俳句ポスト365 ロゴ

初級者結果発表

2015年9月3日週の兼題

秋風

【曜日ごとに結果を公開中】

【入選】

  • 病室の早き消灯秋の風

    一生のふさく

  • 老いらくの恋哀しくて秋の風

    黄昏草

  • 秋風に小道の草もなよなよと

    笹百合

  • 命なりけり終いを揺らす秋の風

    久仁重

  • 秋の風幼馴染みは皆空に

    張虎

  • 秋の風素顔の頬をたたきゆく

    勝子

  • 秋風や都心に響く工事音

    富樫幹

  • 火花散る僕と先輩秋の風

    薄氷

  • 秋風や夕日に滾る雲の海

    比呂無

  • つくば山関八州へ秋の風

    加和志眞

  • 逢引の余熱を冷ます秋の風

    正司

  • 秋風や自転車の籠犬を乗せ

    渕野陽鳥

  • 名刹の三和土を抜ける秋の風

    延子

  • 秋風や終便出でし無人駅

    風来坊

  • 秋風や鏡の池に風の紋

    山上博

  • 秋風の走り書きするよな思いあり

    台所のキフジン

  • 秋風や三味の音締めの定まらず

    田中ようちゃん

  • 秋風よ飛ばしておくれ胸の内

    白仙花

  • 振り返る日の射す尾根に秋の風

    泰通

  • あれほどに渇きし庭へ秋の風

    あいむ李景

  • 待ち人は秋風と去る雨の午後

    岐阜屋根の草

  • 常宿へ金時山の秋の風

    流次郎

  • 秋風や木々のざわめき時を知り

    太一

  • 豆腐売りの豆腐売れずや秋の風

    比々き

  • 秋風や母の遺せし荷の重さ

    桜桃葉

  • ゴミ袋持つ背中にも秋の風

    桜さくら

  • 恋崩れ誤解を流せ秋風よ

    詩楽麿

  • ふところの万札くずれ秋の風

    あたる

  • 秋風や安保法案ゆれにゆれ

    果林

  • 秋風や葦ぶえ流る湖都の岸

    阿星

  • 秋風やページをめくる手の軽し

    むにむにちゃん

  • 子離れや竹藪揺らす秋の風

    ミセスどんぐり

  • 草木の騒うすめ往く秋の風

    四丁目

  • 海峡を隔てて叫ぶ秋の風

    野良

  • 秋風や岬巡りの遠き日々

    竹春エリザベス

  • 揺れる木にコーヒーすする秋風か

    寒露

  • 俊太郎の本に涙や秋の風

  • 天領の地見ゆる神社秋の風

  • 渓谷にリュックの列行く秋の風

    ごぼうの花

  • 秋風や町家通りにオルゴール

    和也

  • 海の色深めてわたる秋の風

    春野いちご

  • 廃校の砂塵舞い上げ秋の風

  • 秋風やビル解体の音響く

    やまんば

  • 秋風に文を持たせて浄土まで

    遊幻

  • 秋風に雫ポトリと頬に落つ

    かくみみ

  • タイムマシーン乗客1人秋風に乗せ

    益子焼

  • 船頭の一服の背に秋の風

    雪花菜

  • 行き違うメールの距離を秋の風

    白豆

  • 秋風や袖の折りじわ伸ばし着る

    なないろ

  • ふるさとの駅は無人か秋の風

    水連

  • 秋風や作りためたる辞世の句

    坂本大吉

  • 秋の風見えぬ最後のリレーかな

    タケニー

  • 柴犬のじゃれる海辺を秋の風

    紅の子

  • あのときと同じ匂いの秋の風

    よちぃちゃん改め芳井茶夢

  • 秋風や障子の傷みに気づく朝

    ひょっとこ

  • 秋風がおのれの処遇知らしめる

    千寿関屋

  • 山道を曲がりし先に秋の風

    零芳

