俳句ポスト365結果発表

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第250回 2020年9月3日週の兼題

実紫

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
我に無き 花言葉もつ 実紫 のりぴー
隧道の 淵に彩る 式部の実 ふっきーまん
澄みし風 紫式部 時ゆるり まぼ会長
写真でしか 見たことないね 実紫 みんなのき
人は房(ふさ) さざれ石たれ 実紫 やいたもん
参道の 右も左も 実むらさき 永見南
蘆山寺に 美々の式部と 実紫 午勢至(ごせいし)
実紫 髪に飾りて 艶とする 浩二
リハビリの先 父掴む 実紫 三群梛貴
南天や 桑の実でなく 実紫 小林番茶
肘をつく 積まれる書類 実紫 青園
呆けし叔父 従兄弟と二人 実むらさき 茶々萬房
格子戸に 見えかくれして 実紫 東山せつこ
実紫 たがめて孕み をんなあり 名無子
実紫 人には言えぬ 恋をして 嵐穂
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
式部の実 露を纏いて 光りけり 新山智子
肌寒き わが菩提寺の 白式部 鵠洋
風さやか 弾けしらずの実柴かな 壽守 虚周
秋風やたわわに実る実紫 キティ
みむらさき時雨れて光る杣の影 阿奇羅
実紫白地に残す夏の日々 狸漫住@季重なりは承知の上…
夜半の月思いは遥か実紫 嶋 志麻
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

実紫置き去り萩へ萩へ人 海猫
●宝前の実紫に足を止める人は皆無 盛りの萩へ萩へと人が流れいた /海猫
○季重なりを成立させるための一つの方法は、「季語に強弱をつける」ことなのですが、この句は「萩」のほうに軸足が傾いてしまってるのではないかな。季重なりについて、YouTube『夏井いつきの俳句チャンネル』でも解説しています。参考にして下さい。

◆兼題の考え方
すず虫と 風が奏でる 秋夜の月 山ちゃん
秋朝や足で顔拭くネコがニャー 寿寿
パタパタとうなじ横切りギンヤンマ 龍星
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
今募集中の兼題は、11月11日24時締切の「鮫」です。ご投句お待ちしてます♪

◆類想類句
●実紫を調べて勝手に想像して作ったのですが、後で調べたら既に『人は人我は我なり実むらさき』という斎藤道子さんの句がありました。内容ほぼ同じやん…ってなったのですがまぁいいや、後から知ったし、って開き直って投句しました笑/カヅラ梅
●実紫を検索していましたら、 「人は人我は我なり実紫」斎藤道子馬醉木 を発見! 前回投槁した 人は人我は我なり藤袴 丸かぶり に絶句! もしかして才能あるかも と超ボジティブな私にも絶句! ただの勉強不足初心者ですが笑/岡 美里
○俳句はたった十七音しかありません。似たような発想・似たような句を「類想類」と呼びますが、それは短詩系文学の宿命です。似たような句がすでに発表されていることが分かれば、自分の句を静かに取り下げるのが暗黙の了解。いちいち誰に届け出るということではなく、自分自身が静かに取り下げればよいのです。

実むらさき死ぬこと以外かすり傷 きなこもち
○別の投句欄でも、「死ぬこと以外かすり傷」というフレーズの句を見ました。調べてみると、この書名の本があることを知りました。これもまた、潔く静かに取り下げるべき句だと思います。

◆類想ワードいろいろ
 色    558句
 雨    313句
 光    139句
 艶     81句
※雨に濡れて色、艶を増す、光るという発想多し

 恋    210句
 君     95句(明石の君なども含め) 
 千年    61句
 源氏    41句
※やはり紫式部=源氏物語からの連想の句多し

 星     86句 
粒    191句
 鳥    128句
 夕    102句
 髪     94句
 ままごと  92句
 濃     87句
 涙、泣   75句 
 一枝    41句 など
○似たようなキーワードを使ってはいけなという意味のデータではありません。類想類句は、言い換えると「最大公約数の共感」。そこに5~3音分のオリジナリティ、リアリティをどう加えるか。そこが工夫のしどころなのです。

◆季語深耕
●新日本大歳時記(講談社)によると「実紫」は「紫式部」の傍題。その他に「小式部」も傍題としてある。 紫式部をネットで調べていたら、紫式部と小紫(子式部)の違いについての記載があった。 自分は小紫を紫式部と覚えていた。    紫式部と小紫は花も実も似ている。 <紫式部>   ・葉は細かいギザギザがまわりにある。・実の付き方がまばらである。・花や実が葉柄の付け根についている。・木が大きい。(1.5~3m)   <小紫>   ・葉は上の方が荒いギザギザ。下はギザギザが無い。・実はびっしりと見栄えよくつく。・花や実が葉柄の付け根からほんの少し離れてついている。・木はあまり大きくない。見栄えが良いのは、小紫。庭などに植えられているのはほとんど小紫とのこと。又、小紫を紫式部という名で販売する植木屋もあるという。/天晴鈍ぞ孤
○コムラサキの方が見栄えがして、ムラサキシキブのほうが名が売れているということかな?植木屋さん。

