俳句ポスト365 ロゴ

初級者結果発表

2016年5月12日週の兼題

ごきぶり

【曜日ごとに結果を公開中】

【入選】

  • ごきぶりは80メートルなんびょうだ

    ひろしげ8さい

  • ごきぶりのすばやさだけは真似したい

    ひろくん8さいのママ

  • ぎつくり腰の我を横目に油虫

    TAKO焼子

  • そわそわとごきぶり見失った夜

    ゆみづき

  • ごきぶりを逃し深まる夜の闇

    井田みち

  • 逃げ筋のとおりに消えた油虫

    江里口泰然

  • ごきぶりや家から家へ飛び移る

    ねもじ

  • ごきぶりの罠を避けたる知恵を褒む

    下総うらら

  • 絵に描いた皿まで齧る油虫

    ぺんぎん

  • ごきぶりが忍び足する背後壁

    かたつむり

  • 昭和だなぁごきぶりの這う台所

    わんこのいびき

  • 先代の教えごきぶり退治法

    かつたろー。

  • 油虫母の野生に完敗す

    ゆきこ

  • 透きとおる羽もつこどものごきぶり

    みずたまきいろ

  • 3歳はゴキブリの死に手を合わせ

    さらは

  • お前より永く生きてるゴキブリぞ

    咲也

  • 水瓶にどうせ浮くやろ油虫

    一茶お

  • ゴキブリのエビ炒飯に見ゆるひげ

    吉備之呑助

  • 押入れは地球の出口油虫

    依里

  • ゴキブリも住めぬ酷所や安下宿

    アカツカ

  • 黒漆骨董品屋の御器齧り

    岩橋宣輔

  • ごきぶりと一緒に聞いたコルトレーン

    ふじもりよしと

  • ごきぶりへ婆の足技石火なり

    やまんば

  • ごきぶりや闇より黒き手がのびる

    GONZA

  • ごきぶりや核戦争も上の空

    よしむらやまちゃん

  • ごきぶりの嫌はれぶりも芸のうち

    るびちゅ

  • ごきぶりや三億年のアーカイブ

    玄次郎

  • ゴキブリの翅ぞ化石は等高線

    chiro

  • 油虫残し越しきて幾年ぞ

    kokoro

  • そそくさとゴキブリ過る四畳半

    チリあやめ

  • 殺めずにごきぶり放つ家訓かな

    羽白雨

  • ごきぶりや電光石火逃亡し

    かしょう

  • ごきかぶり今夜は追はず輪袈裟とる

    吟梵

  • 暗闇にごきぶりカサコソコソカサ

    みんとちゃん

  • ごきぶりや鋭い動きに追い付けず

    えみりん

  • 夫呼ぶ飛びてまた跳ぶ油虫

    郁李

  • みちなかばゴキブリたちはつぶされる

    玄米の玄

  • ごきぶりがそっとこちらをのぞきたり

  • 遁走のごきぶりに弄ばるる

    紀和やよい

  • ステルスのゴキブリ闇に消えにけり

    いちじく

  • ごきぶりを憎しむ眼子を愛する目

    ヤッチー

  • ごきぶりや狩猟本能我にあり

    海風山本

  • やわらかきゴキブリ叩きミルク色

    菜々の花

  • ごきぶりをゴキさんと呼ぶ妻強し

    京あられ

  • 手にガムテープごきかぶり追詰る

    バーバラ

  • 御器齧り宿泊料を値切りをり

    三毳

  • ごきぶりのノアの方舟にもひそみ

    桜姫5

  • 妣の家ごきぶり既に居を移し

    くんちゃんのともだち

  • 下駄箱にゴキブリ見つけ出勤す

    つつ井つつ

  • ごきぶりの髭揺れ時に乱れけり

    エイシェン

  • よたよたのごきぶり我家(うち)でお陀仏に

    むすびめ

  • ごきぶりや独り構えて待つ媼