  • 秋風やピンクリボンの襟薄し

    都ぽむ

  • 秋風のめぐり抜けゆく指のさき

    ぷりむらかりの

  • 秋風や廃止しりたる秘境駅

    麻呂助

  • 新月にカンテラ揺らす秋の風

    かしょう

  • 秋風に種芋うつらうつらかな

    酒井おかわり

  • 秋風や背を丸めて吸う煙草

    ゆう

  • 薄曇りさやぐ秋風ひんやりと

    えみあみこ

  • 秋風や自転車置き場日の落つる

    むらたふみ

  • 秋風や君とじんわり手をつなぐ

    まの

  • 秋風やつまびくピアノのファソラシド

    でらっくま

  • 芳しくない病秋風這えり

    山香ばし

  • 愛犬を看取りし朝秋の風

    深草あやめ

  • 人を待つ本と珈琲秋の風

    平井伸明

  • 秋風に電力風車返り咲く

    一心

  • すっと立つ青い穂と子に秋の風

    ぶんたん

  • 秋の風地蔵の熱を冷ましたり

    明女娘

  • 秋風や侘しき心庭に置き

    柚乃

  • 秋風に今晩シチューと薦められ

  • アイラン君モーセになりて秋の風

    花屋

  • 秋風の久しき友の訃報寄せ

    さんさん珊瑚

  • 肌沁みる秋風あと一ミリのムヒ

    あぶはち

  • ねるときにゆたかあきかぜありがたい

    ひろしげ8さい

  • 秋風で小さきごうやぶらぶらと

    暇親爺

  • 秋風や池面を滑る木の葉舟

    木瓜

  • 秋風や稚児の行列野の中に

    平松洋子

  • 秋風よ心有るなら荒れないで

    加藤賢二左右衛門

  • 秋風に釣り人一人寂しき海

    紅映

  • 秋風やジャムの壜立ついくいろも

    桃泉

  • 秋風や足の向くまま町歩き

    八木高穂

  • 秋風やちと言いすぎたかも知れぬ

    せいち

  • 秋風や買うことも無きショッピング

    髙橋冬扇

  • 秋風に促されつと池覗く

    ころころぼっくる

  • 秋風や水を干したる用水路

  • 秋の風森を縫ひたる滑り台

    ひろ史

  • まさおなる空に秋風帰りゆく

    正史

  • カメラ持ち秋風ほほに急ぎ足

    宮写楽

  • 文豪の墓ひっそりと秋の風

    宮すみ女

  • 熟成の大地耕し秋の風

    星降松

  • 秋風に触れしものみな黒鍵に

    真珠

  • 秋風に不動の喪服肩寄せて

    写々

  • 秋風や夕陽の先の心鬱

    相模の仙人

  • 隣り席秋風似合ふ女座り

    晴好雨独

  • 秋風や空き箱二つからからと

    酸模

  • 秋風よ吹くなドイツへ難民へ

    くんちゃんのともだち

  • 秋風や嫁ぐ娘は華やぎて

    小白梅

  • 秋風やさらっと白く吹き抜ける

    みかん

  • 秋風やショパンの調べ流れゆく

    小鞠

  • ため息を机にしまい秋風吹く

    柳田孤星

  • 新しきノートを買うや秋風よ

    おみくん

  • 長雨の後の秋風肌かすめ

    千代姫

  • プリズムにとほして見たし秋の風

    みやこまる

  • 秋風やBS電波入りをり

    ねもじ

  • 道の辺に供ふ花束秋の風

    恒ちゃん

  • 上ばきの足底さらり秋の風

    dolce

  • 昼食の相手はマンガと秋風と

    浜ちよ

  • 売り家の幟千切れて秋の風

    河内天青

  • 再起動したるパソコン秋の風

  • 人力車高みで秋の風を受く

    豆闌

  • 秋風の後藤さん宅カレーなり

    野純