●実紫(みむらさき。晩秋、植物。「紫式部」の傍題。他の傍題:紫式部の実、小式部(こしきぶ)、白式部)。「クマツヅラ科の落葉低で山野に自生し、高さ一・五から三メートルになる。葉は有柄で対生し、楕円形で両端がとがり、縁には鋸歯がある。六、七月、葉のつけ根ごとに淡紫色の小さな花を群がりつける。果実は液果で、十、十一月ごろ、小さな丸い実が群がって紫色に熟し、美しく、落葉して紫色の実だけになっているのもいっそう美しい。和名は紫色の優美な実を、平安朝の才媛紫式部になぞらえてつけられた。実紫ともいう。類似の別種にとさむらさき、こむらさき、たかくまむらさき、やぶむらさきがある。なお白果種を白式部という」(「カラー図説日本大歳時記 秋」講談社、1981年、森澄雄)。★ 「クマツヅラ科。紫色に熟した小さな丸い実が、枝が枝垂れるほどびっしりついて美しい。実の白いのが白式部」(「いちばんわかりやすい俳句歳時記 秋冬新年」(主婦と生活社、2017年、辻桃子=阿部元気)。「紫式部」の傍題。他の傍題に「小式部の実」「白式部」。★ 「実紫」とも言う。山野に多く生じる落葉灌木で、高さ五、六尺。葉は楕円形で、両端が尖り、鋸歯がある。六、母月ごろ、淡紫色の細かい花を集散状にむらがり咲かせ、香気がある。花の後に結ぶ小さな球状の果実は、秋に至って紫色に熟して美しい。才女紫式部の名を借りたもの。白果種を<白式部>と言う」(「新俳句歳時記3秋の部」増補改訂 光文社、1964年、山本健吉)。★ 「クマツヅラ科の落葉低木。低山の林の中や野原に自生する。高さ1.5から3m。6、7月ごろに、葉のつけ根に小さな淡紫色の花が群がるようにつく。可憐な花だが、なんといっても美しいのは実で、花より実に鑑賞価値がある。小さな球形の実は直径3mmほどで、10月ごろ熟すと赤味をおびた紫色に輝く。名はその美しさを紫式部になぞらえたもので、「実紫」とも呼んでいる。コシキブは近縁種。作句ポイント「庭に植えられているコシキブは園芸種で、実は美しいが風情に欠ける。山中で落葉したあとのものがもっとも美しい」。「紫式部」の傍題(「俳句の花 下」創元社、1997年、青柳志解樹=編著。10月晩秋、傍題:紫式部の実、実紫、小式部)。★以上、すべて抜粋。続く。/すりいぴい
●続き。俳句以外の各dbやサイトによれば「紫式部」は、シソ科ムラサキシキブ属。学名:Callicarpa japonica、英名:Japanese beautyberry。直訳すると日本の美しい果実という。果実の直径は3㎜ぐらい。変種や園芸種が多く、例えばオオムラサキシキブである。「紫式部」で検索し出てくる画像には明らかにこれと思われるものもある。また、近似種と扱われているものにコムラサキ。これも全体に小型だが果実の数が多くて美しいのでよく栽培される。別名コシキブ。ある園芸サイトでは、両種の違いについて、「ムラサキシキブの実は不揃いで、まばらな印象を受けるが、コムラサキは密生する」とある。画像などでみっしりと固まって実をつけているものは「紫式部」ではなくコムラサキの可能性がある。コムラサキは別名コシキブであり、歳時記(講談社)では傍題としてちゃんと掲載されている(「小式部」)。★ 両者は別種であるが混同されやすく、流通上「紫式部」として販売されていることが多く、園芸店で販売されているものは「小式部」であることの方が多いという。そのためか庭や公園などで見られるものは「小式部」が多いとか。見分け方として「ムラサキシキブ」の葉の鋸歯は葉のつけ根近くまであり、「コムラサキ」の鋸歯は中央から先端部分にかけてある。「紫式部」は秋の季語であることから、実を詠むことになり、句作にはあまり関係しないことだけれど。★ なお、ある程度信頼性がおけそうなサイト間でも、シソ科とされていたり、クマツヅラ科とされていたり、このあたりはよくわからない。Wiki「シソ科」頁には確かに「ムラサキシキブ属」が含まれている。「クマツヅラ科の」頁に「ムラサキシキブ属」記載はない。なお過去の分類体系、たとえばクロンキスト体系などでは次の属もこの科に含まれていたが、現在、ムラサキシキブ属などがシソ科など他の科に移されている、との表記あり。このあたり私も付け焼刃なので断言はできない。★ 画像でみるとビー玉(直径1センチぐらい)に思えたりするが、実際は3mm程度とかなり小粒。高さ、実など似た印象の秋の季語に「美男葛」「梅擬」「がまずみの実」(漢字変換できない)など。もちろん科、色、大きさなど異なるけれど。詠み分け・・は難しいなあ。難しい。なんか理屈になりそうで。簡潔に詠んでみたい季語。今回もこれという句が浮かんでこず、今回はここまでです。難しい。/すりいぴい
○すりいぴい君、いつもありがとう。紫式部と古式部の区別が私もよくわかりません。小さな紫の実を見つけると、「実紫だな」と思う程度の認識。シソ科なのか、クマツヅラ科なのかという謎については、今回初めて知りました。

