俳句ポスト365 ロゴ

初級者結果発表

2025年8月20日週の兼題

【曜日ごとに結果を公開中】

【入選】

アーカイブに掲載決定!


火曜日、水曜日、木曜日、と入選句を発表します。作品検索での検索も可能です。

入選句の評価は火、水、木ともに同じランクです。順不同での掲載です。


初級者用投句欄は、俳句の基本的なルールや表記など、基礎をかためたい方におすすめな投句欄です。金曜日「優秀句」の俳句は初級者コース卒業の目安です。もちろん「まだ心配」という方は、初級者コースへの投句継続もOK です。


☆こんな方にオススメ☆

・初めての1句を作った。

・どの句がいいか分からない。

・俳句を初めたけれど、まだ自信がない。

・何回か投句したけれど、なかなか選に残ることができない。


投句は何度でもできますが、自選も学びの一つです。選者からのコメントをヒントに、「自選」のための知識を集めましょう。「多作多捨」の精神で、自分の作った俳句を見直し投句する句を選んでみてください。

  • 朝露に濡れつつ火を入る我が鉄馬

    鉄馬乗りのしん

  • 発つ君を送りし朝つゆ光る

    前川 葉月

  • カンロ飴溶け露の記憶残りぬ

    はまゆう紬

  • 人生に迷いし朝の露光る

    福浦しんご

  • 糾える色の露かな香り立つ

    ちゃー

  • 眼鏡外す時だけ白き庭の露

    白湯凛

  • 面影を夢見の母の草の露

    小林昇

  • 主(あるじ)なき庭の片隅露ひとつ

    長坂 こう

  • 高枝の葉を露滑り首を打つ

    乃邑 歳幸

  • 踏み跡の一歩の後の峠露

    たなか ゆきの

  • 露玉をあまた合ひなす龍の珠

    一石 劣

  • 蹴りあがる初露ひかる初仔かな

    紫月歪丸

  • 芋の露集めて集めて溢れさす

    藤沢・マグネット

  • 露のこる関ヶ原静かに晴れつつ

    山本薩埵

  • 露に濡るるそり立つ壁に顔うずめ

    東京子

  • テイクオフほろりと落ちし朝の露

    しろ のだま

  • 明日は晴れ白杖の先夜露かな

    晴山喜作

  • 闇の露東雲呑みて天帝へ

    禿一

  • 雲きれて光彩ゆらぐ露の先

    草然徒人

  • 黙黙と冷を集めて結ぶ露

    春の新々

  • 霊薬とならばと溜むる露の玉

    山樫梢

  • 恋ごころ露に宿りて隠せざる

    高高高高

  • 光を宿す露若かりし日々

    ゆかいなさっくす

  • 朝の陽や雲ほどけゆき露の華

    太田一駄歩

  • 雄日芝の露一粒や畑澄める

    山河美登里

  • 新しき露に分け入る犬と我

    にいやのる

  • 里山や命露けき五輪塔

    武藤あきみ

  • 凛と咲け朝露に赤いスカーフ

    日浅京

  • 餡パンや徹宵のパトカーに露

    神谷隆元

  • 祖母は私を忘れつつ蓮の露

    村下うすん

  • 朝露や垂れずに待つは御来光

    西神竜生

  • 村露や遠き鐘の音消えやすし

    海苔球

  • 君逝きて門に結びし小さき露

    好陽晃

  • 朝露や介護認定支援一

    葉多 豊

  • 露踏みて南アルプス後にする

    かめ

  • 覗きこむ下露の吾の見返せり

    芒 花

  • 草の露吾子の乗り込む夜行バス

    矢野葉月

  • 朝露や幼き姉妹の口げんか

    優音

  • あの人の沸点知らせよ庭の露

    寸草

  • 角曲がり医院に向かう露に濡れ

    松田白山

  • 寝不足の瞼に露の冷たさよ

    花弘

  • 朝ぼらけ満作祈り露の畦

    松和幸太郎

  • 露の朝メメントモリを胸に生く

    レイン孤音

  • こぼれ落ち靴の中まで露の跡

    横辺理

  • 露の世や悪筆のまま七十路を

    大矢香津

  • 露おちて時給あがらぬ出勤日

    吉河好

  • 万博の予約待機や露の夜

    山 怠夢

  • 露行けば八十路の我の足の跡

    鉢垂藤

  • 葉の上の光をぬすむ露の玉

    欣喜雀躍

  • 錆と露献花の缶の道しづか

    笹森茂樹

  • 始業式露蹴り飛ばし走り去る

    中村止一

  • 葉の底へスルリと着地露に露

    原颯太