  • 秋風や暁闇を吹き渡る

    蓼科川奈

  • 秋風や崖下遠く磯の波

    小林大山

  • 秋風や載せるものみな透き通る

    でん

  • 秋風や租界に流るるジャズと軍歌と

    さるぼぼ

  • 秋風や恋の終わりの送信ボタン

    瓦すずめ

  • 秋風や我追ひ越してがらんだう

    那須新香

  • もういいかい秋風が消す鬼の声

    石橋沙代子

  • 湯煙は人の貌たり秋の風

    紫羽

  • 尋ね人の布令色褪せ秋の風

    喃母出軒

  • 秋風は明日の力を運びくる

    杜若

  • トリセツの謎めく言葉秋の風

    俊明

  • 川船のたゆたうあした秋の風

  • 秋風の夕にあわれを運びける

    甲賀忍者

  • 秋風の朝にキリンの瞳閉づ

    勿忘草

  • 休耕田草ぼうぼうにはや秋風

    きさつかさ

  • そよと来て首筋撫でて秋の風

    中島京子

  • 秋風や野道行く身の楽しさよ

    松風よし枝

  • 秋風やこむら返しまで連れてくる

    ひよとり

  • 秋風の捲る地蔵のよだれかけ

    原田甘

  • 川土手の子犬の毛にも秋の風

    秋桜

  • 秋風の縁の下よりひやひやと

    みのる

  • 秋風や床机に傾げる竹箒

    神川無角

  • 秋風や空に向かってVサイン

    呑水

  • 眠けさす猫のあくびだ秋の風

    ばんしょう

  • 秋風の公園デビュー定年者

    パッキンマン

  • 秋の風時に変心竜になる

    馬場馬子

  • 秋風や新生の客窓開けん

    さくらがい

  • 秋風や朝から伸ぶる無精髭

    達哉

  • 秋の風頑張っている脱水機

  • 秋風や釣果なしの琴が浜

    陽肥えさん

  • 父さんの黄金の瞳秋の風

    半睡

  • 秋風やスタジアムにもカープにも

    北の岬

  • 夕されば秋風甘く匂いたち

    矢車菊

  • 秋の風黄色の章へページ繰る

    明女

  • はや今日を秋風細る秋津国

    山本嘉子

  • 初乗りの少女の髪に秋の風

    山路せいじん

  • ふいに来て秋風しばし付きまとひ

    軌一

  • 秋風や川魚吊るす燻小屋

    かげろう

  • 秋風や留守電にある母の声

    又三郎

  • 切りし腸に沁みて十年を秋の風

    富樽

  • 秋風や納戸に父の釣道具

    雪花

  • 遠会釈色に出ぬかと秋の風

    聞岳

  • 秋風の靡べてゆきたる無精髭

    南亭骨太

  • 秋の風湯もみ長らく身の縮む

    相沢春

  • 人知れず咲いて散る花秋の風

    たけうちひよこ

  • 今宵また牛丼の券秋の風

    松山

  • 秋の風吹かば文化の鐘が鳴る

    くれない

  • 秋風やシネマ館出る昼下がり

    かぬまっこ

  • 秋風に嗚呼と応ふる真夜の鳥

    たんじぇりん金子

  • 難病の我が身一つに秋の風

    小千住

  • 秋風の干物の網を潜り抜け

    ぱそ夢

  • 手鏡の中の寂しさ秋の風

    芳青

  • 秋風や話し相手は添乗員

    竜田一歩

  • 秋風に名を知らぬ草引かぬまま

    望月ゆう

  • 撃退す詐欺の電話や秋の風

    八幡風花

  • 秋風や消化試合の外野席

    秋月

  • 二重線で間違いを消す秋の風

    八木風味

  • 自転車に跨ぐ横行く秋の風

    パオ

  • 秋風やいちばんよわいとこを抜け

    nell

  • 秋風や並ぶこけしのすまし顔

