初級者結果発表 | 結果発表

2021年7月20日週の兼題

流れ星

【曜日ごとに結果を公開中】

【入選】

アーカイブに掲載決定！

火曜日、水曜日、木曜日、と入選句を発表します。作品検索での検索も可能です。

入選句の評価は火、水、木ともに同じランクです。順不同での掲載です。

初級者用投句欄は、俳句の基本的なルールや表記など、基礎をかためたい方におすすめな投句欄です。金曜日「優秀句」の俳句は初級者コース卒業の目安です。もちろん「まだ心配」という方は、初級者コースへの投句継続もOK です。

☆こんな方にオススメ☆

・初めての1句を作った。

・どの句がいいか分からない。

・俳句を初めたけれど、まだ自信がない。

・何回か投句したけれど、なかなか選に残ることができない。

投句は何度でもできますが、自選も学びの一つです。選者からのコメントをヒントに、「自選」のための知識を集めましょう。「多作多捨」の精神で、自分の作った俳句を見直し投句する句を選んでみてください。

「三国志」読後の流れ星誰ぞ
久志fromＪＡＰＡＮ
流れ星みたさに旅へ波静か
松栄
泣きやまぬ子にも見せたき流れ星
山吹なお
流れ星誰もが願う手のひらに
松瀬章章
満天や射手座放ちぬ流れ星
金治宜子
渋滞に「babyincar」流れ星
西田武
夫からの返事ない夜や流れ星
序ノ口英華
背負う児を仰け反らせるや流れ星
是空
流れ星願い込めたら胸中に
灸火威
満点の空はむらさき星流れ
幸
マウナケア流星あまた人あまた
宏楽
流れ星歌える歌をハミングで
彰乃泉
ひとり旅片道切符流れ星
吾亦紅也
流星や孫八にんに見送られ
久間いたる
光年の孤独を連ね流れ星
宮﨑紅清
満たされて願うことなく星走る
源氏香
孫あやし見上げる夜空流れ星
湖上蓮花
流れ星配信観ながら語り合う
松林里香
亀の湯の煙突あたり流れ星
葛谷猫日和
流星群家族そろいて夜も更けし
佐藤夏みかんの亭主
流れ星見たいと拗ねる君の顔
聖仙愁時
流れ星きつと明日は運がむく
佐藤邦夫
追いもせずうたかたの恋流れ星
三上栞
価値のない僕に落ちろよ流れ星
生ける聖火
流れ星壱岐の猿岩未来見る
四葉の苦労婆
流れ星帰省をせがむこどもかな
水沢雪子
流れ星見えぬ明日も生きていこう
孝崎有辺
流れ星の「あ・い・し・て・る」を見て帰ろ
毅を改め、余自い詐
父と詠む初めての詩流れ星
星咲うさぎ
貰い湯の帰り見逃し流れ星
寺岡はる
流れ星彼の影さがす競技場
笠井あさり
流れ星彼方の君へ幸あれと
吉村モモミ
好きですと言う隙もなく流れ星
吉村おもち
流星やいつかは巨大なものあらん
秋ひろ
われの背のアスファルト冷ゆ流れ星
高山佳風
漫然と夜に浸りて流れ星
吉　哉郎
ばっちこい流星中二の焦燥
三群梛乃
欲多く妄想の日々流れ星
小林いと
流れ星見習い中の旋盤工
小柳ジョージ
流れ星ねがいを書きし園は消え
清水天真
豪雨後の暗き濁流ながれ星
酔蚊眼
流れ星この１球はかっ飛びぬ
四條たんし
恋文を流れ星に乗せしたためる
酒崎珈助
流星や謡の友と四十年
佐藤恒治
流れ星きみの独語を聞き逃し
七敷　創
山小屋の揚げたてフライ流れ星
佐藤けい
流れ星積もる話も聞かせよか
佐山夕子
