俳句ポスト365 ロゴ

初級者結果発表

2026年1月20日週の兼題

【曜日ごとに結果を公開中】

【入選】

アーカイブに掲載決定!


火曜日、水曜日、木曜日、と入選句を発表します。作品検索での検索も可能です。

入選句の評価は火、水、木ともに同じランクです。順不同での掲載です。


初級者用投句欄は、俳句の基本的なルールや表記など、基礎をかためたい方におすすめな投句欄です。金曜日「優秀句」の俳句は初級者コース卒業の目安です。もちろん「まだ心配」という方は、初級者コースへの投句継続もOK です。


☆こんな方にオススメ☆

・初めての1句を作った。

・どの句がいいか分からない。

・俳句を初めたけれど、まだ自信がない。

・何回か投句したけれど、なかなか選に残ることができない。


投句は何度でもできますが、自選も学びの一つです。選者からのコメントをヒントに、「自選」のための知識を集めましょう。「多作多捨」の精神で、自分の作った俳句を見直し投句する句を選んでみてください。

  • 鱵寿司技や光りぬ板の上

    村井もこり

  • 初恋の淡く透きたるさよりかな

    三日余子(いつき組広ブロ俳句部)

  • 遅滞なく参上したる鱵哉

    吉田白山

  • さより釣り利根川沿いに海に出て

    まつぼっけ

  • 空の陽をまといて泳ぐ細魚かな

    穂波ポンチャン

  • 地球一周光霞まぬ細魚かな

    夢 一成

  • 岸壁で子等の掬いし鱵かな

    星野夜風

  • さよならを言わずひとりの鱵鮨

    武智浩

  • たおやかにサヨリに運ぶ女箸

    ひな子桃青

  • まな板に鱵一本包丁研ぐ

    大家由美子

  • ビル風に混じりて鱵の群れ来る

    ままねねもる

  • 気持ち急く和らか風待つ干鱵

    妃都実 西子

  • まな板の黒く色づく鱵かな

    古谷芳明

  • 鱵釣り往時を偲ぶ埋立地

    ぴょん吉 龍

  • 針魚揚げ漁師の姿テレビ異郷

    高崎孝雄

  • 背開きの鱵日を浴び出番待つ

    佐藤友喜

  • スーパーのラップに張り付くさよりの目

    いちの

  • 鱵持ち寄る口実の若き酒徒

    伊達紫檀

  • 下顎に矜持のありさうな鱵

    酒井 春棋

  • 細き糸ゆっくり紡ぐ鱵かな

    天色すずめ

  • 炙る香も音も麗しき鱵かな

    呉桃周行

  • 顎長し鱵の干物や旨さます

    安藤学

  • 腹黒の鱵にも有り一部の理

    住田 赤鈴

  • 料理番組は華やか細魚買ふ

    西原氷彩

  • 七回忌鱵釣りたる橋の上

    福田淡圭

  • 針の吻天高く突き干し鱵

    黎音

  • 下あごに威厳・諧謔込め鱵

    八ちゃん

  • 揚げたての鱵に最早武器は無く

    朝乃珈琲

  • 差し障りなき話してさより食む

    森脇レイ

