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初級者結果発表

2024年8月20日週の兼題

色鳥

【曜日ごとに結果を公開中】

【入選】

アーカイブに掲載決定!


火曜日、水曜日、木曜日、と入選句を発表します。作品検索での検索も可能です。

入選句の評価は火、水、木ともに同じランクです。順不同での掲載です。


初級者用投句欄は、俳句の基本的なルールや表記など、基礎をかためたい方におすすめな投句欄です。金曜日「優秀句」の俳句は初級者コース卒業の目安です。もちろん「まだ心配」という方は、初級者コースへの投句継続もOK です。


☆こんな方にオススメ☆

・初めての1句を作った。

・どの句がいいか分からない。

・俳句を初めたけれど、まだ自信がない。

・何回か投句したけれど、なかなか選に残ることができない。


投句は何度でもできますが、自選も学びの一つです。選者からのコメントをヒントに、「自選」のための知識を集めましょう。「多作多捨」の精神で、自分の作った俳句を見直し投句する句を選んでみてください。

  • 夕闇に色鳥休む遊具かな

    浅井雑草おばさん

  • 色鳥のとりどりの声木のベンチ

    長田秋華

  • 色鳥の吾と競うや後先に

    よひら

  • 色鳥よカスバの白亜染めてこい

    神戸の老寺士

  • 色鳥に似ずや運河の白や黒

    滝之進

  • 色鳥の好む枝あり庭の隅

    佐藤史緒

  • 色鳥や泊って行けよ阿弥陀堂

    山岸かっち

  • 公園に色鳥の来てなつっこい

    春の新々

  • 色鳥をただじつと見る盲導犬

    いちすぺ

  • 白杖に優しき汚れ色鳥来

    松山松男

  • 淡い日の向こうから来る色鳥や

    夢南

  • 色鳥の一瞬の声目で追いぬ

    まんはく

  • 梵鐘のとよもす里や色鳥来

    大越マーガレット

  • 狭庭にも遊びにくるよ色鳥も

    松原なぎさ

  • 色鳥や仲間はずれの通学路

    仲村江子

  • 色鳥や待ち人は来ぬ喫茶店

    朝乃珈琲

  • 草の中雄色鳥の鮮やかさ

    秋葉 翠

  • 色鳥や和音響かす四本弦

    浮麗麗佐藤

  • 色鳥や故郷からの送電線

    矢口知

  • 色鳥や昭和歌謡の商店街

    春野たんぽぽ

  • 色鳥や河原の草は波のごと

    多摩川風子

  • 色鳥を日がな眺むる佳き時間

    坂田雪華

  • 読み聞かせ粒を啄む色鳥来

    早霧ふう

  • 色鳥や山にパネルを避け集う

    葉森木霊

  • 避雷針よけてすぅいと色鳥来

    葉詩美露子

  • 色鳥の飛来の度にスマホかな

    藤沢・マグネット

  • 鳴きかわす一枝の色鳥夫婦かな

    与野小町

  • 色鳥を見つけられずに4Kで

    ☆還暦前年者☆

  • モノクロのセカイ色鳥のみ正義

    和住 緋弧

  • 色鳥や甘露煮焦げの香する夕

    音葉りんきょう

  • どこからか色鳥の声散歩道

    神 和幸

  • 色鳥を纏いし空は淑女顔

    笹木好里

  • 色鳥や転校生も陽の光

    井上たとぅや

  • とぽとぽと老父母色鳥のとりどり

    朱胡江

  • 色鳥は水辺に色を落としけり

    南ハーブ

  • 色鳥のノックする実やドア飾り

    れい

  • 色鳥や入り日に向かふ朱き船

    千華