●「シソ科」☆花の形状ではなく、遺伝子(DNA)研究にもとづいた新しい分類体系では、ムラサキシキブもコムラサキも「クマツヅラ科」ではなく「シソ科」になっているようです。/真繍
●「ムラサキシキブ」と「コシキブ」☆ムラサキシキブは近所の公園(東京都校外、市の公園といっても東京ドーム2個分くらいの面積)に数本生えています。9月中旬、小さな緑の実が群れ付いている枝がありました。春にピンクの小さな花が咲いた跡です。花の印象は野暮ったい(あくまでも私の印象です)。小さな実はもう少し大きくなり紫色になります。自然界によくこんな紫が、と思う、ビーズのような、どの実の表面も均一、どの実も同じ紫です。やがて葉は薄黄色になる、いわゆる補色です。葉が落ちた後も実は残ります。時折、鳥がついばんだり、人が採ったり、自然落下したり、と実は少しずつ欠けていきます。☆でも、公園を行き交う人が気づくかというとそうでもないのです。一つには、公園が広くて遊歩道の幅も広くて、見てください、というようには植わっていないことが挙げられると思うのですが、とにかくムラサキシキブ、地味なのです。確かに色は綺麗なのですが、実は小さいし、房状にたわわになるわけではないし、葉に隠れるようについているし…。この季節の鮮やかな紅葉や木の実(マユミやイイギリ等)の中にあっては、地味で気づかれにくいようなのです。木も小さいですし…。ひょっとしたら、この地味さも「紫式部」に重ねられた?と思ってしまいます(あくまでもウチの近くの公園のムラサキシキブに対する私の印象です)。☆コムラサキ、コシキブという庭木を見ることがあります。こちらは目立ちます。木の高さが低くて、枝がしだれていて、その枝にムラサキシキブより大きい紫の実が固まってムラサキシキブよりたわわに実ります。色が白から紫に変わる様も楽しめる実で、目立つ美しさです。「小式部内侍」に例えられたのでしょうか?☆「実紫」というのは「ムラサキシキブ」の実だと思うのですが、庭園等で見かけて時に「ムラサキシキブ」とされている「コムラサキ」「コシキブ」とはちょっと違う感じのものです。/真繍
○真繍さん、現物を見てる人は強いなあ。この特徴を頭に入れて、公園を歩いてみます。

●季語六角成分図「実紫」より。(視覚)沢山成る紫の丸い実(白から紫へ変化)。葉の色は薄め。枯れ始めた野山、落葉樹林。晩秋の淡い日光。(嗅覚)冬に向かう野山の匂い。(聴覚)葉ずれ、落葉のカサカサ。(触覚)つるづる、ころころ。手に収まる小ささ。(味覚)なし。(連想力)高貴さ、雅さ、上品。源氏物語。粒、雫、凝縮。 ★傍題である実紫と見出し語である紫式部の印象の違いは気を付けたいところです。実紫はより実にピントが合っており、視野が近く、五音で使いやすいです。紫式部はやや樹全体を引いて眺めている感じで、源氏物語のイメージが浮かびます。あえて実紫という傍題をお題にしたのは、実をじっくり観察せよという組長からの宿題ですね。なお、紫式部で画像検索して出てくるのは結構コムラサキ(小式部)が混じっているので気をつけたいところ。 ★実際に山の中で紫式部の実を見たことがありますが、木々が葉を落としはじめ、花もなく枯色が増えてくる山で、かの実ははっとするほど目立ちます。あの野山の風情が本意だと個人的には思っています。ただし、庭木として詠んだ例句も多くあります(庭木としてよく使われるコムラサキと混同している可能性もあります)。/碧西里
○「実紫」と「紫式部」のささやかな違いについて、的確な考察だと思います。

◆季語雑学部
●季語雑学部  京都市北区にある平野神社は春は桜の名所ですが、秋には1500株ものムラサキシキブが色づき名所となっているようです。10月の第一日曜日の午前には、ちょうどムラサキシキブの見頃に合わせる形で紫式部祭が執り行われ、速水流家元により献茶が催され本殿に奉納されるそうです。そのお茶席では抹茶とお菓子が振舞われ、茶席にはムラサキシキブ(実紫)が飾られるそうです。/山香ばし
○いかにも京都らしい行事ですね。平野神社、行ったことないな。

