俳句ポスト365 ロゴ

初級者結果発表

2022年5月20日週の兼題

蝸牛

【曜日ごとに結果を公開中】

【入選】

アーカイブに掲載決定!


火曜日、水曜日、木曜日、と入選句を発表します。作品検索での検索も可能です。

入選句の評価は火、水、木ともに同じランクです。順不同での掲載です。


初級者用投句欄は、俳句の基本的なルールや表記など、基礎をかためたい方におすすめな投句欄です。金曜日「優秀句」の俳句は初級者コース卒業の目安です。もちろん「まだ心配」という方は、初級者コースへの投句継続もOK です。


☆こんな方にオススメ☆

・初めての1句を作った。

・どの句がいいか分からない。

・俳句を初めたけれど、まだ自信がない。

・何回か投句したけれど、なかなか選に残ることができない。


投句は何度でもできますが、自選も学びの一つです。選者からのコメントをヒントに、「自選」のための知識を集めましょう。「多作多捨」の精神で、自分の作った俳句を見直し投句する句を選んでみてください。

  • 恋心殻にかくして蝸牛

    風間 燈華

  • 蝸牛ハシビロコウには勝てそうな

    風間 爺句

  • 新しき仕事三月目かたつむり

    山木みわ

  • かたつむり螺旋未来へ続きをり

    英 凡水

  • 仏様知らずに踏んだカタツムリ

    陶豪

  • 閼伽桶に蝸牛連れ御命日

    鳥羽蒼香

  • おかえりを言へるしあわせ蝸牛

    そら

  • 地雷踏む言の葉あるや蝸牛

    大浦みもざ

  • まいまいの口元昏し夜の底

    揚雲雀

  • 水田をやめし土塊蝸牛

    植木照美

  • 初七日や塀に昨日の蝸牛

    藍創千悠子

  • 麻酔覚め窓の外には蝸牛

    さかぴー

  • 足跡は生き様のごと蝸牛

    千夜美笑夢

  • 存続の地方路線や蝸牛

    金治宜子

  • ざんざ降り蝸牛のびのび進撃

    卯月十二

  • 庭駆ける小さきガゼル蝸牛

    目白宇多丸

  • おっとっとそこに居たのはカタツムリ

    青い手まっちゃん

  • 雑念なき蝸牛の歩み虹色に

    みしまちづる

  • かたつぶり固く閉ざして息潜め

    猫凡

  • 自己流の生き方ひとつ蝸牛

    一の介

  • 足裏もべっぴんさんや蝸牛

    本山喜喜

  • 蝸牛おまえも道に迷ったか

    右田俊郎

  • 聴力の戻りし朝や蝸牛

    あずき 游瑚

  • 環七の端蝸牛殻を閉じ

    とりゆふ

  • ドーナッツあるから帰るかたつぶり

    和野みつ

  • おちょぼ口苔に文書く蝸牛

    西乃羊雲

  • 天空の城壁のぼる蝸牛

    白井百合子

  • 家を負う蝸牛の愚痴を雨に聞く

    久生

  • 虚栄心は一昨日捨てた蝸牛

    かもみいる

  • 蝸牛育休明けの通勤路

    すみたん

  • かの殻はかれしなみだかかたつむり

    染井あじこ

  • 手の平にひやりと固まる蝸牛

    さかい佳乃

  • 蝸牛食べる国民あると聞く

    石川明世

  • ででむしよおまえの進化知ってをる

    縞子公苑

  • 蝸牛雨にうたれて角を出す

    友康圭

  • 髭面はちょぼ口プリン蝸牛

    みるふぃゆ

  • 蝸牛恋矢かなしや今や触るなと

    清水 木瓜

  • かたつむり手繋ぎ帰る検査後

    藤 えま

  • 電車遅れ車窓の蝸牛どこへ

    縞ふみ

  • でんでん虫旧友と長電話かな

    名乗るほどの者ではございません。

  • ででむしや生き物怖し歌は好き

    春よ来い

  • かたつむりはどうするブロック塀の直角を

    かねつき走流

  • でで虫に雨降るお礼カレーの日

