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DIARY

季語深耕部 byハイポニスト②

2022.05.24お便り

兼題「暖か」に関する季語の考察や体験をお寄せいただきました。

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●「暖か」。心地よい暖かさを感じる春の気候を言いますが、三春の季語ながらも、歳時記に「彼岸の頃からそろそろ暖かくなる」とありました。そこで今回は、彼岸が過ぎてから意図的に出かけたり、仕事で街中に出るときに、「暖か」を意識して句を作りました。映像のない時候の季語。季語の動く・動かないの問題にぶつかり、季語の必然性に難しさを感じたところです。そこでもう一度「暖か」とはなんなのか、調べて考えてみました。「暖か」とは、体感温度として暖かさを感じるので、触覚的で主観的な要素が強い季語だと考えられます。仙台に住む私の体感としての「暖か」は、別な地方に住む人には「寒し」かもしれない。そう考えると、春の「暖か」、夏の「暑し」、秋の「冷やか」、冬の「寒し」とワンセットで覚えると良いかと考えました。つまり、「暖か」の前に「寒し」があるので、冬が過ぎて感じる心地よさや感慨が伴うと考えます。この点では、触覚的な要素だけでなく、季節や時間の移ろいも感じさせることができる季語だと捉えました。/千代 之人

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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。


写真タイトル 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉 外観・銘板③

写真参照元 https://dogo.jp/download

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