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DIARY

自分のために詠んでいる

2025.10.06お便り

お便りを紹介します。
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●いつき先生、正人先生、スタッフの皆さま、いつも楽しみに拝見させていただいております。さて、櫂野雫さまのお便りで、AIの俳句について触れられていましたので、それについて、考えてみました。人間と比べてAIの優れているところは、記憶力や計算力ですね。また、チェスや将棋を例としたデータ分析力ですね。ただし、それらの目的は、全て人間のためであって、AI自身のためではないですね。それを念頭に、お便りに記されていた「AIが俳人を唸らせるような例句を作る日」はいつかやって来る、と私は思います。しかしながら、たとえ、そのようなお上手な句が出来たとしても、その俳句を作った目的は、何でしょうか。そもそも、我々が俳句を作る目的は、何でしょうか。少なくとも、私のそれは、自分の想いを俳句で表現したいからであって、まとめて言えば、自分のためです。「俳句を人生の杖として」と夏井いつき先生も仰っているように、人それぞれの思いに大小はあれど、結局、自分のために詠んでいるのではないでしょうか。その目的が俳句という文化の根底にある以上、AIが作る俳句は人間のそれとは似て非なるものではないでしょうか。もし、AI自身のために俳句を詠むAIが現れたなら、土下座するしかないなぁ、てなことを考えました。/ヒロヒ
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。
写真タイトル:石手寺の俳都松山俳句ポスト

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