人生の日々の喜び流れ星
山田登山
流れ星隣で君が息を呑む
柑たちばな
一人旅岬に落ちる流れ星
傘踏弾正
火災現場の怒号やじうま流れ星
空豆魚
流れ星友の帰郷の報せあり
玉京子
「スターダスト」聴きつ深夜の流れ星
隅田の都鳥
流れ星探して遊ぶ寝ずの番
水引草
じゃがいものガレット作る流れ星
朱久瑠
星空を引っ掻くような流れ星
春日京丸
またひとり召されし気配星走る
詩
いかほどの願い背負いて流れ星
塾志
不燃ゴミ捨て清々と流れ星
吉田海音
流星や明日に懸ける君がおり
蛍草飛田
目に涙残り双子の流れ星
吉田はるしゃ
フォンタナのナイフ夜を裂く流れ星
真井とうか
定年は再来月なり流れ星
清瀬朱磨
故郷の叔母に送るは流れ星
彩聖えりか
海黒く流れ星はアメジストに
小田ビオラ
燃え尽きて脳裏を焦がす流れ星
松山　樹
流れ星光の針を刺す如く
城山　英
ペルセウス寝袋で見む流れ星
西山哲彦
無言館旅の途中の流れ星
水浜義友
流れ星浜辺で眺めた子供時代
石川明世
流星やつかんだままの母の袖
裾野くける
耳鳴りのいつしか消えて流れ星
山下こけ女
惜しむ夜に三つ四つ五つ流れ星
斎藤さんけん
火熾して言葉探して流れ星
小梅　町子
その手つなぐ勇気ください流れ星
丸岡彩映
サドル無き自転車漕げば星走る
剛海
命日の揃へる墓石星流る
山﨑菫久
流れ星ポッケに一つこんぺいとう
三笠木　草子
流れ星オーケストラの一拍め
亀山酔田
トーキョーの子と呼ばはれて流れ星
西川由野
流れ星の一閃海に果てるまで
上野鰍
幾年も子の顔見ぬや流れ星
山村立歩
母山羊は今も優しい流れ星
犬井山羊
孫とLINE指が縺れる流れ星
四季風吹子
ひと声もまたず一気と流れ星
玉泉
流れ星砂漠の二人動かざり
橘いぬ子
流れ星共に浸かろう露天風呂
小塚ちか丸
流れ星アッと同時に声が出て
真咲よしの
流れ星まれ人来る石舞台
朱夏A
流れ星たった一秒大歓声
紅紫あやめ
指先に止まれよ暁けの流れ星
深山鳴兎
数学の定義通りだ流れ星
正博ウッディー
流れ星炊飯器には米三粒
高遠見上
船上の空の広さや流れ星
高保ちこ
流星の淡き残骸我に降れ
青嵐
｢君が好き｣流星になら何度でも
掌ほたる
父母と旅立つ前の流れ星
黒田
流れ星ネットで見つける雨の夜は
裾野５１
一瞬に願い忘れる流れ星
青玄
散骨の風は宇宙へ流れ星
佐々木　洋治
銭湯の煙突高し流れ星
吉田　郷分
満天に流れ星降る降る降る
山野　わこ
人知れず消えし命よ流れ星
須田智美
気仙沼祖父叔母兄貴流星
山姥和
流れ星見開いた目で十七個
糸川ラッコ
流れ星コロナの収束願ひけり
喜多丘一路
流れ星叶ったことない願い事
三寺ひろみ
流星や父のズボンのペンキの香
小川さら
流れ星拾ひ隠しに仕舞ひたり
傘子
アルバムの写真を抜くや流れ星
山樫梢
流れ星保守王国の願ひ事
松岡哲彦
流星や百分率は謎の謎
香依蒼
流れ星隣にまるまる猫ひとつ
吉井郁恵
流れ星特大の弧に大歓声
瀬戸おりいぶ
流れ星国後島はあのあたり
柴山一鷹
天を突く犀の角きれい星走る
駒水一生
星座らのダイスうらなひ流れ星
山本　莞爾
野外ライブバラードのサビで流れ星
三杏樹
流れ星君の瞳の中へ落つ
季凛
我見えず声だけ響く流れ星