    しかもり

  • アダムより先に生まれしごきかぶり

    らつこマミー

  • 生きている化石と呼ばる御器齧り

    喜多輝女

  • 我が屋敷妻とごきぶり幅きかせ

    庵原

  • 古寺のごきぶりにさえ手を合わす

    紫四季兵衛

  • わが家にアシタカグモとゴキブリと

    笑々

  • ごきぶりやサドンデスてふデスロード

    千寿関屋

  • 午前様ごきぶりの待つ勝手口

    田端欲句歩

  • 何罰を受け生まれけん油虫

    大島涼波

  • ゴキブリに驚く声におどろきぬ

    矢作十志夫

  • ごきかぶりた走る姫の御簾のうち

    直木葉子

  • ごきぶりの生命力にひれ伏する

    春爺

  • だるまさんころんだしてるゴキブリと

    秋乃智春

  • ごきぶりやテロかと思ふ妻の声

    落椿

  • ごきぶりも話相手か一人飯

    遊姫莉

  • ゴキブリを仕留めた後のテレビ欄

    陽ちゃん

  • ごきぶりや母の背盾にいざ行かん

    百田玲

  • ゴキブリもゆるりシンクの月明かり

    紙魚

  • 世間背に仔ぶくろ背負ひ油虫

    夢見亭笑楽

  • 暴走のごきぶり壁を伝ひ逃げ

    葉月のりりん

  • 焼き肉のタレにゴキブリ落ちにけり

    北まぐれ

  • 死ぬ振りの上手ごきぶり逃げ行けり

    風更紗

  • ごきぶりや太古の想いを引き摺りて

    笊子

  • 新聞丸め婆の一撃ごきぶりへ

    市川七三子

  • ごきぶりや太古の夢を見ているか

    想予

  • ゴキブリが出た店の前急ぎ足

    澪つくし

  • ごきぶりや阿鼻叫喚の夜をひさぐ

    青萄

  • 隠し子のニュースごきぶり静止画に

    城内幸江

  • 鍵穴をゴキブリ黒く隠れをり

    李太琿

  • ごきぶりに久方ぶりの父と姉

    和気

  • ごきぶりを叩きにっこり笑う妻

    千徳

  • ごきぶりの亡骸にさえ触れぬ我

    千徳

  • ごきぶりと呼吸を合はせ頭脳戦

    未々

  • ごきぶりや夜の廊下に身を潜む

    茂人

  • 単身の今宵の一献ごきぶりと

    立歩

  • ごきぶりやささっと物陰かくれ蓑

    立香

  • ゴキブリを見るやをんなの殺気かな

    片道切符

  • ごきぶりに隠るる術を習ふ朝

    松尾寒蝉

  • ごきぶりの大胆な夜大鼾

    蛸男爵

  • ごきぶりを見逃してやる鑑真忌

    大谷如水

  • 早朝のゴキブリ部屋のまんなかに

    真珠

  • 清貧の厨にもいる油虫

  • ごきぶりの家組立てて君を待つ

    椋本望生

  • ゴキブリの罪は油か毛の脚か

    柴原明人

  • ごきぶりや太古の記憶組み込まれ

    尺骨

  • 休診日ごきぶりポツリ待ち居たり

    聖蛙

  • 「ゴキブリ!!」と叫んでいるが誰も来ず

    雪雀

  • 潔癖症だってゴキブリ飼ってない

    武田朋女

  • ごきぶりの漆黒の羽ひかりをり

  • ごきぶりや練り飴の白極まれり

    二個ミチオ

  • ごきぶりの羽音ばかりの世の終わり

    柳児

  • ごきぶりや打たれ強きの我がをり

  • ゴキブリは黒いしぶといすばしっこい

    出席番号43番

  • 油虫居たらしき我が化粧台

    野乃

  • ごきぶりや父の威厳を示す時

    文月さな女

  • 呉港に鉄の塊油虫

    正則(いつき組リスナー班)