    宇都宮 千瑞子

  • 蝸牛ルンバの如く石の上

    渡部かえる

  • かたつむり体にょろにょろ貝ダンス

    本間ふみふみ

  • 獣骨の闇市を這う蝸牛

    石志

  • ねつとりとして刃の上や蝸牛

    山棚佳津

  • 玄関を出て三歩目に蝸牛

    大山和水

  • 殻の中運ぶ想いや蝸牛

    中島 穂華

  • 沖縄の戦後の歩み蝸牛

    佐藤夏みかんの亭主

  • 蝸牛大樹の木陰ひまつぶし

    松瀬章章

  • 「空き家あり」の張り紙の上かたつむり

    枝 杳去

  • 水玉を糸に通して蝸牛

    利貞

  • 蝸牛とて豪雨望んでなかろうよ

    藤れんぎょう

  • かたつむりマーブル柄でランウエイ

    鶴城

  • 夕暮れに老いゆく母とかたつむり

    ゆうみりん

  • 現食む幼き睡魔蝸牛

    野菜α

  • 会議はずっとミュート窓に蝸牛

    酒井 常

  • 黄泉よりか塩に払わる蝸牛

    久志fromJAPAN

  • 「マイマイ」と笑って投げるわらべかな

    逆神

  • 蝸牛零れんばかり子らの掌

    新一歩

  • 青喰つて青まりにけり蝸牛

    磯花 珊瑚

  • 夕映えや星雲のような蝸牛

    一雁低空

  • 蝸牛海のなごりをたどりけり

    日日新

  • 雨集め肉に膜張るかたつむり

    オヤニラミ・グレ子

  • ででむしのハミングするを聞いたかい?

    中平保志

  • 蝸牛逃げ足早し朝朗け

    みさよ

  • 笹の上でんでん虫が這い出すよ

    時間餅

  • 書きかけの父の自分史蝸牛

    藤原涼

  • 銀の雨銀の道のこす蝸牛

    朋部 琉

  • 蝸牛お前も月を見てるのか

    丹下 克百

  • 傘をさす子らにぬかれるカタツムリ

    蔓草葛藤

  • 雨音に鼻歌消えし蝸牛

    古寺 憲子

  • 「羅生門」闇夜に俺と蝸牛

    ひいらぎ

  • 案外な柔さを背負う蝸牛かな

    夜海なぎ

  • でんでんの角とんとんと吾子の指

    宮原麦酒

  • 裏山の雑草刈りし蝸牛と

    踊る酔たん坊

  • 黄昏の逆さに進む蝸牛

    朱久瑠ねづこ黄昏

  • 渦二周木蘭色のかたつぶり

    秋乃さくら

  • 蝸牛雨の雲居を打守る

    富田一正

  • かたつむり雨にぬれてもへっちゃらさ

    少年CK

  • 涙ぽつり痩骨辿るまいまいよ

    海棠圭

  • ゆっくりはひょうじゅんそくど蝸牛

    夢々

  • まいまいや下落暴落急騰す

    中川花序

  • 城跡の石垣支える蝸牛

    小暮修

  • 松代の石垣の影蝸牛かな

    亜久琵

  • 細いツノドローン飛ばせかたつむり

    草刈明峰

  • 軒先の蝸牛君戻りしか

    本山空太

  • 徹夜明け生き急ぐなと蝸牛

    田中紺青

  • 蝸牛雨と一緒に居なくなる

    田畑 千嘉子

  • でで虫や開拓の地に恵み降れ

    穴熊佳奈

  • 蝸牛止まぬ戦渦に閉じる殻

    加藤水玉

  • 蝸牛老いた手握りウエディング

    吉岡幸一

  • 柏葉にシュプール描く蝸牛

    稲城蒼雲

  • 七曜を忘れる暮らし蝸牛

    コロ キムラ

  • 段葛殿まで千里かたつむり

    神宮寺るい

  • イヤホンの滲み出る音かたつぶり

    眞さ野

  • 百均に五倍の値札かたつむり

    さ乙女龍千よ

  • 歳時記はサ行の半ば蝸牛

    春のぽち

  • かたつぶりキチンカー湧く雨後の昼

    みゆむうしば

  • かたつむりはれのひだってあそぼうよ

    ひよこ(4さい)