  • 色鳥の彫刻ひとつ飛び立ちて

    穂緒せんか

  • 色鳥に負けじと我も老木も

    寺ゆた

  • 色鳥や坂本九の愛の詩

    矢堀サトシ

  • 色鳥を追う軽トラを追う子たち

    丸 太かし

  • 色鳥や羽は誰から貰うたか

    ぴょんばぁ

  • 色鳥や両手振りたる船着場

    佐藤夏みかん

  • 色鳥やボストンバッグはまだ綺麗

    くすみ輝く

  • 見え隠れ立ち木に花かと色鳥よ

    憂喜はるか

  • 色鳥の渡るうれしき庭の樫

    木基 淳馬

  • 色鳥が微睡む私呼び戻す

    夢 一成

  • 色鳥の羽音立つ静謐の湖

    かじやのタケ

  • 色鳥や君の便りは届かない

    珈琲俳人

  • 色鳥や烏尻目に羽繕い

    夜風しんのす

  • 色鳥の飛んでる空は宝石箱

    フリージア

  • 色鳥や今年はひとり妻はなし

    ゆうちゃん

  • 色鳥来歌へ遊べよ樹木葬

    みっちゃん

  • トレモロのゆびもむ朝や色鳥来

    世界時計

  • 色鳥や忘れかけたるひと思ふ

    蓮見玲

  • 色鳥や寂しき家が輝けり

    水野 孝

  • 色鳥が間違えないで繁殖す

    川口あおい

  • 色鳥や我が寂寥を住処たれ

    故里恋心

  • 色鳥は亡兄が見た色そのもの

    河豚蛇燕 花子

  • 螺旋描き色鳥芝に降り立ちぬ

    三毛山タマ子

  • 色鳥やわくわく子らのオペレッタ

    ゆず柴

  • 色鳥の羽根美しき虹のやう

    流れ星

  • 阿蘇湧水日の出待つかに色鳥来

    井上ひなた

  • 熟れた陽を啄み来たか色鳥よ

    藤かおる

  • 色鳥来政宗像の右肩に

    伊達ノ半蔵

  • 色鳥のお気に入りの木裏口に

    櫻 笑子

  • 色鳥を探せる耳を持つ爺さま

    未完の花

  • 色鳥や葉に見え隠れ山の中

    中村止一

  • 色鳥のショーを待たずに寝入る父

    豆祭 くぐい

  • 色鳥が揺れて細枝次の枝

    雨水 二三乃

  • 庭先でさっさと描く色鳥を

    宬主

  • 色鳥や嬰児微睡む昼さがり

    谷口 黎音

  • 色鳥よモネの庭より羽ばたき来ぬ

    海堂一花

  • 色鳥来もんたのSHOUT小さくす

    日の峰祥雲

  • 色鳥の渡り閑居の枝折り門

    神谷隆元

  • 色鳥や次の世代に継ぎしこと

    山城ガール

  • 色鳥よいっぷくする奈良公園

    紅い靴

  • 色鳥や淋しくはない君の墓

    柑たちばな

  • がぢやがぢやと崩るる家を色鳥は

    豆村あつ

  • タロットに飽きて夕暮れ色鳥来

    たきるか

  • 色鳥来窓越しに追ふ鼻眼鏡

    加藤遊鹿

  • 色鳥やパリコレのよな水辺かな

    吉河好

  • 色鳥や三脚重し野山の途

    香風恵院 来苦

  • 見つけたよ里の色鳥吾子元気

    泉北の石ヤン

  • 神戸港舳先に一羽色鳥か

    江宮神

  • 色鳥の綺羅3Dホログラム

    鷺沼くぬぎ

  • 色鳥の声かまびすし葉隠れに

    佐々木光風

  • 色鳥や切る枝選ぶ日曜日

    中山黒美

  • 季節には色鳥姿また追う目

    高崎孝雄

  • 色鳥の彩り空に舞い踊る

    泉 早希子

  • 色鳥や高空高く彩色来

    大和キートン