  • 顎支えサヨリ捌くも震える手

    松田白山

  • 身に纏ふ聖銀は海鱵割く

    由凛

  • 竿しなり夕餉の肴さよりかな

    かじやのタケ

  • 新しき波突き抜ける鱵かな

    天鳥そら

  • 旬に食べ思い出せないさよりかな

    春の新々

  • 午後休し鮨屋でつまむ鱵かな

    黄色てつを

  • 細魚来る口先だけの優男

    ルック鷹丘

  • 鱵出づ温みし海の浜歩く

    江口白犬

  • 俺おまえさよりの腹よどす黒い

    鬼石 祥瑞

  • 店出しの舞妓のようなさよりかな

    河島はるちゃん

  • さより食む漁港の灯描く夜中

    山川一露

  • 寿司下駄に背伸びの吾子の鱵かな

    西原佳黎

  • まだ知らぬ鱵の味や海の底

    加藤湯花

  • 金婚やサヨリの刺身にふたくちめ

    凪涼夏

  • 行進す餌を求めてサヨリ行く

    渡鳥風花

  • 銀縞に角立つ粋な鱵寿司

    いるの 橙

  • 電車にて夕べの鱵反芻す

    雨柳蛙子

  • 細魚干し父酔いしれて遠き日よ

    佐藤ゆたか桜咲く

  • 銀波撚り紡ぐ銀糸の鱵かな

    十六夜の花札

  • 昆布締めの鱵一口もう一献

    近江菫花

  • 百六の銀箔纏ひ鱵かな

    k陽一郎

  • 瀬戸暮れて鱵焦がせし母猫背

    野枝ころん

  • 見えぬ肚ただ齧りつく鱵かな

    房総太郎

  • 照らされて輝く鱵に我を見る

    川崎安二郎

  • 鱵食む波の白さを描く皿

    大谷維鶴

  • 人影にプイと横向くさよりかな

    山岸かっち

  • 竿並べ糸の先みな鱵かな

    樽井薫

  • 明日から隠居生活鱵食う

    神ヤ飛ビ魚

  • 鱵は干物におひさまはキラキラ

    安好

  • 大皿に寂しそうな鱵かな

    尾曲古鳥

  • 針魚には備前か黄瀬戸棚あける

    翠善

  • 細魚なほ塩とレモンで癖無くす

    野の菫

  • 水中の鱵集まり友の声

    オゼキング

  • 針魚や少し堅めの鎧着て

    三橋みのり

  • 鱵釣る父の遠投いまも空に

    山柚

  • 鱵焼く音ひそやかに夜更けかな

    広瀬静波

  • 祝宴の傍に刀の鱵かな

    川乃尚

  • 言い訳は蛇行鱵は直進す

    一歩二歩散歩

  • 倶利伽羅の細魚もじれるガス火かな

    青木真実

  • なけなしの鱵死守して一人酒

    田中ピロミン

  • 仕掛なぞかかるものかと鱵の眼

    アンダ万里子

  • 海面の波立で知る鱵かな

    外町よしのり

  • 命食うさより木の葉に思い寄せ

    鈴鹿鈴鈴

  • 鮮度よし十手のやうに持つ鱵

    平田球坊

  • 玉ウキや揺れる手探り鱵かな

    霧潤(むじゅん)