  • 透しみて露まぶしきや真珠雲

    長井 フサコ

  • 露あるを足におぼえむ憂したのし

    鄙び梅乃香

  • 朝露や草を食む馬跳ねる馬

    日の峰祥雲

  • 朝露に十五年目の愛車去る

    雪乃冬

  • いちめんの露歩止め居り虫の甲

    林うんべらーた

  • 消え去りぬ足跡残す芝の露

    伴田至誠

  • 露ぽとり幼虫急ぎ食べている

    津田豚女

  • タブレットドリル終わらず朝の露

    ともき9才

  • 朝露が馬群を隠す時は今

    崇拝

  • 露深し老いの命の使い道

    松尾貢水

  • 草の露気づいた時はうつ病

    武智浩

  • 露けしや夫婦話に余地のなく

    麦乃小夏

  • 千鳥足夜露に溺れ青ざめし

    片栗小僧

  • 朝露や持ち帰る虫天国へ

  • 露の奥底に久遠の光見る

    十六夜の花札

  • 露ためて顔を洗へば山目覚む

    江口白犬

  • 朝露や電波時計は静かなり

    森脇レイ

  • 露の世や忘れられたる庭の石

    門倉絵音

  • 露に落ち露に光りてまた希望

    顎ノ下BBQ

  • 露の頃我が身に灯る君のこと

    魂魄龍二

  • 夢焦がれ思い定めて露払い

    旭緋

  • 露落ちるそれ流れれば大海に

    士場田風矢

  • 露の日に君に言ったあの言葉

    吹雪

  • そうろりと鈴を鳴らせば露の雨

    吉成小骨

  • 雲に入る機体露の中の私

    みかんジュース

  • 長電話笑顔の声の夜の露

    風の母

  • 自転車の白露を地に返しつつ

    三宅 由華

  • 朝露や届きし形見のジャケツ色

    奈良塔子

  • 線香なくて母さんごめんおりん露

    窓ひかる

  • 日は差して阿吽の露の命かな

    伊代ちゃんの娘2

  • 朝露の中に映るか遠き富士

    輝雲彩

  • 開園前アスレチックの露静か

    大盛茄子紺

  • どうしようもない通学露に俯けば

    俳句川棒人間

  • ベッドからテレビへ100秒朝の露

    ともや10才

  • 大仏の手印に光る朝の露

    鍵渡なでしこ

  • 小四の母と繋ぐ手露の道

    しなもりいふ

  • 露しぐれ零した言葉拾い行く

    大泉竹芳

  • 被綿の露に長寿を祈りけり

    河島はるちゃん

  • 露の玉老母の寝間着の襟汚れ

    山田はち

  • 肌を着くロウリュのごとく露の草

    珊瑚霧

  • 朝露や素泊まりの街トボトボと

    ひとりこあら

  • 露払うアクセル過去を置いてゆく

    釣佑允

  • 朝露やあの三日月が撒いたのか

    照輝坊主

  • ただいまに返事なきなり露の家

    なにわのたらこ

  • 朝練の自転車は露弾きけり

    佐藤史緒

  • 夜露時の透明な静けさ読書ひとり

    松山 桜子

  • 開く木戸に主の留守の露葎

    佐藤夏みかんの亭主

  • 露の身のみなぎる力ミント摘む

    佐藤夏みかん

  • 朝露を集めて濡れし足袋の側

    釋和暢

  • 露の身の心臓ふたつ魔物めく

    星屑今日子

  • 朝鳴きの行方を残し露の道

    アンクル•ペコス

  • 薄明に佇む気配露の所為

    小鳥穂夏

  • 朝飯の具に露摘む君なき庭

    深空汐音

  • 帰宅困難ガードレールに夜の露

    二城ひかる

  • スマホ手に泣いて笑って露を踏む

    かく たまき

  • 露の世や礎の名前をなぞる指

    高瀬忠子

  • 垂れた葉の露をすくって凛として

    梅街 はるき

  • 露の玉ころがり落ちて一歩かな

    中西 千尋

  • 露の玉まつすぐ草を走りをり

    おつき澳吉

  • 露ひとつ大きなひとつにのまれゆく

    小巻小梅

  • 露けしや見守り隊の番早し

    なかの巡界

  • 露の夜や笑ひの絶えぬ家だつた

    浅田三時花

  • 陽が昇る前に悲嘆を露と編む

    野村酔狐

  • 露きらきらと水面透すや銀の羽根

    城山 鷺

  • 物言はぬ形見届きて朝の露

    和田聖子

  • サックスの音はピアニシモ露降りる

    千華(ちはな)

