俳句ポスト365結果発表

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第257回 2020年12月24日週の兼題

春の夕焼

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今週のお便り&俳句道場

■今週の俳句道場~初級者向け解説コーナー
さあ、今週も皆さんからいただいた投句をもとに、俳句のイロハを解説していきます。毎週読んでいるうちに俳句の作り方がわかってくる講座でございますよ。

◆俳句の表記~五七五の間は空けない
ふと見上げ 春の夕焼 愁いかな いちごみかん
菜のいろを ほのかに染める 春の夕焼け うなじろう
道満たす 花も惑わす 春焼け空 こもれなつ
ひなが一日 うつらうつらと 春の夕焼け ひろみ
浮世絵が 春の夕焼け 水平線 安平
ペットロス 春の夕焼け 見て超える 井口 あきら
旅立ちや 滑走先は 春夕焼け 永雅
街ピアノ 君のショパンに 春夕焼 加地 祐作
父の墓 春の夕焼け 染む家紋 形外
遠い日の 春の夕焼け 恋しくて 月葉子
春夕焼 宿の女将の 鼻ピアス 鵠洋
ゆらゆらと 春の夕焼け 川面かな 黒猫 宴
春夕焼け ひ孫と同じ 西を向く 春日
燃え上がる 春の夕焼け 白い月 小林哲夫
春の夕焼 ぼんやりしてる ゆるさかな 小林番茶
子ら上気 頬紅はたくか 春の夕焼け 辛子
春の夕焼け 映す田んぼの パッチ―ワーク 静紫
ひさしぶり 会釈を交わして 春の夕焼け 赤石ロボス
春夕焼 切り裂く銀鱗 憧るる 猫おっと
薄紅を 引いて儚き 春の夕焼け 芭則
丑年の イカスミピザと 春夕焼 百鶏@ノエル
職場出て 仰ぎみる空 春の夕焼け 優遊
春夕焼け 入相の鐘 和顔施す 鈴木典子
○俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。強い芸術的主張がある場合、敢えて分かち書きしたり、多行書きしたりもしますが、初心の時期は基本を守っていきましょう。
 この関門をクリアしないと、木曜日「並選」以上には進めません。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から~♪次のご投句待ってますよ。

◆季重なりブラザーズ
肌さむき 春の夕焼 熱き酒  にしみなみし
正月の 春の夕焼 伊予の海 いっけん
春歌花香 春の夕焼け 桜天句 魅惑の赤猫ペリドット
卒業式また会おうねと春の夕焼け 湊
春の夕焼け菜の花とげんげ色 山辺道児
未だ寒し花を愛でたい春の夕焼 ちゅーちゃん
とける雪春の夕焼色染めて マロン
白球を追って白息春夕焼 一愚
左義長の炎うつりし春の夕焼け 中川さちこ
残雪に牧場の緑春夕焼 北野宏
○季語が複数入っている名句もあるので、「季重なり」は絶対にダメ!とは言いませんが、複数の季語を作品として成立させるのは、上級者コースのウルトラ技。まずは、一句一季語からコツコツ練習です。

◆兼題の考え方
咳をする 犬もけんえん 気がつくと コロナ流行
古炬燵 家族ワイワイ コロナ禍が 影山路行
かき氷 メロンの味が 美味しいよ 夏
コロナ禍や そば十割で 大晦日 宏松
うぐいすの 宴の声に ほろ酔ひて 山本晟瑚
寒暖さ 明日着る衣服 何にしよう 鹿俊
聖夜前 広き寝床の 寒さかな 寝る前
コロナ禍で 会いたい人に 会えなくて お節料理は 蜜の味 あい
薄紅さす水溜り 菜花咲かん 新月
熱血の珊瑚がきっと磯巾着 志水寿翠
囀りや蘇りたる孤老あり 子石
城登る リフトを選べ 感染防止 藤田 花音
散り際に桜ひとひら赤く燃ゆ 幸草
水仙や夕陽を愛でて薄化粧 凡痴
大寒の見ぬ世の友と過ごす休日 賢一
焼ける島薄れて釣れるメバルかな しおかぜ
鉛空軒つるし柿父偲ぶ ウッキーパパ
日脚伸ぶ銭湯帰りの誰そ彼時 酔水
丑三の冬の大城構えつつ 鈴木昭夫
○本サイトでは毎週「兼題」と呼ばれるお題を出していますが、季語が出題された場合はその季語(あるいは、その季語の傍題)を必ず詠み込む、というのがたった一つのルールです。
 2013年から始まりました「俳句ポスト365」は、投句者&投句数が激増し、最近いろいろとご迷惑をおかけしています。更なるコンテンツ充実のため、2021年4月1日にサイトをリニューアルいたします。次回兼題の発表は、2021年4月1日となります。しばしお時間を下さい。

春桜 天女舞い散る 夕焼けよ 糸金
夕焼けや26年の月日を染める 小野小マーチ
夕焼か酒飲み親父思い出す 正 山
船場煮の香る夕焼け坂迎え ねっしい
○「夕焼」は夏の季語です。