  • 塾の子は鱵がとれる場所知らぬ

    チワワのココア

  • 新妻の逃ぐる刃嗤う銀サヨリ

    モダンなむ

  • ノンアルの缶を片手に鱵食う

    著子民人

  • 袖たくる腕の白さの鱵かな

    堅香子

  • 鱵釣るふたつの影は長くなり

    若葉 尚

  • 椀に揺れサヨリ運ばる結納日

    裕季

  • 鱵あじ娘の拇指の形祖父に似て

    佐原 貝

  • 衆議院解散だとよ鱵焼く

    佐柳 里咲

  • 研ぐ音や鱵細きに刃の銀

    むらた典珠

  • 鱵来る故郷の便り背に乗せて

    村田ムララ

  • 針魚鮨みずあそびする影ものび

    瑠芥子 傘穂

  • 細魚噛む三十本の永久歯

    永山シャンシャン

  • 億年の下顎ながきサヨリかな

    萩野谷我寿

  • 故郷の鱵は旬ぞと誘ふ君

    帯雪

  • 一閃の鱵よ戦時の竹槍よ

    丸屋文鳥

  • 釣り上げしサヨリで一献薄作り

    西倉美紗子

  • 朝鱵まな板にまだ海の色

    井筒朝子

  • 鱵より早い知らせや子の進学

    松山 桜子

  • 口紅の艶やかにして細魚かな

    甘露坂菓音

  • 卒寿の父と一夜干しの鱵と

    奥瑚

  • さより喰む壊死で短くなった指

    田辺ささのは

  • 糸巻けば銀鱗映える細魚かな

    新緑香風

  • 汁椀に結び鱵や箸とどむ

    猫辻みいにゃん

  • 白髪と蘊蓄交わす鱵とは

    堀池誠海

  • 鱵焼く好みを知った銀婚の日

    渡部じんさん

  • 吾ひとり干物は鱵かゆ御膳

    玉 ゆこげん

  • 銀婚式結び鱵のほぐれ具合

    たむら立夏

  • 大将の捌きにひかる鱵かな

    おじいちゃん1号

  • 頼りなき子よりさよりの誘いあり

    武内番菜

  • まな板にサヨリ塩基配列のジーン

    あとりとまひわ

  • 蝋燭の音チリチリと鱵かな

    柑たちばな

  • 読みかけの桜桃閉じてさより焼く

    鴨の里

  • 細魚飛べブルーインパルスのスモークや

    安永彩女

  • 鱵焼き香りも重ねて喉通す

    乃邑 歳幸

  • 鱵待つ祖母の木綿の割烹着

    竹東子

  • 省エネの尖りし口の鱵かな

    撫子

  • 一筋の月の光鱵の群れ眩く

    小田芙蓉子

  • 海色に銀の刺し子のごと鱵

    山田 青緑

  • 波の端を抓みて食まむや糸鱵

    山根孤月

  • たまかぎる日に銀色のさより跳ね

    静 うらら

  • まな板の鱵に太い指添えて

    Qちゃん・広ブロ俳句部神奈川支部

  • 鱵より見上げる木々がゆれてをり

    北川太郎

  • 針魚竿を引き上げ海を縫う

    逢花菜子

  • 祖母のため釣った鱵を捌く父

    予束 友鹿

  • 椀に入る塩味仄かな鱵かな

    木々梶取

  • 顎折られ皿の鱵に止むる箸

    山口 笑骨

  • 鱵食う終活はまた先送り

    あいまい もこ

  • 針魚とは波のほころび縫う糸か

    藤中 雅

  • 初鱵身重の我は天麩羅で

    よっちゃんこ先生

  • 白金の鱵吟味を待ちわびる

    笹野いと茶

  • 光る鱵まだ白き世にも眩しく

    ゆかいなさっくす

  • 受け口で皿に寝転ぶ鱵かな

    中山十七庵

  • 釣ったのは誰と鱵囲う吾子

    成崎 葉

  • あの鱵不機嫌そうな顔してる

    福前彩芽

  • あくび顔かすめて過ぎる鱵かな

    橘ミカンヌ

  • 鱵かな帰りし吾子のタイヤ跡

    奈良塔子

  • 釣りあげし小さき鱵海返し