吉田航己
橿原のそよぐ木立よ流れ星
久素木葉子
歳月や生家の庭に流れ星
橋口惠
流れ星指さしたりや消え入りぬ
数哩
通天閣の隙間に消ゆる流れ星
元喜@木ノ芽
クルド語のささやく音色流れ星
五十雀鷽
縁側に今年も一人流れ星
芥恵
流星にまだ祈りをる睫毛かな
香田ちり
モニュメントの金色眩し流れ星
工藤帽子
流れ星じゆつと音たて海に入る
工藤悠久
流れ星上へ下へと姿消す
金子龍
流れ星今この時を踏みしめる
康子紫
流れ星夢が語れた若きころ
街の小太郎
三つめの願いを聞かず星流る
月硝子
流れ星ゆびさすバイクの背中より
佐々木四郎
あのひとの想い出ひとつ流れ星
清正
難民の届かぬ願い流星群
上中　曉
野営地に次から次へ流れ星
佐藤俊
流れ星音聞こゆかと耳澄まし
青空まる
流れ星キャンプの思い出恋の味
高福えりか
流星や涙の雨を降らしたる
小沢コウジ
山寺の杉に尾をひく流れ星
三保鶴
山小屋につながり消えし流れ星
山薔薇
オリオンを袈裟斬りにして星流る
尺六寸
神様がダイヤばら撒く流れ星
山本蓮子
もしかして流れ星かと思いたり
柴田あやめ
黒髪の簪に落つ流れ星
神ヤ飛ビ魚
流れ星なんでなんでという世界
寺嶋杳杳
生き切りて音も残さず流れ星
月谷好寿
受験生夜明けの窓に流れ星
青大　猫
ジョバンニは生きると決めた流れ星
彩明
流れ星光のなかに便りあり
後帆
流星やグラス重ねて時逃し
薩克期風
君は今芝生から遠い流れ星
松本花音
ふるさとの子供のころの流れ星
球子
一場の鏡花の光流れ星
原貼女
流星よ地球の何を見ましたか
月波の大雫
願いごと唱える間なく流れ星
黒田美月
流れ星どれかは神さまのなみだ
結城ユク
流れ星エネルギー満ち生まれし吾子
西乃　羊雲
息つめてまばたきひとつ流れ星
讃岐田打桜
贈り物誰がくれたか流れ星
聖仙愁事
流れ星命の種の固きこと
紅生糸
吾へひとつ胎へもひとつ流れ星
五月ふみ
見仰ぎて見えたか否かの流れ星
高橋昂昉
靴揃えビニールシート流れ星
山上水月
流れ星めぐる願いは闇に消え
千ちゃんこ
新興の町も眠りて流れ星
成岡てつ
流れ星とし子は僕を置いていったよ
宮間ミヤマ
酒の席抜け出す二人流れ星
杉沢藍
灯り無き街幾千の流れ星
酒楽康庵
流れ星何文字まで祈れますか
今福雄茂
流星を見つけて微笑む夜勤まえ
山次
八十路まで星飛ぶ音をきかざるよ
小林玲子
一度しか言はないからね流れ星
西村　棗
いつ見ても願う事なき流れ星
宗孤
流れ星ながれるひびきピッコロよ
酔丑
いつ廻るささくれふたつ流れ星
赤緑サファイア
流れ星願い届けと消えてなお
菅野三日月
思春期の苛立ちのごと流れ星
織部なつめ
精霊に見惚れて落ちる流れ星
真遮那
仰向けに寝て流星を君と待つ
熊本　与志朗
悠久を泳いで渡る流れ星
森野翔
流星や祖母に手渡す生活費
初めての正助
流れ星大富豪よりマザーテレサ
紫檀豆蔵
流れ星長生きさせて我が猫を
紅紫李依
山小屋に亡父が戻りて星走る
高橋　基人
あのひととツインで流れる流れ星
春の新々
流星に一生分の願ひかな
三井クロウメモドキ
夜更かしを許された日や流れ星
紙谷杳子
通夜の客みな帰りおり星流る
坂本　節子
流れ星妹の瞳に落ちにけり
重夫
山頂に流星群の空広がる