息止まる 箒星の尾 春の夕 眞我 流田
模試の束結う紐緩く春の夕暮れ 花見人生
○「春の夕」は、別の季語として独立しています。

●兼題の作品以外はだめですか?/達磨
○このサイトでは、受け付けていません。

◆季語深耕
●兼題の<春の夕焼け>は、言葉として入れなければいけないのでしょうか?/芭則
●二音が難しい。四音は上五に「や」で持ってくるばかり。。。。文句ばかり言っていたらついに七音の兼題とは。 「はるゆやけ」の五音としてもよいのか、たびたび火曜日に同じような質問が出ているとは思うのですが、やはり七音の「はるのゆうやけ」ですね?/毒林檎
●兼題の出し方が「春夕焼」でははなくて、「春の夕焼(はるのゆやけ・はるのゆうやけ)」として出ているので、助詞「の」をどのように活かすか、ということが問われているように感じました。冬でも秋でも夏でもなくて、「春の」という質感をどのように出せるのか悩みました。/南方日午
●兼題は『春の夕焼』。この兼題をそのまま使うとなれば、句またがりで使うか上五で字余りとして使うか・・・ それとも傍題の『春夕焼』で詠むか・・・大変悩みました。 /Dr.でぶ@いつき組広ブロ俳句部
●「春夕焼」の例句はたくさんあったが、「春の夕焼」は少数。「の」が曲者。単純に調子を整える一音としてよいのか。「ゆやけ」または「ゆうやけ」と読めるので、調整がしやすいかも。/minatonoyoko
●【春の夕焼】これはさすがに傍題「春夕焼」も認めていただけると信じておりますが・・・ 「夏秋冬」の夕焼けにないものを探す俳句の旅になりました。まず季語「春」と同じ要素「冬を越えた」「暖かい」「昼が延びる」「湿度が上がる」「生命・誕生」「新しい」「花」、夕焼けは「桃色」「(夏より)肌寒い」、拡張するイメージで「甘い」「香り」「恋愛」「狂気」などなど・・・(夏秋冬も考えました!それはまた別の機会に)「風」とは相性がよくない気がします。 どの季節の夕焼けにもある「太陽」「夜が来る」「茜色」「水平線・地平線」などと合わせて、「春の夕焼」に相応しい措辞・・・さてどこまで追求できるでしょうか。 あと「はるゆやけ」なら五音、「はるゆうやけ」で六音、「はるのゆうやけ」で七音。で、最初に思ったよりも音数との戦いに苦しんでいます。/イサク
●春の夕焼けと「の」が入ってる分、重厚感多幸感が増します/うに子
○なるほど、重厚感多幸感か~勉強になるなあ。

●春の夕焼(はるのゆうやけ、はるのゆふやけ、三春、天文、傍題:春夕焼(はるゆやけ)春茜)。「単に夕焼といえば夏の季。しかし、四季あらわれる現象で、春の夕焼は夏の鮮烈さはないが、おっとりした感じがある。須臾に消える冬の夕焼のような冷たさがなく、のびやかである。夕焼そのものが季語として定着したのはきわめて新しく、春の夕焼としての用例は昭和十年代に入ってからであろう。春の海を染める夕焼は海と空の際もさだめがたいあいたいとした風情だが、まだ高嶺に雪をいだく三国のそれは、天と地を画然とわかち、雪面をバラ色に染める」(「カラー図説日本大歳時記 春」講談社、1982年、飯田龍太)。★「他の季節の夕焼よりやわらかい感じがある」(「いちばんわかりやすい俳句歳時記 春夏」主婦と生活社、2017年、辻桃子=阿部元気、傍題:春夕焼(はるゆやけ)。角川文庫の歳時記が失踪中。★ さて、春の夕焼、夕焼(夏)、秋の夕焼、冬夕焼、「夕焼」はすべての季で季語として存在する。「夕焼」が秋ではなく夏の季語であること、現在の多くの方がもつずれ、違和感はちょっと置いておいて、他の季の「夕焼」を引用する。★ 「夕焼」(ゆうやけ、晩夏、天文)・・「朝焼」とともに薄明現象の一つ。日が西の空に没してのち、大気中の空気分子や浮遊微粒子の撒射で、すぐに暗くならない。朝よりも浮遊する微塵数が多いから、薄明現象はいちじるしい。とくに夏とは限らないが、真夏の候の真黄色に夕焼けた景色の壮快さから、夏の季語としている。もっとも真夏の旱つづきには、夕焼を見ることが多い。『風土記』には単に「やけ」と言って、朝焼、夕焼を意味している。「霞」も元々か(変換できず)が音を示し、赧(赤い意の語源)から来ていて、朝焼、夕焼を意味する。「晴嵐」(例、近江八景の栗津晴風)も、霞、彩雲すなわち夕焼の意。『万葉集』に、「渡津海の豊旗雲に入日さし今夜の月夜清らけくこそ」中大兄皇子(巻一雑歌、一五)も、夕焼雲の荘厳をうたったものである。近代になって立てられた季題だが、朝焼よりも夏の季感が強いせいか、俳人たちに好んで用いられる(上記講談社、山本健吉)。またそこで大岡信は「夕焼空は夏に限ったものではない。しかし夏の夕焼は他の季節のそれよりも爽快さにおいて遥かに印象的だから、夕焼が夏の季語とされるのは当然である。略」と書く。★ 「秋の夕焼」(あきのゆうやけ、三秋、天文、傍題:秋夕焼(あきゆうやけ))・・夕焼は四季見られるが、単に夕焼といえば夏の季。秋の夕焼は、夏の夕焼ほどの豪華さはなく、冬の夕焼の鮮烈な一瞬も示さないが、別の寂しさを秘めていよう。ことに秋の海の夕焼は、刻々とくらむ海面と対照して変化に富む。あるいはまた、えのころぐさの穂が風にそよぐ野路の、あさあさと流れる小川のほとり。水面を染める夕焼は、ひとしおゆく秋の風情が深い(上記講談社、飯田龍太)。★ 「冬夕焼」(ふゆゆうやけ、三冬、天文、傍題:寒夕焼(かんゆうやけ)、冬茜、寒茜)・・冬の夕焼は短いが、街空に野末の空に、妙に余韻を残すものなのである。ときには、その赤さに、春近しを思うときだってある。寒夕焼とか寒茜というときは、寒の内の一ケ月の、つまりいちばん寒いときの、凍えるような、それだけに赤さ身にしみる夕焼を指すものと心得るべし。その気持ちでこの語を用いるのがよい(上記講談社、金子兜太)。★ 四つの「夕焼」の解説を読めば、自ずとおおよその感じは掴めよう。とはいうものの、各季の句を読んでもピンとこないものもあり・・。この季語に限ったことではないが、各季にある季語というのはずばりその季節そのものの感じを掴むしかない。例えば、春の月、夏の月、月、冬の月、春の空、夏の空、秋の空、冬の空などなど。こういう季語は共通理解の範囲を超えることが難しい気がする。変にいじくりまわすより、素直に各々の感じる「春」の夕焼の感じを掴んでいるかで判断するのが良いような。★ Tenki.jpサイトでは、「「春夕焼け」はパステルカラーの柔らかな西日が特徴です。一日を通して、空も風も陽射しも冬より水分を含み、水彩画のような景色となるのが春の一日です」とある。個人的にはどこか水分を含んだ季語なのでは、と思う。春は曙といわれる春が終わる時。秋、冬の感じとは明らかに違う。また、夏の雄大さや郷愁とも違う。今回は締切まであと1時間をきり、一句もできていないのでここまで・・。春の夕焼、春の夕焼、春の夕焼・・・・。/すりいぴい
○すりいぴい君、毎回これだけのレポート書くのは、マジ大変。4月1日から、本サイトはリニューアルします。私たちも、現状のシステムでは投句を捌ききれなくなっています。一息いれて次の展開を考えてます。すりいぴい君も、ちょっと休んでくれ~。