    江宮神

  • こぶ締めの細魚旨しと耳順かな

    中西 千尋

  • さより喰ふ銀の氷割れや椀かがみ

    杉山旅女

  • おちょこ酒おちょぼの口はサヨリ口

    放蕩

  • 鱵寿司父と政治を語りたい

    浅田三時花

  • 美しかりし鱵干されて是非もなし

    野村酔狐

  • 波超えて宇宙と話す鱵かな

    都忘れ   大富孝子

  • 鱵群れ男やもめの一途かな

    横田香雲

  • 黒き腹臆病ゆへの細魚かな

    美濃町美子

  • 賄いの最終日鱵の刺身

    安曇野くーみん

  • 鱵食い耳傾ける友の愚痴

    藤すみ

  • 顎先の紅染めし鱵あざとし

    照輝坊主

  • 都会にて皿よりはみでる鱵かな

    sodeco

  • 持ち帰る神籤夕餉に結びさより

    なかお加加阿

  • 節榑の手の大きさよ鱵釣る

    中山黒美

  • 初めての鱵捌く手ぎこちなく

    小野たまお

  • 鱵かな吾子口笛の軽き夕

    窓ひかる

  • 白皿へ川の字侍るさよりかな

    おつき澳吉

  • 機嫌良く口先尖る鱵二尾

    馬越あずき

  • 鱵とは龍宮門の閂か

    足立とんび

  • 欲深な我に刺したき鱵かな

    寸草

  • 伊能図や鱵を伴と測りしか

    禿一

  • 板前やさよりが物を言いたそう

    武河和紋

  • 酒盛りの鱵うふふと乾杯す

    咲花 みえこ

  • 鱵みな芭蕉の杖の吻をもつ

    秤防人

  • 洋皿に似合はぬ細魚盛りにけり

    石井紫

  • カンヌキの鱵や朝の魚市場

    篠崎彦斎

  • 先生の赤い花丸さより釣り

    しなもりいふ

  • さばかれた鱵に生きたヤドリムシ

    茨城つく婆あ

  • 怖さうな文字もつ鱵美しき

    清見敏水子

  • 隈取りを内に施し針魚かな

    山彦 てっせん

  • 鱵釣り下顎天を衝きにけり

    松岡才二

  • 人形を飾りし吾子と鱵寿司

    海の夕ひ

  • 震災の染みなき宿のさよりかな

    葱ポーポー

  • 軽バンの移動販売鱵だぜ

    山河美登里

  • 海に射す光の動線鱵かな

    青井季節

  • 食うよりも眺めていたき針魚かな

    福永夢幻

  • 港内に光乱れしサヨリかな

    篭山眺望

  • 細魚たち何を食らひて光増す

    府中二郎

  • 針魚は一夜干し封蝋は朱色

    月最中 松本

  • 波を跳ぶ鱵くちばしに熱量

    森上はな

  • 海に穴開けて水針魚の光りけり

    椎エナガ

  • 鱵の銀捌く主の縮緬皺

    伊藤美詞

  • 銀輪のチューブや出刃撓む鱵

    早霧ふう

  • 笊の縁くちのはみ出す針魚かな

    秋山らいさく

  • 針魚食ふ脳に昔の流行歌

    朽葉茶織

  • 朝まづめ潮目に疾き鱵かな

    太田一駄歩

  • 銀色の暖簾のやうに鱵干す

    浦野米花瑠

  • 採用は島の分校さよりかな

    樺 みず穂

  • 夕まずめ針魚は魚籠に丸まりぬ

    勝木大寒

  • 給食に細魚のフライ残飯0

    みはやななか

  • 鱵澄む口数減る子背が伸びし

    楽・豊・幸で行こう

  • 鱵釣り夫得意顔吾も和む

    吉岡ひさ子

  • 鱵刺し皿の絵柄がシースルー

    城 野球

  • 鱵の背こびとがまたぐ銀の龍

    好陽晃

  • 下顎の収まりきらぬ鱵描く

    星乃瞳

  • 背伸びして頼む鱵の身の透ける

    澤村雪

  • 突堤に足をぶらぶら鱵釣る

    長谷尾遼太