  • 越境の枝をとびとび色鳥来

    円錐角膜

  • 色鳥の梢に透ける入日かな

    香山リカ

  • 色鳥の腹はぷっくりジャムの色

    小迫さこ

  • 色鳥やダンシャリできぬ部屋景色

    星海

  • 色鳥のお休み処池の傍

    かめ

  • 色鳥の鳴き声尋ぬ集いかな

    仁左衛門

  • 前撮りの文庫結びや色鳥来

    空地ヶ有

  • 色鳥の黙礼深く母の墓

    梅津桜子

  • 嵐去り色鳥遊ぶ森の中

    雪風静眠

  • 麻雀に通う山荘色鳥来

    八ちゃん

  • 色鳥や分水の井戸滔々と

    さとう やすし

  • 色鳥を双眼鏡で迎撃し

    横井あらか

  • 色鳥や今日という日を鮮やかに

    優音

  • 色鳥やおろしたばかりのスニーカー

    門脇栗歩

  • 海上に進路を決めし色鳥や

    勝亦朝

  • 色鳥来楽しきことぞ一つふへ

    tokisan

  • 色鳥来玻璃戸大きくひらく朝

    清見敏水子

  • 色鳥や朝の社務所の柱時計

    安曇野くーみん

  • 色鳥や歯科のピクチャーウィンドウ

    九条ぽん

  • 色鳥に魅せられて家路忘るる

    小田芙蓉子

  • 色鳥がすくっと佇む河の朝

    野辺みどり

  • 色鳥の短く啼きて来し気配

    池田midori

  • 色鳥と言うには地味なあの鳥は

    末 微笑

  • 嵐去れ故郷再生色鳥待つ

    しゃりしゃり

  • 色鳥や窓辺に歌うセレナーデ

    渡邉志づ

  • 雲の下一葉舞った色鳥か

    白川 譽

  • 色鳥を窓越しに見る朝餉かな

    k陽一郎

  • 色鳥やカルピス色の涙あり

    神ヤ飛ビ魚

  • 色鳥の飛込むテラス席の朝

    望月ゆう

  • 色鳥の影見ゆる樹よ葉のさやぐ

    野の菫

  • 色鳥の四方山話聞き流し

    酒井春棋

  • 色鳥や飛び立つ頃のチョコ甘し

    日野羊羹

  • 色鳥のこの空に合う色取りよ

    季川詩音

  • 色鳥の気ままに午後の懇親会

    わきのっぽ

  • 鍬置きて見上げる空に色鳥かな

    古谷芳明

  • 睦み合う無音の流れ色鳥よ

    飯田弓歩

  • 片言が色鳥を指し解読す

    糺 森子

  • 色鳥や一過の庭に一人鳴く

    まごはる

  • 色鳥に耳すすがれてゆきにけり

    美村羽奏

  • 色鳥や芭蕉休みし一里塚

    勝本熊童子

  • ベランダの色鳥眺むティータイム

    高保ちこ

  • 色鳥や今朝の赤城は雲の中

    南回帰線

  • 色鳥や三月目となる緩和ケア

    大月銀

  • 色鳥遊ぶ庭今朝も痛む腰

    真咲よしの

  • 滑空す色鳥の青池の魚

    星野夜風

  • 色鳥もカラスもみんなとっとかな

    悠雲憂季

  • 色鳥や水面に揺れる陽の名残

    花蜜柑薫

  • 色鳥やここにいるよと主張する

    月砂

  • 色鳥来風の力に逆らわず

    森脇レイ

  • 色鳥の我が物とする小川かな

    久世青葉

  • 色鳥飛ぶな飛ぶな六歳が撮る

    ちょうちょう

  • 色鳥や貸し農園の朝の土

    かずポン

  • 色鳥やあなたは兄のような人

    雪待月 田猫

  • 岸辺から飛ぶ色鳥が映り込み

    太田一駄歩

  • 色鳥やコーヒーミルを回す朝

