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DIARY

言葉は時代と共に変化する

2025.11.21お便り

お便りを紹介します。
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森山考葉さんの「障害」に関するお便り、考えさせられることが多い課題でした。先日「多様性」に私も言及したのですが、最近は「差別」に社会が極端に過敏になり過ぎているようにも思います。「ハラスメント」等も含め、被害者個々の感じ方こそが最後の決め手です。権利保護思想だけをやたらに拡大して行くと、社会は益々窮屈なものとなるでしょう。古来より我々が持って来た道徳的「らしさ」への寛容は、私は必要だと言う考えです。それはともかくとして、言葉は時代と共に変化して行きます。いわゆる流行語はもちろん、普通の言葉でさえ、変わりゆくものです。俳句でもなんでも「文芸」は全てその時代の中で生まれます。それから何年も経った後で見れば、今の時代に相応しくない言葉や表現はいくらでもあります。差別語などはその典型的な例かもしれません。スタッフさんのコメントはまさに的を射ており、公開される場合には当然社会の制約を受けますが、自分個人の中に留められる限り、己の判断が全てです。従って公開する俳句というのは出来るだけ多数の共感と支持が得られるのが前提です。私はこれを言い方はともかくとして「見世物俳句」と呼んだのです。公開句の場合は、直接的に障害を表すような言葉を遣わず、別の言葉で読者へ暗にその障害を想像、想起させるという工夫が良いのではないかと、私は考えます。/佐藤烏有
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。

写真タイトル:空の散歩道・足湯⑤(昼)
写真参照元:https://dogo.jp/download

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