●「コムラサキ」(「コシキブ」)☆9月中旬東京近郊の某研究所のエクステリアに「コムラサキ」が三十本余(なんと多い!)植えられているのに気づきました。公園の「ムラサキシキブ」はまだ緑色の小さい実だというのに、「コムラサキ」は紫色になっていました。☆果(花)柄は葉の基部から少し離れてつくのを「コムラサキのコ離れ」というそうですが、たわわな実の集まりは葉に隠れることもなく、枝垂れた枝に綺麗でした。☆紅葉が始まる前の、少し疲れた緑の中に目立ちました。☆この紫は、赤や青では変えられない色でした。「実紫」という季語を思いました。「ムラサキシキブ」の実に限らず、「実紫」を使えるように思えました。☆俳人はどのように考えているものなのでしょうか? 皆さんの情報・考察が楽しみです。/真繍
○東京近郊、某研究所ってどこだろう。三十本並んでいるってのは、見事ですね。

◆俳句文法研究部
●連用形が「ひ」になるときのウ音便 例えば、「思ふ」連用形は「思ひ」となり、助詞「て」がついて「思ひて」となる。これががウ音便を起こすと「思うて」となる。 ところが、「思ふて」と誤って書く人が多い。正しくは「思ひて」である。「思うて」の「う」をそのまま「ふ」にしてしまうことからくる誤りだと思うが、もともと「思ふ」はハ行四段活用で「う」は出てこないからなんかおかしいぞ音便かもと思った方がいいです。 ほかに、「恋ふ」(ハ行上二段活用)も同様の誤りが多いです。連用形は「恋ひ」で「て」がつくと「恋ひて」、そのウ音便が「恋うて」です。「恋ふて」は「思ふ」同様、「う」がウ音便と気づかず、単純に「ふ」にしてしまったために起こる間違いだろうと思います。 先般文法が時代によって変遷する話をしましたが、上記のことは、時代による変化とはあまり関係ない法則のようです。/ひでやん
○この間違いはすごい多く。「思ひて」にウ音便を発生させると「思うて」になるという図式の前に、動詞の活用を復習する必要がありそうね。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●丸いは可愛い。/こま
●妖しい美しさ。 /トマト使いめりるりら
●犬の散歩中に実紫を発見しました。まさかこんなに近くにあると思わなかったので、驚きましたが、うれしかったです。/古瀬まさあき
●実紫。我が家にもあり、9月初めに色づき始めました。小鳥がついばんでいくようです。紫式部の名前からも、その色の美しさからも、高貴さと文化的な感じがします。/夏 湖乃
●紫式部(こむらさきかな?)我庭に咲いていることをリタイア後に初めて知りました(15年位気づかなかったです)。格調高いなと思い注意していましたが、枯れたようです。見つけたら購入して植えたいです。/しんしん
●めずらしく、投句の期間に実紫の実物を見ることが出来ました。濃淡がきれいな実ですが、子供の頃はなんとなく恐ろしくて(毒と思ってたかも?)あまり摘まなかったです。/裏山小虫
●実紫を初めて見たのは、小学校2年生の遠足で行った山の中でした。持ち帰りたかったのですが、色が美しすぎて何だかさわれませんでした。/海野しりとり
●小さくつややかな紫の実は一見地味ですが、葉が黄色く朽ちていくほどに紫が引き立って美しさを増します。/うに子
●実紫。聞きなれない植物名だと思いながら調べてみると、確かに出会ったことのあるもの。滋賀の石山寺(紫式部ゆかりのお寺)で、また北鎌倉の寺社で、何度も出会っておりました。/えりいも
○地味なんだけど、印象的な花ですね。

●晩秋の季語なので、人生の冬、玄冬をそろそろ意識するイメージなのかなと思いました。自分は48で子を授かったので、気分は朱夏ですがやはり老いのことも考えたりします。今回はそんな微妙な立ち位置の自分について詠んだつもりです。/平井伸明
●今回の兼題も苦戦しました(毎度のことですが…)。手持ちの歳時記に掲載されておらず、実物を見たイメージやネットで見られる他の方の作品を参考に挑みました。以前の兼題「藤袴」のように、今回の「実紫」も、文化的な奥行きを感じさせる季語だと思いますが、藤袴以上に「色」のイメージが強いですね。どうもこの鮮やかな色と別名「紫式部」のイメージに引きずられて、これらに見合う内容を上手く作れたか自信が持てませんでした。皆さんの作品を見て、勉強させていただきたいと思います。/真井とうか
●兼題「実紫」の句を作っていて、先ごろ俳句ポスト365の夏井いつき選の秀句として発表された、多くの句の季語が動くことを見出した。因みにあげると みづはみづ洗ひて淋しふぢばかま   (RUSTY。俳句ポスト365地選) みづはみづ洗ひて淋し実紫 すれちがふ人濡れてゐる藤袴     (ぐ。俳句ポスト365地選) すれちがふ人濡れてゐる実紫 モンゴルは秋のある國ふぢばかま   (ずしょ。俳句ポスト365地選) モンゴルは秋のある國実紫 木簡に破斯の名ぞあり藤袴      (脩平。俳句ポスト365地選) 木簡に破斯の名ぞあり実紫 藤袴を実紫に変えたこれらの句を先生はどう思われますか? 私は季語が動くな動かないかを度外視すれば、それなりに佳い句であるように思われますが…。 /茫々
○季語を動かしたそれぞれの句について、丁寧に、選評を書いてみられてはどうですか。季語の本意について考える契機になるかと思います。