    大西玲鈴

  • 色鳥来木造最古の法隆寺

    藤瑪瑙

  • 色鳥来山里しんと暮れにけり

    みやこわすれ

  • 色鳥や川面に写すその姿

    玉治美

  • 雨上がり逼塞の庭色鳥来

    花てまり

  • 色鳥の群れが羽ばたき万華鏡

    アツシ

  • 色鳥はちょっぽりよろり弛度測る

    的場白梛

  • 色鳥や望遠レンズでとらえたり

    中川 鉄庵

  • 色鳥に流行り廃りの色は無し

    髙根織人

  • 色鳥の番いが映える美容院

    内堀 みち

  • 色鳥や街は色なき傘あふれ

    矢野葉月

  • ひつひつと久闊を叙すが如色鳥の来

    高志

  • 色鳥や行動食の塩ようかん

    木地しろ

  • 色鳥が去って一品足す夕餉

    清水猿虎

  • 色鳥やそよぐ茂みに一二三

    永田みゆき

  • 君は笑っているのかい色鳥さん

    かさぶた2コ

  • 色鳥や五百羅漢に千の耳

    足立とんび

  • 色鳥や路地裏抜ける郵便屋

    秋樹アカネ

  • 色鳥の若き番の訪ふ苫屋

    横堀 鯉桜

  • 色鳥の鏤む湖や影長し

    如月 ゆう

  • 色鳥や立候補者の顔ずらり

    りゅうてん和尚

  • 色鳥やあの屋敷林もうないよ

    鈴木ふよう

  • 色鳥や球場埋める十七番

    禅心大河

  • 色鳥が眩しく交わる空の青

    乃邑歳幸

  • 色鳥や四方に千切れて光る渦

    青村秋入

  • こぼれたる色鳥庭の聲清か

    飯島寛堂

  • 色鳥を数えて一人行く小沼

    一春

  • 色鳥やセーヌを西へ万国旗

    馬越あずき

  • 色鳥いずこ幅広き濁り水

    ゆかいなさっくす

  • 鈍色の空まけじと色鳥とぶ

    一 富丸

  • 色鳥に御利益倍の古寺かな

    ジェニファー樂龍

  • 図鑑広げ答え合わせの色鳥

    嗣子孫々

  • 色鳥や街路樹に降る雨のいろ

    くつの した子

  • 色鳥や油絵の具の凸と凹

    紫月歪丸

  • 色鳥や異国の君の手紙また

    宮原渓秀

  • 色鳥や信長像の肩に居り

    鈴木健次

  • 色鳥とミサイルの船垂直に

    吉田 ルイ

  • かくれんぼ街の色鳥声探し

    山笑み

  • テラコッタの小径の庭に色鳥来

    二城ひかる

  • 色鳥や競う花色風の色

    津嶋有明

  • 色鳥や抜き足差し足夫の手話

    アズとモノ

  • 灰色の学校につと色鳥来

    HeyHo

  • 色鳥やシベリアの風故郷へ

    崇拝

  • 色鳥や目の端に入れて遠カメラ

    髙橋雀

  • 青池を吸い上げたのか色鳥や

    佐宮静

  • 色鳥や肩越しに夫の囁き

    竹東子

  • 色鳥や物干しの合間深呼吸

    鄙び梅乃香

  • 色鳥は草取る吾を責むるかや

    大井ゆめか

  • 色鳥や琉球紅着て舞い降りる

    片岡三洋

  • 神木に色鳥の声聞く祝詞

    秤防人

  • 色鳥の空に溶けゆく青さかな

    藤原涼

  • 色鳥や街に若者集まりし

    佐藤夏みかんの亭主

  • 色鳥来先送りする庭じまい

    多田ひとり

  • 色鳥来次男は上京3年目

    緑野隼

  • 昼休み屋上庭園の色鳥

    大盛茄子紺