  • ゴキブリが飛ぶことも知る留学の夜

    藍の花

  • 闇も来るごきぶりも来る造成地

    たま

  • ごきぶりや黒く輝く鎧着て

    古希爺

  • 少子化に悩む日本あぶらむし

    タルトタタン譚

  • 転覆のごきぶりの腹めがけてシュッ

    かまぼっこ

  • 打ちてよりゴキブリの影いよよ濃し

    ぼたんのむら

  • 対峙するほどのものかやごきかぶり

    ふふ

  • ごきぶりの言葉少なの御膳かな

    M.文女

  • 午前二時ごきぶり走る厨かな

    あさり

  • 人の世の闇夜に遊ぶごきぶりか

    山室康樹

  • 不夜城の地図知りたるは御器噛り

    汽水

  • ごきぶりの億万年の形かな

    ひろ史

  • 白亜紀をごきぶりに聞くロマンあり

    句仁重

  • ごきぶりもフローリングに足取られ

    高田仁和加

  • きしきしと夜を泣き虫やごきかぶり

    久我恒子

  • ゴキブリの奇襲攻撃身を交わす

    いととんぼ

  • ゴキブリを叩きし義母のすまし顔

    いち瑠

  • 四畳半につま弾くギターごきかぶり

    佐藤直哉

  • ごきぶりやへっぴり腰の筒の先

    くろべぇ

  • ごきぶりにちょっかい出して遊ぶ猫

    すかりん

  • ごきぶりがおい若造とすごんでる

    あきおかば

  • ごきぶりや前世は友であつたかも

    我楽句多

  • 髭をふり出方窺う油虫

    加和志真

  • 飛び立ちて肝冷やしけり油虫

    詠野孔球

  • 深夜の厨ごきぶりも闇の色

    のり茶づけ

  • ごきぶりや星かじりたく密入船

    み藻砂

  • 二代目は少し甘口御器齧

    あらあらた

  • 電灯が点いて飛翔の油虫

    芋徹三

  • 蜚?のをさなと云へど許すまじ

    けいけい

  • ごきぶりの空埋めつくす最後の日

    一斗

  • その手有飛び来るかな油虫

    雅由

  • ゴキブリや死ぬまで叫び声ばかり

    砂東ママ

  • ゴキブリや家で嫌われ外遊び

    なないろ

  • ごきぶりの悪役として生まれ落ち

    彩お茶子

  • てかりさえたくましく見ゆあぶらむし

    田中ようちゃん

  • 悲鳴とはときに艶冶や油虫

    水井えり

  • 追い詰めしごきぶり飛べり吾に飛べり

    松尾千波矢

  • ごきぶりと亭主うろつく台所

    明日香

  • ゴキブリを捕らえし袋猫睨み

    葉っぱのようこ

  • ごきぶりを打つ億年の黒紫色

    白豆

  • ごきぶりを食す時代に生まれけり

    髙橋冬扇

  • 油虫伴に引越吾知らず

    紋舞蘭

  • ごきぶりや水屋狭間にぺったりと

    秋桜

  • 水切りの石より疾し御器齧り

    小川めぐる

  • ごきぶりを追いかける妻勇ましや

    千徳

  • 道産子喚くゴキブリの初見かな

    善多丸

  • ごきぶりや目と目一瞬廚奥

    富樫幹

  • ごきぶりの飛ぶ夕べかな明日は晴れ

    未知

  • ごきぶりの長き触角羅針盤

    日本酒

  • ごきぶりの大往生や仰臥して

    赤月結子

  • ごきぶりを叩く加減の難しさ

    池田八重子

  • 知恵比べごきぶりの罠みな外れ

    川島欣也

  • ごきぶり死せり氏素性語らずに

    芳青

  • ごきぶりの料理怖々口に入れ

    博泉

  • ゴキブリに習う命の可能性

    夜幻

  • ゴキブリの鉄の視線は瞬かず

    浅川芳直

  • 陶の碗歯も立つまいぞごきかぶり

    野水

