兼題「野遊」に関するお便りを紹介します。
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●お久しぶりです! 季語六角成分図「野遊」より。(視覚)広々とした草原、野山、樹々、牧場。青空、春のうららかな日差し。家族、友人の輪。人々の動き→お弁当や飲み物を食べる、寝転がる、野草を摘む、靴を脱ぐ、ゴザやレジャーシートを広げる、バトミントンやフリスビーをする、凧揚げ、相撲、その他色々。(嗅覚)食べ物の匂い。草、土の匂い。(聴覚)おしゃべり、遊びにはしゃぐ声、歌、ギター、手拍子。(触覚)おもちゃや遊び道具、摘む草の柔らかさ、食べ物、軽装。(味覚)お弁当や飲み物。おにぎり、唐揚げ、卵焼きなど。お酒を飲んでいる大人も。(連想力)春を迎える喜び、解放感、のんびり。★春、野山へ出かけ、食事をしたり遊んだりすること。本来は物忌みのために仕事を休んで出かける行事であった(以上、角川俳句歳時記より引用。)。長い冬が終わり春を迎えた喜びがある。★どんな人々が、どこで、何を、どのようにしているかを考えていくと、句材は沢山見つかりそう。自分の経験も詠み込みやすい。一方で焦点を絞るのが難しそうな季語です。★好きな句「野遊びのひらいてみせる足の指 榎本 享」「野遊びの服を叩いて起ち上がり 高澤良一」/碧西里
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。