  • 色鳥や声透き通るギター弾き

    森河夕

  • 色鳥や児童の声と万国旗

    山広裕果

  • 色鳥や夢の揺り籠釧路沼

    松尾貢水

  • 色鳥のフィルム写真は奥ゆかし

    平田球坊

  • 色鳥が賑わう里の黄金色

    いとう小枝

  • 色鳥の舞う御仏の背や眩し

    ハンダノブユキ

  • 色鳥の焦点揺らす撮影所

    大康

  • ストリートピアノの音色鳥運べ

    栁沼 寧静

  • 留守番の庭色鳥の客待てり

    ふみちゃん

  • 色鳥や南に旅す歌いつつ

    菜園ベジタベル

  • 色鳥もなじみの鳥も共に居り

    黙々笛

  • 色鳥や隣人の挽く豆の香

    環柚色

  • 色鳥や青空笑い高く飛ぶ

    宇都宮千瑞子

  • 色鳥やサイドミラーを掴みをり

    近藤和草

  • 色鳥のその羽根欲しや髪飾り

    北美三風

  • リハビリの窓に色鳥さしすせそ

    冬の土の子

  • 色鳥や広場の土に焦げた跡

    佐々木信天翁

  • 色鳥来はりまや橋のかんざし屋

    伴田至誠

  • 色鳥や吾子の笑顔輝きて

    小林れい

  • 色鳥や洗濯物はほったまま

    かく たまき

  • 色鳥の七色に泣く七つ半

    花弘

  • 色鳥や華やぎに秘む強かさ

    伊代ちゃんの娘2

  • 色鳥の遍く路の四国かな

    堀池正海

  • 色鳥来八十路の我と遊ばむか

    松の本の芭蕉

  • 私はさ色鳥という一括り

    濵乃すな

  • 色鳥や紫背負ふ転校生

    勇魚白

  • 雨雫跳ねる色鳥スタッカート

    華花開く

  • 茜色枝の色鳥伸びた影

    赤嶺藍海

  • 母世話し花木小庭の色鳥

    氷室東沙

  • 外国の夢を観たりし色鳥見た日

    西行葉牡丹

  • 色鳥や遥か見つめし湖の夕

    大島 霞峰

  • 色鳥の長い尾描く軌跡かな

    横山 沙石

  • 色鳥や校歌奏づるオルゴール

    青野すみれ

  • 色鳥や見分けはつくが名は知らぬ

    やしたあきら

  • 色鳥や押しのバンドの曲弾む

    茶葉 紅子

  • 我が庭に色鳥飛来福来る

    雲井草舟

  • 色鳥の二羽を遊ばせ碧き淵

    前川葉月

  • 色鳥や母の納骨参列し

    泉 世生

  • 色鳥や音も無く割る水鏡

    松尾すみ丸

  • 色鳥に色鳥の来て母米寿

    つくばよはく

  • 色鳥の雌もくつろぐ小さき庭

    四季

  • 薄墨のヒト界隈に色鳥来

    干天の慈雨

  • 三日続き我を尋ねる色鳥よ

    縞子勾苑

  • 色鳥旅立ち父庭で薪割る

    櫻心

  • 何色と問へば色鳥色と鳴く

    ドナウ絵蓮

  • 色鳥や姿捉えぬ双眼鏡

    杉山うつぎ

  • 色鳥や雨粒弾く一本木

    入江理火

  • 色鳥や父の重たき双眼鏡

    犬人間陽子

  • 色鳥来ヘッセが恋に気づいた日

    神谷車林

  • 色鳥やパズルの欠片咥えけり

    ケセラセラめだか

  • 街の色鳥も一人でめしを食う

    樒つみき

  • 枝垂れの木に色鳥遊ぶ朝かな

    道後K3

  • 神が授けしもの色鳥の飛翔

    夢々

  • 色鳥来残り火燃やす我が余生

    静 うらら

  • 色鳥やマハラジャの庭とび立ちて

    霧潤(むじゅん)