●「小式部」を季語に使って良いのでしょうか。/信
●紫式部は、季語になりますか?/壽守 虚周
●実紫は、紫式部にしてもいいのでしょうか。/ひとえ
●兼題に「実紫」とあり歳時記に載っている「白式部」や「小式部」は使って良いのか迷いました。別の植物ですから没を恐れて外しましたがどうだったのでしょうか?/海野碧
●実紫 小紫 紫式部の実と名前が違う季語。 名詞でこれだけ違う名のある物は他にも有りますか? また実紫と小紫は字数は同じですが、使い方によってどの様な効果があるのでしょう?/中原柊ニ
○前出、碧西里さんの季語六角成分図「実紫」を参考にして下さい。

●実紫、という呼び名は初めて知りました。/みょん
●小柴あるいは小式部を兼題実紫として詠みました。紫式部は見た事が無く、我家の庭に在る小紫をあるいは小式部と言って、 この時期愛でますので。/スマホばあちゃん
●流通しているのは園芸種の小紫式部が多いそうですね。例句を見たら、自生種の紫式部を詠んだらしき句にはたしかに野趣を感じさせるものがあります。つぶつぶ恐怖症なので白式部の画像とかすごく嫌でしたが、実際に見た小紫式部、可愛かったです。秋が深まると紫が濃くなっていき、黄葉した葉も落ち、実だけの枝になる様子、できれば近くでずっと観察したいですね。同じクマツヅラ科の臭木の実が青く、染め物に使われている方があったので、紫式部の実も使えるのではないかなと思いました。/わこたんのまま
●紫式部、寺社巡りの時に参道迄の山道を歩いている折に見かけた美味しそうな紫色の小さな実の固まりの事だろうかな。ぱっと見は野生の山ぶどうに見えたが。/鴎叫
●紫式部の実は深い色合いでつやつやとして綺麗だ。しかし、街中で見かけるのはだいたい小紫だ。紫式部は箱根で1回見たきり。紫式部は実が小紫より少し大ぶりでばらばらとなる感じだが、小紫は20粒くらいずつまとまってそれが連なる。小紫は見た目がかわいく、華やかな感じなので、庭先や道端に人気なのだろうか。季語「実紫」は紫式部の方だと思うが、句を作ろうとして思いだすのは、小紫の方だ。/花菖蒲
●はじめて古語に挑戦してみました。これでいいのか不安です。 因みに以前、紫式部と思って購入したところ白式部でした。 2メートル以上に成長しています。/どくだみ茶
●二つ前の兼題「唐辛子」と同じく5音の植物の季語で、下五に配置する以外の方法を見つけにくかったです。下五が一番安定します。さらにいえば、私にとって実紫は唐辛子よりも馴染みがなく、発想を飛ばしにくかったです。唐辛子の場合、収穫したり干したり、といった人間の行動を伴う場面の切り取り方がいろいろあるかもしれませんが、実紫の場合は……山歩きなどでしょうか? 締切日間近になって、近縁種である「シロミノコムラサキ」を植物園に見に行きましたが、正直、白色だと、紫色とかなり印象が異なりました。白は、可愛い、可憐な感じ。レースとか、内緒話とか。紫だと、艶っぽい、大人っぽい感じですね。もっともっと調べたり現物を観察したりすれば、何か発想を飛ばすきっかけが見つかるのでしょうが、時間切れです!/オサカナクッション
●実紫…初めて聞きました(ホントに俳句って勉強になります)ムラサキシキブの別名とありますし、傍題に紫式部の実、式部の実などありますが、ここは“実紫”で勝負するべきなのでしょう。ちなみに“藤袴”も紫系の秋の花ですが、違う紫色のイメージで詠まなくてはならないですよね?あー難しい難しい(^^;/古都 鈴
●コムラサキを思い浮かべて詠んでしまったものがいくつか・・・。 ムラサキシキブとコムラサキは違うものなのですね。 コムラサキは見たことがありますが、ムラサキシキブはあまり記憶がないので作句に悩みます。 /香羊
●先日の藤袴同様、千年も前の物語作者を意識せずにはいられない兼題ですね。実は今回もあんまり調べられていないのですが、紫式部じゃなくて実紫なので、あのきれいな色の小粒な実に主眼をおく方がいいのかなと思います。あと、植物図鑑的にはコムラサキとムラサキシキブ(実紫はこっち)は葉の形や実の付き方が異なるようですね。密集するのはコムラサキの方とのことなので、風通しのよい雰囲気にしたいなぁ。/離松
●細い枝にぽぽぽっとついた美しい色の小さな実はとてもかわいくて上品だと思います。田舎育ちなので、秋に野で遊ぶとき紫式部がきれいに実っていると見とれていました。園芸種に多いコシキブはちょっと実が密集しすぎてて、微妙にシルエットが好きじゃなかった。あのまばらさがいいのです。個人的な好みですが。/離松
●実むらさきとコムラサキでは、ことに実の付き方が大きく違い、うける印象も随分変わるのですが、季語としては共通という認識でしょうか。/六文風鈴
○しっかりと区別がつく人は、その違いを詠み分けることに挑戦してみるのも、俳筋力アップにつながります。