  • ごきぶりの無様に飛ぶさま哀しきや

    柳田孤星

  • 薄暗きタンスの隅の油虫

    琵琶姫

  • ごきぶりのふと早送りコマ送り

    念仏の桂介

  • ごきぶりや殺傷力の無き夫

    秋月

  • 油むし油ぎる人皆元気

    福良ちどり

  • ごきぶりを喰ふてふ剛のもの集ふ

    麻中蓬子

  • ごきぶりは聖書の影で震ひをり

    蘭丸

  • まっくろくろすけごきぶりかもしれぬ

    脇々

  • まだ先のゴールごきぶり拉ぎたる

    踏野正東風

  • ごきぶり出づクロスパズルを埋める暇

    不知火

  • 老体と知ってかごきぶり闊歩する

    馬場馬子

  • ごきぶりを愛でし少女のお歯黒よ

    白鉛筆

  • ごきぶりの骸骨を出でひげをふる

    ららやにほ

  • ごきチャンと茶化して疎む油虫

    なおろーず

  • ごきぶりや飛んで躱して闇の中

    みえ

  • 夕まぐれじっと北壁のごきぶり

    ころころぼっくる

  • ごきぶりの人家を渡る羽強し

    あけび庵

  • ゴキブリよ帰れぬ者がここにいる

    我空

  • 蜚?や石炭紀より手紙あり

    ジュリアン

  • ごきぶりの観察日記染みひとつ

    空清@チーム将軍

  • ごきぶりやすき腹抱えちよろちよろり

    さとうくにお

  • 要らぬものごきぶりの背の黒光り

    みー太

  • 夫よりごきぶり思う時長し

    玉花

  • 家鳴りする家にも住むかごきぶりは

    まろう

  • 忍び足ごきぶり様と鉢合わせ

    宮写楽

  • ごきぶりや汝の敵を愛せと云ふ

    紅あずま

  • 柔肌に触れしごきぶり旅の宿

    ヤマボー

  • ごきぶりや万年残る廃棄物

    ときめき人

  • 昭和のごきぶりの打たれ易かりき

    ささのはのささ

  • ごきぶりが征く道に灯は連々と

    なみは

  • ゴキブリを打ったその手に孫を抱く

    一宮寅五郎

  • ごきぶりの出て新聞紙丸める子

    いつき組リスナー班たぁさん

  • ごきぶりや暗渠にひびくラブコール

    あべべ

  • 壁づたいごきぶりとんだまたとんだ

    笹百合

  • したたかなゴキブリ我を目掛け飛ぶ

    be

  • 安らかな猫の眠りやごきぶり死す

    いづみ

  • ごきぶりに気配を消して近づけり

    むらたふみ

  • 孫来たりゴキブリ追いかけ這い回る

    しおかぜ

  • 叩いても叩いてもごきぶり止めず

    阿武玲明

  • ごきぶりの入りしすき間に顔集め

    28ひろきち

  • 夜の帳おりて我が世と御器かぶり

    ねぎ坊主

  • 弾丸のごきぶりにすくむ巨漢かな

    いでお

  • ごきぶりよてあらいうがいできるかな

    さな(4さい)

  • ごきぶりに生まれたかった訳じゃない

    彩楓(さいふう)

  • ごきぶりやここは北緯の四十度

    カンガガワ孝川

  • 生まれてみればごきぶりという修行

    うしうし

  • ごきぶりの赤ちゃん潰す濡れ布巾

    うに子

  • ゴキブリをうちし新聞ごみの中

    およしこ

  • ゴキブリやエンジンオイル交換し

    山崎ぐずみ

  • ごきぶりと亭主の話題長屋暮る

    さるぼぼ

  • ごきぶりに触れし一日海静か

    三輪えつし

  • ごきぶりを仕留めて深き眠りつく

    やすまっきー

  • 黒檀のやうに艶めくごきぶりは

    えらいぞ、はるかちゃん!

  • ごきぶりの潜める住処人知らず

    えみあみこ

  • 記憶の隅を横切るのはごきぶり?

