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DIARY

それいけ俳句学び隊!!

2022.06.29お便り

季語についてお悩みの様子です。
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●「冷蔵庫陣取り合戦夏来たる」は季重なりになってしまいますか?/山之内一豊の妻
●いつも楽しく、投句させていただいて、感謝しています。ちょうど五月で一年になります。私にはできないと.思っていたのに一年続きました。有難うございます。教えてほしいのでお便りします、「待ちに待ち春終わる今日咲く椿」季語は春終わる?椿?季語重なりなのですか、教えて頂けたらうれしいです。/ファストペンギン
●なかなか凡人から脱出できず困っています。飯田龍太の俳句で黒揚羽がでてきててっきり季語だと思ったら季語は9月だと分かりました。黒揚羽を季語にはできないのでしょうか。/福宮生子

【学び隊レポート】
●兼題「薔薇」についてまだほんの10回ほどの投句歴ですが、今までの兼題の中で一番悩みました。いつもは兼題を見ると何かしら浮かんできたのですが、薔薇は花そのものか、薔薇という言葉のもつイメージなのか、自分で区別がつかないような状態でした。何とか二句を投句しましたが、某俳句バラエティー番組で「動物・植物の季語は原則的に漢字で表記する」とのこと。1句は「バラ」とカタカナを使ったので、あっ!と思いましたが、原則的に…とあるので、直さずにおきます。私には「想い出のバラ」という表記にこだわりたい気持ちがあるものですから。薔薇を使った俳句で有名俳人の作品を見た中に、「中村汀女 : バラ散るや…」という句があったので、カタカナでもいいのだと思ってしまいました。一般的には「外来語はカタカナ」と習いましたが、俳句の場合には、同じ言葉の"漢字、平仮名、カタカナ"の使い方に関して、分かりやすい線引きのようなものがあれば教えていただけたら幸いです。よろしくお願い致します。/さわだ佳芳
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まずは歳時記で、季語やたくさんの例句に触れていただくことをお勧めします。歳時記の種類やサイズも様々です。是非お気に入りの一冊を見つけてみてください。

◆夏井いつきさんのコメント:旧俳句ポストより引用
〈前略〉大判の歳時記は眺めているだけでもほんとに楽しい。私の趣味は、歳時記めくること(笑)。
〈前略〉俳人には、想像力という強みがあります。経験したことのない季語、絶滅寸前の季語をありありと想像してみるのも、俳句を作る楽しさの一つです。

◆家藤正人さんのコメント:旧俳句ポストより引用
〈前略〉一般に季寄せはやや小さいハンディタイプ、その代わり採録されている季語の数が絞られてる場合が多いです。外に持って出る場合にはお手元に一冊あると便利かもしれません。

※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。

写真タイトル 子規堂
写真参照元 いよ観ネット

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