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DIARY

俳句らしさと多様性

2025.06.26お便り

お便りを紹介します。
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●世の中は今「多様性」という言葉が「はやり」である。多様性とは一体何なのだろう? 英語では多様性の事を「ダイバーシティ」とか「バラエティ」と言うらしい。英語の方がむしろ分かりやすく、ともかく色々なものがごちゃごちゃと混ざり合っている状態を言うらしい。それはさて置き「俳句らしさ」とは何だろうか? 俳句も長い歴史の中である種「多様性」が論議され、また「非定型俳句」などが実施されてきたこともある。しかし「俳句らしさ」というものは何世紀も変わらずにあり続けている。「これを失くしたら俳句ではない」という核は確実に存在しているが、文法とか規則とかでなく「感覚的な意味での「俳句らしさ」は、時により、人により古今を問わず異なるものがあり続けてきたように思う。非類想、異質性、オリジナリティ、インパクト、が求められる中で、「感性としての俳句らしさ」というのは、中々言葉で簡単に言い尽くせるものではないようだ。そういうものこそが「俳句の多様性」であって、「個性」とか、「人間性」、「価値観」などで変わるものなのだろう。それは善悪とか良否とはまた違うものだと思うのである。作句は上達せぬままに、長々とまた自説を展開しました。読み捨てておいてください。/佐藤烏有
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。

写真タイトル:愛媛県美術館

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