    越智空子

  • ごきぶりの真夜点灯に驚きぬ

    一生のふさく

  • ごきぶりや闇を密かに生きてきた

    JDもちずきん

  • こそこそと卑屈にもみゆ油虫

    金太郎

  • 本を読み田を耕しゴキブリを愛でる

    はとほる

  • デスラーも知るゴキブリの怖さかな

    十猪

  • ポスターを丸めごきぶり打ちにけり

    木好

  • トイレットロールの芯や油虫

    真青な色紙

  • ごきぶりや祖先は棲みし芭蕉庵

    司啓

  • ゴキブリを連れて行きたし三瀬川

  • 喰いはぐれせずに生き抜くごきぶりや

    那緒

  • 子を捨てて逃げるゴキブリ打ち殺す

    比呂無

  • 猫睨む闇に蠢く油虫

    神川無角

  • ごきぶりの命極まる空き家かな

    澄海

  • 熟れだしたにおい目指すや油虫

    台所のキフジン

  • ごきぶりよ水杯は交わしたか

    堀口房水

  • ゴキブリや見て見ぬふりはできません

    陽肥えさん

  • この奥にごきぶりがいるきっといる

    寸人

  • ごきぶりか石ころにでも次の世は

    千里一歩

  • 盛んなる花壇乗り越えごきかぶり

    理酔

  • 午前様犬と私と油虫

    粋田化石

  • 星空に蛇蝎は居れどごきぶりは

    小田寺登女

  • ごきぶりも疲れていたり畳目に

    野の百合

  • ごきぶりの音今かすか夜半の水

    真繍

  • 静かなる日々名付けて愛でる油虫

    翡翠

  • ごきぶりやかなぐりすつる幼妻

    山本力

  • 油虫嫌われいても光おり

    中島京子

  • ごきぶりに前世の罪のいろかたち

    酒井おかわり

  • ごきぶりの油の光る恨み節

    津軽まつ

  • ゴキブリをエビス虫だと言う人あり

    張虎

  • 大乗の押し寄せて来るごきかぶり

  • からからと箱に木乃伊や油虫

    酸模

  • ごきぶりと背中合わせの夕餉かな

    清清檸檬

  • ごきぶりや砂利撥ねあげて救急車

    西尾桃太郎

  • ごきぶりを打ちそこなひて夫と揉め

    東尋坊

  • 尻あげしがみつきをりごきぶりの子

    竜田一歩

  • ごきぶりや街灯目指し羽ばたきぬ

    稔久

  • 隕石を噛り地球へあくたむし

    野々原ラピ

  • ごきぶりもきっと言いたいことがある

    沢田正司

  • ごきぶりや二匹叩いて高枕

    東山

  • ごきぶり生きるただ生きる穢れ無し

    游真

  • ゴキブリに追い詰められて逃げ場なし

    平井充

  • 「ゴキブリっ」新聞丸め勝負せん

    免疫力アップUP

  • ごきぶりに出迎えされて家長なり

    由野

  • 闇を切る流線型や油虫

    飯田青

  • 小姑の脇にごきぶり話題変ふ

    四宮ぱふふ

  • ごきぶりの家に嫁さずに准教授

    登美子

  • ゴキブリに淡き盗聴器の疑惑

    人見直樹

  • むばたまのごきぶりの艶にマリブコークを

    六条顕季

  • ごきぶりが薄ピンクなら籠で飼う

    城山黒吉

  • ごきぶりやまた母を呼ぶ高き声

    谷山みつこ

  • ごきぶりや低き車体の四輪ゆく

    赤馬福助

  • 一兆のごきぶり世界ざざめきて

    瀬波秋鮭

  • 仰向きに手足擡ぐる油虫

    巫女

  • オスプレイごきぶりのごと空を這う

    芭治留

  • ごきぶりの庇護のアジール縁の下

    誠馬

  • ごきぶりの飛ぶが如くの布団干し

    芭菜々

  • ごきぶりやにわかに聖女豹変す

    湯川美香月

  • ごきぶりに『ごめん』と新聞丸めパン

    旧重信のタイガース

  • 架線下壁にゴキブリ人気店

    さとう菓子

  • ごきぶりに鼻かぶらるる付喪神

    ぺのぺの

  • ごきぶりや遅れ始まる記者会見

    蛍子

  • ゴキブリの死体を見ずに解決し

    加藤賢二左右衛門

  • 廃屋のごきぶり空しうら寂し

    ツカビッチ