  • 白露は小さきものの水源地

    陶豪

  • 色褪せしパラソルの縁露結ぶ

    林雪

  • 朝露や喧騒の日々を忘れさせ

    ファストペンギン  丈達

  • 露浴びしテントみんなで仕舞いけり

    蒼川社

  • 父懐ふ夜の腰掛け露白し

    よこえつ禄拾

  • カレーの香漂ふとなり露笑う

    服部鉛筆

  • 脇路の晩花に触れる千の露

    浅羽ただし

  • ツル伸びてたわわに実る露の玉

    齊藤おうじ

  • 露のせてバス待つ君のスニーカー

    仲村江子

  • 露の土手あまたの光受けてたち

    ジェニファー樂龍

  • 置く露のはじけるまでに見る世界

    矢野游呆

  • 光る露しまい忘れたクワの先

    禅心大河

  • 朝露や母の遺した鍬を手に

    多田ひとり

  • 朝練の坂を健脚露はじく

    想楽 前走

  • スナックの看板を消す袖へ露

    弥栄弐庫

  • 露見つめ表面張力にダイブ

    水木 晶子

  • 制服の重さに戸惑う朝露や

    祥対無

  • 朝の露微熱の母の白き髪

    藤原涼

  • 枕花母に落とすや露しずく

    佐藤根 雪華

  • 露けしや折れて寝そべる道標

    杉崎拙訓

  • 朝露や細道譲る散歩人

    永田みゆき

  • 露は今溢れこぼれず我慢せり

    わたなべ蘇芳

  • 終バスや物語りのせ露の車庫

    れい

  • 青色の野花が綺麗露つけて

    川口あおい

  • 露葎キララコロロと宙から来

    咲花 みえこ

  • 露に濡れ眩し車や今日も晴れ

    中矢しる子

  • 露一閃古木の一葉武者震い

    瀬文

  • 露しずか四人雑魚寝のワンルーム

    磯峰百十三

  • 草の露牛のまつ毛もぬるる程

    前乃 桜

  • 大路へ出で露の靴拭いたり

    岡 里詩

  • 墓石の黒墨なぞりし膝に露

    茨木れん

  • 窓の露流れ待ち人認めたり

    料 善

  • 露の玉占う先に転がりし

    ケセラセラめだか

  • 露ひとつふたつみつ祖母首もたげ

    吉田 ルイ

  • 朝露に光こぼして昨夜の星

    米山

  • ほの光露に導かれ露の径

    大和キートン

  • 露けしや歳を取らない君のこと

    伊藤 ゆかり

  • 芋の露ころがせば空ころがりぬ

    犬人間陽子

  • 「タモツシス」の電報届く夜の露

    永山シャンシャン

  • あまたなる実りの跡の朝露や

    斉燈学楽

  • 朝露や葉音包みし苔の寺

    吉田白山

  • 初恋や取り残されし袖の露

    凪涼夏

  • 露光る刈る刃に纏うじゃま濡れ葉

    放蕩

  • 稜線を黄色に染める露時雨

    飯島寛堂

  • 露なれどこのしあはせがすべてかな

    南部 太郎

  • 露の玉己が心を映しをり

    足立とんび

  • 露かき分けて辿りつく釣場かな

    野州てんまり

  • 竹林姉さんかぶり露をよけ

    漆崎 明

  • 朝刊や袖でサドルの露ぬぐう

    藤山応援歌

  • 露の世を生きた写真は笑顔かな

    石井紫

  • 挙式せし社よ揺らく下露よ

    早霧ふう

  • 露結ぶ音色こだます星の夜

    k陽一郎

  • 吾も露となる身や骸土に帰す

    横堀 鯉桜

  • 塾帰り大股に露蹴散らしぬ

    佐伯幽美

  • 露集め一期一会のお点前を

    柿渋翁

  • 笹を手に露を払いて鳥居過ぐ

    米山カローリング

  • 朝露や夫旅立ちてはや二年

    青山麗峰

  • 露の玉地球の大きさ知らぬげに

    杜青樹

  • 露となる前になくなる露ひとつ

    小 日音

  • 花鉢の水やりは休み露の朝

    玉 ゆこげん

  • ボス猿も隠れて喰らう露の生

    清水猿虎

  • 秩父の露や猛々しき炭酸

    小布施遊帆

  • 露見ては時の知らせと我の歳

    高崎孝雄

  • 露一つ九つ十と君来たる

    欅 学堂

