祖母の味
桃花(ももか)
胸の奥突き刺す言葉唐辛子
桃香
唐辛子ハラホリヒレと口煽ぐ
桃泉
上司との歯車合わぬや唐辛子
桃葉琴乃
媚売らぬ赤すがすがし唐辛子
湯築搭
唐辛子なき人生を想像す
湯葉子
十年も経つ唐辛子なほ辛し
燈穂
唐辛子届いた手紙見ぬままに
藤すみ
唐辛子カラカラ辛辛鳴り響く
藤井天晴
むせる香を赤唐辛子延々と
藤岡伊集
外からは本性見えぬ唐辛子
藤原訓子
三本目入れて覚悟の唐辛子
藤源卿
よいよいははよお往ねとんがらし
藤鷹圓哉
決意して告げる話や唐辛子
藤野あき
唐辛子目から火が出る味の良さ
陶豪
子天狗の落とし物とや唐辛子
軽くなり辛さを増すや赤唐辛子
瞳子
軒下の赤唐辛子誰が食う
瞳子
唐辛子紫の服仕舞い込む
銅羅の音
受付の色白美人唐辛子
世を斜に若き蹉跌や唐辛子
徳翁
地図眺む唐辛子味噌煮えるまで
毒林檎
北斎の赤鮮やかや唐辛子
独星
唐辛子何度も確認量多め
豚ごりら
唐辛子日光の空に辛さ増す
那須いづみ
古民家や軒下吊りし唐辛子
南 風
盲腸は破裂寸前唐辛子
南風紫蘭
唐辛子赤いものには刺がある
楠青庵
奴隷船の到着を待つ唐辛子
二重格子
ぷいぷいと上向き競う唐辛子
二上松風
唐辛子爆発までの五秒間
尼島里志
唐辛子寝台特急のように川を下る
肉野州民菜
火遊びの色に例えし唐辛子
日下まひろ
唐辛子妻の口調の長女なり
日記
ガーデニングあなたが主役とうがらし
日々よっちん
唐辛子辛のパンチに酔いしれし
日本酒
漬け物に溶け込む赤い唐辛子
如庵
玉音に頭を深く唐辛子
忍冬
庭先の赤唐辛子友は留守
寧楽女
ここにいるよと待つ赤い唐辛子
寧女
心にも無い言い訳や唐辛子
猫楽
南国も思ふ故郷の唐辛子
納提
唐辛子胸の鼓動をきかぬふり
能千
麺類は地球の顧客唐辛子
馬勝
唐辛子悪は他の子の口にぬる
馬場馬子
唐辛子画用紙に置き鬼の牙
馬門宗太
ストレスで辛くなったよ唐辛子
博さん
真ッ赤ッ赤熟れに熟れたり唐辛子
博士
唐辛子苦手もぞっこん担々麺
博多66
唐辛子普通列車はkshnkshn
白傘@今受け持っている特別支援クラスの子が、授業中よく一人言を言います。よく観察していると、どうやら教室の窓から聞こえる大好きな列車の音を、リアルに再現しているようなのです。 あえて日本語にすると、普通列車はクシュンクシュンのような。でも、全て母音のない音でくしゃみにもきこえるかんじです。なのでkshnと書いてみました。ちなみに特急はshーーーー。 大好きなものを飛び出して観察したい気持ちを我慢し、代わりに音で気持ちを表す。彼の豊かな音の感性と、我慢しながらも学ぼうとする姿勢。私にはあるかしら。尊敬と自戒を込めて、今日も黒板に花丸が1つ増えます。
スパイシーカリーの甘き唐辛子
白石青白
唐辛子鮮やか絵の具引っ張り出してみる
白猫
編み込まれ厨彩る唐辛子
白薔薇
唐辛子うんちく語る友と居て
畑 詩音
唐辛子家路におちる影ふたつ
八咲
茎束ね鷹の爪干す今日は晴れ
八十美
唐辛子かじりつく君苦手な吾
八島裕月
スパイスは梁に吊した唐辛子
八藤
ムスリムの右手で食す唐辛子
八幡風花
唐辛子真っ赤女の模範囚
半熟赤茄子
灼ける陽を唐辛子食い迎え撃つ
斑山羊
唐辛子凸も凹をも内にため
飯村祐知子
唐辛子痛みを身体で受け止めて
磐田小@YouTubeで「サイエンスと俳句」というものを学び、この句を作っていたことを思い出しました。医学生として医学を学んでいた時に思いついた句です。トウガラシなどの辛さは、「痛覚」あるいは温度刺激として人は受け取ります。それを学んだ際、辛いことを身体で受け止める(ストレスで体に不調をきたす)人間の姿を思い浮かべました。