  • ゴム長のぶつかる岸や揚げ鱵

    阿語童

  • 鱵とは姿は異様未食魚

    古賀衝童

  • 鱵焼く一人の台所窓曇る

    相模の影法師

  • 鱵の流線海の大回転

    後藤葉羽

  • 海中に針魚の道あり網仕掛け

    岡田野良

  • 釣鈎が鱵の細き顎に今

    小山小山

  • 鱵干し酒も欲しいと妻に言い

    tokisan

  • 透き通り皿も賞する鱵刺し

    大泉竹芳

  • さより焼き酢に付けて食む母の癖

    Hope

  • ゆったりと帆船出づる鱵かな

    小林昇

  • 辛くとも凛と生きたし鱵かな

    矢堀サトシ

  • 不満気に顎を突き出す鱵かな

    にいやのる

  • 透き通る鱵刺身の彩度飯

    とくねん

  • 白光に鱵の定規鈍く光る

    綾杉 雀

  • 名を聞けば母の名に似てサヨリ買う

    モンガラハギ

  • トロ箱の上口だけ見せる鱵

    立花かおる

  • 迷いなく銀鱗鋭きサヨリかな

    じねん

  • 彗星の群れを飼育す鱵槽

    入江理火

  • 鱵の腹や黒きところに我ゐたり

    ぽっくる

  • 鱵光る昼の市場の静かさよ

    柳田孤星

  • 細々と干されし鱵吾の如く

    三芳明

  • さより食い顎が伸びぬか気掛かりや

    榊原 七海

  • サシ呑みのほろり解ける鱵の身

    和古々

  • 口先で嘘をつきたる鱵かな

    遠海空槽

  • 鱵食らふ新人吾は手酌なり

    麦乃小夏

  • さより刺しさようしからば炙りにて

    レイン孤音

  • 妻の手の温もり残るさよりかな

    ゆーこ

  • テトラ釣り潮騒を聞き鱵焼く

    珈琲俳人

  • 一献のさよりの銀を噛みしむる

    川すみ山葵

  • 幾重にも季節重ねて鱵待ち

    長坂 こう

  • まな板に余白の多き細魚の身

    暮木葉

  • 光り物江戸っ子好みよ鱵喰む

    坂田雪華

  • 与一射し鱵照り照り白昼夢

    井登をかし

  • 板前が利き手に持つは鱵かな

    岩川葉雲

  • 鱵食べ明日の方向たぐり寄せ

    日向 まお

  • 片恋の夜半身のサヨリつつく

    一木楓

  • 妻笑ふ手術前の鱵焼き

    をいなり

  • そぐほどに透きとほりたる鱵かな

    竹林子

  • 細魚釣り餌はゴカイかオキアミか

    裕安

  • 目覚め良き鱵の並ぶ市場かな

    小林脱太郎

  • 鱵でも三杯飯食うラグビー部

    高崎怪人

  • 閂やサヨリの造り透く緑

    山 怠夢

  • サヨリ売る母へボソッと給食代

    ズッキーニン

  • 銀色に染まる鱵や夜半の月

    片岡三洋

  • 特売品さよりに負けて影薄く

    大塚鴨鷺

  • 黒潮の匂いやたらに細魚焼く

    小金

  • 鱵など食べる旅へと喜寿の母

    明後日めぐみ

  • 鱵食む左党右党の屋形船

    佐藤夏みかん

  • 細魚釣り突き出る顎に朝陽射し

    吾妻三郎

  • 釣れ過ぎた鱵を捌く妻黙す

    晴矢

  • 炙りたる細魚の皮の串刮ぐ

    平塚朱子

  • 丁寧なる浮子の間合いで釣る鱵

    山田正山

  • 許されぬ夫の慢心サヨリ焼く

    桜江いくこ

  • 埠頭より銀走る群鱵

    水月光彩

  • 昆布締めの鱵が並ぶ夕餉かな

    未生 漣

  • 刺身にと鱵に挑み姿無き

    ぷくぷくママ

  • まだ青きさよりに酒のくずし文字

    一徳斎 

  • 七歳の吾子は鱵の顔が嫌

