俳句ポスト365 ロゴ

初級者結果発表

2014年12月18日週の兼題

寒蜆

【曜日ごとに結果を公開中】

【入選】

  • 寒蜆昭和の路地に響く声

    柳葉魚

  • 社員食堂朝昼寒の蜆かな

    慎太郎

  • 寒しじみ縮れる指を愛しむ

    みかん

  • 人よりも堅く口閉ず寒蜆

    ねもじ

  • 無礼講秘密抱へて寒蜆

    風待人

  • お代わりの汁注ぐ宿の寒蜆

    ころころぼっくる

  • 寒蜆味噌汁染むや悪酔い日

    珠桜女あすか

  • 小粒でも味は一級寒蜆

    田中ようちょん

  • 食細き父の食卓寒蜆

    さとう七恵

  • 寒蜆チェーンソーの音響きけり

    みえ

  • 屋台酒メガネ拭き拭き寒蜆

    公毅

  • 仲直り寒蜆汁じわり効く

    位子

  • 炭坑節流るる町の寒蜆

    風花

  • 寒蜆月曜の朝赴任地へ

    木槿

  • 琵琶湖より届く小さき寒蜆

    つかりん

  • 寒蜆漁師の勘や湖晴るる

    松寛

  • 中将の姫の涙か寒蜆

    紗々

  • 寒蜆目当ての参拝出雲行く

    千代姫

  • カチャカチャと音のはじける寒蜆

    木漏れ日

  • 藻琴湖の底に潜むや寒蜆

    宇摩のあかつき

  • 寒蜆生きていると砂を吐く

    左都

  • 寒蜆焦る我にと母の愛

  • わが夫の肝を助けよ寒蜆

    白豆

  • 月曜の朝餉は寒の蜆汁

    晴好雨独

  • 寒蜆手がしゃっこいとないてゐる

    粗茶乃介

  • 定食の赤だし汁や寒蜆

    泰然

  • 寒蜆病みたる父の枕辺に

    レモングラス

  • 墓石を眺める川や寒蜆

    雪虫

  • ふたつ事一度に出来ず寒蜆

    誉茂くう子

  • 宿酔を桶から笑う寒蜆

    街路

  • 宍道湖の寒の蜆は小粒なり

    木よし

  • 寒蜆食べたであろう縄文人

    桜阪れい

  • 白い息ほとばしる波寒蜆

    陽肥えさん

  • 寒蜆椀持つ手から温もりて

    美福

  • 酔い覚めや掌の椀温し寒蜆

    尚川

  • 魚屋の店先ぷっくり寒蜆

    金銀パール

  • 寒蜆淡海底の遺跡かな

    あむろ

  • 寒蜆湖北の宿の朝餉かな

    ゆるり

  • 寒蜆忙しい箸の上げ下ろし

    なおみ

  • 起きぬけの味噌汁沁むや寒蜆

    ちほみ

  • 不器用な男の恋や寒蜆

    俊明

  • 寒蜆ごつい漁師の痩せ我慢

    なんちゃってラスカル

  • 拾ったよ夫の好物寒蜆

    笹百合

  • 寒蜆背の年輪や網走湖

    スカビオサ

  • 寒蜆とる人こぼす濡れ羽色

    でこはち

  • スーパーで人待ち顔の寒蜆

    むらたふみ

  • スーパーの少量パック寒蜆

    藤鷹圓哉

  • 故郷の河住み佳きや寒蜆

    むらたふみ

  • 白球を追えば悲しや寒蜆

    狸漫住

  • 寒蜆誇る漁師の鋤簾かな

    嘉子

  • 汐入の湖に肥えたる寒蜆

    老驥

  • B肝の夫に拾うや寒蜆

    平四郎

  • 朝日あび夫婦舟には寒蜆

    鶴田梅勝

  • 掬われて潮の涙や寒蜆

    想予

  • 黒ダイヤのごとくきらりと寒蜆

    れんげ畑

  • 寒蜆ちんまり小粒山椒めく

    ちあふる

  • 一杯すすって温まって寝ろと寒蜆

    空清@チーム将軍

  • いま少し深みにおれば寒蜆

    ぐべの実

  • 泣く吾子の襁褓重たし寒蜆

    理子

  • 大河よりなんと小さき寒蜆

    きのと

  • 朝ぼらけ海に目覚むる寒蜆

    酸模

  • 深酒に恵みの乳汁寒蜆

    嘉子

  • 手に息をかけて砂掻く寒蜆

    白桜

  • 還暦の重り吐露して寒蜆

    福田輝山

  • 宍道湖は濃い紫や寒蜆

    誉茂くう子

  • 寒蜆夫の機嫌取りかねし

    螢寿

  • 徹夜して一夜一夜に寒蜆

    ちびつぶぶどう

  • 寒蜆白き舌出し泥を吐く

    お笑い迷人