◆季語雑学部
●季語雑学部  春の夕焼けを名場面とする映画を探してみました。日本の映画興行収入ランキングで「千と千尋の神隠し」とつい最近の「劇場版 鬼滅の刃・無限列車編」に抜かれるまでは1位(20世紀では1位)だった「タイタニック」の名場面、タイタニックの船首で主人公のジャックがローズの手を広げさせ、海の上を飛んでいると感じさせるシーンで美しい夕日に包まれています。史実ではタイタニックが沈没したのが4月15日の未明ですから、沈没前日であるこの夕日のシーンは春の夕焼けということになります。/山香ばし

●処変われば(29)サンライズ、サンセット 皆様明けましておめでとうございます。と申しましても1月20日になりました。ドイツ政府は昨日2月14日までのロックダウン延長、規制の強化を決定しました。この期限も暫定的なもので、将来の不透明感は精神衛生的に誰にとっても負担です。そういう雪の降る毎日です。ドイツ語では「夕焼け」と「日没」はやはり分けて表現します。「サンセット」と一言では定義せずにAbendrotとSonnenuntergangでは語感が全く違います。この兼題をいただいた折、私はベルリンの劇場でのミュージカル「アナテフカ」(屋根の上のバイオリン弾き)を思い出しました。去年の3月のはじめのチケットを持っていて、まだ第一次ロックダウン前で劇場は開いていました。コロナという未知の脅威に対する不安でこのミュージカルには行かず、2020年は結局コンサート、オペラ、バレエ、演劇、全くナシの年になりました。40年以上前に帝国劇場で見た森?演じるミュージカルの主題歌「サンライズ、サンセット」のリフレインを口ずさむ兼題はなつかしい「春の夕焼」でした。  /ぐれむりん

