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初級者結果発表

2014年12月18日週の兼題

寒蜆

【曜日ごとに結果を公開中】

【優秀句】

  • 未明より降り続く雨寒蜆

    のり茶づけ

  • 味噌汁に起こる対流寒蜆

    矢野リンド

  • 寒蜆の桶に新聞かけて遣る

    みなと

  • 雪舟の墨の匂いや寒蜆

    山香ばし

  • 喘鳴の妻の啜りぬ寒蜆

    内藤羊皐

  • 装鞍の前に寒蜆の汁啜る

    灰色狼

  • 瀬田川の小舟二艘や寒蜆

    タケ

  • 飛騨よりの味噌の届きて寒蜆

    香山のりこ

  • 寒蜆いただく旅の長話

    加和志真

  • 雨風に負けぬ賢治や寒蜆

    未貫

  • 寒蜆出雲の神は良く踊る

    稲穂

  • 李先生の眼差し強き寒蜆

    まどん

  • 家宝ともいうべき茶碗寒蜆

    とりとり

  • 水音を止めて夜深し寒蜆

    ハンダフミヨ

  • 寒蜆と息吐く者として居りぬ

    鞠月

  • ぬばたまの一ト夜抜けねば寒蜆

    大塚迷路

  • 寒蜆出雲の神のおはす湖(うみ)

