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DIARY

季語深耕部② byハイポニスト

2022.01.25お便り

兼題「水仙」に関する季語の考察をお寄せいただきました。

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●兼題「水仙」が発表され、まず沢山句を作ったり、句として使えそうなフレーズや単語をメモしていました。しかし、大失敗。自分の思い描く水仙は黄スイセンやラッパスイセンで、それぞれ別な季語。まずは歳時記を引くことから、と思いしらされた今回でした。さて、調べ直して句を作り直して行きましたが、やはり、黄水仙やラッパ水仙でも良くないか、という句が多く、実際に手を取って句を作る必要性を感じました。中でも、画像や文章、あるいは動画では捉えられない嗅覚を句にしたいと思いました。ネットの情報として、水仙の匂いがどんなものかは文章として載っていても、自分でどう感じ、どんな句ができるのか。兼題がでたときは、まだ花屋に水仙は無かったのでした。無理しない範囲で花屋さんに通ううち、覚えられていたようで、やっと買えた時に、店員さんに「水仙、なにかあるんですか?」と聞かれました。そこで「俳句を作るためです」とは言わず、「婆さんが好きだったから」と半分嘘をついたのでした。半分の嘘は半分の真実。もはや30数年前のことをふと思い出しました。冬になると実際に祖母が仏壇に水仙をあげていたのです。「日もちさすっから」と言っていた。また、親戚が亡くなったのもこの時期、あの時も薬品のような香水のような、こんな匂いがしていたと、思い出した次第です。自分には懐かしくも少し悲しい花だったのでした。そんなこともあり、今回は嗅覚に特化した句を2句投句します。よろしくお願いします。/千代  之人

●いつもお世話になっています。今回の兼題は「水仙」ということで、以前越前岬に水仙の花を見に行ったことを思いだしました。日本海からの冷たい風、水しぶき。その中で水仙の花は凛と咲いていました。その匂いも印象的だったので、そのことを詠みたかったのですが……。/やまさきゆみ

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※たくさんのお便りありがとうございます♪ 皆で楽しく読ませていただいています。


写真タイトル 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉 浴室

写真参照元 https://dogo.jp/download

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