◆俳句文法研究部
●第254回「寒海苔」の「俳句文法研究部」にひでやんさんから寄せられた設問「深む」「青む」について述べたいと思います。/ 手元の辞典の記述はひでやんさんのおっしゃるとおりでした。/ 深まる: 動詞ラ行現代語五段 秋が深まる 知識が深まる/ 深める: 動詞マ行現代語下一段 疑いを深める 友情を深める// (古語/深まる):ラ四[ら・り・る・る・れ・れ]/ (古語/深む):マ下二[め・め・む・むる・むれ・めよ] // これで見ると、「深む」は「深まる」意味はなく「深める」だけですね。そして働きの違いでラ行になったりマ行になったりするのが面白いですね。次にネットで調べてみました。たまに手を伸ばしてみることもある「デジタル大辞泉」です。その記述は、/ 自動詞①(現代語形)動詞マ五段 ま/も・み/ん・む・む・め・め/     (文語形)動詞マ四段  ま・み・む・む・め・め// 他動詞②(現代語形) ナシ/     (文語形) 動詞マ下二段 め・め・む・むる・むれ・めよ // 投稿記事にするためにすこし書き換えてありますので、ネットの原文を見てください。これを見ると文語では「深む」の終止形は自他ともにフカムになります。ただしこの用法は新しいもので、辞典によって異同があるようです。おそらく俳句のように言葉を詰める必要があるときに転用したのが、擬古文的詩語として通用するようになったのではないか、と考えています。(「「秋深む」を認めるかどうか」無理題に遊ぶ、というネット記事をみてください)//なおこの連体形については後述します。//このように他動詞を自動詞的に扱う(文法的には誤用)で有名なのは芭蕉の〈荒海や佐渡に横たふ天の川〉の「横たふ」です。 根底には日本語の動詞が欧米文法のように自動詞他動詞に区分しにくいという事情があります。[形容詞+「む」]の形、即ち形容詞の動詞化に動詞化接尾辞「-む」を付ける形が今回のひでやんさんの設問の主題ですが、これに即してすこし横道ですが触れますと、動詞化接尾辞のちがいだけで自動詞になったり他動詞になったりする、ということがあります。 苦痛を表す感覚形容詞の「-がる」形は、他動詞としてしか使えないのに対し、「-む」形は自動詞として使われ、他動詞には「-める」形を使うという違いがあります。 ①太郎は足【を/が】痛がっている。   (他動詞)  ②太郎は足【を/が】痛むのを我慢した。 (自動詞) ③太郎は足【を/が】痛めている。    (他動詞)// さて次に「青む」について検討しましょう。「深む」との違いは、「青い」は視覚形容詞で「深い」は次元形容詞です。一般的に現代語の場合、動詞化接尾辞「-まる」と「-める」、「-む」をとるとき、接尾辞「-む」を取るものは少なく、その語幹は感情形容詞に限られます。 接尾辞「-まる」と「-める」を取るものも少ないが、その語幹は次元形容詞と評価形容詞に限られます。つまり現代語では、「深む」も「青む」も無く、「深まる」「深める」はあるが、「青まる」「青める」ということばはありません。/ では、〈やはらかに柳青める北上の岸辺目に見ゆ泣けと如くに〉(啄木)、〈柳青める日 燕が銀座に飛ぶ日…〉(サトウハチロー)などの「青める」の啄木の歌は、もちろん、現代語ではありません。そこで/「完了・存続」の助動詞「り」(ラ変)は四段已然形(命令形が正しいという議論が主流になりつつある)につくので「青めり」の活用:青めら・青めり・青めり・青める・青めれ・青めれ/ということになります。意味は完了存続で「青くなっているナニナニ」です。/俳句の例は多いです。「よく眠る夢の枯野が青むまで/金子兜太」「石鹸玉幾畝ゆけり麦青む/秋櫻子」「墓並ぶ父母妹麦青む/高野素十」「垣添や猫の寝る程草青む/一茶」「大学の孕雀に木木青む/下村槐太」「其底に何草青む春の水/正岡子規」//最後にひでやんさんは「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」の詩句を挙げておられました。杜甫の「春望」という五言絶句ですが「国破山河在 城春草木深」の「草木深し」を芭蕉は「草青みたり」と和訳しました。「青む」+「たり」の構造となっています。「たり」は前記の「り」と同じ完了・存続の助動詞です。ラ変活用で動詞の連用形に接続するので、「青みたり」。意味は「アオクナッテイル」となります。//形容詞の動詞化は、動詞化接尾辞「-がる」・「-む」・「-まる」・「-める」を後接する方法が研究されていますが、現代語についてのはなしなので、俳句の古語とは無関係なので割愛しました。 /ウロ
●火曜の俳句文法研究部「寒海苔」の回に寄せられていた、形容詞+「む」の形の動詞について調べたこと・考えたことを投稿します。 ひとまず「青む」「深む」の二語のみについて、活用の種類と自動詞・他動詞の分類を調べました。 まず、大槻文彦著『言海』では、 あをむ 四段活用 自動詞 ふかむ 下二段活用 他動詞 となっていました。少なくとも明治時代の時点で、このように分類されていたことになります。また、東京書籍『全訳古語辞典』も同様の分類でした。 次に、活用の種類と自動詞・他動詞の分類は結びついています。四段活用ならば自動詞、下二段活用ならば他動詞となります。これらは現代日本語の五段活用・下一段活用にそれぞれ対応しているので、比較してみるとわかりやすいです。 さて、件の「草青みたり」は「草が青々としている」と自動詞として解釈して良いとして、問題は「冬深む」の方です。「冬を深める」対「冬が深まる」。古典文法的には当然前者ですが、実際には後者の解釈をとる人が多いのだろうと思われます。 ここからは憶測なのですが、「深む」については、当初は誤用だったのが、時代が下るにつれて人口に膾炙し定着した、という可能性を考えてもいいように思います。というのは、現代日本語の辞典には、「深む」が五段活用の自動詞として収録されているものがあるからです。明治時代以降、俳句が広く楽しまれる文学になっていったのと連動して、それまでの文法に照らせば誤用となる用法・解釈が広まり、次第に自動詞として定着していったのではないでしょうか。 この「誤用」を俳句における表現の一つとして認めるか否かは好みの問題である、とするのはいささか乱暴な気もしますが、明確な結論を出しづらいように思われました。厳格に文語表現を追求するのであれば、避けた方がいいのでしょうかね。/オサカナクッション

●上五の「に」の是非について以前本欄で質問させて頂きましたが、自分なりに一つの仮説ができました。それは、「原因・由来を示そうとする〈に〉は好ましくない」ということです。説明くさくなるからです。英語で言うなら、byの働きをする〈に〉はよろしくない。反対に、時間や場所を示す〈に〉は特に問題ないということです。原因・由来を示したい場合は、「や」で切れば読み手が想像してくれるのでは?と考えています。/石田将仁
○安易に尋ねるのではなく、石田将仁くんのように自分で考える。そこに「学び」が生まれます。良き進化を果たしてるね、石田くん。

◆こんなお便り、質問届いてます!
●火曜日の季語道場が大大大好きです。類想ワードや季語探究などとても勉強になります。/千鳥城@広ブロ俳句部カナダ支部
●3回目の投句です。結果発表で「類想ワード」を知ることができるのがありがたいです。過去2回ともきっちり「類想ワード」を使っていました(笑)/縁穐律
●「今回の類想」に「鮫」と「寒海苔」2回続けて取り上げてもらいました。(もしかして次も…?)どんな形にせよ自分の句が取り上げてもらい、千数百人の肥しになると思うと光栄であります。今後も類想ドンピシャの句を性懲りもなく投句すると思いますのでその時には是非また「今回の類想」で取り上げていただければと思います。ありがとうございました。/くさ
●最近まとめてくださっている、〈類想ワード〉がとても役に立ちます。ずーっと続けて下さい。(いかちゃんさんの「予想」も楽しみww) 必ずしも自分の使った言葉が類想ワードに入っていてもボツという訳でもないと言うことも分かってきました。/東京堕天使
●「春の夕焼」というと、牧歌的で懐かしい感じがします。新しく始まった頻出語のリストアップは面白い企画だと思いました。自分の出句と比べてみる楽しみがふえました。「春の夕焼」か。「子守唄」「童謡」「母の背中」「赤い野原」…こういうコトバを使わないで句を…「船小屋」もアブナイかな? 目をつぶったら目の裏が夕焼になった。オッ、〈めぐすり点ず瞼に春の夕焼かな〉。これ出して見ようかな。/ウロ
●今回の兼題の『春夕焼け』はきっと誰もが割と作りやすい季語であったかと思います。 それゆえに類句類想との戦いでは?と思いつつ、 なおかつ『秋夕焼け』と入れ替え可能な句ではダメと「季語が動かない」句をと心がけたのですが、 ははは。いかんせんまだまだ「裾野ポジション」ゆえ自分では類想を避けたつもりでも やっぱり『春=新しい環境』の句はあるあるだろうなぁ。と今書きながら思いました。(汗) まだ締め切り時間まで数時間あると思うのでもう少し頑張ります。/笑姫天臼
●上記のように類句類想を避ける。と言うのが私にとっては1番の課題なので、この俳句道場で類句類想コーナーがあるのはとても為になり、そこを自分用にiPadのノートに入れて読み返しています。/笑姫天臼
●いつも選句ありがとうございます。 ハイポニストの方々が書いてくださっている季語の雑学や文法研究など、毎回とても勉強になっています。 特に、その季語をどのように詠もうかと、ご自分なりの考えを書かれている部分は、作句のヒントをいただけているようで有難いです。 ただ、読めるのは投句の後・・・。/深山紫
○応援ありがとうございます。とはいえ、現在、投句者および投句数が激増し、こまかな対処が難しい事態となっております。現在、無理のない長続きのする新しい方法でのサイト運営準備が進んでおります。今後とも応援して下さい。