晴海南風
流れ星富士山頂の空ひろし
晴海南風@木の芽
流れ星ほしの子転ぶ放射点
山野麓
コップ酒別れし友の星流れ
晴鍬旅人
涙する表彰台の流れ星
紫檀
流れ星願う言葉を口ごもる
森毬子
赤い靴の見送る船や流れ星
侍真満陽陰
流れ星こころのチリも拾い落つ
坂井閑馨
寝転びて焼尻の浜ながれ星
緒里乃
流れ星無伴奏曲は読経なり
金目銀目猫中西
流星や何処か遠くでバイク音
主藤充子
流れ星流れた先の真暗闇
月野ひとみ
流れ星「君が好きだよ」言えたんだ
松雨紫陽花
流星や砂丘に足跡黒くろと
小野小マーチ
流れ星展望台に二人だけ
光源爺
炊き出しの味にしみたる流れ星
駒村タクト
流星や翰墨に遊ぶ無我の果て
四季　憩
一キロの直線歩道流れ星
石橋青蛙
犬の見るかそけき光星流る
高野すばる
流れ星ふられた明日は昨日なる
若葉一家
流星の呟きを聞くグラスかな
久助
流れ星かみさまが息ピッと吹く
赤波江春奈
青春の黒板ギギギ流れ星
周防の兎
流星や寝袋からの願ひ事
喜久子
眼下には波なき入江流れ星
紗羅ささら
流星や海岸線を北に行く
岩村千恵美
島育ち島に帰りて流れ星
糸慌@木ノ芽
夜毎なる流れ星とぞ月山路
鷺沼くぬぎ
行く宛のなき旅支度流れ星
高倉麻呂助
フラッシュ暗算にトライ流れ星
森初音
怒りとは悪ではないと流れ星
手塚童好
流れ星背中に落ちる心地かな
高橋ひろみこ
うたた寝の流れ星なり蛍光灯
久野ひさの
黒猫のいよいよあやし流れ星
森野豆くじら
フォンタナのナイフの速さ流れ星
銀紙
願わくばこの夜止めたし流星よ
山野クワガタ
宇宙にも疫禍のありや流れ星
姉あね猫
「ずっと宇宙（そら）に」流れ星の願い事
獣羅
流れ星光れぬ塵の意地刹那
桜木　寄道
流れ星流れ星かな？流れ星！
小東樹
替へ芯の青買ひ足して流れ星
咲田ちよえ
一人きりのぶらんこ流れ星待つ
春花みよし
読書灯点けた座席や流れ星
丸井縷々
ライブ中手と重なるは流れ星
月見草
一時間寝ころび見えず流れ星
松本寿泉
居残りのトンボがけして流れ星
千代之人
夫の星きっとまあるい流れ星
高橋笑子
死神に唱ふる呪文流れ星
角野角子
意義のある塵芥かも流れ星
七四
流れ星三つの願い忘れたり
古寺　憲子
アフガンの銃弾悲し流星群
山歩き
吾輩も膝より眺む流れ星
宮村土々
課題に苦戦カンバス白し流れ星
照三平六
春海も見たか燃えゆく流れ星
小花風美子
流れ星願いを溶かしたガラスペン
森無田
天上の神の涙や流れ星
室井槍月
霞む夜半此岸去りゆく流れ星
紅紫　瑞枝
流れ星空にひつかく願ひ事
千賀子
流れ星ドンキホーテも坊っちゃんも
新井ハニワ
アクセル踏むフロントガラスに流れ星
神谷理風
流れ星一筋千々に見つめる目
青笹
流れ星神の光に包まれて
原田閑人
積ん読はSF流れ星ひとつ
小井土筆鴉
流れ星ライブが終わる後２曲
神戸みや女
絶叫も涙もなく散流れ星
山はし　ともみ
流れ星二文字で終わる願いごと
梶野雅舟
足摺の波音かすか流れ星
元木涼慶
漁り火に流れ星の弧入り交じる
古都酔仙
流れ星祈るは君の手術無事
今野妙子
山小屋にコーヒーの香と流れ星
松山女
バシュッと燃ゆる流れ星フィリピン海へ
橘　乎夏
午前二時ペテルギウスと流れ星