●紫の実と、秋独特の白い強い日差しとのコントラストを詠んだ歌が多いと思います。 私も何とかして読みたかったけど何も思いつきませんでした。 高くなった空と紫の実、白い光、夏の名残を残しながらどこか冷たい空気を紫の色が表すよい季語だと思います。/ぴろこ
●季語「実紫」の特徴は「紫色の実」「小さい実」「たくさんなる実」「丸い実」「液果」があげられるかと思います。今回はそこをヒントに詠みました。 あと、子どものときのムラサキシキブの観察記録も最近見つけました。子ども心にもインパクトのある実(植物)のようです。晩秋の葉が落ちたころにあのきれいな紫はよく映えるのかもしれません。 そして、そう考えると、「実紫」は喜怒哀楽の中では心が浮き浮きする「楽しい」が当てはまる気がします。(組長の「楽しいな俳句」みのる先生の「喜怒哀楽俳句」には、とても支えられています。ありがとうございます)枯れた景色の中にある鮮やかな紫は、心にぽっと温かい灯がともる感じかもしれません。 あと、組長や浅河さまが言われていたように「実紫」はなにを人に伝えようとしているのだろうと考えました。本当に目から鱗なやり方です。私は実紫から「小さくとも美しく生きることはできるんだよ」と教わったような気がしました。/小鳥ひすい
●兼題が「実紫」なのを確認して、「あぁ、あれか!」と思いつつ画像検索をしてみると…わぁ、綺麗な実!でも思ってたのと違う…。どうやら「野葡萄」と混同していたようです。 発表された兼題は、馴染みのあるものであっても、初歩から改めて調べるべき。櫂未知子先生がNHKのテキストで仰っていたことを痛感いたしました。/多々良海月
○櫂先生の指摘、大事なことですね。

●実紫はいつ花を咲いたのかわかりにくいように思うのですが、実が枝に連なっているときになると、華やかな若紫色がゆえに目立ちますね。/みぃすてぃ
●紫式部は祖母の好きな花で、庭にありました。しかし、調べてみると紫式部は山谷に咲くとありなかなかイメージの合う句がよめませんでした。/山羊座の千賀子
●花はピンク可愛い花ですね 花は季語では無いのですね 実が溢れても 落ちた真に ポチッと紫が残ります 此方は俳句にできませんでした/狩谷和寓
●実紫の花の方に注目してみたかったのですが、花が季語になるのか分からず、「季重なりブラザース」に採用される恐れがあったため、挑戦を断念いたしました。ネットで調べたところ、「桜以外の花に使うなら、単独では季語にはならない」ようなことが書いてありましたが、どうなのでしょうか? https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11180170341/Karino
○うーむ、そのネット情報の文言が微妙に不確か。

●実紫は見たことの無い植物で自宅近くにも咲いているところは見つけられずどうしたものかと思っていましたら、いつも俳句ポストの題材を実際に確かめて作句されている蟻馬次朗さんが今回も何度も森へ行き画像や動画をTwitter上で共有くださいました。上記の水を孕んだ実の句はその蟻馬さんの実地レポートにヒントを得て生まれた句です。ご自分だけで独り占めせず惜しげもなく句仲間に共有してくださる蟻馬さんに心から感謝すると共に、蟻馬さんの句が上位に選ばれることを願ってやみません。/かむろ坂喜奈子