  • 透き通るあえかな殻の蝸牛

    伊豫のかずお

  • おくすりをとどけにいくよかたつむり

    麦のパパ

  • かたつぶり軌跡くねるは迷ひ痕

    はれみちる

  • 待ち合わせ愛車に乗りしカタツムリ

    佐々木四郎

  • 蝸牛自分の時間軸を生く

    すずき鈴花

  • 殻の中悲しみ八分蝸牛かな

    うらのこうら

  • お経読む暮らし二年や蝸牛

    意地悪バアサン

  • かたつむり公衆電話に住まう主

    相沢はつみ

  • 蝸牛久保建英の初ゴール

    鳥田政宗

  • 渦巻きの螺子を斑葉に蝸牛

    齋藤ちの

  • 献立を考えない日かたつむり

    だがし菓子

  • 蝸牛語って欲しい緑葉で

    ミエコハマタニ

  • 庭の隅丸い花束蝸牛

    松重橘

  • 空合を窺ふ親子かたつむり

    松本笑月

  • 不整脈気づかぬように蝸牛

    りぷさりす園芸店

  • 蝸牛小さき角出す伍長の碑

    びぼん

  • しなりたる葉に落ちなむと蝸牛

    はたはたはた

  • 飛行機の離陸に急ぐ蝸牛

    平松 ヨウコ

  • 蝸牛エスカルゴにてひだりまえ

    山頭水

  • カタツムリうた聞く吾子は背で眠る

    いしかわ

  • シャクシャクと喰む歯忙しき蝸牛

    庭野環石

  • 蝸牛殻欠けて其に逃げこもる

    伊藤佃

  • 曇り空美術館のそと蝸牛

    平沢コウタ

  • 姿消し光る道筋蝸牛

    愛犬はづき

  • かたつむり工事現場も休みの日

    清水奈々子

  • ヨサコイの囃子遠くに蝸牛

    池野五月

  • 噛み砕くコンクリ甘し蝸牛

    音羽実朱夏

  • 水たまりギリギリ攻めるカタツムリ

    阿部八富利

  • 一葉の孤独にじつと蝸牛

    一久恵

  • 物憂げに猫と眺むる蝸牛

    梅田カラハ

  • 雲重く雫の途中蝸牛

    森 毬子

  • かたつむり這うて葉脈しなひたる

    紗千子

  • 虹色の線引き歩む蝸牛

    みちくさQ幸

  • 足止めの大木の先に蝸牛

    蒼玉蘭

  • 蝸牛母はスマホとにらめっこ

    ねね

  • かたつむりからのなかからこんにちは

    れみりこ4歳

  • 晴れぬ日も蝸牛の伸び縮み見て生きる

    我瑠々二五四一

  • 幸せに見せるや辛しかたつむり

    のびたのじいじ

  • 蝸牛スクールバッグに辞書2冊

    福みつこ

  • かたつむりウェディングベルほのきこゆ

    待雪みほこ

  • 吾子の肩たたき蝸牛に雨よ

    相浦藍斗

  • かたつむり畦に置き忘れの田ぐつ

    竹原かよこ

  • 屍は殻だけなのか蝸牛

    里山 遊子

  • 蝸牛光を残し去りにけり

    登子

  • 眼が先に前へ前へとかたつむり

    岡田瑛琳

  • ニ歳児の見ゆる角度や蝸牛

    さとマル

  • 行先は未定の旅やかたつむり

    升陽智幸子

  • かたつぶり壁から剥がすおもしろき

    丘るみこ

  • 薄玻璃に滴る音や蝸牛

    うみのすな

  • 蝸牛殻を取ったら死んじゃった

    島たけのこ

  • 塀の上蝸牛はう雨近し

    玉治美

  • 蝸牛心配ごとは他人ごと

    にゃんみー

  • アスファルト雨の行軍かたつむり

    小原かおる

  • 高層のベランダの鉢かたつむり

    玉 ゆこげん

  • 酒に塩小窓に雨とかたつむり

    西村遥樺

  • 留守番の友はででむしばかりなり

    村上卯乃

  • かたつむり涅槃の像の臍となる

    真心素秋

  • でで虫や老爺の一歩に孤愁あり

    梔子芳香

  • ドラ洗かすぐに止まるぞ蝸牛

    茶子父

  • 右中間ボールてんてん蝸牛

    新井聡太

  • 堂々と雨引き連れて蝸牛

    横山子守熊

  • 渋滞の欄干進む蝸牛

    矢野祥子

  • 小ぬか雨蝸牛のあゆみしづかなり

    吾亦紅

  • 蝸牛あと数ミリを伸ばしをり