  • 寒蜆疼く手掌赤い頬

    バーバラ

  • 降り井戸の錦市場や寒蜆

    高尾はるか

  • 酔ひ覚ます椀をはみ出す寒蜆

    ヤッチー

  • 縄文の少女の目黒き寒蜆

    三重丸

  • 豊穣の湖(うみ)戴くや寒蜆

    靫草子

  • 人生論の夜朝は無口に寒蜆

    松仁

  • 一湾の底掻き混ぜて寒蜆

    まんじゅりか

  • 呑みすぎた肝に沁み入る寒蜆

    蒲公英五十二

  • 瀬田川に小舟で掻くや寒蜆

    茂人

  • 微笑みのままで死にゆく寒蜆

    山香ばし

  • 十三湖の証明書入り寒蜆

    きらら☆れい

  • ほどほどに長生きしたき寒蜆

    うらら

  • 寒蜆凛と冷えたる小銭もて

    紀貴之

  • 寒蜆漁どる人の頬冴ゆる

    くさぐき

  • 寒蜆沼風尖り滋味あふる

    たま

  • 湖底から洩れる吐息や寒蜆

    十六夜

  • 藻琴湖の砂礫深きに寒蜆

  • 寒蜆粒が積もりて椀の底

    恍遊

  • 出雲路や神に献ぐる寒蜆

    老人日記

  • 薄青の味噌汁美味し寒蜆

    秋桜

  • 寒蜆の砂にもぐりてゐる理由

    金太郎

  • 指匂い味噌入れるかと寒蜆

    黄金のあひる

  • 寒蜆若姫さまも召し上がる

    笑酔

  • 寒さうに舌を出したる寒蜆

    ひでやん

  • 今年もか一人の食事寒蜆

    紫吐息

  • 寒蜆小粒を水に返す漁夫

    天めざす

  • 寒しじみ口を閉ざすは三つ四つ

    望月ゆう

  • 病みあがる夫に滋養の寒蜆

    kokoro

  • 売り声に笊持ち走る寒蜆

    紀和やよい

  • 伊良湖の砂持ち帰りけり寒蜆

    三輪えつし

  • お互ひに年だねと言ふ寒蜆

    ちえ

  • 宴尽きて箸直しけり寒蜆

    越佐

  • 小舟らの凪に光りぬ寒蜆

    丸山清子

  • 水揚げの刹那砂食む寒蜆

    芭菜々

  • 売れ残り値下げの札や寒蜆

    髙橋冬扇

  • お疲れの貴方にそっと寒蜆

    石田麦子

  • 寒蜆朝夕出され湯治宿

    こりのらはしに

  • 寒蜆朝は夫立て白のみそ

    あさり

  • 寒蜆竿持つ夫や平らかに

    しば蒼玉

  • 気の細りし祖父へ土産の寒蜆

    松本だりあ

  • 病み上がり身ぬちに沁みる寒蜆

    銀命堂

  • 芝浜の事始め知る寒蜆

    ますみ

  • 深酒の飯はいらぬに寒蜆

    ジンベイ貮拾陸

  • 沈黙を守り続けて寒蜆

    毎毎

  • ひと掴みした手のひらの寒蜆

    いもとやべえ

  • 寒蜆喰わずに奴は旅立ちぬ

    四万十のおいさん

  • 湖深くひそみめばうまき寒蜆

    重翁

  • 寒蜆やんごとなきや碗の中

    花筏

  • 湖底より掻き湧き出でし寒蜆

    富士山

  • 寒蜆滋養の匂い朝の味噌汁

    ひよとり

  • 寒蜆でばんにむけて髭を剃る

    隣の芝は葵さん

  • せつかちの汁だけ飲みき寒蜆

    麗門

  • かんしじみあさりのあかちゃんみたいだな

    ひろしげ7さい

  • 寒蜆水面キラキラわけ出でし

    彦山

  • 碁敵がお膳並べて寒蜆

    東山

  • 二日酔い思いやりこめ寒蜆

    誠実庵

  • グルタミン浸みだす椀や寒蜆

    石英

  • 釣宿の釣人ひとり寒蜆

    夢堂

  • 八雲立つ湖(いずみ)の舟や寒蜆

    クラウド坂上

  • 目が聡い嫁に食わすな寒蜆

    千花

  • 朝食の箸せはしなき寒蜆

    慎吾

  • 百薬の長を締めたる寒蜆

    井上じろ

  • 小さくとも近江の湖の寒蜆

    喜多輝女

  • 美保の朝戸を叩く風寒蜆

    ちびつぶぶどう

  • 寒蜆色なき水に指赤む

    てぃ

  • 身を喰うか喰わぬか喧嘩寒蜆

    福熊猫

  • 覇を争いし古代や瀬田の寒蜆

    ひろろ

  • 寒蜆小さき身をば摘みけり

    八木高穂