  • 地下足袋の小鉤を聢と露の朝

    群青江戸きりこ

  • 朝の露平和を祈る言霊は

    鈴野冬遊

  • 仔犬追い二人で笑う朝の露

    花音 月

  • 溢れそな零れそな露明けの鐘

    藤かおる

  • 錆びた棒バスの時刻表露じわり

    篠崎蓮

  • 弱れども車椅子にて踏む露や

    朝乃珈琲

  • 露の中逆さに映る腫れまぶた

    矢澤瞳杏

  • 指添えば露重なりて水の唄

    吉田一葉

  • 病床の朝に眺める草の露

    吉岡幸一

  • 露の夜や樹齢二千年の呼吸

    勝本熊童子

  • 正門を開けた十指の露しとど

    花野海

  • 牛飼いの声ひろがって露ぽとり

    杜の声

  • 急登や息を潜めし笹の露

    藤原米酢

  • 採れたてを刻む朝餉や畔の露

    木地しろ

  • 露の珠巌染み出で苔むせり

    所沢のローライダー乗り

  • 母託し帰路の並木の露白し

    三毛山タマ子

  • 露結び布団恋しく丸くなり

    秋沙かんろ

  • 露玉や航跡閉じて溶けにけり

    堀雪の花

  • 露葎主なき家の主のごと

    蓮見玲

  • 細き葉に音符の如く露流れ

    渡部じんさん

  • 露に濡れ拭く犬の足葬儀の日

    華風ルナ

  • 朝露や君が瞼にルスティカーナ

    仁左衛門

  • 夫亡くす受け止め模様草の露

    上中未明

  • 暁光の女神の乳房露宿し

    鬼石 祥瑞

  • 塾帰りサドルの露で閃いて

    矢堀サトシ

  • 露けしや扉の重き森のカフェ

    月下檸檬

  • 露けしや杏仁羹を銀の匙

    川妻ねリ

  • 朝の色真似るが如く露咲きし

    丸山一赳

  • 恋をせし数零れ行く夜露かな

    酒井春棋

  • ぬけるそら露を踏みしめ田を回る

    ヒガラ村瀬

  • 禁漁の川辺の草の朝露や

    深草 くう

  • ひとしずく新たな道へ朝の露

    佐々木光風

  • 茶畑や露払いして翡翠色

    延命花子

  • アルバムは「燃やせないゴミ」露けしや

    ケンケン

  • 白露や文字あふれ出す求人欄

    後藤数

  • 露濡れの琥珀は朝の苔筵

    堀池誠海

  • 朝日の影に露落ちる恋心

    和中彩葉

  • いつか逝く河岸の道よ草の露

    井上ひなた

  • 露の葉の滴る後朝の別れかな

    楠十瀬子

  • さざれ石苔の蒸せるに消えし露

    てふてふ

  • 蕾らが口にふくむや朝の露

    菜々美 哲

  • 色変じくたびれし葉にそっと露

    梅津桜子

  • 露落ちて天からの声墓前にて

    楽・豊・幸で行こう

  • 朝露や遊行寺の坂小股の歩

    ハンダノブユキ

  • 白露に翅をぬらして日の出待つ

    柿ノ木繁

  • さすらひて猫は夜露に懐きをり

    梶原菫

  • 夜明かしの万博リング露の玉

    浅井雑草おばさん

  • 十七の息子に似たり草の露

    小川大明

  • 先代は草木染屋や露の宿

    加田紗智

  • 露の野に命絶やす風車あり

    一 富丸

  • 朝露や頑張れ後期高齢者

    森の水車

  • 露あつめたぷんと皿へカッパの子

    振戦太郎

  • 露の夜や山のソロキャン火の粉浮く

    ねまり ねこ

  • 露降りる闇の静けさ藪を漕ぐ

    松本マンボウ

  • 草の露ここはかつての宿場町

    浦野米花瑠

  • 朝の露不動の鷺は飛び石に

    竹東子

  • 露ほほに落ち少女に戻り笑い合う

    伊澤 ゆき抄

  • 一粒の露転がりて重なりて

    鶏胸肉太郎

  • 朝露や築地に香る卵焼き

    中根由凜

  • ポストより取る朝刊に露の付き

    只暎

  • 旅人の下がりし肩に露の玉

    神ヤ飛ビ魚

  • 朝露や表札外す家終ひ

    ゆーこ

  • 露拭きて座りしベンチ我が居場所

    著子民人

  • 露集め字を書くのだと妣の声

    深山 里甫