  • 核爆ぜてごきぶりの世となりにけり

    くさぐき

  • ごきぶりのフィールドと化す長押かな

    よしえ

  • ごきぶりを仕留め呆ける媼かな

    紅の子

  • 見咎めたごきぶりに見咎められて

    お気楽草紙

  • 改めて知るごきぶりの身の薄さ

    きらら☆れい

  • 息止めてじっとごきぶり睨み付け

    しげ爺

  • 静か夜やごきぶりがゐましたと言ふ

    くらげを

  • 水屋奥ごきぶりの噛み漁るる器

    ふうせんかずら

  • ごきぶりと住んで妻なし子供なし

    桜桃葉

  • ごきぶりのじつと見つめる死者縁者

    斎藤秀雄

  • 天生の艶衰へず油虫

    れっどべりー

  • ごきぶりに罠置いてから真顔なり

    248ゆきち

  • ごきぶりを喚いて叩く若き母

    りつにつかや

  • 一人身のあのごきぶりよ今宵まだ

    きさつかさ

  • ゴキブリの姿ひさしや高層階

    一心

  • ごきぶりもいとほしと言う博士かな

    つむぎ

  • こんな日はごきぶりにさへいて欲しく

    くま鶉

  • ごきぶりのほとほど多き名前かな

    ペコちゃん

  • 皮膚の中を御器かぶりが這う病

    菊池洋勝

  • ゴキブリや悲鳴あげつつ打ち逃がす

    さきたま静香

  • ごきぶりは髭だけ残し反抗期

    ふかふか

  • ごきぶりや表で勝負してやろか

    パオ

  • 生き抜かんとす意志のかたちや御器噛り

    きおき

  • ごきぶりにウインクくれる托鉢僧

    のぼり戸

  • ごきぶりが顔に乗りけり子の悲鳴

    雅紀

  • いそいそと道を渡ってごきぶり来

    カリメロ

  • 食堂のごきぶりやけに肥満体

    林田正光

  • ごきぶりや同行二人の坊泊

    棚橋さとし

  • ごきぶりにスリッパ投げし合宿所

    赤い彗星の捨楽

  • 棚の裏逃げるごきぶりわずらはし

    石手川紅樹

  • ごきぶりに怯へて逃げる八十路かな

    東海鉄

  • いやな日はごきぶり叩く我がいや

    善句大郎

  • ごきぶりに逃げ出す父や夕まぐれ

    大蚊里(おがさと)伊織

  • てらてらと磨き上げたる油虫

    山本嘉子

  • ごきぶりの去りてスプレーの匂ひかな

    徘徊人

  • ごきぶりや捕物帖の追われ身に

    鶴田梅勝

  • 真夜のごきぶりミラーボールの如くいる

    神谷たくみ

  • ごきぶりにピレスロイドの涙雨

    武蔵人

  • ごきぶりや地球最後の近かからん

    遊泉

  • ゴキブリに奇声を上げて逃げられし

    四葉

  • ごきぶりや核戦争を生き延びん

    小千住

  • 新築の家をうかがふ油虫

    慎吾

  • 太古より生きながらえしゴキブリよ

    青の樹

  • ごきぶりを仕留めてタマの大あくび

    都ぽむ

  • ごきぶりや長屋の事情知り尽くし

    立川六珈

  • ごきぶりは翅広げるにもたつきて

    羊山羊

  • ごきぶりを叩きて神は喜ぶや

    山風禅

  • ごきぶりの子らことごとく成長し

    浪漫彦三郎

  • ごきぶりや磨きし床に勝る艶

    都乃あざみ

  • 新築を憚りもせず油虫

    石井せんすい

  • 億年と言われてもなあごきかぶり

    富山の露玉

  • ごきぶりやギターの胴より出でにける

    百草千樹

  • 窮したるごきぶり飛ぶや一二間

    燈穂

  • ごきぶりの長所問われて六時間

    輝棒

  • ごきぶりの忙しく足を運ぶ音

    宇摩のあかつき

  • ブルッと目覚む顔を横切るごきぶりよ

    位子

  • ごきぶりは我が家の夜のあるじかな

    オッキー

  • ごきぶりの腹に見ゆるはいのちなり

    きりんの目

  • ごきぶりの一点際立つ壁の白

    もとい

  • ごきぶりの足裏見せぬ生き急ぎ

    高田知野

  • 何ごともなき夜に油虫飛びぬ

    うさじい

  • ごきぶりの来るや夜のすきまから

    てびき