●いつも大変お世話になります。投句を始めてから、正しい表記、季重なりとご指導を頂き、ホップ、ステップと快調でしたが、類想類句でバンジージャンプとなり谷底に吊るされております。類句なんて他人事だとわが道を進んでおりましたが、ご指導いただき、唖然、茫然、驚愕、絶句、間違いでした。千原Jr.さんが、プレバト参加者10人と被らないように考えるのは大変だと仰っていたことで、始めてその重大さに気付きました。失礼しましたm(_ _)mそれでも、まっ、いいか。気が合うってことですよね。前向きに頑張りますm(_ _)m /素々なゆた
○次にジュニアさんに会った時に、このお便りのこと話そうと思います。俳句を始めた人みなが思う共通のバンジージャンプだもんね(笑)

●「春夕焼」に「け」の送り仮名を付けるかどうかを考える時間が楽しいです。字面の効果というものを考える良い機会になります。/ぞんぬ
●「春夕焼け」と送り仮名をつけると「はるゆやけ」とは読まないのでしょうか。/笑田まき
●季語の読ませ方、送りがなに悩みました。 はるのゆうやけ、はるのゆやけ、はるゆやけ。 夕焼、夕焼け。 どこまで許容範囲かわかりません。/一重
○送り仮名をつける付けないは、俳人の中でも意見の分かれるところです。私は、送り仮名には拘らない立場をとっています。一句を書いた時の印象や効果を大事にしてます。

●「春の夕焼け」と「春夕焼」では俳句にどの様な違いが生まれますか?/鷹雪
●茜色はなんとなく秋の夕焼けの色と思っていましたが、調べたところ春の夕焼けが茜色でもいいみたいでした。大丈夫でしょうか?/猫おっと
●初歩的な質問だと想いますが、「春夕焼」という兼題のとき、「春の茜」「春茜」などと言い換えてもよいのでしょうか? /うたた
●兼題季語「春の夕焼」の場合、「春夕焼」を季語として使用しても良いのでしょうか?/鬼平哀歌
●「春の夕焼け」は「春夕焼」にしてもよかったのかな?と思いつつ、7音を使いきれずに5音で出します。7音難しい…/浅河祥子
●兼題について質問です。今回は「春の夕焼」ですが、下五に使った場合字余りになります。「春夕焼」にしても良いのか?した方が良いのか?教えて下さい。宜しくお願いしますm(_ _)m/素々なゆた
●春の夕焼というと7音あって詠みにくく、春夕焼としてしまいました。副題かと思いますがダメでしょうか?/太平楽太郎
●こんにちは。兼題。春の夕焼 これを  はるゆやけと読ませ俳句を作りました。これは いけないのでしょうか? 教えてください。お願いします。/久鍋得利子
●今回の「春の夕焼け」は字数が多く、またこの季語だけで、句が切れる感じがするので、切字の「や」は不要だと思ったのですが、その考え方で合っているでしょうか?/十悟
●普通の夕焼けと違う点が、難しいと思いました。私は、俳句を始めて半年です。違いを教えて頂けると嬉しいです。/ぐりぐら京子
●真冬の関東の乾燥した土埃の庭を見ながら、水蒸気の多い春の景色を思い浮かべるのは、なんだか難しいです。季節を先取りして俳句を詠むコツを教えてください。/くりすけ
●「冬夕焼」とは言いませんね。冬は夕焼けにならずにすぐ日が落ちるからでしょうか。/だいだい
●「春の夕焼け」が春の季語ですが、「夏の夕焼け」「秋の夕焼け」は何故季語になっていないのですか? 童謡の「夕焼け小焼け」は秋の歌ではないのですか?赤蜻蛉は秋の季語では?。/松瀬章章
○歳時記を開いてみましょう。答えは、そこに書かれています。