  • あらくさの露それぞれに月明かり

    蓼科 嘉

  • 朝露はダイヤ夜はパールのごとし

    与野小町

  • 朝露で濡れたズックの赤濃くて

    多摩川風子

  • 気の合わぬ夫と歩幅と露の坂

    南ハーブ

  • 露けさや百メートルを今日も行く

    三 用子

  • 朝露や弥撒へと急ぐ日曜日

    近江菫花

  • 葉野菜に勾玉形に浮かぶ露

    古谷芳明

  • 父記す戦争苦し白露かな

    深山薄雪草

  • 露の夜や靴音ひびく石畳み

    坂田雪華

  • 朝露や寝癖を直す美少年

    尾曲古鳥

  • 露揺れて我が子の声を想像す

    縞田 径

  • お習字に行きたくないの露の色

    世良智

  • しつとりと腿に纏わる草の露

    大石 りん花

  • 露落ちて発車時刻の五分前

    太田 陽翠

  • ふくらんだコキアに朝露好きが増す

    松 花良治

  • 夜露みてスローバラード流れ出す

    桜木レイ

  • 朝露も緑も耐えて炎の日

    竹内 喜和

  • 子供らのまだ声聞かず路地の露

    角丸三角

  • 約束の時が過ぎゆく夜露かな

    浜乃 遊吉

  • 背伸びしておっと落とした芋の露

    鈴木ふよう

  • 野外フェス後の静けさ露降りる

    加藤遊鹿

  • 首塚に白露降りて影去りぬ

    竹氷魚

  • ただならぬ仲に契りて露葎

    鬼石 祥子

  • ゴスロリに満遍の露をほどこした

    白川 譽

  • 百年を刹那と生きむ露きらり

    美濃町美子

  • 道端の露を払いぬ小さき手

    裕安

  • 露葎尿する犬と目が合えり

    青山椒魚

  • 頑張れよ生まれる命夜の露

    山本 修

  • 星瞬いて草の露流れ落つ

    由凛

  • 朝露やクレーンうなる通勤路

    絵好虎魚

  • 血脈を映すが如く赤き露

    的場白梛

  • 朝の露猫がごはんを食べません

    ぶいこ

  • 露踏みて1番列車ひとりきり

    川乃尚

  • 眠れぬ夜白露おりた音がした

    山桜昌子

  • 朝露やいつも立ってる角の犬

    安曇野くーみん

  • 閉店の知らせ夜露のシャッターに

    澤美ゆふか

  • 露降りて荒れ地息する朝かな

    川すみ山葵

  • 吾子の影ただ写せかし窓の露

    青井雲

  • 土の香と露と緑の沁む軍手

    松尾 すみ丸

  • 露ためて膨れ流れるハラン群

    玉治美

  • 朝露にコーヒー一息充電す

    ひなた マオ

  • 静かなる日曜の朝光る露

    古志乃あん子

  • 外ヨガや整う身体露きらり

    ただのごろちゃん

  • 露覗く宇宙望遠鏡として

    モダンなむ

  • 彗星の醒めれば露になつてゐし

    汐野三書

  • ガジュマルに強さ優しさ露の光

    アボカドブロッコリー

  • 葉を揺らし滑り合わさる露と露

    いたっくうらら

  • 露流れ跳ねる芋の葉天仰ぎ

    鈴鹿鈴鈴

  • 吾が見る数多の露の中に吾

    風由花

  • 「歩」と書けず「走く」と書く祖母芋の露

    大月 銀

  • 露天風呂湯気立ち上る露葎

    宬主

  • 草の端に露羅漢の顔も笑いけり

    加藤

  • キモおかし!露丸のみすカメレオン

    ズッキーニン

  • 話したき事ありて露踏む父の墓

    いまいやすのり

  • 葉先から飛び出す露の潔さ

    四王司

  • 露しのぐ家あればこそ明日を思う

    津軽 りんご

  • 起きたまま終点寝台車に露

    野川お湯

  • 息詰まり飛び出し露に濡れる裾

    星野夜風

  • ひとつずつ夢の宿りぬ白き露

    妙子

  • 別れきてなほつのるは袖の露

    福永夢幻

  • ぎしぎしと露踏む朝の誕生日

    小田芙蓉子

  • 虚より出で葉に玉ひかる朝の露

    喜屋 つと

  • 露一夜引き戸の鍵は開けたまま

    霧潤(むじゅん)