  • 吾子から色鳥ピントを変更す

    外町よしのり

  • ラプンツェルの塔に色鳥来る朝

    原田くろなつ

  • 領空の線色鳥も見えぬかな

    水尾曼珠

  • 色鳥や渡航連絡まつ夕べ

    実本礼

  • 色鳥の色の流るる杭の爪

    吉田白山

  • 低山のさざめく枝や色鳥来

    だだちゃ豆

  • 色鳥も季節迷いて飛び立てず

    松山石子

  • 色鳥の尾より夕雲色青む

    大関吐草

  • 色鳥はばらまかれてるボタンかな

    山宮 凪

  • 色鳥が飛び立つ川面シブキ立つ

    舞子よしよし

  • 色鳥来ランプの宿のにぎにぎし

    蓼科 嘉

  • 廃線の改札色鳥のピピチュ

    西乃羊雲

  • 色鳥の名を問う眼キラキラと

    桐山 野花

  • 色鳥の彩り雨後の空へ映ゆ

    天海楓

  • 色鳥の川辺ひろがる万国旗

    画童話

  • 剪定し色鳥を待つ庭静か

    黄色てつを

  • 色鳥が思い出させるかの笑顔

    ももこ

  • 色鳥や畔散策演奏会

    鈴木雪

  • 色鳥やスローライフの散歩道

    齋藤鉄模写

  • 色鳥の水浴び遊ぶビオトープ

    予束 友鹿

  • 色鳥やレンズ向けるもたじろがず

    只暎

  • 色鳥に出会うまではの飴幾つ

    多奈川温子

  • 色鳥の冒険譚を拾い聞く

    千和にの

  • 色鳥やとめはねはらい生き生きと

    かなの りえこ

  • 色鳥と阿児の泣き声午前9時

    茶子父

  • 焼き立てのシナモンの香や色鳥来

    土佐俳句人

  • 雨上がり光る雫と色鳥よ

    アボカドブロッコリー

  • 色鳥や仲間違えば交わらず

    水谷未佳

  • 色鳥や木這子の里に絹の声

    須磨ひろみ

  • 色鳥やモリスの柄の生地を選る

    平岡梅

  • 色鳥や米寿の母に着せし色

    千寿 ココ

  • 清々し朝の微風や色鳥来

    月奈利

  • もちの木の色鳥窓辺の黒猫

    西原 煌舟

  • 色鳥や我の旅路も果て近し

    あいまい もこ

  • 色鳥や紫雲を冠る山の夕暮れ

    祥対無

  • 色鳥に紛れて黒の一羽おり

    玉京子

  • 色鳥の聞き耳たてしまじめ顔

    三谷菫子

  • 色鳥の声に目覚める朝の庭

    川中 英明

  • 色鳥やまだ我が胸に彼の影

    白湯凛

  • 色鳥や池に群れての身づくろい

    平方令果

  • 色鳥やお弁当持ち写生会

    大谷一鶴

  • 青空に色鳥足して仕上げする

    イワンモ

  • 色鳥来しゃれてた友の一周忌

    浅田三時花

  • 山路来て色鳥鳴くや渓深し

    さふじわよ

  • 色鳥や急な飛び去り鴉寄る

    茨城つく婆あ

  • 色鳥来八十路の今を楽しめと

    ファストペンギン 丈達末子

  • うぶすなの庭に色鳥来てをりぬ

    いまいやすのり

  • 色鳥や雌の姿の素気なし

    木々梶取

  • 色鳥や稚児引くわっしょい太鼓鳴る

    里山稲穂

  • 色鳥や朝の手作りヨーグルト

    米山

  • 色鳥や枝に映える衣着る

    伊藤 ゆめ安

  • パレットに置きし絵具や色鳥来

    西山哲彦

  • 色鳥の落とせし本音拾ひけり

    鴻いぶりん

  • 色鳥や観察小屋の紙コップ

    咲咲こるつ

  • 色鳥や忙しさ去りて雲仰ぐ

    日野照石

  • 色鳥来夫婦ぐらしのわが庭や

    矢澤 かなえ

  • 色鳥や天守を仰ぐ露店市

    加田紗智

  • 色鳥を籠に入れたや浅はかに

    陶豪

  • 色鳥来レノン流るる蔦のカフェ

    ルック鷹丘

  • 川辺りに色鳥のゐて生き直す

    群青江戸きりこ

  • 色鳥が寂しき岸辺賑わいを

    日向 まお

  • 色鳥や虹色の雲影となり

    矢澤瞳杏

  • 独り居の庭に色鳥ひと鳴きす

    大家由美子

  • 色鳥もインバウンドに花を添え

    横浜順風

  • 色鳥や学び舎は雨ヘリポート

    あさぼらけ

  • ひらり葉の影色鳥の鮮やかさ

    薔薇紫

  • 青い空色鳥横切り風変わる

    月紫音

  • 色鳥や絵と書と陶と探す精

    沖 若永

  • 匙で突くパフェの断層色鳥来

    弥栄弐庫

  • 色鳥や陽の眩しさに紛れ飛ぶ

    輝雲彩

