季語の表記と季語のルビについてのお悩みを紹介します。
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●夏井いつき先生、家藤正人先生、お世話になります。兼題「山笑う」から投句させていただいております。先日の兼題「南風」について質問です。傍題に「南吹く」はありますが「南風吹く」はありません。「南風」だけで「みなみ」と読むので「南風吹く」も「みなみふく」と読ませて使用しても問題ないでしょうか? よく夏井先生は「吹かない風があったら持って来い」とおっしゃっているので、「風」とくれば「吹く」は使わない方が良いのか?とも。「南吹く」は傍題にあるので問題ないと思いますが。櫂未知子さんの名句に「南風吹くカレーライスに海と陸」があり、歳時記にも載っています。私もそのように使って作った句も投句しました。皆さんの句にも沢山そのような使い方をされているものが有りましたので、ご回答いただければ幸いです。 /北村 環
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本サイトで兼題を掲示する際の参考文献は以下のものを使用しています。表記やルビをさらに詳しく調べたいという場合は、下記の歳時記での確認をおすすめしています。
①『カラー版新日本大歳時記』春/夏/秋/冬/新年
沢木 欣一 、飯田龍太、金子兜太、稲畑汀子監修(1999~2000/講談社)
②『角川俳句大歳時記』春/夏/秋/冬/新年(2006/角川学芸出版)
【俳句の基礎知識・上達法について知りたい方へ】
俳句雑誌、俳句関連書籍、俳句関連のテレビ番組、俳句関連のYouTubeなど、様々な媒体で発信されていますので、是非そちらをご覧ください。
調べたこと知ったことなど「学び隊レポート」も引き続きお待ちしています。
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。
写真タイトル:道後温泉本館 中央廊下
写真参照元:https://dogo.jp/download