【学び隊レポート】を紹介します。いろんな歳時記を見くらべてみると面白いですね!
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【学び隊レポート】
俳句ポスト365の皆さま、いつもいつもありがとうございます。私は中学校に用務員として勤務しております。10月2日、古い本棚を別の教室に運ぶための準備に、図書室で作業をしました。仕事がひと段落し、休憩時間となりましたので、俳句の本はどんな感じかなと、書架を見させてもらいました。昨年12月27日の【学び隊レポート】に「憧れ」と記した『カラー図説 日本大歳時記』がありました。そしてそして、その並びに、もう少し背が高く、少しだけ細い、函入り全五巻の『カラー版 新日本大歳時記』が在ることを確認しました。同じ講談社の発行なので、後継の歳時記ということでしょうか? 私はしつこに「夜長妻」が採用されているかページを繰りました。『新日本大歳時記』の34頁、見出し季語「夜長」の傍題として「夜長妻」はありました。……が、例句がありません。「夜長妻栗色の靴買へと言ふ」との沢木欣一先生の句が無くなってしまっています。……沢木先生はこの『新日本大歳時記』の監修者四名の中のお一人として名を連ねておみえです。そのお立場から遠慮されたのでしょうか?……それからそれで、その代わりというと語弊があるかもしれませんが、細見綾子先生の句「北山の夜の長さを杉育つ」が例句として選定されているのです。そしてさらに、この句は函の装丁としても使われています。沢木先生が何をどのように監修されておられたか解りませんが、何かしらのドラマを感じます。その10月2日から一週間後、10月9日の「日々徒然」で『新日本大歳時記』を薦めて下さり、監修者の筆頭に沢木先生のお名前を紹介されておられるのが、妙に気になりまして、以上【学び隊レポート】としてダラダラ駄文を綴った次第でございます。今月もあっという間に半ば。運営スタッフの皆様、カゼなどひかれませぬよう寒暖差に気をつけて、お身体ご自愛下さい。ご健康、無事故お祈りいたします。/鶴舞櫻山
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調べたこと知ったことなど「学び隊レポート」も引き続きお待ちしています。
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。
写真タイトル:坂の上の雲ミュージアム