    目黒輝美

  • 静けさや軒の下吹く秋の風

    山猫小鳥

  • 秋風に襟立て歩く帰り道

    そらやす

  • 秋風やセンチメンタル母いつも

    ひろくん8さいのママ

  • 秋風やぐるぐる回る乾燥機

    凪ひと葉

  • 松山のいで湯にゆるり秋の風

    TAKO焼子

  • 泣き止めば頬をかすめる秋の風

    花恋

  • 秋風や革靴どうにも馴染まぬ

    林あおい

  • 秋風に人心地つき老いを知る

    曲狸

  • 煮染めたる暖簾掻き分け秋の風

    もると

  • 秋風や鸚鵡の声に見る迷走

    岩魚

  • 秋風が本と眠気をつれてくる

    やな吉

  • 秋風の足に絡まる朝の道

    想予

  • ラヂオより紙めくる音秋の風

    貝ヶ森洋介

  • 今ここにをりし秋風もう彼方

    瀬波秋鮭

  • 秋風や少女ひとりの髪揺らす

    八坂春子

  • 別姓を誇る娘に秋の風

    くさぐき

  • 秋の風湿りの残る胃腸薬

    きのと

  • 秋風や南南西のかぜ風力2

    茂人

  • 吊橋の渡る秋風ひとりじめ

    真沙

  • 秋の風さびしくなった我が家かな

    美泉

  • 孤を描き見送る我に秋の風

    白羽

  • 人に草に犬に河原の秋の風

    留野ばあば

  • 縁台に足遊ばせり秋の風

    坂田金太郎

  • 痩身を養ふ夕餉秋の風

    桜姫5

  • 秋風が吐息をどこか連れて行く

    たかちゃん

  • 秋風に社旗はためかず不安増す

    誠馬

  • 独り喰う飯の不味さや秋の風

    津葦

  • 国道てふ階段長し秋の風

    紀和やよい

  • わがままも秋風にのり詩になる

    桜木レイ

  • 秋風は誰を待つかなドア開ける

    よしこ

  • 予備校を終日無言の秋の風

    五音階

  • 秋風に言い訳恥て医者帰り

    金銀パール

  • 秋風やアロンアゲイン流れだす

    高田玄理

  • 町寺のミニライブ聴く秋の風

    ふうせんかずら

  • 立ち止まり秋風ひとつ見つけたり

    ほのぼの

  • 秋風や母の背丸く固まりて

    ことまと

  • 秋の風見合いの返事来ないまま

    はずきめいこ

  • 放牧の数追いかける秋の風

    西条の針屋さん

  • おーおーとビルの谷間に秋の風

    睡花

  • 諸々を納屋の奥へと秋の風

    かれん

  • 秋風が茶トラのひげを揺らしけり

    かをり

  • 爪切つて髪切つてただ秋の風

    湯町浩子

  • 秋風の紡ぐ猫街オムニバス

    めいおう星

  • 秋風や一本松を慰めり

    大関博美

  • 秋風を裂きて鬣走りゆく

    よちぃちゃん改め芳井茶夢

  • 秋風や濡れた墓石煙二本

    蛾触

  • 鳥かごにつがい寄り添う秋の風

    のひろ

  • 平和問ふデモの足元秋の風

    てぃ

  • 球根を配置せよ秋風の魔法待て

    いつき組リスナー班旧重信のタイガース

  • 薄化粧頬を撫で行く秋風か

    もえぎ

  • 秋風や小さな翼ここにあり

    ときめき人

  • 秋風に掻き立てられて一句詠む

    駒踊

  • 床の間の軸を揺らして秋風か

    福熊猫

  • 秋の風吹いて心は郷にとぶ

    蒼潤

  • 秋風に手拭ゆれる手水鉢

    未寅

  • 秋風に背中を押され告白す

    灰色狼

  • 秋風や巻き上がる蔦は龍のごと

    佐の子