  • ゴキブリは海落ちグソクムシとなる

    TOSHI

  • ゴキブリや視界広がる古書の市

    岐阜屋根の草

  • 墓場にてごきぶり多く回ってる

    砂東元気@チーム天地夢遥

  • 触覚を伸ばしごきぶり利になびく

    花伝

  • ゴキブリに女声する終の路地

    としえ

  • 油虫飛びて対岸坂の町

    吉や

  • ごきぶりや垢光りする学生服

    遠藤正寿

  • ごきぶりや打たれ強さは夫に似て

    みちる

  • 飛翔とは飛びますのこと油虫

    さかな

  • 天(そら)に住む野望億年ごきぶりよ

    まゆ熊

  • ごきぶりは友と諦め鰥かな

    すえよし

  • ごきぶりへ平手打ちする母となる

    迂叟

  • ごきぶりのRaisond'etre何なのさ

    弘子

  • ごきぶりに股の間をくぐられて

    瓦すずめ

  • ごきぶりはテレビの中に住まう虫

    カンナちゃん

  • ごきぶりの髭一門と交信す

    さぶり

  • ごきぶりにそっと丸める新聞紙

    ころん

  • デパートの階段にごきぶりひとつ

    ももたもも

  • ごきぶりは見たこともなく里静か

    せり花

  • 眠れぬ夜長しゴキブリ取り逃がし

    つかりん

  • ごきぶりや嫌われてなお黒き艶

    あまいアン

  • ごきぶりやごもやだきもやだぶりもやだ

    葦信夫

  • 手を上げる前に隠れる油虫

    まち眞知子

  • ごきぶりの髭に怯える我が愛犬

    おみくん

  • ごきぶりを打つ手で綴る恋の文

  • ゴキブリは去りて淋しき一人寝や

    のひろ

  • ごきぶりや生きる化石のふてぶてし

    ミセス水玉

  • 触覚をピリリごきぶり壁へ飛ぶ

    宮すみ女

  • 紫に光りて朽ちるごきぶりよ

    おーかゆかり

  • うちとりしごきぶりたましひのかるさ

    くろやぎ

  • おおごきぶり鎮守の森の神使かな

    今治・しゅんかん

  • 死に際のゴキブリの肢ゆっくりと

    ドナルド駄句

  • ごきぶりの通りし道を跨ぎゆく

    蓼科川奈

  • ごきぶりや一年前の捕獲箱

    松山

  • 出られぬと知らぬごきぶり壜の底

    田中ブラン

  • ごきぶりの斥候来たる午前二時

    龍臣

  • 初ゴキブリ見入る我遠巻きに友

    美千代

  • ごきぶりや妻を睨んで身構えて

    児郎

  • ゴキブリよしてはならない恋をした

    祐太

  • ごきぶりや黄色な声の主は間夫

    深草あやめ

  • ゴキブリや一人暮らしの留守居番

    綿子

  • ごきぶりにおのれの姿映しけり

    白仙花

  • ごきぶりや傷痍軍人のいた通路

    土井小文

  • ゴキブリに二度とくぐらぬ寿司暖簾

    泉水

  • 須弥壇の髭合掌す油虫

    多事

  • アメリカへ密航せむと油虫

    虫太郎

  • ごきぶりのプロハンターは父ひとり

    太正浪漫

  • ごきぶりよ恐竜の末路をみたか

    誉茂子

  • ごきぶりの出たとは言へぬ見栄つ張り

    桃八

  • 厨房は御器齧宝庫細き髭

  • 丑三ツに腹凹吾れと芥虫

    少納言小豆

  • ごきぶりを仕留めてのちは粛粛と

    埠頭

  • ごきぶりを仕留める時のアドレナリン

    武蔵人

  • ごきぶりや湾越しに見るベイ・エリア

    八幡風花

  • 確信の殺意我にもごきかぶり

    春野いちご

  • ごきぶりの昨夜の不覚翅の散り

    宗本智之

  • ごきぶりの跡がくっきり壁紙に

    平松洋子

  • ごきかぶりを打つ夫それを拾う妻

    舞子

  • ごきぶりの手足取られて動かざり

  • ごきぶりも我等と共に新宅へ

    又三郎

  • 籠り居り五更馳せたりゴキカブリ

    泰通

  • 昆虫と見れば美しきや油虫

    勿忘草

  • ゴキブリを平気でつぶす僕の妻

    万屋あたる

  • 油虫逃げの一瞬見のがさず

    妄児