宵時水酔
しの笛や天窓開けて流れ星
三家端
流れ星空一面に願い事
月女神
泣くまいと思つたけれど流れ星
根なし草
流星の燃え尽き子宮口ひらく
星屑放歌
流れ星さっさとあの世へ還りけり
柴桜子
子と見ゆる瞬き惜しや流れ星
四季
流れ星の尾が引いていく雫なり
植木照美
流れ星星星の間を躊躇わず
清瀬ハイジ
銀幕スタアまた逝くか流れ星
春蘭
在りし日にゲルより仰いだ流れ星
西倉美紗子
流れ星こころは我の水かがみ
宗田　誠道
背を土に仰ぎて天に流れ星
久生
流れ星敏馬のごとく通り過ぎ
次生
流星は街を精製しているの
青に桃々
待ち受けし星飛びけふの陣を解く
江澪
ほんとうはうそなんだって流れ星
桑田波
流れ星長野の夜空切り裂いて
深海　ソーダ
流れ星娘の事故死３回忌
松山トラちゃん
流星を拾う瞳の宇宙を見つ
真蓮
流れ星乗りて果てまで行けるやも
月森木風杏
流れ星探し肩組む闇路より
見沼優流
流れ星億光年のひとかけら
光顕
星走るゆうべの巫女の舞うあたり
綱川羽音
兄の背よ義姉はどこかと流れ星
柴口裕香里
見つからぬ生家の鍵や星流る
玉響雷子
流れ星おれが流したいやおれだ
実多しゅうか
秘めごとに天の使いか流れ星
岩田　風子
子に未来流れ星に祈る母よ
宮司紗也子
流れ星長き旅路の涙かな
空車
家出などしては駄目だよ流れ星
勘太郎
流れ星黒の舞台に燃え尽きて
静　月夜
「君の名は」聞けず後悔流れ星
向日葵
流れ星路地裏狭き飲屋街
水野赤心
流れ星神話聞く子の勇ましさ
山井直
流星の丘翳りゆき爆撃機
牛歩戦術
流星を横目に燃える星しづか
筋肉丸
流れ星受験と同じ「一瞬」か
松本叡雲
この星もいづれ何処へ流れ星
国分寺学
流れ星さがす顎のほくろかな
三浦金物店
流れ星深き眠りの古墳群
今野夏珠子
流れ星願いを抱き地平線
三鷹の蒼涯
流れ星夜空のこぼす涙かな
城野わーる
山の上きらきら光る流れ星
時藤無一郎
五千人越え流星群にすがる
玉野汐音
連休の湖畔キャンプに星流る
原美華子
流れ星米寿に一つ金平糖
星海
流れ星ブルーシートの背に小石
小高つづら
流れ星裂く満天の窓辺かな
神尾叢林
流れ星下駄の音消す裏路地や
吉河好
友の里届かぬ光流れ星
星夢　光風
流れ星頑張り屋なんてくそ喰らえ
山羊座の千賀子
流れ星三度願えど実は塵
樹十後
流れ星や湯船でバブのガスシュルル
小迫さこ
色のなき野に四肢広ぐ流れ星
山野大樹
初めての幼き旅路流れ星
青いそら
流れ星探す眼の外の藁
小野夕
占いを信じてみたき流れ星
戸村友美
リプレイができぬから好し流れ星
春爺
流れ星そちらの様子どうですか
神戸めぐみ
流れ星海馬へ降りそそぐ破片
小川さゆみ
吾子待てり板橋の夜流れ星
玉ゆこげん
好きですと馬上の君に流れ星
酒井春棋
星走る千畳敷を筋違いに
吉　や
流れ星恐竜滅び人溢れ
春羽さゆみ
流れ星ふるさとよぎる日熊かな
松ぼっくり松井
船灯の連なる沖へ流れ星
紅さやか
流れ星を見るとジャコビニ口ずさむ
弓原トーヤ
流星に3度祈れず君を見る
佐藤誠溢
オルフェウス奏でし音色流れ星
桜樹レイ
漆黒の海に落つるや流れ星
景清華
流れ星猫の瞳に映るもの
松田迷泉
火球流星やはやぶさは帰還す
水晶文旦