  • 朝露が光る最期の散歩道

    かたじん

  • 露掬う指先に集う純真

    三無季生

  • 日の出前白露の宴静かなり

    十七歳の乙女

  • 露の玉こぼれて静か古民家に

    茶子父

  • 朝露や鳴らさぬように鉄階段

    松の本の芭蕉

  • 朝露に若き日を思い今日を見る

    聖仙秀事

  • 朝露や鉄路の横の小さき草

    水谷未佳

  • 露の玉往時のページめくるよな

    静 うらら

  • 白露やムカサリ絵馬の黙の幸

    タツキ ヨシコ

  • 隣人の熟年離婚朝の露

    ホークスパパ

  • 露ともに昨晩覚りぬ数式よ

    星野みゆみさき母

  • 露一つ朝日とともに吸われけり

    薫 草

  • 香たてて灰こぼれ落ち朝の露

    山広裕果

  • 東雲や名残集めし露ひとつ

    橘ミカンヌ

  • 「しとどに」の語例はいづこ露の朝

    井上たとぅや

  • 露二つ三つつつつながりてひとつ

    ドナウ絵蓮

  • 露の朝お疲れモード行かなきゃな

    品木百舌子

  • 登校班一人遅れて露の朝

    マーゴとレニー

  • 病室の窓越しの母露の夜

    故里恋心

  • 墓までの道は一列草の露

    馬越あずき

  • 露の戸や背中丸めてかく胡座

    浮麗麗佐藤

  • 夜露見て帰り来れば窓の結露かな

    小原 小夜

  • 露を踏む熊よけ鈴の音させて

    秤防人

  • 花終へし行燈仕立て残る露

    高々多佳志

  • 朝露や無数の星は道にあり

    田十四明

  • 砂浜のビーチサンダル露はじき

    菊臼

  • 朝露や粥よそふ手のか細さよ

    大越マーガレット

  • つつみこむ手掌の露いだく朝

    裕季

  • 朝露に触れて楽しき夜釣りかな

    ロミ

  • 激闘の歓声染みる朝の露

    丹下りえ

  • 風もなく草生きかえり朝の露

    中山十七庵

  • 露の世や七億回の母の息

    矢澤 かなえ

  • 空爆と葉露ころがす寺の鐘

    まごはる

  • 夕露や人影見えぬ案内所

    鈴木健次

  • 露の世に火垂る一筋流れ逝く

    中津柊一

  • 大会へ吾子を送りし朝の露

    海の夕ひ

  • 曙に何を映すや露の玉

    白石 翠

  • 夢は何?吾子に聞かれて露光る

    O’Hare 鹿互

  • 眼鏡へ露や新学期の登校

    猪鼻ぬえ

  • 小夜更けて白椅子の露や残りつつ

    阿語童

  • 「月光」や投げた指輪は露に消え

    大薮薫子

  • 朝露に細身になった鶏や

    横山 沙石

  • 朝露のぽぽぽと落ちてしまいけり

    朱胡江

  • 初露で珈琲淹れればうまかろう

    黎音

  • 袖濡れて消えてしまひぬ露ばかり

    水素水

  • 空き増えし市民農園草の露

    はしま

  • 芋の露コロコロころがり古希となる

    松原なぎさ

  • 芝の露夜の瞬きの化身かな

    ルック鷹丘

  • たちつてと遠く近くに露あまた

    アガニョーク

  • 葉の中に抱かれて眠る芋の露

    香樹アカネ

  • 踏切の警告灯を映す露

