気付いたこと体験したことなど、学びについてのお便りを紹介します。
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【学び隊レポート】
●中級者以上への投稿を始めて半年、今のところほとんどが没ですが、ここへきてあらためて気が付いたこと、いつも注意を向けるべきと思ったこと、勉強の成果として得たことの重要事項を以下の3点にまとめてみました。【1.】季語の持つ意味や特性を生かしきるやはり初めに季語ありきではない。俳句にしたいと思う事象、心情が先にあって、これに最も相応しい季語は何かと考える、これが俳句作りの基本的作法だということ。何か取って付けたような季語とか、単に季節を季語に乗っけたような俳句はダメ。たった三音、五音の季語一つで、季節はもちろん、時間も場所も心情さえも豊かに伝えてくれるものだということ。ただ兼題として与えられる季語は、あくまで俳句作りの勉強のためと割り切って、初めに季語ありきとして遣わせて頂いています。【2.】俳句は近づき過ぎず、離れ過ぎず季語とそれ以外の言葉、そして上五と中七、下五、さらに上五、中七と下五の意味するところの関係は近づき過ぎてもダメ、離れ過ぎてもダメ、適度な距離にあるのが一番。しかし、下五のどんでん返し的な離れ方は、一番インパクトの効果が大きいということ。【3.】言葉を削る勇気、厳選する勇気心が入れば入るほど、似たような言葉を重ねがち。一つの言葉に絞り込む勇気。そのためには多種多様な言葉を知らなければならない。そして使いこなせなければならない。俳句に動詞は一つで十分、形容詞などはむしろ不要。助詞一つの選び方で俳句は生きも死にもするということ。理屈が分かったからと言って、すぐにいい句が出来るほど、俳句は甘くない。過去の名句を見ると、何かみんなすらすらと簡単に出来たように思うけど、決してそんなことはない。誰であれどんな句であれ苦労して、奮闘して、失敗し、反省し、学んで、ようやく到達したのが名句として残されているのだと、しみじみ感じております。俳句はもちろん、何事であれ、学びは死ぬまで続きます。これからも学び続けます。/佐藤烏有
●俳句を作り初めて一年間がたちます。自分にできるか不安でいっぱいでした。そこで、帯に「センス0でも作れます」とあった本を読みわたしでもできるかもしれないと思ってはじめました。久しぶりに本を読んで新しい発見があり新鮮な気持ちになりました。映像が浮かぶ俳句まではまだまだですが俳句の種をさがして自分らしい俳句を作り続けたいと思います。/山本江里子
●こんにちは。「蝸牛」についてひとつ句想があり、こいつをどうしてやろうかと考えている最中です。まず季語は「まいまい/まひまひ」に決めているのですが、そいつを五七五に放り込むと、漢字それも画数の多いのに囲まれ埋もれてしまい、どうしたもんかと悩んでいます。じゃあ「まいまい」も漢字にしてやれと「舞舞」としてみました。一応「舞舞虫=蝸牛」の略称として辞書に載ってますし。やったぁ解決したぜ!と思いきや、他のサイトでは「舞舞:正月、各戸を歴訪して当年の繁栄を予祝する門付け芸の一つ」とされててガッカリ。ぐぬぬぬ。/アナミスト
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。
写真タイトル 松山城ロープウェイのりば
写真参照元 いよ観ネット