  • 引っ越しでゴキブリ供に新天地

    星降松

  • 石炭を噛りて生きし油虫

    津軽ちゃう

  • 瑠璃色のごきぶり瑠璃色の星に

    小梅

  • 太古よりしぶとく生きしごきぶりよ

    路生

  • 築三十五年の壁の御器噛り

    林あおい

  • ごきぶりや次の一歩が決められない

    四丁目

  • ゴキブリを仕留める我は新陰流

    野良

  • ハッカ油を持ちてごきぶり退治せり

    柴田貴薫

  • 京おんなごきぶり打つ手たおやかに

    麻呂助

  • 億万のゴキブリ空へ天誅か

    竹春エリザベス

  • ごきぶりの色いろいろとありまして

    小木さん

  • ごきぶりや来世は何になりたかろ

    ふじはら恭子

  • 燻煙の向こう去りゆくごきぶりや

    みよしい

  • ごきぶりや蒸せる夜中の台所

    みかん

  • ゴキブリの視線感じる午前0時

    堺の攝子

  • ごきぶりと新聞丸め頭脳戦

    ふあり光

  • 御器かぶり叫ばれ逃げる切なさや

    金亀子

  • ごきぶりを縄文人も追ひにしや

    きのと

  • てらてらとごきぶり羽を光らせて

    ゆぃ

  • 生きていて逢えぬ日もあり油虫

    依里

  • 自画像の鼻にごきぶり嵌まり込む

    ふわり子

  • 納戸にて縦横無尽のごきかぶり

    山西琴和浦

  • ごきぶりと生まれて今日を生き抜かむ

    ゆう

  • ゴキブリや寂しがりやの人見知り

    原英

  • 艶歌聴く簀の子の裏のごきぶりと

    ぶんたん

  • ごきぶりの壁を伝うはラーメン屋

    みつき

  • 疎まれて悲しきごきぶり裏返り

    sakuraa.

  • ごきぶりに七百円の新兵器

    むじーじ

  • 我も又闇に蠢く油虫

    阿婆

  • ごきぶりは三億年の先輩ぞ

    M多孫(タマゴ)

  • ごきぶりやのされながらもなお生きる

  • あの白い薬がきくのごきぶりに

    はずきめいこ

  • ごきぶりに新聞棒の大上段

    いごぼうら

  • 飛んでてもぺったんこでも油虫

    夏風遊々

  • ごきぶりや敵うものなし隙間技

    リバティーさん

  • 緩慢な吾をあなどる油虫

    甘泉

  • ごきぶりと頻り遭ひたり厭うほど

    山樫梢

  • 夜の雨壁に動かぬ御器噛り

    銀命堂

  • 走り去るごきぶりの背の美しく

    寒露

  • アナログの見た目思わすアブラムシ

    ブッコマミ

  • 宿直にごきぶりがでる木の校舎

    竹の子

  • ごきぶりを食うてパピヨン脱獄す

    博士

  • 縄文土器にごきぶりありて永き友

    瀬紀眉

  • 植木ばち退かし慌てし油むし

    澱凡

  • 今日こそは大ごきぶりとの一騎討ち

    七色美月

  • 職を辞し色香まばゆきゴキカブリ

    重翁

  • ごきぶりや静まりし闇裂きにけり

    小青

  • ごきぶりを打ち損なひて眠られず

    小鞠

  • 色艶に磨きがかかり油虫

    春川一彦

  • ゼンマイの切れしごきぶり捕まえる

    聞岳

  • 繁華街帰りそびれるゴキブリも

    春と夏子

  • ごきぶりや孫来る日まであと三日

    老人日記

  • ごきぶりや戦争出来る国となり

    晴好雨独

  • ごきぶりや長き触覚持て余し

    美恵

  • ゴキブリや磔の刑待つ身柄

    春日

  • 古代より棲息ゴキブリ何伝う

    詩楽麿

  • ごきぶりの魂五分の二、三倍

    松尾寒蝉

  • ごきぶりや討つ手ニノ太刀三ノ太刀

    忍冬

  • ごきぶりと睨み合ってる午前零時

    太一

  • ごきぶりに無料で家を貸し出しぬ

    渡邉康之

  • 髭揺すりわれ侮れる油虫

    峰泉しょうこ

  • 世が世なら嫌われぬまい御器噛り

    富士山

  • ごきぶりや倒産させし弁当屋

    西山哲彦

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