    齋藤鉄模写

  • 露に亡き祖母の微笑みふと映る

    平田球坊

  • 露けしや枕辺に置く眼鏡すら

    沙海雪

  • プロポーズ露を弾いて振り返る

    田中ピロミン

  • サヨナラと露の行き先海となる

    夢 一成

  • ランニング朝露の芝替えソックス

    有島 正保

  • 通学路露に浮きたる親子虫

    富士太郎

  • 朝露は棘もまるめる魔法かな

    紅い靴

  • 露天商去りしわだちに露降りて

    大西泉花

  • 石庭の苔深くして今朝の露

    竹林子

  • 亡き母の猫を呼ぶ声朝の露

    植木照美

  • 芋の露我が孫よく寝よく遊ぶ

    藤井季與子

  • 白露なり晴れて現る五稜郭

    渡鳥風花

  • 朝練のサッカーボール撥ねる露

    小野寺 余伴

  • 目の前の母倒れたり朝の露

    永山シャンシャン

  • みちのくに合掌土偶今朝の露

    南回帰線

  • 葉先をば離れし露の刹那かな

    十四志

  • 露の夜食堂街で箸休め

    とくねん

  • 熱射あび萎れて待つは夜露かな

    片寄道幹

  • 英霊の墓石に光る朝の露

    田村杏胡

  • 露の玉吸血鬼やや眠りけり

    カスタネード

  • 篳篥の聲に小枝の露をどり

    アツシ

  • 吾の明日あるや露玉まろびおつ

    美村羽奏

  • 霊山の太鼓の音や朝の露

    高保ちこ

  • 朝露やタイ・カンボジアの国境

    季川詩音

  • 露はじき晴ればれしたる金峰山

    子猫のミル

  • 薄暗く重たい朝を拓く露

    後藤葉羽

  • 野道ゆく餓鬼に小枝か露無慙

    丸屋文鳥

  • 露光り胸に秘めたる宝かな

    花園 メイ

  • 露の香を纏て朝のメロンパン

    玉川ひよこ

  • 露玉に歪みて映るピカソの絵

    山田正山

  • 露鈍く光る中央線止まる

    月雨新

  • つゆけしや鎮魂曲は「潮来笠」

    じょう ゆきこ

  • 妖怪も集まりて飲む芋の露

    齊藤りゅうじょう

  • 八十路超えの発声練習朝の露

    矢口知

  • 露落ちぬ長年の友車(カー)じまい

    おじいちゃん1号

  • 朝露や我先落ちんと列を成す

    伊藤美詞

  • 泥酔す我を起こすは夜露のみ

    桂 歩

  • 「サク」といふ音清々し露の草

    住田 赤鈴

  • 小さき露大粒となり落ちにけり

    秋山らいさく

  • 露ゆれて心もゆれてついた嘘

    くりた りく

  • 空青く白露すぎし儚さよ

    明信

  • 露光るヨガマット敷く瞬く間

    逢花菜子

  • 露を知れども芥川は越えられぬ

    賀茂ももか

  • 露けしや小屋に帰ると牛が啼く

    岩田 秋雀

  • 野良猫や朝露舐めてまた舐めて

    外町よしのり

  • 露雫真紅の花を閉じ込めて

    日向 まお

  • 曇天や苫屋の裾の苔の露

    阿語童

  • 露ひかるLINE動画の孫初歩

    西乃羊雲

  • わたしらの墓になりけり露降りぬ

    ちょうちょう

  • 亡き人と会話も弾む露の夜

    明日の鈴

