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DIARY

私の足の障害を詠みたい

2025.09.10お便り

お便りを紹介します。
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●私は足に障害があり、そのことを俳句にも詠みたいと考えています。「蹇・足萎え(あしなへ)」という言葉は差別的で俳句では使えないのでしょうか? 足の障害を現代語にすると(肢体不自由など)、俳句に収まりにくいです。差別用語とされるものの中には暴力的な言葉もあり、一概には言えないのですが、「蹇」くらいならよいのかな、という気もします。重いテーマとなってしまいましたが、よろしくお願いします。/森山考葉
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差別用語については世の中の様々な立場や視点があると思いますが自分の体は、一番身近な句材の一つですね。作句では、使用した言葉の是非を問うのではなく、十七音の俳句としてまとまったときに、詩情があるか、ということが大切にされることが多いです。それは、発見やひらめき、何気ない風景や物事への感動、共感やなぐさめなど、その作品に心を豊かにする工夫がされているとも考えられます。

毎日の記録や句日記など、心を軽くするためのツール「人生の杖」として個人で俳句を作る分には制限はなく自由です。

しかし、昨今では作品を掲載したときに、作者の創作意図に悪意があると誤解が生じてしまう可能性がある場合には、主催と選者の協議によって採用を控えることがありますので、作品の内容によってはその点を留意しておきましょう。

※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。
写真タイトル:空の散歩道・足湯④(夜)
写真参照元:https://dogo.jp/download

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