  • 頑なに口を閉じたる寒蜆

    よしえ

  • 寒蜆年の頃なら十八歳

    どっこいしょ

  • 北辺の汽水の雫寒蜆

    兀兀

  • 寒蜆夕風に伏す十三湖

    ジャンク堂

  • 寒蜆大きオペラハウスの如くなり

    雪虫

  • 寒蜆ベストショットの夕日選る

    倉戸せいら

  • 寒蜆厨に小さき息たてる

    毛利あづき

  • 魚屋の桶より計る寒蜆

    石井せんすい

  • 店先に日溜り一つ寒蜆

    甘泉

  • 手造りの味噌のこだはり寒蜆

    ひろ志

  • 寒蜆下拵えの金曜日

    山走子

  • 好物の椀すすりたる寒蜆

    丸助

  • 継続は母なりといふ寒蜆

    丸山清子

  • 酒飲みの味方にされて寒蜆

    一生のふさく

  • 寒蜆のごとく私も貝になる

    小木さんの娘

  • 砂を噛み曇天見すえて寒蜆

    河内天青

  • 鋤簾振る寒の蜆の響きかな

    神戸鳥取

  • 一椀を仏壇に上ぐ寒蜆

    七草

  • 亡き友へ呟いてをり寒蜆

    幸久

  • 小川原湖地図の向こうの寒蜆

    せり花

  • 行商の声高々と寒蜆

    正則

  • 憚らず汁啜るかな寒蜆

  • 食道に癌もつ人と寒蜆

    とりとり

  • 寒蜆一杯飲みて街に消え

    おせろ

  • 泥ふかすバケツ一夜の寒蜆

    お手玉

  • 寒蜆朱塗りの椀に盛られおり

    ゴマ四郎

  • 鋤簾引く手応え冴えて寒蜆

    せり花

  • 自慢気に女将指差す寒蜆

    未々

  • 寒蜆一つ残して水槽へ

    写俳亭みの

  • 寒しじみ口を開きけり祖母の家

    いさ

  • ぎしぎしと洗はれ噤む寒蜆

    亜桜みかり

  • 寒蜆殻の多きは父の椀

    関屋

  • 寒蜆身を固くして覗く桶

    笑松

  • 父さんの起きるのは午後寒蜆

    縹あい

  • 寒蜆宴は佳境の隠し芸

    八十八五十八

  • 宍道湖や隠忍自重寒蜆

    風来坊

  • 紫の殻累々と寒蜆

    有櫛水母男

  • 宍道湖の漁師が守りし寒蜆

    宮すみ女

  • 甦る重い肝臓寒蜆

    パオ

  • 藻琴湖の引き締まりたる寒蜆

    Mコスモ

  • 宍道湖に神の加護あり寒蜆

    しゅんかん

  • 砂噛めば鳴き砂の音寒蜆

    雨宮涼風

  • ダイヤモンド婚なる父母へ寒蜆

    八木風味

  • 寒蜆ようよう抜ける病床

    流星

  • 身も汁も食べつくしたる寒蜆

    目黒輝美

  • 寒蜆英世の母を支えたり

    湖鐘恭子

  • 皸の指が差し出す寒蜆

    こま

  • 見るだけで買えぬパックの寒蜆

    菊池洋勝

  • 椀の底砂が残りし寒蜆

    睡花

  • 寒蜆もう寝ちゃおうよ目をつぶる

    まこち

  • 木曜の朝日目映し寒蜆

    穐山やよい

  • 網走の縮こまらぬと寒蜆

    旧重信のタイガース

  • 寒蜆友と群がる一夜かな

    西条の針屋さん

  • 寒蜆煮えくる母に口を割る

    飛鮎

  • 籠の中キュッと締めたり寒蜆

    みよしい

  • 殻幅の良きは涸沼の寒蜆

    月光庵

  • 手を合はせ戴く寒の蜆汁

    杉本とらを

  • 生存率どちら転ぶや寒蜆

    晴好雨独

  • たらちねの母にふるまう寒蜆

    ちびつぶぶどう

  • 寒蜆小さきものにも力満つ

    正史

  • 曽爾の里家族に乾杯寒蜆

    松風

  • 煮られても口は割らぬと寒蜆

    比呂無

  • 寒蜆鳴りて食事の支度せり

    野乃

  • 寒蜆味噌と鼻孔を虜とす

    藤紫

  • 砂重き鋤連に肥えし寒蜆

    小野寺友香

  • 寒蜆川面をオールが切り刻む

    ふわり子

  • 寒蜆ちさき命の味噌汁に

  • ひとつひとつに故郷はあり寒蜆

    瀬紀

  • 塩むすび味噌汁の具は寒蜆

    寸人

  • 汽水湖の夕凪きらり寒蜆

    葉月のりりん

  • 潮騒や朝を迎えて寒蜆

