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DIARY

自選悲喜こもごも劇場

2024.03.18お便り

お便りを紹介します。
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●俳ポに俳句が選ばれなかったことは無かったのに、兼題「霜」にはどの曜日にも載っていません。類想にも無かったとは……。過去の作品検索で改めて見ると、よくこの句が選ばれていたなレベルがずらりと並んでいる。改めて赤面である。おたよりでも、何度か載せていただいているが、私に足りないものが今だにわからない。私が感じた事を伝えるための描写する言葉を知らないのだろう。それを身につけるにはどうしたらいいのか。解説を読むとなるほどと思ったり、そんなことは知ってると、たかを括っている自分がいる。自惚れが成長を妨げているのだろうか。毎日、頭の中に沢山の想いが駆け巡っているのに、なんとももどかしい。こんな思いを俳句にしたいのだが方法がわからない。4年も作り続けているのに一度も分かった! これだ! と感じないのだ。 /山紗季 茉悠海
●夏井先生、家藤先生、スタッフの皆様いつもありがとうございます。先日初級者で優秀句を頂きました。思いがけないご褒美に舞い上がり、2年半投句して来たから中級に挑戦しようと2ヶ月前から投句先を中級に。不思議なものです。今迄は結果を見るとき「中級は流石だなあ、調べと言葉が違う」とはっきり言えば他人事のように賞賛していました。初級者の結果を見ながら中級者の講評を読むのは大変勉強になりましたから。しかしです、自分が中級に投句すると、一変それは我が事に。夏井先生の「もっと歳時記を勉強しなさい」という言葉が突き刺さります。また、皆さまの作品を見ながら、ああこれは何処かで味わった感覚……私はピアノが大好きだったのですが、貧しかったので習えるようになったのが小学5年生でした。みるみるバイエルを終え、普通なら受験などでやめてしまう年齢を越えて20歳まで続けました。ある程度は弾けるようになりましたし、人生を支える豊かな杖の一本ではあるのです。でもそもそも憧れだったショパンの『革命』やラベルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』を原曲通りには弾けません。中級の皆様の俳句を拝見していると、その感覚が蘇って参りました。難しいけど、弾けるようになりたい、そのためには毎日毎日練習して、たどたどしく始めは片手ずつ、ゆっくり1音1音拾って指と耳に覚え込ませて……音楽教師だった夫は、私には上級レベルの曲は無理だと言います。若い頃は夫の言うことに何の疑いもなく、専門家が言うんだから間違いないんだろうと思っていたのですが、今は違います。やってもみていないことを諦めてはいけない、その領域までそもそも自分を追い詰めたこともないのですから。俳句も、恐らく何でも同じで、結局、どこまで真剣に実行できるか、なんです。これから登る山は先が見えませんが、いつか自分も美しい言葉を構築できる日が来ますように。祈ってるだけじゃ来ないのはわかっているので、毎日俳句作りに勤しみたいです。長々と駄文失礼致しました。 /櫂野雫
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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。

写真タイトル:タルト

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