    大森茄子紺

  • 美しき鱵に潜む強い芯

    中藤古希

  • 波間縫う鱵を越えて散骨

    山々林々

  • 影絵なす細魚の群れや通り雨

    岬ノ紀州

  • 鱵かな花見魚と呼ばれるや

    津軽 りんご

  • 針魚食ぶこころまつすぐなれるかな

    オッドアイ

  • 吸い物の細魚嫋やか荒むまい

    群青江戸きりこ

  • 浮きの影落ちる砂地を鱵撫で

    素寒貧小人

  • 鱵群れ海はざわめき糸は空

    伝説の晴れ女

  • 同胞の一人欠けたり鱵干す

    前川 葉月

  • サヨリ焼く煙も軽く昼下がり

    アンクル•ペコス

  • 与一矢に次は我ぞと細魚らが

    川柳役者

  • 鱵釣り竿のしなりに目方知り

    流れ星

  • サヨリ釣る浮かぶ楽しみ糸造り

    福浦しんご

  • 別れの日ひかりの色の鱵食む

    明日葉

  • お造りの鱵美し義父の膳

    柿ノ木繁

  • 藻場を出で藻場に戻りし鱵かな

    稲荷森輝麗

  • 美味なれど泳ぐ鱵は知らぬまま

    賀茂ももか

  • 輪島より朝の香連れて太細魚

    藤原米酢

  • 吉野煮の結び鱵や祝膳

    米山

  • ベクトルを揃へ鱵の進みたり

    マーゴとレニー

  • 水晶のごと九谷絵皿の鱵

    久保ダイスケ

  • 米ぬかの撒餌にしゃばと鱵寄る

    越香

  • 亡母笑む鱵重なる昆布締め

    越香

  • 鱵食ぶ白き指先紺スーツ

    日の峰祥雲

  • 笊に並び三尾の鱵夜空へと

    水木 晶子

  • 針魚呼ぶ風に吹かれる新天地

    ゆみ

  • 鱵群るカンディンスキーを課題曲に

    青山椒魚

  • 浜すそや鱵遊べる時節なれ

    京野ののか

  • さよりとは言えぬさよりをサビキ釣り

    城山 鷺

  • さよりつり家族親戚指を折り

    よろこび一句

  • 針落としようやくしなる鱵こい

    夕凪 一茶

  • 刺身寿司癖なき素材鱵かな

    なかの巡界

  • 先ずサヨリ次はグーグル次は何

    松 花良治

  • 快晴の総帆展帆鱵跳ぬ

    緑野隼

  • 鱵食う七十男のやせ我慢

    小林浦波

  • 自転車を岸壁に置く鱵釣

    阿部英雄

  • 新月に捧げる細魚星になり

    ケセラセラめだか

  • 性格似てる容姿似てない吾と細魚

    あさみ あさり

  • 投票日海の香りよ鱵焼く

    平谷河女

  • 旅の夜の釜山の生簀なる鱵

    阿野比等

  • ピノキオの鼻よ鱵の下顎よ

    藤山応援歌

  • 塩焼きの鱵長皿見栄へよし

    漆崎 明

  • 客に出す鱵結びて汁椀に

    夢バーバ

  • 藍の皿さより盛り付け手の震え

    かめ

  • 下顎の赤き鱵に撓る竿

    西尾 翠峰

  • 含み香に泳ぐ鱵の慎ましき

    村岡 剛志

  • 老犬を連れて行くのか鱵らは

    ガーランド那智蔵

  • 琴響く鱵並べし客の席

    吉田 ルイ

  • 海の青残したままにさより干す

    米山カローリング

  • もっこ刺し主を待てる細魚かな

    佐藤みやび

  • 下顎の意味も分からず鱵食う

    明日の鈴

  • 吻合し身を反り光り鱵消え

    山本修

  • 釣り上げし鱵は吻で抵抗し

    中村日生

  • 海鳥の眼に光る鱵かな

    想楽 前走

  • きららかな水面を穿つ鱵かな

    一ノ瀬小太郎

  • 鱵焼き東ティモールのいまを知る

    季川詩音

  • 光る海ゆらり細魚に願ひとつ

    道 環