    車話

  • 酒あおり家に着いたら寒しじみ

    がん田

  • へそ曲がりどこにでも居て寒蜆

    和紅

  • 寒蜆楔の如し湖眠る

    長緒連

  • 囲炉裏端はだか電球寒蜆

    しげる

  • 迎い酒取り上げられて寒蜆

    ゆみづき

  • 砂金採る鉱夫はかくや寒蜆

    山樫梢

  • 寒蜆二つの水で育まれ

    たかちゃん

  • 寒蜆港の先に筑波山

    竹庵

  • 宍道湖の日の出ぽってり寒蜆

    原ひと葉

  • 浦で待つ頃合い良しかと寒蜆

    カンナちゃん

  • 寒蜆一つ二つの浅蜊あり

    相模の仙人

  • 寒蜆日本の未来は明るいか

    竹春

  • 湖の奏でたる音寒蜆

    北大路南天

  • モンゴルの力士の瞳寒蜆

    北大路南天

  • 湖突きて鋤簾(じょれん)しなるや寒蜆

    ぷりむら

  • 寒蜆ガリッと口に当たる砂

    だるまさんが転んだ

  • 寒蜆これで冷戦終結へ

    夏茜

  • もう飲まぬ今夜は飲まぬ寒蜆

    土井小文

  • 水底に眠る遺跡や寒蜆

    百草千樹

  • 寒蜆縄文人も採りにけり

    百草千樹

  • 寒蜆おにんぎょうさんのめめにする

    もちずきん

  • 一生を無口でとほす寒蜆

    写俳亭みの

  • 寒蜆恋心ほどのミネラル

    むじーじ

  • 味噌味の鍋で煮らるる寒蜆

    詩季

  • 寒蜆卒寿の父へ届けけり

    川島欣也

  • 寒蜆厨ガラガラ輝けり

    宗本智之

  • 寒蜆疲れた体にうってつけ

    ひろくん7さいのママ

  • 味は濃く身引き締まりて寒蜆

    しげ爺

  • 寒蜆椀の中にて福ひらく

    ばあ哉

  • 世の中を厳しく生きて寒蜆

    紅映

  • 寒蜆生き死にしみじみしみにけり

    四六三

  • 山盛りの大寒蜆売られおり

    ことまと

  • 寒蜆殺生詫びて二つ還す

    紅あずま

  • 十和田の底ひかり待ち居る寒蜆

    泰徳人

  • 本籍地名乗りて黒き寒蜆

    奈良翁

  • 今日だけは良い事尽くめ寒蜆

    高橋良夫

  • 宍道湖に落日溶かし寒蜆

    文月さな女

  • ぎっしりと椀に盛られて寒蜆

    小雪

  • 朝もやに寒蜆採る船の影

    軌一

  • 匂香は朝飯前の寒蜆

    星降松

  • 浜市で呼び込む声や寒蜆

    勿忘草

  • 勾玉の湖に零れて寒蜆

    老人日記

  • 八雲立つ出雲の湖の寒蜆

    真沙

  • 瀬田川の泥より黒き寒蜆

    田中ブラン

  • しじみ汁歳の数ほど椀にもり

    木瓜

  • 寒蜆漁師の皺と皺の渦

    杜の緑子

  • 遠浅の砂の呟き寒蜆

    今野浮儚

  • 白濁は川の豊穣寒蜆

    登美子

  • こんなにも清しい味の寒蜆

    登美子

  • 寒しじみ琵琶湖なりけむ口ざわり

  • 寒蜆静寂破る鋤簾の音

    よりみち

  • 寒蜆しゃべらぬ女は松江産

    野純

  • 寒蜆売り歩く子の手の赤し

    台所のキフジン

  • 大店の土間にぶつぶつ寒蜆

    桜姫

  • 砂を噛むひげ剃りの音寒蜆

    えちくらい

  • 寒蜆出雲の朝に舟急ぐ

    寒露

  • 心には故郷の湖寒蜆

    春川

  • 鋤簾の手しばし休めて寒蜆

    せり花

  • 汽水湖の落暉に染まる寒蜆

    津葦

  • 板東太郎の肚突きて獲る寒蜆

    可不可

  • 船番所届きし笊に寒蜆

    むじーじ

  • 寒蜆貝の中から渦の音

    ふかふか

  • 黄昏に終わらぬ夕餉寒蜆

    しかもり

  • 輝きのオニキスの如寒蜆

    スカビオサ

  • 宿女将お戻りやすと寒しじみ

    望月ゆう

  • 寒蜆小皿に碧く響くなり

    ジャンク堂

  • 殻啜る手元楽しや寒蜆

    ひろ志

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