  • 足下は露に濡れつつ登山道

    宇於留 礼桜

  • 芋の露こぼさないよに瓶に詰め

    新城 三九

  • 朝露に親指姫の夢見たり

    鳴滝いたち

  • 無人駅まだ明けきらず草の露

    西原 氷彩

  • 指でそっと花弁に溢れる夜露

    ささちさち

  • 白露なる心許なき素足かな

    渡辺紫雨

  • 愛猫の横切る気配や夜半の露

    緑野隼

  • 逆さなる露の世界に入りたや

    長田秋華

  • 献花枯れし交差点の露の朝

    桃川白諾

  • 併せ馬新馬いななく朝の露

    片岡三洋

  • AIに儚きこと問ひ露葎

    田辺ささのは

  • 陽を透す露君の目が見てる明日

    雪待月 田猫

  • 露の朝洗濯物とそよ風と

    上田みょん

  • 雑草の産毛きらめく露の庭

    ラーメン ぽん子

  • 草の露始発電車の揺れ微か

    青木真実

  • 帰宅時に時計を見れば露ひかる

    中田みなと

  • 光る露金銀青を芝の中

    稲荷森輝麗

  • 露踏んでリンダラーハの中庭へ

    葱ポーポー

  • 露一つ雌しべ狙って羽風かな

    名字/凡人詠み

  • 滑りゆく露に閉じ込む悔いの数

    大佐田うづき

  • 解体の跡地の草の朝の露

    柏葉

  • ナガサキの露の世映す水鏡

    一夏たけの坊

  • 露集め喉潤すか野辺の宿

    寺ゆた

  • 露跳ねて神楽のごとき農作業

    しゃりしゃり

  • 滑り台ひとけはかなし露の玉

    秋山つきは

  • 朝露や土に埋もれたあしと羽

     ヨシキ浜

  • 露つまむ姪と遊んだビーズかな

    豆祭 くぐい

  • 露月夜はちわれ濡れや黒光り

    東雲狼牙

  • 過ぎし日の恋を煩う白露かな

    神 和幸

  • 早起きのごほうびの露ひかりをり

    藤富うに

  • 草の露朝陽を抱きてころがりぬ

    明日葉

  • 露うけて歩幅せばめる尾根道を

    玉京子

  • 白露や生まれて消えて老母逝く

    山岸かっち

  • 露の世の志士ゆく峠夕の鐘

    一徳斎 

  • 朝露に道着三着用心棒

    あさみ あさり

  • 老友の既読スルーに露の身よ

    山治高

  • 朝刊と門扉の露と白む空

    Qちゃん・広ブロ俳句部神奈川支部

  • 露けしや宿酔に染むいりこ出汁

    りゅうてん和尚

  • 朝ぼらけ微睡む猫や露垂れる

    北川太呂

  • 金色の露擬宝珠の傷ギラリ

    神戸の老寺士

  • 露光る湯治の宿の香の物

    鈴木縦横女

  • 露よ露よミイちゃんは猫又ならずや

    咲咲こるつ

  • 露と吾と芝庭石をケンケンパ

    茨城つく婆あ

  • 草木の候よろこびて露むすびしかな

    西行葉牡丹

  • 露けしや響かぬチャイム校庭に

    文ちゃん

  • 露消ゆるまでそばにゐて欲しい日で

    古織沃

  • 何か来て露は地中へ逃げてゆく

    清水里羊

  • 片時の歩み止めたり生垣の露

    遠山貴弘

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