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DIARY

兄が見た風景

2024.03.29お便り

お便りを紹介します。
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●正人さん、スタッフの皆さんこんにちは。お礼を言いたくて便りを書きました。私は三つ年上の兄が居て、子供の頃から釣りが好きでミミズを掘ったり、うどん粉を煉って水元小合溜や用水路、大師の池、荒川ではハゼ釣りと公園の無い町の遊び場は魚釣ばかり。中学を卒業し勤める様になり釣りから離れていた私は30歳で結婚し埼玉に移住。此処は千葉、茨城にも近く釣り場には事欠かない。連休は一寸遠出と兄と竿を並べて八十歳に成りました。この数年、東京の兄が釣行の行き帰りに見た風景、釣り場に飛来する鳥や昆虫を題材にした俳句をノートに書いては「この俳句はどうだ、どう思う」と見せてくる、俳句に疎い私でも解る様な、見たものを五七五の言葉で繋げただけの駄目俳句だが、知らぬ内に兄と同様、私も釣りの行き帰りの風景で俳句を作っていました。そんな時、「俳句ポスト365」を見つけ、兼題「芒」で入選した、嬉しさで兄にも投稿してみたらと進め、俳号はと聞けば「俺はもうポンコツだからポンコツシャにでもしておけば」の言葉で決まり《釣り半ば雷近し竿仕舞う》を6月に投稿しました。その後、体調を崩し8月に検査入院し手術へとなるも、電話では元気そうで「二日後に退院するよ、土曜日に釣りに行くから予定空けとけよ」の声が最後の声となった。お盆の15日死去。20日葬儀。そして一週間後8月28日「俳句ポスト365」の入選に兄の句《釣り半ば雷近し竿仕舞う》を見つけた。9月24日納骨、法事の席で家族、兄弟,親類の前で入選の俳句を披露、句を読み上げ2度目の読み上げは、途中から声が詰まり読み上げることが出来ませんでした。兄の入選句で生前の兄を偲び、出席の皆さんも泣き最後は拍手で……。「俳句ポスト365」で良い供養が出来ました。気も落ち着いたのでメールを送らせていただきました。本当に有難う御座いました。 /渡邉 まつぼっけ
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※たくさんのお便りありがとうございます。皆で楽しく、興味深く読ませていただいています。
写真タイトル:三津の渡し
写真参照元:いよ観ネット

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