●夕焼けは夏の季語とばかり思っており、四季すべて夕焼けは季語になることは今回知りました。 茜がつくと夕焼けの傍題になることは、昨年、冬茜という季語を歳時記で知りました。 また茜がつくと季節によってはトンボだけの季語になるとも知り大変面白いと思いました。 /びんごおもて
●同じ夕焼けでも季節によって趣きが違い、季語としての本意を勉強するよい機会となりました。/宮村土々 みやむらどど
●「春の夕焼」の兼題を通して、春夏秋冬の夕焼に違いがあることを知りました。また、春茜から冬茜との違い、夏茜と秋茜との違いまで勉強できました。まだまだ初心者レベルではありますが、季語は本当に奥が深い。そしておもしろい!/岸来夢
●夕焼や秋夕焼との違いを見出だすことに悩みました。自分のなかでは、ぼんやり違いを感じた気はしますが、季語が動かないかといえば、そこまでには到底達しませんでした。難しい。でも楽しいです。/ふくろう悠々
● 春の夕焼は春夕焼(はるゆやけ)とどう違うのか?  今回色々考えてもわからなかったけど、とにかく春の夕焼で詠んでみました。/中根由起子
●夏でもない、冬でもない、春の夕焼けでなくてはならない句を作るのは大変難しいです。俳句のコメント欄にも書きましたが、父の命日が近いので、どうしてもそちらに寄ってしまいます。/中村すじこ
●夕焼けは年中あるわけですが、中でも「春の」夕焼け、というからには、その空気感…光の色、匂い、音、感触などを表現したいと思うのですが。真冬の、大晦日にコレを思い出すのがなかなか大変で。自分の引き出しにはまだまだ季語の成分が足りないなぁ、と実感しております。/朝月沙都子
●兼題が「春の夕焼」ということは、当然「夕焼」「秋夕焼」「冬夕焼」との比較対照は行ったうえで、さらに「春夕焼」でもない必然性を7音の中に込めるということなのだと考えましたが、ものすごく難しいです。この7音をどの位置に使ったらよいのかということが、まったく見えてきません。。。/る・こんと
●春の夕焼を季語にしたことで綺麗なだけでなく気候の状態を知ることのできる風景だという事を改めて思いました。/いっけん
●春の夕焼は、夏の夕焼とも秋の夕焼けとも違う情景であることを重視して「季語が動かない」句とするべきなのでしょうね。例えば、夏の夕焼けより時間が遅いこと。秋の夕焼けほど寂しくはないこと。幸福感とセットになっているような感じ。だからこそ、しんどいことと取り合わせてみたい感じ。/だいだい
●夕焼は「秋」心ゆくまで楽しめる。片や、「夏」は暑かった一日の終わりであり、寝苦しい夜の始まりでもある。ただ、日没後少ししてピンクに染まる雲は美しい。。さて、今回の兼題は「春の夕焼」、今まで意識して見ていない事に気づく。冬が明け、上る太陽や日中の日ざしに有り難さを感じるが、夕日の印象は私には薄い。「カラー図説日本大歳時記,講談社,S58」によれば「おっとりとした感じがある」「のびやかである」とある。。一瞬で消えるつめたい「冬の夕焼」と強烈な太陽が沈む「夕焼」との間の「春の夕焼」、、「日脚伸ぶ」の先にある感覚なのだろうか。「春」の文字をどう生かそうか。 /としなり
●淡く柔らかな夕焼、夏に比べて幻想的かも。 /トマト使いめりるりら
●兼題「春の夕焼」の「の」であるが、後にくるものについてその場所、時間、属性を限定する役割をします。なので、夏でも秋でも冬でもなく「春」の「夕焼」になります。さて、そのように詠めたかどうか。/ひでやん
●「夕焼」は一日の終わりを告げるためか、感傷的イメージでした。けれども、確かに「春の夕焼」はいくつかの歳時記にあるように「人を包み込むような柔らかさ」があり「感動的」で「希望」を感じます。「夕焼」の感傷を吹き飛ばすほど「春」という季節が生命力に溢れているということでしょうか…うーん、これまで季節による「夕焼」の違いなんて、考えてきませんでした。俳句・季語は本当に繊細!繊細さと対極の私は、学ぶことが多い!/黒子
○夕焼けは一年中見られるのに、季語としての「夕焼」「秋夕焼」「冬夕焼」「寒夕焼」「春夕焼」・・・それぞれ見える光景が違う。季語ってすごいよね。

●ほわーん。/こま
●せつない。/こま
●春の夕焼は甘いと思います。/藤田ゆきまち
●これ、大きすぎて読めない季語でした。今の気持ち、ブルーな気持ちを思うと、反対の意味を持つ季題ってなんと難しいのでしょうか?/砂山恵子
●夕焼けは、季節によってそれぞれ季語があることを知りました。春にふさわしい夕焼けの光景を思い浮かべて作るよう考えました。穏やかだけど少し物悲しいそんなイメージを持ちました。春は出会いの季節でもあり、別れの季節でもあると思います。/山羊座の千賀子
●「春の夕焼」春は卒業、旅立ちの季節でもあり、美しさ、華やかさの中にも、甘やかなさびしさ、やわらかな悲しみがあるように感じます。/渋谷晶
●春の夕焼けは、夏に比べて色がピンクで柔らかい感じがしましたが、卒業等のお別れの季節でもあるので、少し寂しさがあったり、新しい出会いへの期待を含んだ句がいいのかなと思いました。/打楽器
●薄ピンクに包まれる春夕焼には、ほのぼのとした風景を取り合わせたいと思いました。/夏 湖乃
●春の夕焼け、確かに見ると夕焼けの色合いも季節によって変わるのだなと改めて気づきました。/空都ゆきの
●春の夕焼け…ほんわかしたイメージかな(私見です)例句を見ても明るい穏やかな感じのものが多かったし。暖かくなって縮こまっていた体や気持ちものびのびとするだろうから。/古都 鈴
●他の季節の夕焼けよりも、より、希望を抱けるというか、長い冬を乗り越えた達成感があるというか、非常に気持ちの良い夕焼けに思える。/間仁田彩
●春の夕焼?夏でなくて春?と毎日悩んでいたら、だんだん春の夕焼の色合いとか気温とかが思い出されてきて、見事な夕焼けを見た時の気持ちも思い出されてきて、暖かな気持ちになりました。季語って素晴らしいですね。私が思い出した雰囲気を、他の人にも感じて(思い出して)ほしいという思いで作句しました。届けばよいのですが。/五十雀
○「春夕焼」という季語を、初めて認識した皆さんは、毎日の夕焼けを見る心持ちが、これまでとは変化しているはず。一期一会の春夕焼を眺めてみませんか。