●[実紫]:「紫式部の実」の傍題。(「~の花」は夏の季語らしい)なぜ傍題か?先日の「藤袴」では紫式部の類想が多かったと…「実」で考えてみようかな…★秋の季語には「実」が多い。果実以外は「赤い実」が多い様子。「紫」は葡萄をはじめ、通草、山葡萄、蝦蔓、臭木の実…あたり★古来日本では「紫」は「色の中の色」とされ、「濃色(こきいろ)」「薄色(うすいろ)」と言えば、「紫」のことらしい(『定本和の色事典』)。通草以外はみな「濃色」なのかな★実紫は「濃色」になりきれない鮮やかで艶やかな紫といい、「敷実(しきみ)」らしい小さな球状の粒の密集といい、他と一線を画す。とにかく可愛い!メジロやウソの啄む姿も可愛い!★日本原産らしいですが、どうしてもウィリアム=モリス風のイメージに…兼題の本意に辿り着けるか心配です…ま、ダメだったら、結果発表を拝読して、改めて詠み直します!/黒子
●花よりも実の方に鑑賞する比重があるため、それだけで「紫式部の実」を表すという「紫式部」。今回の兼題はその傍題「実紫」です。わざわざ「実」という文字を入れた傍題を兼題にしたところにポイントがありそうだと感じました。そう考えると、「実紫」の映像がどうしても必要。ネットで調べました。気が付いたことの1つに、「もしかしたらコムラサキかも」として載っている写真の多さ。「コムラサキ」との区別もしないといけない気がしました。野原に自生して、控えめに素朴に、びっしりの一歩手前、まばらな感じで人知れず生っているのが「実紫」?この辺に本意がありそう?あと、もちろん『源氏物語』からの発想も句材にはなりますが、類想に気を付けないといけない気がしています。/高橋寅次
●ムラサキシキブはクマツヅラ科との事ですが、最近ではシソ科に分類されるそうです。 実紫は一見してベリー系のようですが、いずれにしましてもベリー系が多く属するバラ科(イチゴなど)やツツジ科(ブルーベリーなど)とは縁遠いのですね。/京野さち
●紫色の実は口に入れた瞬間、わずかに甘く感じます。「甘いような気がする」といった程度の甘さです。甘味の後に少し苦味が残ります。 とネット検索で見つけました。/千鳥城
●藤袴と言い、古典がらみの呪縛に苦八苦。紫式部、小紫とも言うのですね。色味から食べられないと思っていたら、これを好む鳥もいるそう。蓼食う虫も…ですね。/いしはまらんる
●子供の頃、親父と山遊び中によく食べていました。食感は良いのですが美味くはありませんでした。/⑦パパ@いつき組広ブロ俳句部
○食べられるのですか、実紫って?!

●いままで実紫だと思っていた植物が、コムラサキであることを知りました。 ミムラサキとコムラサキは全く実の付き方も、葉の形も違うのですね! 改めて季語を知る大切さを感じました。あぶなかったです。/南方日午
●紫式部ではなく実紫、ということで、色づいた実の粒にフォーカスしようと考えました。 秋の実物の中でも小さく繊細、でも存在感はあって…と考えるうち、頭の中が小さな粒でいっぱいになりました。/明世
●実紫の俳句を探していると、こぼれる 雨 風 武家屋敷 廃屋などが、よく使われていました。 それを省くと手強かった。/里甫
●「実紫」美しい季語ですね!美しいけれどどこか怖い、怖いのになぜだか忘れたくない夢のような、そんな印象を受けます。/渋谷晶
○その印象が、平安時代へのイメージに重なっての命名かもしけれませんね。

●紫式部の実はとても美しい紫なのですね。昔から可愛いがられた、親しまれた物であることが その姿から窺えます。 日本の美意識なのですね。/中原柊ニ
●実紫なんてあるなんて、全くしりませんでした。 円地さん、田辺さん 大和さんも読んでいたし、宇治の源氏ミュージアムにも行ったことが、あるんですけどねえ。 実紫 紫式部のこと、なんて解説があると、発想がそちら方面ばかりになります。/藤源卿
●実紫は、別名の紫式部から、紫のゆかりの物語=源氏物語を想起せずにはいられませんでした。 源氏物語の秋と言えば、秋好中宮、そして、連想は母君の六条御息所につながっていきます。 嫉妬深い年増女のイメージもありますが、自分の胸に秘めた嫉妬の炎に怯える御息所を、身近に感じる今日この頃です。/玖
●実紫の例句を調べたところ、女性の姿が多く見られたように思います。それも賢女とかしっかり者のイメージ。紫式部とも呼ばれるせいなのかな十代二十代というよりもっと落ち着いた年齢の女性のように思うのは秋という季節と紫という色かも。/古都 鈴
●紫という色のせいなのか紫式部の源氏物語のせいなのか、そこはかとない艶っぽさを含んだ季語のように感じました。どうしてもそういった方向の取り合わせの句ばかりできてしまい、類想の沼に陥ってしまっているようです。/る・こんと
●男に生まれれば良かったと、父親に言われた紫式部。紫は不ぞろいを示す漢字。女の子になりたかった男の子や、その逆の悲しみを紫の色は想起させます。/わこたんのまま
●実紫=紫式部という事で、非常に、女性の風流さ、賢さ、同時に、お茶目さを感じました。/間仁田彩
●みむらさき=紫式部という事で、風流で、と同時に茶目っ気のある『女』というものを想像しました。特に、みむらさきという季語を置くことで、女性の家族のストーリーのようなものを表せればいいなと思いました。/間仁田彩
●  夏井先生 正人さま スタッフの皆様いつも有難うございます  今回の兼題(実紫)ですが五十四帖にもなる(源氏物語)の作者である  紫式部に思い至りました…… いざ句をと考えたのですが残念ながら手には  負えませんでした…  水夢  /水夢
●平安時代を代表する才媛の紫式部。苗字が藤原なのは確実ですが、下の名前ははっきりしないそうです。と言うのも、当時の女性にとって家族以外の男性に名前を知られるというのは、結婚を意味するのだとか。ちなみに、エッセイストの顔も持つ女優のミムラさんは芸名を美村里江に改名しました。結婚もされているそうですよ。/西川由野
●ややこしいのですが、紫式部の娘は大弐三位で、和泉式部の娘が小式部なので。この母娘 2組とも百人一首にのっていますが、あくまで小式部ちゃんは、紫式部の娘でないので混乱します。/砂山恵子
○ほんとね、この時代の女の人たちの名前、めんどくさい。(笑)