  • 谷深くあそぶ色鳥握りめし

    柏葉

  • 色鳥よシャッターチャンス呉れて飛べ

    原颯太

  • 色鳥やとなりに君が僕弾む

    井筒朝子

  • 色鳥や血圧下がる五色沼

    竹暖簾

  • 色鳥や異国語多き城下町

    ひめのさんしょ

  • 色鳥や散骨誰に託そうか

    竹さ

  • 色鳥は一年振りに塀の上

    中山十七庵

  • 色鳥来モリスの絵より抜け出して

    松浦 姫りんご

  • 一周忌母も来たりや色鳥と

    東郷俊秀

  • 色鳥の憩を破るバイク音

    夢バーバ

  • 色鳥や顧問は音楽嫌いそう

    月光すもも

  • 父の忌のお斎調ひ色鳥来

    美竹花蘭

  • 色鳥や北の大地をわがものに

    明石

  • 色鳥や片付けられし子供部屋

    感受星 護

  • 色鳥やかの戦地にも渡ったか

    吉成小骨

  • 色鳥や架橋工事は三年目

    杉崎拙訓

  • 枝ゆれた色鳥参上耳すます

    未知女

  • 色鳥や今年は話す仲間なし

    清正

  • 色鳥や早朝樹間忙しなく

    佐藤根 雪華

  • 色鳥のはららぐ声に耳すます

    稲城蒼海

  • 色鳥愛で昨日の若冲展おもふ

    百目鬼くるり

  • 色鳥や主に会ひにいざ行かん

    荒木ゆうな

  • 色鳥に伴われ行く白亜城

    さわだ佳芳

  • 色鳥来ありがとうの墓碑に降り

    篭山眺望

  • 窓を開け朝日と共に色鳥来る

    植木照美

  • 色鳥の生息の森賑やかし

    杉山シェルティ

  • 木々の中色鳥がきてみえかくれ

    翠善

  • 色鳥やツィードスーツへチーフの朱

    いるの橙

  • 色鳥や花を浮かべた手水鉢

    山本修

  • 色鳥や子魚くわえ見えをきり

    不来方杜声

  • 色鳥が緑樹で跳ねるパズルかな

    杜青樹

  • 色鳥よ季節違えず渡れるか

    のろ爺

  • 色鳥や弥勒菩薩を面に描く

    唯野板

  • 色鳥や母の形見を分けにけり

    河島はるちゃん

  • 色鳥や八分音符か電線に

    藤つばき

  • 色鳥の一声ごとに暮れる庭

    一徳斎

  • 色鳥や赤い靴履き申告へ

    保田佳子

  • 色鳥やしばし小枝で小休止

    虹野彼方

  • 色鳥のつがいお喋り盗み聞

    聖仙秀事

  • 色鳥も木の香草の香とりどりに

    好陽晃

  • 羨望やああ色鳥のグラデーション

    鱒次郎

  • 禁色にかぼそき声の色鳥来

    上野 鈴女

  • 色鳥や山には多き課題あり

    大歩危美人

  • 色鳥や鳴く声いろいろ当てはめて

    横辺理

  • 色鳥の鳴くこの道も舗装され

    山本 B治

  • 色鳥や映える火襷備前焼

    小林浦波

  • 色鳥を籠の外から見る烏

    野江門美

  • 選ばれて色鳥を待つ小枝かな

    松谷律花

  • 調整池の色鳥今年は七羽

    ハイツOB

  • 色鳥の羽舞う森の朝ぼらけ

    野の花ぶんたん

  • 新天地名前も知らぬ色鳥や

    華楓

  • 描き出しは山の輪郭色鳥来

    紫檀豆蔵

  • 色鳥や天空の帯禍々し

    弘法小子

  • 色鳥や君の遺した肖像画

    浦野米花瑠

  • 色鳥や五十の手習い墨の色

    加藤耀月

  • 用水路1羽佇み色鳥や

    遠藤倫

  • 色鳥や集う公園園児たち

    桐山榮壽

  • 病院に今日も行く我色鳥や

    藤すみ

  • 読み終えて気づく朝日に色鳥来

    おじいちゃん1号

  • 薄墨のガーゼのシャツと色鳥と

    春田さとる

  • 色鳥のおしゃべりのぞく隣の樹

    さっちゃんはね

  • それぞれに弱さ抱えて色鳥来

    ほしのり

  • 色鳥や布団太鼓を聴いて行け

    一石 劣

  • 跳ね歩く色鳥追う子の赤ポンチョ

    賀茂ももか

  • 定年の近き朝や色鳥来

    西野六八十

  • 色鳥やさみしき我に紅をさす

    山桜昌子

  • 朝ぼらけ色鳥つどいかしましや

    龍哉

  • 色鳥の軽やか戦無き虚空

    三宅 由華

  • 色鳥と眠りの森で時包む

    長井 フサコ

  • 色鳥や鬼さんこちらと手を振りて

    住田 赤鈴

  • 色鳥や飛び去りし背に光る瑠璃

    星がらす