    がらがらどんのハリー

  • いつからを余生と言うのかたつむり

    安田風花

  • 角を振り気配に怯える蝸牛

    四季

  • かたつむり行き先決めぬ二人旅

    徳元てつお

  • 赤色灯病院の庭蝸牛

    中村まさあき

  • かたつむり角に触れたら地に落下

    友マンクット

  • ゆるゆると手桶の縁を蝸牛

    棚橋なおこ

  • 通り雨去って草の香蝸牛

    舘風香

  • 好奇心匂い立つ雨と蝸牛

    森野寅彦

  • 蝸牛帰る妻より御香ほの

    仮名鶫

  • かたつむり千切れた道の先は海

    勝本熊童子

  • 人の世はシェルター欲しい蝸牛

    あらかわすすむ

  • 雨粒で渦の洗濯かたつむり

    渡辺 あつし

  • 蝸牛やつと点きたる燐寸かな

    とき坊

  • 飛べぬ空見上げておりし蝸牛

    笹倉沙希

  • こんな日は魔女になろうかかたつぶり

    山本江里子

  • かたつむり着いたところが目的地

    石川さち

  • 蝸牛掲げる子らに逃げる母

    凡吟山

  • 軒下の雨だれ強し蝸牛

    月奈利

  • 砲声や蝸牛は蝸牛の旗を立て

    反芻医

  • 銀色の線は芸術でで虫よ

    坂本 節子

  • 歩行器の吾の傍にをり蝸牛

    西野今日花

  • 雨の日の貨車の長さよででむしよ

    河豚ふく子

  • 嬰児の薄着寝返り蝸牛

    伊達紫檀

  • 怠くとも脱げぬ雨具や蝸牛

    井上青藍

  • 雨がうつ殻はヘルメット蝸牛

    球子

  • 笠背負い陽をよけ夜間にかたつむり

    池ばーちゃま

  • 蝸牛殻に渦巻く雨水かな

    東狼

  • 蝸牛です液晶を汚したの

    芯棒たまらん

  • 青き球裸足で流す蝸牛

    アオハル

  • 蝸牛そろりそろりと水滴へ

    美慶

  • かたつむり明日は満塁ホームラン

    田辺富士雄

  • 古寺に犬の影嗤ふ蝸牛

    天弓

  • かたつむり雨待ち遠し赤や青

    城南 弦輔

  • 潮の香に行きつ戻りつ蝸牛

    駄々

  • そういえば友は何処に蝸牛

    アロハ 加藤

  • 住む人のなき家ふゆる蝸牛

    児玉 すず子

  • かたつぶり五年の月日忘れなさい

    中島ひとみ

  • 雨打たれ驚きたるや蝸牛

    高橋聖花

  • 獣道朽ちた標に蝸牛

    放浪者

  • つれづれにながめ過ぎけりかたつむり

    伊呂八 久宇

  • 軌道は渦巻き加速するででむし

    さふぁい庵

  • ででむしや坂で難儀の往診車

    目黒ゆきんこ

  • 蝸牛ここまで来るに日は高し

    スーパー蕪

  • もぐもぐと黙し葉を喰む蝸牛

    遠きいち

  • かたつむり顔だすまでの庭そうじ

    へたおかまこ

  • 見えぬのか敵が近くに蝸牛

    MOTO髪結

  • 蝸牛大人もこども同じ殻

    古由宇

  • 蝸牛霰姿に雨染みる

    海雅宗

  • 未明に捕る理科の資料の蝸牛

    玉京子

  • ひたすらに釈迦の掌かたつぶり

    弥勒夕陽

  • かたつむり葉脈水の闇の音

    原貼女

  • でで虫も悩み有りしや銀の跡

    鵜山吊橋

  • かたつぶり百足に勝る足隠る

    ゆきなごむ

  • でで虫の闇夜の底の咀嚼音

    小野 明泉

  • 沖縄にはるばる来たの蝸牛

    横道其子

  • 人の子や瞳に蝸牛の不思議

    赤松鴨

  • テレポート角で交信蝸牛

    風鈴さわ

  • かたつむり雨やどりの葉小さきかな

    仲村江子

  • 蝸牛の一歩磐のごとくなり

    宮崎山城人

  • かたつむりあなたはかさがいらないね

    和住 緋弧

  • 蝸牛貴方の齢になりました

    吉村モモミ

  • 再試なぞ憂うるなかれ蝸牛

    舞白祖父登

  • かた かたつむり義母の歩きし百二年

    たけのこ

  • 蝸牛気の強さうな濃き螺旋

    ははろ

  • どしゃぶりの試合中断かたつむり