●春の夕焼(はるのゆうやけ)は七音なので中七に使うか句またがりにするか考えなければなりませんが、春夕焼(はるゆやけ)なら五音。場合によりけりでしょうが後者の方が詠みやすい気がします。/京野さち
●「春の夕焼」の傍題季語が「春夕焼」ですが、この「の」の有無で微妙に読んだ時の調べの”間”に違いが出る気がして、結構悩んだのですが、音数から来る制約で「春夕焼」の方でばかり作句してしまいました。また「夕焼」を「ゆふやけ」と読ますか「ゆやけ」と読ますかで、これまた調べに結構差異が出る感じがして、今回は結構難しい季語だと感じました。/戸部紅屑
●今回は七音の「春の夕焼」を使う人が少ないと思います。中七に置く「春の夕焼」は、上五にも下五にもぴったりと置ける五音の「春夕焼」よりも画面を一般的に作りにくいからですね。/加良太知
●今回は、春の夕焼け、春夕焼(はるゆうやけ)、春夕焼(はるゆやけ)、それぞれで詠んでみたくなりました。同じように感じる方も多いかと思いますが、何かいつも以上にそんな気持ちが強くなる兼題でした。春夕焼の思い出はたくさんあるけれど、類想という言葉に押しつぶされて思うように句にできません。そういえば夕焼に関する季語は上手くいった試しがないような…。俳ポの結果発表を見て勉強させていただきます。/めぐみの樹
●途中までつい春夕焼で作句していましたが、春の夕焼であることにハッと気付きました。 春夕焼と春の夕焼の違いをこの俳句道場及びこれからの結果発表で学びたいと思います。/よしざね弓
●夏でもなく、秋でもなく、冬でもなく、「春の夕焼」の句を作るのは、「春」の本意も一緒に考えるようでかなり大変でした。そんななか、初春だとまだ雪が残っているとか、晩春だと夏が近付いているとか、また、卒業式や入学式があるといった思考は、場面を考えるうえで役立ったかなと感じています。それから音数も気になりました。「春の夕焼」は7音でかなり使いにくかったです。「の」があることで「春」を大きく捉えるか、「の」のリフレインで春のまったり感を出すかなど色々考えましたが、結局「はるゆやけ」という5音での使用がほとんどになってしまいました。/高橋寅次
●「春の夕焼」と「春夕焼」の違いは何なのだろう。わざわざ兼題に「春の夕焼」とあるからには、理由があるはず。う~ん、ひょっとして、「の」の一文字が入ることで、雰囲気がやわらかくなっている?いろいろ考えたけど、結局わからず、なんとなくで詠んでしまいました。/みやこわすれ
●春の夕焼けだと7音。こうした季語だと中七に使うと上五と下五を分断しそうで使い方が特に難しいです。/でんきゅう
●[春]の夕焼けであるところに「天・地」の皆さんがどのようにファーカスされているのかが、楽しみデス。 またわざわざ[の]の字を入れて7音にして兼題としたのは、何を求めての事かを私はうまく推し量れたかどうか? いくつかはやはり「春夕焼」と5音として作りました。 /東京堕天使
●大寒翌日の投句締切日、春の季語はホッとします。 七文字の季語難しい。 音数的に中七にしか置けない。う、選択肢は一物仕立てのみ? 上五に置いて字余りで行く? 春夕焼は傍題。ルール違反じゃないけど自分に負けた気がする。 結局取り混ぜて投句。 句またがり多し。/むげつ空
○今週の金曜日、天&地の句を是非参考にして下さい。

●夕方犬と散歩していると、空がとても綺麗な時があります。足を止めて見上げていると、小さい子とお母さんも空がきれいね~と話していました。日本の四季は美しいとつくづく思います。 /丘 るみこ
●夏井先生 正人さま スタッフの皆様いつも有難うございます  今回の兼題(春夕焼)ですが春は空も風も陽射しも冬よりも水分を含んでおり水彩画の様な美しい  夕焼けが見られますが..いざ作句するのは難しかったです  水夢/水夢
●雪嶺に映える春の夕焼けが大好きです。兼題は春の夕焼け。季語辞典もそのように出ていますが、例句を見ると春夕焼が多くありました。春の夕焼けだと中七に入れるか破調となると思いますが、中七に入れて句を分断せず、且つ季語を効かせてよむのはとても難しいと思いました。ベテラン組がどのように中七で使っているのか楽しみにしておきます。/千鳥城@広ブロ俳句部カナダ支部
●朝焼けも、夕焼けも最近よく見てますが、何故か(空気綺麗になってるのかな)って思ってみています。/丘 るみこ
●夕焼けは晴れ。春と秋はこれを信じて明くる日の予定を考えた。今より天気予報が不確かだった昔の知恵です。/花南天anne @TFP句会
●「春の夕焼け」私はなぜか幼い頃の記憶を喚起れるような気がしました。/茄子美
● 私にとって、「春夕焼」は母が亡くなったあの日、時間を意味します。それは、40年近くたった今も変わりません。(しつこい!)他の題材の俳句も考えますが、まずは母のことを句にするのを、お許しください。/榊裕江子
●春の夕焼けは、部活を終えて今日も一日がんばったなという学生の時の気持ちを思い出します。 片思いの人が夕焼け空の中、ボールを追いかけている姿とか。懐かしい記憶がよみがえる季語です。/香羊
●学生時代に美術史を齧っていたのですが、「春の夕焼」のイメージに一番合うと感じるのが、印象派を代表する画家クロード・モネです。柔らかいタッチで淡い色調の作品が多く、中でも「積みわら(ピンクと青の印象)」と「積みわら(日没)」は、まさに春の夕方の空の色を描いた作品だそうです。モネはこの「積みわら」を様々な季節、時間帯の同じ構図で描いており、光や天候による色彩の変化を描き分けようとしていました。2つの作品は同じ日に描かれた作品だそうで、夕日の色が刻一刻と変化していく様子が克明に描かれています。ぜひ一度、見比べてみてください。/真井とうか
○画家のとらえる「春夕焼」の光の分量や濃淡には興味があります。皆さん、絵画における光量は季語の把握において、ものすごく参考になります。是非、美術館にも足を運んでください。

