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ベスト句

言葉が戻ってきた感覚

2026.06.22

お便りを紹介します。

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●夏井先生、家藤先生、俳句ポスト365のスタッフの皆様。いつもありがとうございます。投句させて頂いております、十六夜の花札と申します。初めてお便りします。私は俳句を始めてまだ十ヶ月くらいの超初心者です。先生の本などを読み、少しずつ勉強をしている次第であります。こんな未熟者ですが、恐れながら中級者コースに投句させてもらっています。自分が中級者とは断じて思ってはいませんが、夏井先生に俳句を見て頂きたいという思いだけで、拙い句を出しております。申し訳ありません。勝手ながら、私は夏井先生を俳句の師と仰いでおります。私のおっしょうさんです。いつか先生に佳い句を届けられることができればと、そのことを胸に、地道にやっていこうと思っております。私は今53という年齢ですが、20代の頃は詩や童話などを趣味で書いたりしていました。ですが、あることで物が書けなくなりました。先生のプレバトも初めから観ていましたが、俳句を作ってみようかなと思っても、何も書けませんでした。ところが去年に携帯電話を初めて持ち、友人が俳句を送ってきたところ、私もつられて作ってみたのです。なんとできました。一句できると、なんと次々と沸いてくるのです。もう物は書けないと思っていたのですが、20年以上を経て、言葉が戻ってきた感覚でした。こんなに嬉しいことはありません。ボロ雑巾のようになり物が書けなくなった時に、自分が死んだのだと感じました。今は死んだあとの残りカスで、余生だと思って生きています。実際に幽霊のように生きてきて、一般的な人の人生とはまるで違う所にあるような気がします。これまで人として真っ当に生きて来なかった分、残りの時間はせめて人間らしく生きたいと、今はそう心に思い生きています。その中に俳句も含まれたことが、ありがたいです。皆さんの俳句を読ませていただいていると、多くの素晴らしい俳句に胸が打たれます。「俳句生活」でのツナ好さんの「春の野」の句は、先生の解説を読んで涙が出ました。俳句で泣いたのは初めてです。もう十年早く俳句を始めたかったです。私も皆さんのような中身のある、佳い俳句を、一句でも詠むことができればと、そう思っています。それを先生に届けられたらなぁと。拙いながらも、これからも先生方や皆さんから学んでいければと、そう思っている次第です。私を生かしてくれている俳句に感謝しています。いつまで続くかわかりませんし、心が折れるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。/十六夜の花札

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※お便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。

写真タイトル:道後公園

写真参照元:https://matsuyama-sightseeing.com/media/gallery/

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ベスト句

【第320回】2026年3月20日週の兼題「春陰」のベスト句
春陰や鬼と佛の暮らす村 国東町子

夏井 いつき 画像

夏井 いつき

 先日、大分県国東半島を訪れたものですから、一読、彼の地だろうかと思いを馳せました。国東半島には六郷満山と呼ばれる寺院群があり、神仏習合の独特の文化が栄えました。「春陰や」という詠嘆は、「鬼と佛の暮らす村」を覆い尽くすように被さってきます。が、その地には、鬼も仏も身近な存在として敬ってきた人々の生活が生き生きと在るのです。

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募集中の兼題

夏の山(三夏/地理)

傍題:夏山 夏嶺 青嶺 など

新緑の山や青葉の山などの緑の木々に包まれた山から、梅雨の山など様々な趣がある。登山用の高山から、雪渓のある高山、切り立った岩嶺、人の分け入らぬ深山など、五月から七月の間の全ての夏の山を指す。

傍題よりも、まずは季語「夏の山」と真正面から取り組んでみましょう。

  • 募集開始2026年06月20日
  • 締め切り2026年07月19日
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