    森海まのわ

  • むき出しの臓器みたいね蝸牛

    那津

  • 好奇心身に担ぎたる蝸牛

    金子加行

  • きらきらのひとふで軌跡蝸牛

    奥野恕宣

  • でで虫やミサイルはもう日本海

    工藤遊子

  • 山原の見つけし宿の蝸牛の郡

    正山

  • 吾の一歩異国にや見む蝸牛

    笠原大

  • 青空と緑のあいだ蝸牛

    渥美一弥

  • 蝸牛アンモナイトのリュックかな

    神谷元紀

  • 蝸牛社宅退去の期限告ぐ

    小梅 町子

  • 空仰ぐへとへとへとの蝸牛

    開花 旬

  • カラス来たカタツムリの殻白くなり

    月谷 日耀

  • 校庭のぼくの鉢だけ蝸牛

    橙茶

  • 指文字の「か」に攣れる手や蝸牛

    沢胡桃

  • 病室のまさかばかりや蝸牛

    山口たまみ

  • 蝸牛雨上がりの中演奏会

    紫の洞窟愛好家

  • 蝸牛えくぼのようにそこにおり

    八田昌代

  • 蝸牛の目そで裏返すごと出でて

    猫舌扁平足

  • 中継の時間差会話かたつむり

    れい

  • 蝸牛我が足跡か窓の道

    しげ爺

  • かたつむり豆粒ほどの家一つ

    真林

  • あんたがたどこさ田耕の蝸牛

    沖 若永

  • 背伸びして葉脈越える蝸牛

    西山哲彦

  • 尼寺の門柱のぼるかたつぶり

    馬場馬子 

  • 初恋は理系の人よかたつむり

    青山 和加

  • かたつむり五十すぎての習いごと

    石田恵翠

  • 雨粒にみな急ぎけりかたつむり

    怪之眉

  • 帰り道歌う手遊びかたつむり

    富山あんころもち

  • 傘きれいに畳めたあらかたつむり

    川上美馬

  • 窓枠の蝸牛のみ知るずる休み

    磯むつみ

  • かたつむり箱のデッサンは三つ目

    浅河祥子

  • 蝸牛兼題と知り角隠す

    宮沢寿風

  • かたつむり南の窓の点となり

    ななかまど

  • 蝸牛スプリンクラーの孤の中心

    桜よし榮

  • 蝸牛止まるとの歩くとへ

    Karino

  • 蝸牛手足のあらば忙しけれ

    横山雑煮

  • いつ角を立てるや今朝の蝸牛

    大空りんむ

  • 蝸牛花手折ろうとしてやめた

    荒井麻貴子

  • 行く先を阻まれてをり蝸牛

    夏 しのぶ

  • 墓石を磨く手の先蝸牛

    棒野未唯

  • 蝸牛たどる濡れ葉のブローチか

    西野桃果

  • 蝸牛両腕に乗せ帰る子よ

    伊藤どらやき

  • 先細る茎を選びぬ蝸牛

    戸村友美

  • 雨あがり雫にぬれる蝸牛の目

    三鷹の蒼涯

  • かたつむり陽を背に浴びし石の上

    かなこ

  • 巻き戻す時間もゆっくり蝸牛

    浦中

  • かたつむり渦の中へと恋心

    素々 なゆな

  • 永遠てふひと日を歩む蝸牛

    荒一葉

  • 嘲笑もどこ吹く風のカタツムリ

    三田口附子

  • 葉っぱ六枚蝸牛のヴィヴァーチェ

    あねもねワンヲ

  • 受信する銀河の調べ蝸牛

    すずき 弥薫

  • 鳴門は轟くかたつむりはゆるり

    むさかず

  • 蝸牛議論進まぬ役員会

    鶴富士

  • 飛ぶ風やフロントガラスのかたつむり

    酔蚊眼

  • 蝸牛幼き眼には留まりしか

    ハイビスカス竹内

  • 蝸牛螺旋の中の幾億年

    秤防人

  • かたつむり手すりの上に光る線

    がこ ひーこ

  • かたつむり子どもの頃のまぼろしか

    神戸 美優

  • 青い実死守蝸牛との攻防

    慈夢りん

  • 蝸牛匂ふ琥珀となりにけり

    美村羽奏

  • 蝸牛まだ決まらないバイトかな

    都 詠人

  • 血縁の付かず離れず蝸牛

    むくむく 苔

  • ミサイルに角隠したる蝸牛

    高石蓬莱

  • 垂直に上へ月へと蝸牛

    知無須園

  • 砂漠にも雨を呼べるか蝸牛

    霧潤(むじゅん)