  • 秋風に身を寄せ合うて十姉妹

    chiro

  • 秋風に額拭われ庭いじり

    かつたろー。

  • 秋風や修繕中のマンシオン

    ウルトラのはとこ

  • 秋風やおセンチの日の秋風や

    位子

  • 大空に秋風ゑがく熱気球

    吟梵

  • 秋風や友の死聞きて身が凍る

    四葉

  • 秋風にまた逢えた寂しくはない

    春爺

  • 秋の風琵琶湖の川端(かばた)吹き抜ける

    甘泉

  • 災害のあとに佇み秋の風

    芭治留

  • 町へ出る木橋の跡や秋の風

    石井せんすい

  • 引き出しを覗いてみれば秋の風

    彦女・真紗

  • 翼竜の上腕骨に秋の風

    三重丸

  • 秋の風金のピアスの忘れ物

    露草

  • 秋風や隣家の読経運びける

    福田輝山

  • 秋風にこんもり浮かぶ竹生島

    今井昭徳

  • パルミラの遺跡壊れし秋の風

    博泉

  • 秋風にスイング軽しティショット

    詠野孔球

  • 短冊の墨も掠れて秋の風

    李太琿

  • 窓際の席馴染むかな秋の風

    玄次郎

  • 秋風に風采上がらぬ無精髭

    藻川亭河童

  • 本好きの秋風に窓開けてやる

  • 秋風や野菜捨てらる畑の隅

    郁李

  • 秋風や芋の蔓切る鎌軽し

    立歩

  • 庭荒らす猿の捕獲に秋の風

    よしえ

  • 秋風や赤門くぐる禅の寺

    小笑み

  • 秋風や見舞い数える七年目

    弧鳥

  • 秋風とホップステップりすが跳ぶ

    朋三

  • 秋風の吹き抜けていく古都の夕

    ベルフラワー

  • 秋風や子規虚子極堂碧梧桐

    蓼蟲

  • 秋風に旗はためいて歓喜の輪

    よりみち

  • 浅草寺人ごみの中の秋の風

    藤鷹圓哉

  • 秋風やもの悲しさと人の影

    立香

  • 漢字のあの部分浮かばず秋風

    ふわり子

  • 秋風や形見の袖に亡母の香が

    今治の代行運転

  • 初孫とメールは遠く秋の風

    小楽

  • 言い訳をできぬ失敗秋の風

    輝凛

  • 髪ほどくあなたのいない秋の風

    be

  • 秋風よと君はひとみをかがやかせ

    せいじ

  • 秋風や二日たてどもメール来ず

    結城はるか

  • 寂しげな街灯に影秋の風

    小野寺友香

  • 秋風やこころに羽織るコート無く

    幸甚

  • 秋風や雨戸をたてて籠りおり

  • 秋風に乗りて放たるドッグラン

    sakuraa.

  • にぎる手や一睡の夢秋の風

    福良ちどり

  • 秋風や明日はどこへでも行ける

    毛利あづき

  • 秋風に吹かれし軒の錆風鈴

    カンナちゃん

  • 口笛の調べはずして秋の風

    彩お茶子

  • 秋風を頬にあびて露天風呂

    白石美月

  • 去るものと残るものあり秋の風

    どっこいしょ

  • 秋の風今日のはちょっと強すぎる

    てれさ

  • 秋の風ポッケにしまう独り言

    文月さな女

  • 秋風や亡き兄思ひ独り酒

    時開

  • 半袖をふふとからかう秋風よ

    しおうらゆうこ

  • 秋風がめくるスコアー音合わせ

    由野

  • 田園にさざ波立てる秋風よ

    でこ

  • 秋風や黄昏泣きの声聞こゆ

    歳三

  • 秋風や老いてもぞめく男衆

    澄海

  • 秋風や思い出したる義弟の名

    佑亮

  • 秋風やディズニー仮装のかえり路(みち)

