鑑賞力がついてくると、作句に迷いが生まれる日がやってきます。大丈夫です、前に進んでいます。
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●夏井先生、家藤先生、スタッフの皆様、いつもお世話になっております。「自選悲喜こもごも劇場」を読まさせて頂いて「皆様悩みは同じだ」と思いました。兼題に向き合う時、「そもそも初めて聞いた言葉だ」から始まり、「意味がわからない、さてどうしたものか」そんな繰り返しですが、何故か入選を頂いて嬉しいです。……そこからまた悩みが始まる。何処が良くて入選なのか、他の句は何処が足りなくて至らなかったのか。最近、金曜日の俳句をよく見るようになりました。発想が違いすぎる、さらっとしていても、ぐっと伝わる。どうやったら、どんな言葉を選んだら、私のモヤモヤっとした気持ちを575にして、伝えられるのか。ここが難しい。俳句は、難しいってことに、改めて気がついた今日この頃です。モヤモヤが晴れるように、言葉探しの日々です。これからも拙い俳句ですが宜しくお願いします。/吉村モモミ
●先日作句中に、言いようのない自戒の念を感じたため、このような気持ちを忘れることがないように勝手ながら、明文化してお送りする次第です。ご容赦ください。まだ俳句を始めて間もない私は基本的に頭の中で句を作ることが多く、勿論、実体験を記憶から引き出して作ることもありますが、実際に見たことも感じたこともない完全フィクションを妄想して作ることも少なくありません。その場合、動画や画像、より美しい言葉を探して選ぶ作業となります。別にその作業自体、未知の発見も多く楽しくやっておりました。ところが、ある作句の中で「原爆忌」という季語を選択し、いい句ができたと思った次の瞬間、今の自分のこの感情と「原爆忌」という季語の意味に、あまりにもかけ離れたギャップを感じ、はっと固まってしまったのです。わずかでもこの季語を体感された方に、本当に申し訳なく、また人として恥ずかしく、句は削除しました。/芦幸
●兼題「暖か」……句の道は厳に尽きます。駄句かもしれませんが一句お許しください。暖かなれど句の道や厳の厳/野中泰風
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。
写真タイトル 鹿島神社
写真参照元 いよ観ネット