  • 大火から殻へ逃れる蝸牛

    丑十八夜書ク

  • 角出して戦禍逃がれる蝸牛

    野山ノハナ

  • 雨垂れやででむしの鳴く声のする

    村上 卯乃

  • 思ひ立ちギター手習ひ蝸牛

    まろのり

  • かたつむり住んでた家の裏の藪

    志古女

  • 関ケ原の碑蝸牛冷たし

    大盛茄子紺

  • つぶされて流れ来るなりかたつぶり

    草間八千代

  • 雨靴に角突き合わす蝸牛

    浜井剣心

  • 蝸牛子を連れ戻る姿なし

    山野 のりこ

  • 垂直に雨樋歩む蝸牛

    ビックネット

  • 蝸牛子等堰き止めし潦

    清瀬ハイジ

  • 保育室は午睡中なりかたつむり

    小野寺 余伴

  • この水は細胞の色蝸牛

    煉獄佐保子

  • 碑の文字を上へ上へと蝸牛

    珈藤絵本

  • 飼育箱蓋に避難のかたつむり

    いちご一会

  • 蝸牛兄と競った捕獲数

    清水猿虎

  • 蝸牛よけて踏み込む峡の路

    上原まり

  • 喧騒など素知らぬ顔の蝸牛

    がみがみおやじ

  • 行く道は自分で決める蝸牛

    坂田雪華

  • 菜を洗うででむしぷかり浮いて出る

    よしよし0728

  • まいまいの花の眼となりてをり

    大熊さんちの猫

  • カタツムリ好きなところでキャンピング

    岩田 風子

  • かたつむり雨に叩かれ瑞々し

    まつざきはな

  • 背のびしない生き方が好きかたつむり

    あさひ

  • 蝸牛追ひし妹の手や絶たれけり

    柚子こしょう

  • 痔に効くと父に言われて蝸牛採り

    ロミ

  • 蝸牛子等に囲まれつの出せず

    平谷 河女

  • 蝸牛青い地球は水の星

    名前のあるネコ

  • 蝸牛はぐれた親を探しをり

    三上 栞

  • 抜け殻は化石の如し蝸牛

    名草

  • ほらそこにいるよ昭和のかたつむり

    里山まさを

  • かたつむり殻欠けかけて空濁る

    ふくろう悠々

  • かたつむり歩き方まで似る夫婦

    香田ちり

  • アクセルは踏まぬ余生ぞ蝸牛

    岳 ゼン

  • 渦巻きの重き日もある蝸牛

    あかを実果

  • 戦火なお止まねど蝸牛枝に這い

    秋の桜子

  • かたつむりのたりのたりと食らひおり

    あおい結月

  • 一ミリの蝸牛にも渦のある

    万里の森

  • 雨上がり鳥翔る空カタツムリ

    慧葉

  • 吸い付いた腹よガラスの蝸牛

    阿波ノコスモス

  • 蝸牛どこへ流れる雲ですか

    中村天雅

  • 雨濡れて避ける道には蝸牛

    西愼行治

  • 嵐去り森で木登りマイマイら

    玉置 成道

  • 蝸牛聴く歌「暗い日曜日」

    佐渡の爺

  • 子蝸牛巻き貝の背に鎮座す

    佐藤俊

  • 蝸牛妻身籠るを今宵知る

    南 楕円

  • 蝸牛向かいの壁のボール跡

    岡 里詩

  • でで虫やよだれ跡ある入門書

    風早杏

  • かさと長靴虫かごのかたつむり

    藤井かすみそう

  • リュック揺れにじ歌う孫かたつむり

    寺岡はる

  • かたつむり貴様の裏は窓にある

    豊國華徳

  • 悠々とどこへ向かうか蝸牛

    ぴょんばぁ

  • 転居せし町の神社に蝸牛

    大江鈴

  • 雨上がり下界を覗く蝸牛

    永田みゆき

  • 蝸牛老いて初めて知る愛も

    みにとまあいこ

  • 蝸牛の渦たっぷりの雨に濡れ

    遠藤千草

  • 軽やかに雨に遊ぶはカタツムリ

    山清

  • 公園の親子と写る蝸牛

    山口橋蔵

  • 蝸牛傘の親子の家路かな

    宝塚御殿子

  • 『シュルルル』と投げて竜巻蝸牛

    水戸定家

  • 蝸牛お前は海を追われたか

    松井作楽丸

  • 目を伸ばし花を愛でるや蝸牛

    荒星笑石

  • 殻脱ぎて羽根ほしいかな蝸牛

    東美節子

  • かたつむり角槍有るが平和主義

    カメレオン

  • 保育所の開くまで散歩かたつむり