唐辛子に潜むは呪縛ああ水を
彼路
唐辛子地学教師の説くマグマ
比良山
唐辛子好き放題に文字を描き
比呂
藁喰い込む祖父の指に唐辛子に
緋杖
唐辛子にからき命を貰いけり
飛翔
唐辛子激辛好きと大人ぶる
尾張の黒うさぎ
さんざめくやう唐辛子鈴なり
美翠
無農薬野菜に使う唐辛子
美泉
唐辛子よ吾にも直腸ありにけり
百草千樹Z
枯れてこそ鋭く烈し唐辛子
漂碌魂ひいろみ
白髪には濃い口紅を唐辛子
浜田智恵子
天日干し赤絨毯の唐辛子
富樫 幹
口聞かぬ妻や厨の唐辛子
富山湾
万国旗色とりどりの唐辛子
富士 遊歩@ありす句会
唐辛子火照る咳こむ微塵切り
撫品
唐辛子ひとつ加えて義母の味
風花美絵
人の死を悼むがごとく唐辛子
風間昭彦
唐辛子紅蓮の息と涙かな
風子
ちさき手のひら吾子の見つめるとうがらし
風舎哲坊
天を突く刃となりて鷹の爪
風紋
華為か油に爆ぜる唐辛子
風由花@米中の火種Huaweiを唐辛子に
頭蓋骨パンチ沁みるや唐辛子
福田みやき
嘘つきが辛くないよと唐辛子
文月栞
唐辛子吾子が頭突きを喰らわせて
平井伸明
唐辛子誰もが知らぬ痛みあり
平松洋子
猫の爪元カノの爪鷹の爪
平野水麦
脇役は名台詞吐く鷹の爪
米田全良
入れないと何度言わすの唐辛子
片岡るな
辛くなる理由はストレス唐辛子
片栗子
唐辛子不意に噛み潰す独り身よ
穂垂
夕日諸共軒に張り付く唐辛子
呆爺
唐辛子胸に冷たき友の言
峰 乱里
トウガラシ鳥には隠す辛味かな
峰江
越後にて地上絵のごと唐辛子
放浪
的あての鬼吼える口唐辛子
朋部 琉
副業の米の番する唐辛子
縫星
また過る姑の仕打ち唐辛子
先細るほど辛くなるらし唐辛子
豊田すばる
馬籠宿藁綯ふて刺す唐辛子
邦生
マグマと交信唐辛子揺れ動く
京格子ひと枝かかる唐辛子
望月ゆう
鷹の爪忘れられ辛さ二倍に
北の山猫
訝しき隣国の声唐辛子
北村 鯨子
四十路越えなくてはならぬ唐辛子
堀田和敬
料理には味の色なり唐辛子
麻衣
食卓に季節を告げる唐辛子
万年(まんねん)
侵掠の悲しき色や唐辛子
万波吾逸
考えて正しく怒れ唐辛子
未来に詩編む
挑発し迫りくるよな唐辛子
眠兎
親子して泣いた断乳唐辛子
夢バーバ
唐辛子おっちょこちょいの調子者
夢多英子
隠し味隠しきれない唐辛子
夢堂
へこんだ日唐辛子の赤を食す
名前のあるネコ
夕食まで喉にランチの唐辛子
明惟久里
唐辛子葉と実はメヒコの国旗色
明世
天掴む無数の爪や唐辛子
明明
劣敗の青春抱え唐辛子
綿井びょう
唐辛子ワカモレ作る娘たち
網野れいこ
刻む掌に辛さ伝わる唐辛子
木の葉
ピーマンの輪切り三室種おほし
木犀女
祈り込め紐で括りし唐辛子
木村となえーる
唐辛子深夜ラジオとカップ麺
木乃伊
唐辛子火照りつくほど投げ入れる
紋舞蘭
罰ゲーム誰に当たるか唐辛子
野の花 香(かおり)
新婚のキッチンに吊る唐辛子
野ばら
唐辛子恋の彩もて刈られけり
野ばらno1
ひょっとこは火吹男よ唐辛子
野地垂木
徒歩十歩産地直送唐辛子
野本 踊
唐辛子カライカライの呪文かな
野々りんどう
噴き出せしマグマの記憶唐辛子
野々原ラピ
養豚場藁にまぎれる唐辛子
弥日
ふるさとやペットボトルに唐辛子
矢橋
唐辛子ゆらりゆらりと馬籠宿
薮内椿
唐辛子いつから平気娘達
優夏
太陽に恋してやまぬ唐辛子
悠久
駅裏のくの字しの字の唐辛子
有田みかん
また一つ減りし厨の鷹の爪
柚和
門口や魔除とつるす鷹の爪
遊亀
まな板に爪あと残す唐辛子