  • 色鳥や登校班が七人に

    森の水車

  • 熊野詣で暗き古道に色鳥や

    晴矢

  • 色鳥や幼女にかへる母の無垢

    風友

  • 色鳥よ紛れてないか鴉の子

    夢佐礼亭 甘蕉

  • 色鳥や解熱剤飲む木曜日

    高辺知子

  • 数羽の色鳥畑はまだ緑

    高瀬智華

  • 色鳥やおもひおもひの音の水

    東狼

  • 色鳥や五十鈴の川の透明度

    鈴木 翠月

  • 色鳥にかすかな慕情ちんどん屋

    ささちさち

  • 白塀に色鳥招きひとりお茶

    山川充

  • 色鳥や新幹線の過ぎる町

    十四志

  • 色鳥をセピアレンズに重ね見る

    にゃんみー

  • 衣干す迷う色鳥空に鳴く

    上中未明

  • 色鳥や目覚めしときの淡い朱

    武智浩

  • 廃屋の庭賑やかや色鳥来

    長澤創次郎

  • 色鳥やスケッチに足す雲の線

    紫の里

  • 色鳥や杖に縋るもすくと立ち

    梶原菫

  • 朝一のラフロストボールや色鳥来

    照輝坊主

  • 色鳥や猫は威嚇かカカカカカ

    田中ピロミン

  • みづきはの色鳥たどる足のあと

    鬼石 祥子

  • 七時まで色鳥のものコンバイン

    釣佑允

  • 色鳥や待合室から見える庭

    吉田かのこ

  • 色鳥や会った事無き帰国子女

    裕安

  • 色鳥の糞はむらさき石だたみ

    アガニョーク

  • 色鳥の尾羽に人の負けを知る

    暮洲藻太郎

  • 色鳥や眼鏡のレンズ替えにけり

    粒の杏子

  • 色鳥や地球岬の灯火となり

    夏和孝史

  • 色鳥や過疎のポストに止まりおり

    京都さくら

  • 無人駅色鳥一羽その青さ

    朝日きりん

  • 母逝けど畑で飛び合う色鳥達

     ヨシキ浜

  • ピントきた画角にはまる色鳥よ

    小鳥穂夏

  • 色鳥やおかえりなさい待つ母へ

    O’Hare 鹿互

  • 色鳥や小さきねじのごと鳴けり

    米口須田鬼

  • 色鳥の静かにあつて目に留まる

    瀬野河川

  • 色鳥やシャネルを纏い先輩来

    秋山らいさく

  • 色彩が心を包む色鳥の羽

    てーや

  • 耕運機色鳥の群れ遠ざかり

    白山

  • 色鳥やビルの谷間に迷い来る

    なにわのたらこ

  • 色鳥の道標かな飛行機雲

    富士太郎

  • 色鳥や宿題を踏み倒してゐる

    四季奈津子

  • 色鳥や声のみ残し飛び去りぬ

    陽介山

  • 色鳥や病室を出てまた街で

    石川 愛山

  • 色鳥の羽撃き愛犬の吃逆

    山田はち

  • 孤独死が悪とはいえぬ色鳥来

    ひろ笑い

  • 色鳥のハミング融ける空の青

    笹本ミワコ

  • 偶然に色鳥現る図鑑の様

    雨読人

  • 色鳥や青い空へと融けてゆく

    由凛

  • 熱の子と帰る色鳥の園庭

    山月

  • 色鳥に雑じる鴉や月曜日

    夜間眠

  • 色鳥や一期一会に切り撮りて

    渡部三星

  • 色鳥や野外フェスの推しカラー

    花岡貝鈴

  • 色鳥や空より涌きてきつう鳴く

    井出一葉

  • 色鳥来ビンを並べてジャムを煮る

    中矢しる子

  • 色鳥や木々に残した群れの朱

    柊鴟

  • 色鳥の戻りし朝の白湯清し

    青嵐

  • 色鳥の来たる地に色は息づく

    欣喜雀躍

  • 色鳥やビルの隙間に見つけたり

    小暮修

  • 色鳥や静かな沼の名には鬼

    清澄麻子

  • 色鳥や金色の鴟尾朱雀門

    なかの巡界

  • ビバークの家族の朝に色鳥来

    文月紺色

  • 色鳥や娘の鞄に紅ひそむ

    朧来春

  • 校庭に引く白線や色鳥来

    たかはしゆう

  • 色鳥や餌やる父は白髪なり

    本郷ゆうき

  • 色鳥や小さき手庇母真似て

    タツキ ヨシコ

  • 色鳥や化粧まわしのきらびやか

    田辺ささのは

  • 色鳥や鉢植え荒らし去りにけり

    五黄巳松井

  • 色鳥や防鳥ネット揺らしけり

    晴山喜作

  • 色鳥や登校班の鬼ごっこ

    玉 ゆこげん

  • バス路線水辺の色鳥舞いあがる

    ロミ

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