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DIARY

季語深耕部 byハイポニスト

2024.01.22お便り

兼題「セーター」に関するお便りを紹介します。

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●「セーター」について調べてみました。元々はイギリスとフランスの間にある、ジャージー島やガーンジー島で編まれていた漁師の防寒用作業服。これを源流とし、1860年頃にイギリスで編みブラウスが作られるようになり、1890年代のアメリカで、スポーツにおいて発汗を促す、現在でいうサウナスーツのような服として「sweater」(スウェーター、セーター)として受け入れられた。 【視覚】使った毛糸の色(色数や複数色で作った時の模様)、編み方による模様が大きく影響する。定番のアランセーター、よりシンプルなラグランセーターなどなど、種類沢山。手作りで、未完成だとか、左右の袖の長さが違うとか、大小(同じデザインで大きいとか小さいとかの比較、何で大きくなった・小さくなったといった)、ほつれがあるとか、毛玉があるとか、汚れているとか、などなど……脱いだ時、暗闇の中では静電気による発光もありえるかもしれない。 【聴覚】衣擦れの音、特に脱いだ時の静電気の音など。 【触覚】手触り、肌触り。着ることによる温かさ、暑さ。場合によってはチクチクするとか、肌にまとわりつくとか、発汗後に感じる寒さといった快ではない刺激もあり得る。また、洗ってしまった、着ている人が大きくなったといったことでの窮屈さなど。【嗅覚】着ている人のにおい。手入れ時のにおい。 【味覚】基本的になし。小さい子が袖をしゃぶっていることはあっても食べ物ではない。

時代の移り変わりで服飾への考え方も変わり、現在、セーターは既製品を買う方が主流ではなかろうか。それでも、余暇や趣味として手芸を楽しむ方や、ハンドメイドにこだわりや価値を見出す方、あるいは、子どもや孫の誕生など誰かに気持ちを込めた手作りの物を贈りたいと思う方がいる限り、手作りのセーターは無くならないのだろうな、と考える。/千代 之人

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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。


写真タイトル:ひみつじゃない基地④

写真参照元:https://dogo.jp/download

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