●春の夕焼はどんな取り合わせが適していますか? 例句として素敵な一句はありますか?/土佐藩俳句百姓豊哲
●「春の夕焼」何にでもあわせられそうですが、映像をとらえてありありと描写しないと、 これといった印象に残る作品にならなかったです。じっくりと観察、対象を心の目で見て、春の夕焼の本意を例句から学び。推敲しました。飯田龍太の「雪山に春の夕焼滝をなす」壮大で大好きな一句です。/谷口詠美
●俳句を始めたばかりの春。夕焼け空のなんとも言えない淡い色彩のグラデーションが、自分の持っている藍と茜で染めたスカーフにそっくりだったので、それをなんとか句にしたいと思いながら、力不足で4年が経ってしまいました。今回のお題が春の夕焼だったので、是非とも仕上げたいと考えていましたが、ある俳句雑誌の表紙に「初空の藍と茜を満たしあふ 山口青邨」を発見し、絶句。表紙の絵は濃くきりりとしていかにも初空らしいです。しかも、初空なら朝の空ですね。私の持っているスカーフはごく薄い色調で、詠もうとした色は違いますが、同じ言葉を使う訳にはいかず断念しました。 また、春夕焼なら上五か下五にぴったり収まりますが、春の?は中七にしか入らずそこで切れてしまうので、難しかったです。 春の夕焼けは大気がたっぷり水を含んでいて、淡い色調がなんとも情緖的。「のどかな一日が暮れるのを惜しみ、明日を期待するかのような風情が漂う(角川俳句大歳時記)」とあるので、このコロナ禍にあって希望を持てるような、人の心を優しく包み込むような句を作りたい!と志は高く掲げましたが、無理でした。 /直
○歳時記の例句は、私たちにとって大きなヒントです。何冊かの歳時記を丁寧に読んでいくことも、学びですね。

●毎回、季語を深く掘り下げた説明や皆さんの考察がとても勉強になります。特に鮫の回では、実際に釣り上げたときの話などがあって、すごく面白かったです!釣り上げてすぐ頭を切らないといけないのに、自分の句では、そのスピード感や緊迫感がないな、と思いました。 1つの兼題から、いろんな分野の知識が増えていくので、俳句は楽しいです。これからも、たくさん学んでいきたいです。/打楽器
●ちょうど昨日、「寒海苔」の「俳句道場」を拝読させて頂きました。 あわわわわゎゎゎゎ~~~~~わ~~ゎ、わ~~~ゎ、わーーーーー!!!! 「寒海苔」は植物、「新海苔」は生活?!?!アタシ、寒海苔はほぼ全部「生活」で詠みましたッ!!←って、威張ってどうする?!?!(泣!) 高橋寅次様、東京堕天使様、播磨陽子様、すりいぴい様等々皆様の俳句道場でのコメントを読ませて頂き、ビックリしつつ、お勉強!させて頂きました。しっかり、実にしていかなくてワ! なので、「実紫」以降、細々と並選と人選を繰り返させて頂きましたが、今回は撃沈!と、予想しています。また、心新たに、頑張りますッ!皆様ご指導よろしくお願い申し上げます。/巴里乃嬬
○過去の投句から、学ぶことも大切。打楽器ちゃんは中学生俳人。巴里乃嬬さんはパリ在住。それぞれが真摯に学んでくれていること、実に嬉しいです。

●新年の兼題季語 類句の覚悟して詠みました。/句詩呼
●ポストに入れるつもりで4-5分で作りました。 12/23 季語として適当なものは何ですか?/藤田 花音
●季語はどこにいれてもよいのでしょうか?  字あまりとか、あまり気にしないでよいのでしょうか?/うなたろう
●夏樹先生はプレバトで拝見していますが定型句より破調が得意な様な印象を受けます。私は 破調は嫌いです。/安平
●いふとか、かな使いがどういう場合に使うのかわかりません。/忍佳
●季節の変わり目では、俳句文にどのようなことに注意すれば宜しいでしょうか。/午勢至(ごせいし)
●実在する曲の歌詞をイメージして俳句を作るのは、違法ですか?/小池敬二
●メジロは真冬にも垣根に刺した半蜜柑に寄ってきます。季語としてのメジロは意味がないのではないか/子石
○本サイトでは、兼題季語について共に挑戦することや、季語についての情報交換を第一義としてやっております。俳句一般の質問について、お答えしていく余力がありません。是非、YouTube『夏井いつき俳句チャンネル』のコメント欄に書き込んでいただければと思います。すでにお答えしている質問もありますし、これからのお答えリストに加えることができるかと思います。以上、よろしくご協力下さい。

 

●新しい投句・投稿システムについてのお願い
 投句・投稿フォームが新しくなっています。投句数の増加に伴って、仕分け作業に多くの時間を要します。以下の事項を守って投句投稿して下さると、組長の負担が大きく減ります。ご協力よろしくお願いします。

①俳句の欄には俳句のみ記入して下さい。一つの欄に一句を厳守。

②「俳句に対するコメント」の欄は記入する必要はありません。(特に気になることがあれば記入していただいても結構です。)

③「ギャ句」「聞き倣し季語」は俳句欄に記入して下さい。ギャ句の原句は「俳句に対するコメント」の欄に必ず記入して下さい。

④「兼題季語についての質問・考察・情報(火曜日「俳句道場」)」は、火曜日「俳句道場」への投稿です。

⑤「『俳句ポスト365』への感想・質問・要望・俳号の変更・各地の吟行情報など」「組長&ハイポニストたちへのお便り・近況報告など」はそれぞれ水曜日への投稿です。内容に合った欄に書き込んで下さい。

 

※『俳句ポスト365』の文字が小さすぎる?
 この問題に関しては「それぞれのパソコンの個性によって見え方が違ってくるので、統一して同じ大きさにするのが難しい」のだそうです。次の方法でひとまず対処して下さい。
 「CTRL(コントロール)」のキーを押さえておいて「+(プラス)」のキーを押すと、自動的に文字が拡大されます。同じ方法で「-(マイナス)」のキーを押すと小さくなります。一度この方法を試してみて下さい。

夏井先生

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