お便りを紹介します。
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●こんにちは。いつも審査をありがとうございます。俳句ポスト365に投句する大きな理由の一つに、自分が使わない季語にも取り組めて、とても勉強になるということがあります。今月は兼題「色鳥」で早速苦戦しております。この苦戦がまた勉強だと思っていますが、投句締切の19日までになんとか形にしたいです。さて、私は今流行中の感染病に罹患し、しぶとい熱と関節痛と咳で伏せっております。寝てるだけの日々、だるさは少しとれてきた、そうだ買ったままで読んでなかった正岡子規の『仰臥漫録』を読んでみようと、ぱらぱらとページをめくってみました。9月は糸瓜忌もあります。子規という偉人と自分を比べることは出来ませんが、一日中ずっと寝ている状態が久々の自分にとって新たな発見がありました。それは、寝ながら庭が見える有り難さです。根津の子規庵に伺ったこともありますが、糸瓜棚があり、部屋から縁側を経て真っ直ぐに外が見えます。昔の日本家屋なら珍しくないでしょうし、(現代でもお庭のあるお宅なら寝ながら庭を見られるんでしょうか)……色鳥も来たでしょうね。勿論寝たきりには誰もなりたくないもの。子規だってもっと生きていたら、もっと素晴らしい業績を遺したことでしょう。ただ、自分は動けなくても四季折々に変わる庭、訪れる虫や鳥、その声に慰められ、意欲をかきたてられた部分もあるのではないかと。すみません、私の病床漫録にお付き合い頂いてしまいました。ありがとうございました。/櫂野雫
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※たくさんのお便りをありがとうございました。
写真タイトル:道後温泉本館 霊の湯三階個室(2名定員)
写真参照元:https://dogo.jp/download