    水豚庵

  • かたつむり集め遊びし誕生会

    須藤 松栄

  • 蝸牛工場の壁に祖父のゆび

    天神川

  • 蝸牛実は実はの生きる様

    PONホンダ

  • 新居壁をさわさわと喰む蝸牛

    高崎怪人

  • カタツムリ歩幅合わせる下校かな

    やまと風

  • 蝸牛絵馬に無事故の草字かな

    帝菜

  • 税金は特例免除蝸牛

    膝丸佳里

  • ともあれど蝸牛ならよじ登る

    阿呆山緑歩

  • まいまいは斥候ヒトハ愚カナリ

    ノセミコ

  • 蝸牛進路現在思案中

    東津村 流坊

  • 鳴禽や木陰に蝸牛誘われて

    千田とまと

  • 蝸牛井の中にして流行る病

    大坂城

  • 蝸牛生きし標を残しおり

    黒猫はなこ

  • 恋矢刺し命を継ぐ蝸牛

    朝霧風太

  • 「エスカルゴ」食べて美味いか蝸牛

    桃好き

  • 蝸牛USBどこいった

    太田鵯

  • 木枠裏潜むマイマイぶにゅっとね

  • 子らに見つかる蝸牛の困惑

    紙谷杳子

  • 平和大橋の欄干ぬめり蝸牛

    織部なつめ

  • 貝の渦潜む暗号蝸牛

    遠藤玲奈

  • 園児急ぐ朝謎を呼ぶまいまい

    吉川 楽座

  • かたつむり角のうごいてうごきだす

    だいやま

  • 雨雲をひつぱるごとく蝸牛

    かたつむり

  • 絶景は大仏の掌やかたつむり

    沼宮内 かほる

  • かたつむりみんな花丸伝え行く

    葵華凛

  • 蝸牛袈裟を濡らして僧来たる

    村橋 桂

  • 掌中の小さき迷宮かたつむり

    西行葉牡丹

  • かたつむり軌跡キラキラ晴れ間だぞ

    ぽかぽか紅茶

  • 幼子よかたつむりにも追い越され

    憩 真七桜

  • 孫知らぬ甘き道行くかたつむり

    北乃かんばし

  • 蝸牛ゴミステーションの角を這う

    窓川ぽん

  • キッチンに蝸牛菜の宇宙船で

    遠藤波留

  • お手本はでんでんむしのかなしみに

    風砂の里安

  • 渦巻は宇宙のチカラかたつむり

    空 ひろ

  • 縁側で読書かたつむりの栞

    ただのごろちゃん

  • 節榑の幹を下り行く蝸牛

    ひろ笑い

  • かたつむりゆっくり唱える七の段

    三富三つ葉

  • まいまいや今日も気長に自転する

    天道虫

  • ででむしや今朝の垣根で日の暮れて

    前田 龍志

  • 朝ごとうらやましくは蝸牛

    麦畠案山子

  • 30年前と変わらぬ蝸牛

    帆波相談室

  • かたつむりピアニカ響く校舎かな

    小野陽笑

  • かたつむり陽のコンクリートで眠る

    蒼 乃乃

  • ででむしや吾子は我が道選べるか

    真似真似子

  • ひらがなのくずし文字なる蝸牛

    竹林長彦

  • 蝸牛今日もどっこい生きている

    久間 いたる

  • かたつむり生活十年後社長

    華生華名

  • でで虫を住まわす地蔵目の優し

    まどろみ和子

  • 蝸牛故郷失せし草一本

    里山コナラ

  • 蝸牛ジャム瓶越しの魔女の声

    彰乃泉

  • でで虫よ掌はさぞ熱かろな

    山月

  • 大縄の声響きけりかたつむり

    片山蒼心

  • 二つある吾子の旋毛や蝸牛

    仲間英与

  • 季移ろい愉しむリハビリかたつむり

    高橋昂昉

  • かたつぶり角もやりすら出てこない

    栄音

  • 蝸牛不細工に鳴るFコード

    木村群々

  • うつ病を背負って歩む蝸牛

    小野小マーチ

  • 蝸牛追ひて家路を外れけり

    潮見悠

  • 蝸牛お宿は依水園の石柱

    山口絢子

  • 蝸牛や歩み緩める傘二つ

    箕丸子

  • でで虫や五年日記を書き終える

    カバ先生

  • 傘越に見つめるあの娘かたつむり

    氷室東沙

  • 蝸牛手すりのくすみさする母

    なみ夢めも

  • 定年の朝を髭剃り蝸牛

    佐藤恒治

  • 花手水蝸牛やのそり詣でけり