    まゆ熊

  • 秋風の匂い嗅ぐ尾がおとなしめ

    こまっちゃ

  • 秋風や去るものを追いフリーズす

    宮川マツコ

  • 秋風にゆるるアルトの泡と恋

    木村青石

  • 秋風の音を草原で浴びる朝

    くわみま

  • 松の波揺れるかたちは秋の風

    豆腐太郎

  • 秋風や紅く染めゆくマンドリン

    たまき

  • 秋風やたまには待つ身の恋も良し

    前後不覚

  • ハーモニカ秋風吹いて音が鳴り

    おーかゆかり

  • うけとめるひとはいないのあきのかぜ

    前田謙

  • 開け方に癖ある部室秋の風

    三島ちとせ

  • フラウタパン吹けばあきかぜ来りけり

    源幸格三

  • 秋風といふ艦の来て日に透ける

    紆夜曲雪

  • 路上ライブ秋風に包まれてゐる

  • サラサラとこえがきこえる秋の風

    さな(3さい)

  • 秋風や水辺眺めて手をつなぎ

    鶴田梅勝

  • 秋風や寂たる野外音楽堂

    江里口泰然

  • 火の国の秋風渡る草千里

    老驥

  • 秋風に洗濯物を取り急ぐ

    おはぎ

  • ハイネ選り詩心醸す秋風に

    ロマンスグレー

  • 愛犬と空見上げ居り秋の風

    くろべぇ

  • ちぐはぐにビルの隙間や秋の風

    善句太郎

  • パムツカレ棚に夕陽や秋の風

    としちゃん

  • 秋風や和服でわたる太鼓橋

    みつき

  • 逢坂の夕陽に染むや秋の風

    いっけ

  • はや二年犬小屋壊し秋の風

    のの風子

  • 秋風や小麦畑にトラクター

    クリスマスローズ

  • 犬走る秋風そよぐ軍場よ

    およしこ

  • 秋風やコンビニおでんの売り始め

    写俳亭みの

  • プルシアンブルーに充る秋の風

  • 秋の風西穂の山を彩れり

    渡辺檸檬

  • 的に射る矢の揺れやまぬ秋の風

    今治・しゅんかん

  • 秋風や鳴らぬ受話器と一人膳

    未々

  • 秋風や鼻ひくひくとさせてみる

    喜多輝女

  • 秋風や野火止越えて平林寺

    三毳

  • 文机の古い手紙や秋の風

    雅紀

  • 秋の風街は砂漠化すすみけり

    酒井おかわり

  • 秋風や迷ひに筆を止めにけり

    豆窓子

  • 百年誌寝かせた棚に秋の風

    富士山

  • よーいどん秋風押して孫の背を

    紗々

  • 秋風の自分の庭と相模湾

    春日

  • 秋風や車掌の告げる駅の町

    鳥見山走子

  • 点滴は四拍子なり秋の風

    ぷりむらかりの

  • 秋風や喫煙所まで二分弱

    市川風子

  • 秋風や東京の空に富士の山

    輝りん

  • 窓たたく秋風のこぶし寂しげに

    みよしい

  • さようなら秋風乗りて声消えん

    衷子

  • 秋風や器の底の浅き者

    八萬星

  • 作詞するサトウハチロー秋の風

    珠桜女あすか

  • 雨気含み重き音立つ秋の風

    えらいぞ、はるかちゃん!

  • 戸を打つは秋風のみや空屋敷

    山樫梢

  • 秋風やアクセント間違えてゐる

    山本たぶん

  • 秋風や貴方の声を五線譜に

    ゆみづき

  • 秋風が過去の色彩さらいけり

    江洲永一

  • 山遠し山の声来て秋の風

    ペコちゃん

  • 秋風や空のポストの音がする

    待鹿

  • さめざめと秋風が泣く夜空かな

    津田燕子花

  • 秋風に君のフルート溶けていて

    亜寿紗

  • 750や田園を行く秋の風

    村上海斗

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