俳句ポスト365 ロゴ

DIARY

言葉の出現回数・その1

2024.03.14お便り

お便りを紹介します。
***************************
●理科系であれ、文科系であれ、何事にも対象を知るためには「分析・解析・研究」が必要と考える私なので、過去「俳句ポスト365」に投句発表された俳句について、私なりの分析を試みてみた。ただし何しろ人力作業なので、範囲は限定され、中級者以上で、期間は2022年11月季題「落葉」から、2023年10月季題「霜」までの1年間だけ、しかも選評が添えられる木曜「秀作」と金曜「特選」に限る全156句だけを分析対象とした。私の興味は二つあり、一つは俳句のテーマ、もう一つは選者の夏井先生の「選評の言葉から伺える思考法」である。先ずは、これらの俳句と選評文をWORDに入力、書き起こし、言語検索をして、どんな言葉がどれほどの数使われているかの分析を試みた。興味一つ目の「俳句のテーマ」を知るために、それぞれの俳句のテーマの上で、キーとなっていると私が考えた言葉をピックアップして、その数を数え、それを分類してみた。すべてを発表していると長くなるので、概略を書くと、大分類として、私は「生活・生命・人間・感覚・自然・動物・植物」の7つの属性に分け、更に小分類として、その中を分け、それぞれの言葉がどこに属するのか分類し、言葉の性質と出現回数を数えてみた。詳細はともかくとして、結果は生活66(車12・趣向5・施設8・家屋8・道1・道具20・仕事7・言葉1・食事3)、生命14(死14)、人間20(思想感情10・身体7・関係3)、感覚12(聴覚2・触覚2・視覚7臭覚1)、自然23(山1・空13・土2・海5・水2)、動物20(哺乳類14・鳥類3昆虫類1・魚類2)、植物4(木4)となった。やはり俳句のテーマとしては生活に属する言葉、その中でも道具(ポスト、橋、蛇口、シャワー、火など)と車(バイク、トラック、車椅子など)が多い。 仕事は思いのほかに少ない。生命ではすべてが「死」、「命」はあっても「生」はないのが印象的。次に多いのが、やはり「自然」と「人間」そして「動物」、自然では「空」(風8も含む)が多数、動物は「猿・犬・牛・馬」などの身近な哺乳類が多い。意外だったのは植物で「木4」のみ、花や木の名前がないのは、そのほとんどが「季語」と重なるからなのだろう。やはり優秀句に選ばれる句のテーマは、自分の身の回りの出来事を取り上げていることも、この言葉の出現回数から推量されると言う気がした。次回は二つ目の、夏井先生の「選評の言葉から伺える思考法」の分析結果を報告してみたいと思っている。 /佐藤烏有
***************************
※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。

写真タイトル:一草庵
写真参照元:https://www.mcvb.jp/photo/

カテゴリー

月別アーカイブ

投句はこちら