    ひめのつばき

  • びしょ濡れや伸び伸び蝸牛縮む吾

    相沢 閑邦子

  • 華麗なパレード見えたか吾子よでで虫よ

    山桜昌子

  • 三日後は施設入所や蝸牛

    花星 壱和

  • かたつむり具に辿る人工島

    矢野葉月

  • 出る出ない居心地良いかカタツムリ

    米米

  • 蝸牛かそけくシャープ自習室

    千木野とこ

  • 一里先見覚えのある蝸牛

    谷 佳

  • かたつむり背なが重うて遅いやら

    村のあんず

  • 蝸牛角を触れば道を変え

    松本り久

  • カタツムリ退屈そうに苔を食む

    久木 諷

  • 傘の子のはずれた歌や蝸牛

    十津川ポロ

  • 静けさや駐輪場の蝸牛

    実本礼

  • 朝戸風教壇の角蝸牛

    江波由芽

  • かたつむり濡れて呟く遊園地

    中旬川句

  • 蝸牛刃の上這いし肝っ玉

    河村 呂便

  • 近頃はどこにいるのか蝸牛

    菜活

  • 空爆や荒れ地彷徨う蝸牛

    tokisan

  • アナログでいいと言ったかかたつむり

    一春

  • 野菜伸びねらい定めてかたつむり

    山ざくら

  • 今朝の君か夕暮れの葉のかたつむり

    藤本真澄

  • 少年の遊びに足りぬ蝸牛

    高田 仁和加

  • 夢ひとすじ私とベンチのかたつむり

    若美 潮五

  • あめに出てイロハに出ないでんでん虫

    松前 三月

  • 蝸牛捨てた甘藍の裏でいいの

    孝崎有辺

  • 右ひだり謎めく渦の蝸牛

    澤野紀久

  • 雲のあな雲母をひとすじ蝸牛

    蛍乃 行進

  • 腰屈む父の箒よ蝸牛

    笠川香奈

  • かの夜に崩れし塀や蝸牛

    茂田野マイ子

  • しかられてそのままかたつむりと下校

    とんぶりっこ

  • ででむしの歩いて歩いて100センチ

    緩木あんず

  • 星の海泳ぐ夢見るかたつむり

    くらきまあこ

  • 緑喰み緑色産むカタツムリ

    えみい

  • 特殊相対性理論克服してや蝸牛貝の中

  • 用向きを聞かうじやないか蝸牛

    清瀬朱磨

  • 玉響にのそりのそりと蝸牛

    沈丁花

  • 市長選の辻立ちを征け蝸牛

    不学

  • 歌はない収骨室の蝸牛

    春羽さゆみ

  • 転勤やでんでんむしになりてしか

    手毬まりこ

  • かたつむり家庭菜園ビュッフェかな

    街の小太郎

  • 花陰の蝸牛も微笑む相合傘

    ゴリ霧中

  • 淋しさを鳴くや蝸牛は殻の中

    島田雪灯

  • 雨来る蝸牛の天守泰然と

    バンブー

  • かたつぶり定点観測3センチ

    中村又夢

  • 蝸牛寿命の延びるあゆみかな

    舞童あづき

  • 風を切る大蝸牛つのいくつ

    浜のピロキ

  • かたつむり地図を描きて消えにけり

    三品邦甫

  • 蝸牛よ雨、葉っぱ舞台は整えり

    伊勢赤太郎

  • 1ミリのででむし見たか妖精を

    千加乃子

  • かたつむりぬるぬるぬるる日が暮れる

    讃岐田打桜

  • 軍手する絵では可愛や蝸牛

    黒瀬三保緑

  • 伊達巻とロリーポップと蝸牛

    太郎坊

  • 無法地帯笑う雑草蝸牛

    森河夕

  • かたつむり右に曲がって1万歩

    くろすけあさき

  • 右肩の雨の雫や蝸牛

    無花果みのり

  • 岩に雨海恋しいか蝸牛

    冬井三月

  • ででむしやしまなみ渡る靴の染み

    嶋光

  • 今朝も又妻の小言やかたつぶり

    さくら悠日

  • 虫ひそむヌメヌメの毒蝸牛

    美乃

  • 恋するに時間かかれど蝸牛

    桜木レイ

  • 進み行く蝸牛つめたき溶岩流

    麦吉

  • 新宿の青ビニールを這う蝸牛

    玉乃とらこ

  • 蝸牛雨あつまりて母は逝く

    みつき 夏

  • 足跡はまいまいつぶり銀の虹

    バーバラ

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