色里や十歩はなれて秋の風 正岡子規
色里とは門前にあった遊郭、旧松枝ヶ町(まつがえちょう)の遊郭のことです。明治28年10月6日漱石と道後へ吟行した際に、遊郭の並ぶ松ヶ枝町を通り、宝厳寺(ほうごんじ)の山門で詠んだ句です。色町と一遍上人ゆかりの地が隣あわせになる妙。夏目漱石が小説『坊っちゃん』で「山門のなかに遊廓があるなんて、前代未聞の現象だ。」と描写しています。句碑は、句が詠まれた日にちなんで10月6日に建立されました。
参照元 https://www.iyokannet.jp/ginkou/spot/detail/kuhi_id/574
【句碑データ】
住所:道後湯月町5-4 宝厳寺
建立年:昭和49年10月
建立者:株式会社一遍堂主人 新田兼市