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DIARY

自選悲喜こもごも劇場

2024.05.17お便り

お便りを紹介します。
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毎月の「結果発表週」の月曜日「中級者以上」、夏井先生の総評の後に、今月の投句者数と投句数が書かれています。 いつも千何百人で三千何百句です。ということは一人平均3句の投句があるという計算になります。1句出しの人も多いと考えると、1人で4句とか5句を出している人がいるということです。当会は投句数の制限がないのですが、「多作・多捨、自選も学びの内」と言われ続けています。私も最初は1句出しでしたが、自身の俳句に迷いが生じてからは、3句出しになったりして、現在は2句出しを続けています。これも「まあ、2~3句出して、どれか拾われればいいか」などと考える自分の甘さに他ならないのでしょう。しかし考えてみると俳句は、数学や科学または将棋のように論理的な思考とか、証明された事実に基づく「唯一の正解」などないのです。もちろん俳句の文法とか規則として万人が認めるルールは存在しますが、それを満たしている限り、誰かにとっての正解が、別の人にとっても正解とは限らないのです。現実に広く行われている「俳句コンテスト」だって、複数の感性の異なる審査員による多数決で勝敗が決められています。そう考えると、ここは学習の場なので、自分のベストと思う一句だけで評価を求めるか、あるいは自分の第二の感性を、選者がどう評価するのか見てみたいと考えることもあり得ていいという気がします。選考を担当されるスタッフの皆様、そして選者の先生のご苦労を考えると、申し訳ない気もしますが、あくまで当会を学習、経験の場として、一句に絞り切れない私がいます。 /佐藤烏有
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。

写真タイトル:道後温泉本館 玉座の間・引手金物
写真参照元:https://dogo.jp/download

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