流れ星ハンス・ロットのシンフォニー
新夢はちゃ
流れ星清里の山とうす雲
水田典真
水槽に堕ち泳ぎだす流れ星
清
流星や子の嫁ぐ日の夜明け来ぬ
荒磯魚々
喜寿となり平穏の日々流れ星に
翠穂
流れ星闇に一筋涙かな
金山　浩
生き急ぎ死に様悟る流れ星
佐々木葉一
流星やこの子はきつと守ります
春よ来い
墓石と紛うビルにも流れ星
高田　仁和加　
忘れ去る宵の出来事流れ星
光見
息とめて世界はわれと流れ星
細谷きよみ
こごむ背の輪郭つたう流れ星
須田渉
流れ星ハグしたき母ガラス越し
笑姫天臼
終電の車窓癒しの流れ星
原島ちび助
流星や誰か忘れしラグビーボール
古林竹大
流れ星かぞえる吾子の白き指
初瀬美海
流れ星星座微塵も揺るぎなし
銀命堂
おはじきの続きは明日流れ星
三緒破小
落つるなら燃え尽きやうか流れ星
七朝まるよ
我ぬくし大地とぬくし流れ星
亀田綿菜
流れ星砂浜に寝て17個
甘蕉
夜空みる流れ星は色鉛筆
小東愛奈
流星や妻の瞳に流れゆく
清瀬潤筆
流星や隕ちて淡竹の身籠れり
千歳みち乃
流れ星背にこの星の地熱かな
星詩乃すぴか
高原の丸き地平や星流る
千の葉
流れ星待つ夫の眉に見る白髪
鯖水煮
当たらない余命宣告流れ星
真宮マミ
カンパネルラ涙拭う流れ星
近藤寧女
流れ星見た夜の吾子の寝言かな
国東町子
流れ星故郷を離れ静かかな
松本り久
流れ星平安貴族恋焦がれ
宮下花
星流る指一振りの軌跡にて
紅茶一杯
もう一度生まれてきます流れ星
甘泉
流れ星今億年の断末魔
松永恕淳
流れ星に乞う母に逢いたいと
俊重　佳奈
バス停は朽ちゆくままに流れ星
山崎舟隣
公園にシュラフ並べて流れ星
高藤満雪
100度目に鉄棒くるり流れ星
虎白花乙
流れ星都会暮らしに忘れ果て
春一
流れ星夜半の縁より零れけり
江南和波
歩道橋ギター片手に星流る
桜白馬
ポケットのつなぎし手よ流星群よ
紙威楓
ポンペイをはつきりと見た流れ星
深川佳子
流れ星スピノサウルス旅に出る
高山儷徹楚々
流れ星たぎる地球を鎮め行け
菜々の花畑
流れ星見て偲ぶキミと「君の名は」
秀土　売尽
流れ星いけない願いふたつある
渓翠＠青東高
口を結い睫毛に憩う流れ星
星影すばる
流れ星地球の焦げる匂いかな
喜祝音
複製品溢れる空流れ星
熊谷ぴ
風呂掃除終えて流星見送らむ
高倉ちとさ
昼下がり何処横切る流れ星
神谷元紀
鳥よけの回る音のみ流れ星
雑草おばさん
流星や人類はまだ鉄器時代
吉田竹織
夢まこと願い祈り流れ星
京女
流れ星闇夜をちょっと傷付ける
石本コアラ
流れ星歩幅五十の散歩かな
森の水車
彼のもと届く願いと流れ星
玉悦子
流れ星空の果てから電報よ
上野　鈴女
流れ星シュラフで語る夢はるか
光南ゆう
気まぐれに空へ絵筆の流れ星
星影りこ
プラネタリウム流れ星より君の顔
桜木レイ
ほら見てと顔上げる間の流れ星
正念亭若知古
あっと言う瞳焼きつく流れ星
康寿
流れ星旅の終わりを委ねるか
弦巻英理華
流星も召せる牛車の宿直人
佐藤烏有
流れ星今日一日はこのために
若林千影
ナミブ砂漠大の字で見る流れ星
公毅
流れ星指す父の頭を穿つ
皆野遥
谷川岳流星群の中しずか
空乃井戸女
流れ星三葉虫の複眼や
小林涼太
流れ星掴んで宇宙旅にでぬ
山桜昌子