  • 窓くもり鱵の目尻緩む夜

    丸山一赳

  • 友來たり地酒を提げて干しさより

    鬼石 祥子

  • 行商の鱵の便りサバく庭

    O’Hare 鹿互

  • さざ波のたま浮き動く鱵来た

    ぽんたぽんたろう

  • 醤油を纏う鱵に舌鼓打つ

    藤沢・マグネット

  • 島に橋フェリー桟橋の細魚

    奥野恕宣

  • 針嫌う他の糧となるサヨリかな

    月白 秋

  • 我が息子男になれり鱵食む

    てふてふ

  • 独酌に青磁の透ける鱵かな

    三毛山タマ子

  • 細魚食う今日の会話は詐欺電話

    山﨑ダリア

  • 店前の鱵見て知る都市暮らし

    佐藤サクレ

  • 海光もパックに詰めて鱵売

    加田紗智

  • 便り待つ間埋めるや鱵寿司

    横辺理

  • 痛まないものなどないと鱵食う

    欣喜雀躍

  • 店先にほんの少しの鱵かな

    中村止一

  • 自慢する鱵一匹夕間暮れ

    清水猿虎

  • 海面にうねり虫食う鱵おり

    春野ふう

  • 釣れますかはいサヨリです会瀬浜

    小野寺 余伴

  • 炙りても光の残るさよりかな

    ケンケン

  • カルパッチョコリコリ弾む鱵かな

    前乃 桜

  • 刺身にと鱵捌くや身は少し

    延命花子

  • 音戸(おんど)蒼し釣糸先さより眩(まばゆ)し

    百目鬼くるり

  • 楽しめりさより昆布締め待つ間さえ

    小原かおる

  • 新調の皿山菜とさより二尾

    藤かおる

  • 山育ち鱵食せし旅の宿

    キャバリアのばぁば

  • 脱ぎ棄てて透きとおる背の鱵かな

    小 日音

  • 値を知らずこれっぽっちが初鱵

    齊藤おうじ

  • 鱵二尾かごに光りて渡船着く

    長野雪客

  • カウンター今日は鱵で始めたし

    小川一月

  • 尾ひれ付き釣った細魚が育ちよる

    四王司

  • 鱵の黒本音知らずに世は回る

    米子 創明

  • 接吻は命懸けなる鱵かな

    河村のび太

  • 鱵来る浜の砂も少しぬるむ

    片寄道幹 

  • 小舟出づ細魚群がり波しずか

    藤原 迷月

  • 祝いの日鱵結んで湯気の椀

    k幸女

  • もう捨てた故郷の海さより干す

    梶原菫

  • さよりさよりけっこう悪い人かもね

    藤富うに

  • 鱵の握りや金メダルをあてに

    昇椿

  • 竿しなる鱗きらきらさよりきた

    磯貝あさり

  • さしすせそ空を刺さんとサヨリ跳ね

    アガニョーク

  • 君逝きて今年も細魚の便りあり

    中根由凜

  • 腰擦り吾子に負けじと細魚釣り

    浅井雑草おばさん

  • 鏡めく鱵の腹に古き海

    那琉歩度

  • 鱵来てたおやかに生く卒寿の師

    池ほろり

  • 海峡の雲流れ去る鱵来る

    三國雪國

  • 迷うなと己を諭すか細魚まっ直ぐ

    みしえる

  • 潮溜まりの叫声釣果は針魚

    ルピナス

  • 鱵釣る波の硝子や竿しなる

    大和キートン

  • 一合は細魚炙らる小半時

    井上たとぅや

  • 酒の味締める鱵の一夜干し

    孤句狸翁

  • 生前の父も行ったか鱵釣り

    夕暮派れもんさわー

  • 竜巻か水面乱れるサヨリ群

    中 秋広

  • ぬる燗もぼちぼち旨しさより鮨

    窪 秀冬

  • 晩酌のあての針魚は海の青

    武 文光

  • 鱵群れさざなみ遠くなりにけり

    笠戸の宮本

  • 鱵の背をひとすぢ海のみどりかな

    汐野三書