夕顔
刺身食う山葵は入らぬ島唐辛子
余熱
唐辛子露天商人赤みさす
与六
唐辛子赤きを齧り泣く子かな
揺子
赤々と命燃え尽き唐辛子
葉っぱのようこ
振り返る美人と名ある唐辛子
葉るみ
唐辛子呪いをかける魔女の爪
葉月けゐ
唐辛子スマホで探す晩ごはん
葉月のりりん
退院に「ふつう」の価値知る唐辛子
葉子 A
生かじり悩みも吹っ飛ぶ唐辛子
遥 みしょ
夜の間も辛味蓄へ唐辛子
遥風
唐辛子尻つんつんと天に向け
陽気姫
唐辛子飛車角落ちの苦戦かな
陽光
ねちねちと男のくせに唐辛子
欲句歩
貪食の業は唐辛子すら喰らいにけり
羅蒐
天向きて鳥の目を抜く唐辛子
羅馬巴里
魔除けには炎のような唐辛子
羅風音
独り言「シャルウィダンス唐辛子」
裸時
大鉢に小人犇めく唐辛子
落葉勝山
唐辛子編む祖母の指太い節
藍猫屋
唐辛子刈り取り村は平穏に
利平
決めました貴方刺します唐辛子
梨山 碧
航海中父の作りし唐辛子
理観
つんとくる洟垂れ小僧唐辛子
里之照日日
山影の背負子で揺れる唐辛子
里甫
北斎の浪は砕けじ唐辛子
離松
唐辛子ワンポイントに刺激的
立香
遺産分割もめる一鉢唐辛子
立石神流
唐辛子紅きとんがり何祓ふ
立歩
まないたに屑の暴虐鷹のつめ
立野縞子
唐辛子よいしょをやめた六十二
流鏑馬
軽き口静かにさせし唐辛子
琉璃
命名す「魔女の爪」この唐辛子
留野ばあば
唐辛子種が辛いは嘘だった
隆美
唐辛子空に迎えし赤みどり
龍秀樹
唐辛子病気自慢をしていたり
良生
水溜まり跳び越えて笑む唐辛子
林 和寿
唐辛子噛めば宙へと放らるる
林檎
唐辛子きのう小人が磨いたの
瑠璃茉莉
唐辛子干すや「焼き場に立つ少年」
令ちゃん@花芭蕉
病床の子規憧れの唐辛子
令雅
唐辛子般若の鼻の凶々し
鈴ノ樹
魔除けのごと軒に干したる鷹の爪
鈴崎懾鼠
立ち食ひの女社長や唐辛子
鈴木沙恵子
くやしくて少し多めの唐辛子
鈴木麗門
ぬか漬けに母は追加の唐辛子
麗し
のきさきに赤連なりて唐辛子
蓮花
遊女にも泣くわけは有りとんがらし
露草乃
大火球第一発見者唐辛子
浪速の蟹造
お新香に真紅のティアラ鷹の爪
六々庵
唐辛子ピリリと葉も自己主張
論子
関取のおはこのちょんがけ唐辛子
和鹿島
口重の漁師の皺や唐辛子
和泉穣
うまく開けれたためしなしとうがらし
選評は辛口ありぬ唐辛子
巫女
唐辛子刺激欲しくば呼びたまへ
戌の箸置
囓つては笑い叫ぶや唐辛子
戌亥
乳離れせぬ子を泣かす唐辛子
攝津の嫗
ポンペイの赤唐辛子色褪せず
唐辛子を噛むや憤怒の赤不動
橄欖子
故郷では鬼と呼ばれる唐辛子
涅槃girl
唐辛子きざむ指先ちりちりと
淺野紫桜
カルメンが舞う様な名のハバネロ
煌宙
瓢箪の宿は二間の唐辛子
獺八(うそはち)
天さして同志集ふや唐辛子
琲朴
唐辛子明日は乾いているだろう
祺埜 箕來
消え入りたいような日の空唐辛子
籠居子
機織りのオモニの庭に唐辛子
紕紗子
徴用の鉱夫のあばら唐辛子
脩斎105さい
唐辛子平戸岬のジャンク船
萬太郎
いつか見た軒下吊るし唐辛子
萬代草舟
唐辛子もう走れない走れない
蓼科川奈
唐辛子空家となりし厨かな
蓼蟲
暗号のごと祖母の並べる唐辛子
蘂六
唐辛子切り刻まれてより強く
蘊竹伯
唐辛子「辛い辛い」と十回目
霖之助
唐辛子味覚をとばすキムチかな
唐辛子シャコのガパオと夜の街
鵺野純
もがく日を抱きしめる赤唐辛子
槇原
唐辛子ま~るく並べリースかな
わわ

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