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ベスト句

個性というスーパープレイを繰り出すには

2026.07.31
お便りを紹介します。
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●夏井いつき先生、家藤正人先生、スタッフの皆様、こんにちは。お世話になっています、緋弧です。兼題「春陰」中級・月曜日の類想に〈・孤独 一人 沈黙〉〈・憂鬱 気だるい 何となく不吉〉とあり、ああこれは……と思っていると、類想句に我が句が掲載されていました。確かに季語に含まれている気分や、情報ですね。5月に放送された某国営放送の番組で夏井先生が、自分の気持ちを言葉にしづらい方の悩みに、俳句をお勧めされている部分をちょうど視聴しました。季語の選び方など、知っていたつもりだったけど、改めて聞いて再認識できました。その前の放送枠では、プロ車いすテニスプレーヤーの小田凱人さんが出演されていました。こちらも、なんとなく見ていたのですが、負けた試合について語っているところが心に残りました。小田さんは、負けた試合について「あの試合があったから成長できた、などと捉えず、負けは負け、負けた悔しさを直視して、負けを恐れる、慣れないことの大切さ、それがあるから成長できる」と語っていました。また、小田さんは幼い時からかっこいいスーパープレーがしたいのに、そこを目指すと勝てない。勝つためにはコーチの言う勝利のセオリーを聞いて、実践して勝つこと。大人になるに従って、その間でバランスを取れるようになり、勝つことと、自分が目指すかっこいいプレーもできるようになったとのことでした。私は、今回類想に選ばれて「ああまたか」と思ったのも事実ですが、最初に類想や選外になった時の強烈な悔しさは、影を潜めています。しかし個性というスーパープレイを繰り出すには、「類想、悔しくないんだもんね」という振りは止めるのが良いでしょう。夏井先生をはじめとした師の指導を大切にしつつ、季語から連想される上下左右のイメージ、類想を書き出し、更に類想の輪を広げ、独創になるまで広げるやり方。兼題の名句鑑賞。少し苦手な多作多捨。時間をかけて創作し、推敲。基本に立ち返り、精進します。佐藤推敲子さん、私も松山行きたい!/和住 緋弧
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※お便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。
写真タイトル:城山公園から松山城を仰ぐ

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ベスト句

【第322回】2026年5月20日週の兼題「六月」のベスト句
巻貝の中を雨ふる六月だ 眩む凡

夏井 いつき 画像

夏井 いつき

 巻貝の小さな穴に雨粒が落ちることはあるでしょうが、「巻貝の中を」ですから、小さな「巻貝の中」という空間に降り続ける、虚構の雨なのです。「巻貝の中」にあるのは、鬱々たる私の心でしょうか。あるいは、国家という小さな巻貝と読むことだってできます。季語「六月」を多面的に捉えてこその深い寓意。虚の雨音が、耳石の平衡感覚を静かに狂わせていきそうな作品です。

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募集中の兼題

天の川(初秋/天文)

傍題:銀河 銀漢 星河 など

地上から観察される銀河系で、無数の星々からなる空を横切るような光の帯を川に見立てたもの。壮大で神秘的な季語で、空気の澄む秋に最も美しく見える。

傍題よりも、まずは季語「天の川」と真正面から取り組んでみましょう。

  • 募集開始2026年07月20日
  • 締め切り2026年08月19日
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