    緑の手

  • 寒蜆溶けるむらさき濃くて濃くて

    雪うさぎ

  • 寒蜆殻実を咲かせ澄まし汁

    山上博

  • 朝ドラを見つつ舌焼く寒蜆

    やにほ

  • 一椀の寒蜆汁飲む初日

    どかてい

  • 寒蜆掻く小舟見ゆ湖畔宿

    korinorahajini

  • 湖荒れて鋤簾重たし寒蜆

    直木葉子

  • 寒蜆殻に漣宿すかな

    内藤羊皐

  • 鈍色の漁具の先へ寒蜆

    きうい

  • うすもやを籠めて湖北の寒蜆

    百合かがり

  • 寒蜆一合ほどを量り買ふ

    木よし

  • せせらぎを殻に纏ひて寒蜆

    ペコちゃん

  • 寄合の顔触れそろふ寒蜆

    渕野陽鳥

  • 寒蜆馬鹿丸出しの舌を出す

    小木さん

  • ぬばたまの黒や岸辺の寒蜆

    玲明

  • 水に告白するやうに寒蜆

    吾平

  • 思いきり締めない蛇口寒蜆

    うに子

  • 宍道湖に流るる潮寒蜆

    どかてい

  • 生意気に貝柱ありや寒蜆

    はすね

  • 対岸は天子の都寒蜆

    四万十太郎

  • 津軽藩南部は遠し寒蜆

    カンガガワ孝川

  • 箸先の寒蜆たる御姿

    大塚迷路

  • 熱くして食ふが供養と寒蜆

    雪うさぎ

  • 舟に佇つ人ひよろめくや寒蜆

    初蒸気

  • 小暗がりに笑ってをりぬ寒蜆

    みなと

  • 寒蜆かういふ日こそ汁にせむ

    理子

  • 星屑の水底に落つ寒蜆

    香舟

  • かきあげる湖底に錆びし寒蜆

    金子加行

  • 国引きや出雲の國の寒蜆

    稲穂

  • 寒蜆火かけ一献時を待つ

    のひろ

  • 夢ひとつ口を閉ざして寒蜆

    のひろ

  • 寒蜆大小問うは愚の骨頂

    ぐべの実

  • 信長の怒り静めよ寒蜆

    田中ブラン

  • 海砂利が寒蜆へと化けるのだ

    三重丸

  • 寒蜆かちどき橋をゆく小舟

    あつちやん

  • 魚熊のすすめる利根の寒蜆

    らっこマミー

  • 木曽川の泥はきだすや寒蜆

    らっこマミー

  • 湖を割りて始むる寒の蜆漁

    勿忘草

  • 寒蜆うすむらさきの靄ゆるり

    間野ぷうちゃ

  • ボクサーになりたき夢を寒蜆

    トレ媚庵

  • 良くできた嫁と噂や寒蜆

    ふふ

  • 寒蜆漁りの舟見晴るかす

    紅の子

  • パクチーと紹興酒の香寒蜆

    まどん

  • 寒しじみ水面の光ごと掬ふ

    松本だりあ

  • 独裁がくる寒蜆ひらかれて

    紆夜曲雪

  • 木曽川の清流濁流寒蜆

    桂介

  • 雪中の湖へ舵切り寒蜆

    三島ちとせ

  • 風まどう勝浦朝市寒蜆

    直躬

  • かんしゃくもちの肝養うや寒蜆

    直躬

  • 離れ住む人は厄年寒蜆

    花屋

  • 過去は問はれず網走の寒蜆

    るびい

  • 寒蜆午後は白波立ちにけり

    小泉ルリ

  • 清らかに寒蜆食べ出立す

    不知火

  • 木更津の空群青に寒蜆

    いち瑠

  • 寒蜆下げて一夜の客になる

    馬場馬子

  • 宍道湖の砂も味はひ寒蜆

    雪うさぎ

  • 寒蜆山廬に向かふ荷は静か

    蘭丸

  • 寒蜆水辺の杭に風渡る

    澄海

  • 水を飲む夢の続きや寒蜆

    小泉ルリ

  • 湖蒼き神話の国の寒蜆

    ぼたんのむら

  • 寒蜆澄みしスープの底さりり

    緑の手

  • 物々しき出立ちの寒蜆採り

    ポメロ親父

  • 杜を経て揺蕩ふ水よ寒蜆

    ポメロ親父

  • 本心は悟られまじや寒蜆

    みつこ

  • 藁づとをこぼれむほどの寒蜆

    とおと

  • 鯉の尾よ泥を叩くな寒蜆

    玉虫虫

  • 寒蜆万葉仮名で記す記紀

    初蒸気

  • 良き酒の仕上げに頼む寒蜆

    みちる

  • 少々が並ぶ薬膳寒蜆

    比呂無

  • 先斗町の厨に息す寒蜆

    めいおう星

  • 漁小屋のラジオ鳴りをる寒蜆

    みなと

  • 寝た子重し鍋にからから寒蜆

    あい

  • 再会の苦き酒消す寒蜆

    玻璃ヒカリ

  • 寒蜆痛む胃をなで山頭火

    ときめき人

  • 親よりは先に逝くなと寒蜆

    ぼたんのむら

  • つり銭のざるに一粒寒蜆

    七七子

  • 産褥の妻に買ひたり寒蜆

    すえよし

  • 茶柱や朝の話題の寒蜆

    岐阜の屋根の草

  • 真夜中の音吸い尽くす寒蜆

    根子屋

  • 磔のイエスの膚や寒蜆

    根子屋

  • 汽水湖を掻きて寒蜆の小舟

    クズウジュンイチ

  • ガスの火の青い音して寒蜆

    はまゆう

  • 寒蜆厨の闇を吸へばなほ

    ハラミータ

  • 笊の揺れまだ収まらぬ寒蜆

    小市

  • 永訣や姥が所望の寒蜆

    小笑み

  • 寒蜆根来の椀の底厚く

    時雨

  • えんぜるの寒しじみ売るゆふべかな

    葦信夫

  • みなそこにゆふぐれのまち寒蜆

    葦信夫

  • 猫の飲む水に身じろぐ寒蜆

    中原久遠

  • ほっかぶりして採りに行く寒蜆

    はまゆう

  • 網走に太陽の居て寒蜆

    今野浮儚

  • 黒々と鉄の重さや寒蜆

    山風禅

  • 寒蜆遅れて小坊主の返事

    吾平

  • 漣は絶えることなく寒蜆

    でらっくま

  • 縮こまる躰もて食ふ寒蜆

    牛後

  • 曇天の小舟に揚げる寒蜆

    理酔

  • 寒蜆がさと厨へ投げ渡す

    理酔

  • 胴付の胸より潮寒蜆

    理酔

  • 寒蜆湖底は長き夜のごと

    露玉

  • その漁師職歴多し寒蜆

    大阪華子

  • 幾万の星の沈黙寒蜆

    凡鑽

  • 沈黙に飽きて舌出す寒蜆

    凡鑽

  • 病室へ部下より寒蜆のスープ

    矢野リンド

  • 鉄色に暮れゆく湖や寒蜆

    桂介

  • 十三潟の風ピリピリと寒蜆

    巫女

  • 寒蜆寮のまかない覚えけり

    時雨

  • 殻取れば秘薬めけるや寒蜆

    みさき

  • 寒蜆洗ふ水へと色うつり

    三島ちとせ

  • 乳くさき産科病棟寒しじみ

    中原久遠

  • 歌舞伎座をはねて路地裏寒蜆

    このはる紗耶

  • 寒蜆北は爆弾低気圧

    和のん

  • 鍋底にざらりと浚ふ寒蜆

    スズキチ

  • みづうみの星のざくざく寒蜆

    スズキチ

  • 寒蜆星のひかりを吸い尽くし

    トレ媚庵

  • 韓紅やがて烏羽寒蜆

    葦信夫

  • 吾こそは貧困層や寒蜆

    未貫

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