●季語については、そのままの表現を考えたが、紫色の染料、釉薬、絵の具、パステルなど、色についての表現とか、紫色の木の実などに発想を広げることは、許されますか。/午勢至(ごせいし)
○発想を広げるのは自由ですが、問題は季語「実紫」がどこまで表現できているか、ということです。

●組長が、あえて紫式部ではなく傍題扱いである「実紫」を兼題とした意味を考えてみました。六角成分図については、碧西里さんにお任せいたすところですが、多分美しい色が印象的な視覚以外の聴覚、臭覚、味覚、などの要素は弱いと思うのです。触覚は少しあるけどそれもあまり強くなく、残る一つの連想・イメージの要素にたよるところが大きいと考えました。そうなると「紫式部」だとあまりに源氏物語や古典文学への連想が強くなりすぎ発想の拡がりを阻害してしまうので、そのイメージを少しでも薄めようとした配慮があっての「実紫」での兼題かと考えました。
 さてここで、今回の私の発想は、あえて成分の弱い聴覚に特化してみたらどうかと考えてみました。「俳句は、韻文」の基本にかえり、「実紫、実むらさき、みむらさき、、、」と何度も口の中で繰り返していたら、絶望的に発音しにくいことに気がついたのです。 /東京堕天使
○その挑戦も面白い。どんな句になっているのか、楽しみ。

●自分の句が何故没になるのか、その訳を述べよ、と質されて目の前に解答用紙があるのなら、及第点になるものを書けるだろう。投稿を始めて半年以上になり、それこそが没の句で学んだからだ。ならば、没にならない句、天と地に選ばれるような句を作れるのではないか、と思われそうだが、それは全く別のことだ。語彙、季語の理解、創造力など、すべてが不足している。年齢は関係ない。俳句を作る技術(俳筋)力が足りないことを、毎回まざまざと見せつけられている。天と地の句も物凄いが、人選に複数の句を載せられる方や、かつ連続して選ばれる仲間には到底及ばない。月曜日の一期一会から、初めて参加します、そして金曜日の選評までが学びのデパートだ。集団免疫という言葉に則れば、まさに集団での学び合い、相互学習と言えよう。月曜、火曜と進み、水曜のコメントを読み終えた時点で、明日はまた、没か、と自覚するのである。並の句は一人一句と知った。並選であるなら自分の没の句と比較できる。水曜日の妖怪人間ベムの声が憎々しい。これからは肩の力を抜いて並選を目指そうと思う。が、並選も努力が欠かせない。全没は虚しい。水曜日巻末の「オススメ」に一時の清涼感を味わうも、金曜日の僅か十篇ほどの句と組長の選評を読み終えると、激しい羨望と嫉妬を覚えるのだ。それも没から学んだことの一つかもしれない、と自分を納得させている。。/ブービー
●天、地の作品は私など考えも浮かびません。これは才能ですよね。人と雲泥の差を感じます。じゃ辞めればこの悲しみは無くなるのでしょうか。世界の違いは埋められないのでしょうか /みつき小夏
○YouTube『夏井いつきの俳句チャンネル』でも取り上げていますが、「俳句は才能やセンスではない」のです。是非、観て下さい。

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

 

※『俳句ポスト365』の文字が小さすぎる?
 この問題に関しては「それぞれのパソコンの個性によって見え方が違ってくるので、統一して同じ大きさにするのが難しい」のだそうです。次の方法でひとまず対処して下さい。
 「CTRL(コントロール)」のキーを押さえておいて「+(プラス)」のキーを押すと、自動的に文字が拡大されます。同じ方法で「-(マイナス)」のキーを押すと小さくなります。一度この方法を試してみて下さい。

夏井先生

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