  • さより食む幼返りの夫卒寿

    季與子

  • 夕食の針魚刺身に身振り手振り

    植木照美

  • 焼きサヨリ唐津みやげはベトナム産

    ケチョビタキ

  • 細き槍サヨリの命の最先端

    隅のボレロ

  • 鱵食まば海の香と野の苦味あり

    青嵐

  • 水揚げや鱵の値踏み始まりぬ

    平候門

  • 引き抜けば大空に舞う鱵かな

    西山哲彦

  • 栄転の君と最後の鱵寿司

    藤原涼

  • 大皿の端の細魚や通夜の母

    西﨑秋雲

  • 廃業を告げる店主の鱵汁

    はしま

  • 白湯小百合さより優しき名前かな

    鈴木ふよう

  • 黒に染むさよりのえらを剥ぐ十指

    金緑石

  • 細魚より自分のご褒美麺の旅

    わきのっぽ

  • 浜市場さよりも器量で売れてゆき

    髙橋雀

  • 光る眼を籠に夕餉の鱵かな

    佐藤夏みかんの亭主

  • さよりなる乙女のごとき名を持ちて

    如月庵

  • 輝きが希望を告げる鱵かな

    花園 メイ

  • 干びてなほ不貞腐れなほ針嘴魚かな

    揺々

  • 朝食に鱵のひもの夜勤あけ

    長田秋華

  • 箸とめて御膳眺める鱵かな

    越中 万葉

  • 海の色に溶けてうごめく鱵たち

    尾藤ことさん

  • 青空の色に染まりしサヨリなる

    田頭西郷

  • 子の皿に白身ほぐしてさより食む

    山広裕果

  • 鱵かな線の光を流す潮

    加藤東空

  • 市場まで単線や針魚を食いに

    山桜昌子

  • つるぬるり溶けるプラチナ鱵かな

    松戸 新

  • 天ぷらの鱵大皿友来たり

    いまいやすのり

  • 自立聞き締める鱵や祝い膳

    コリン

  • 晴れるまで鱵は待てと親父言ひ

    樹里庵

  • 鱵の目光線蓄え銀の皿

    茶子父

  • スーパーのさよりはさっきまできっと

    鈴野冬遊

  • 鱵干しぐんと背筋を伸ばしけり

    柴犬大吉

  • カウンターに鱵玉子と並びたり

    白石 翠

  • 鱵跳ね視線重ねし老夫婦

    清実

  • この選挙夢でしょ覚めて鱵食う

    ねまり ねこ

  • 長き顎用終えたる干鱵かな

    斎藤マカロン

  • サヨリかな瀬戸に胸なり夜明け前

    田中三頭乎

  • 鱵にプランクトン我には鱵

    十七歳の乙女

  • シャリは小タッチパネルで鱵呼ぶ

    はちわれ猫

  • 日本酒や既に鱵の入荷あり

    小川鯛背

  • 鱵釣り説明下手の父は釣れ

    鈴木健次

  • 鱵食う部下百人の送別会

    藤瑪瑙

  • 銀色の帯締め買へる鱵来し日

    西行葉牡丹

  • 光り笑む鱵は舌で衣解く

    水井良柚

  • 友垣と一献交わすさよりかな

    浅羽ただし

  • 切つ先を揃へ星見る鱵かな

    中澤深翠

  • この主に喰われる無念さよりの目

    田村愚陀楽

  • 吾子巻けるリールの先へ針魚跳ぶ

    小川理風

  • 潮風に干されし銀の細魚かな

    田中 しおん

  • 魚棚でサヨリ土産に旅気分

    矢野游呆

  • いきのいい声は二代目鱵買う

    小鳥遊

  • しろがねの針魚岬をのさばりぬ

    大越マーガレット

  • 光る皮めくって白きは鱵かな

    小田拓

  • 我れだけに黒腹みせる鱵かな

    長井 フサコ

  • 抜身の鱵足掻く笊寸足らず

    町乃 磯鵯

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