お便りを紹介します。
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●夏井いつき先生、家藤正人先生、スタッフの皆様こんにちは。私は最近、奢っていたのです。中級の並選が続くという安心感、そしてそれは日常ではなく奇跡なのです。しかし私は、それにドキドキを感じていませんでした。火曜日、結果が出てしまって、金曜日までドキドキが続かないのです。そんな私に、兼題「露」で、夏井先生は爆弾級のドキドキを下さいました。並選にすら載らない、金曜日まで一応待ったけど、没、つまり才能ナシ!(ナシナシナシ…←エコー)。そこで今回、私のボン句を夏井先生風に解説します。落ち込んでる時に、心にギャルを住まわせると良い、とか言いませんか? ギャル語で励ましてくれるからと。そんな感じです。さて、私のボン句〈うすあかり宿して露の夜明け前〉。イマジナリー(想像上の)夏井いつき先生、その名をI・N 先生。「I・N 先生:この句は、問題点が二つあります。矛盾と、説明です。まず矛盾から。夜明け前は真っ暗です。薄明かりを宿せないです。 緋弧:はっ……! I・N 先生:はっとか言っても遅いんですよ。それと、説明。露は夜明け前におりますね。つまりは季語の説明です。15音も費やして、この句は露の、それも間違った説明しかしてないんです。直すとしたら、〈薄明かり宿して露の夜の開けて〉としたら、薄明かりは宿せます。アナタの言いたい句にはなりますか? 緋弧:は、はいそうです! I・N 先生:とりあえずは矛盾はない。でも元々直してもしょうがない句です。才能ナシ!」あれ、わたしのI・N 先生は、デフォルトの辛口モードでした。皆さんも、俳句を心の杖として、イマジナリー夏井いつき先生を心に宿してみては。緋弧でした。/和住 緋弧
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。
写真タイトル:萬翠荘の内観








