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中級者以上結果発表

2021年4月20日週の兼題

【曜日ごとに結果を公開中】

【佳作】

  • 夜半に雨鶏舎天井裏に蛇

    池之端モルト

  • 蛇の目が白く濁ってぼんやりな世界

    座敷わらしなつき(9才)

  • 蛇踏んでいたTimesの「わ」ナンバー

    ふるてい

  • くちなはや雨のにほひの力石

    岩本夏柿

  • 蛇の跡皇居の中へ続きけり

    多喰身・デラックス

  • 灌木に蛇絡み居る埋立地

    あなうさぎ

  • 蛇踏みつけ行く国葬の車列

    クラウド坂の上

  • 石段の途中を蛇の逸れゆけり

    うさぎまんじゅう

  • 蜜垂るるやうに白蛇のもつれあふ

  • 古事記より蛇は一生濡れてゐる

    まんぷく

  • 蛇過ぎし道の再び涸びをり

    田中木江

  • 生国のひかりまみれし蛇を撲つ

    山田蹴人

  • 海藻の匂いの手蛇握った手

    稗田鈴二郎

  • くちなはの出づるや雨がむず痒い

    くりでん

  • 一叢の闇へ蛇の尾仕舞はるる

    古田秀

  • 教室を追い出されたる蛇速し

    今治八十八

  • かさぶたの少し湿りて蛇臭ふ

    きなこもち

  • 蛇打つたからだらうこの骨折は

    彼路

  • 蛇出づる時太陽は斜めなり

    花伝

  • 生臭き発電機蛇かもしれぬ

    世良日守

  • 縞蛇や後味深き正露丸

    結雅

  • 神木の腸めきて蛇登る

    さとけん

  • 蛇消えてまだ保育士の仁王立ち

    テツコ

  • サバイバルナイフ一本蛇を焼く

    亀田荒太

  • 蛇の口より垂れ下がる尾の僅か

    ツカビッチ

  • 蛇二匹生け捕りし日のチリコンカン

    ぐでたまご

  • 禊ぐかに蛇を殺めし鎌を研ぐ

    樫の木

  • 蛇さりて夕ぐれとほく残りけり

    Mコスモ

  • 紐なのか蛇なのか分からない距離

    石本コアラ

  • 雛の分太りし蛇を搏ち落とす

    碧西里

  • まへあしに蛇ゐてどうしたらよいか

    古瀬まさあき

  • 獲物飲む蛇の目の無垢喉の無垢

    妹のりこ

  • 鶏の幅しぼみゆく蛇の胴

    大槻税悦

  • 蛇の顎砕きし杖の焦げ臭き

    秋熊

  • 後輪は蛇の骸を避けたるか

    倉木はじめ

  • 蛇死んで殻と云はねば何と云ふ

    京野さち

  • 持ち重りする枝蛇の反り始む

    遠音

  • 産卵の亀待つ蛇の取る間合い

    あみま

  • 鳥小屋に蛇の臭ひの雑ざり合ふ

    若井柳児

  • 手も足も声も捨て去り蛇きれい

    播磨陽子

  • ‭生きてゐるより困りたる死後‬の蛇

    ローストビーフ

  • 蛇長しまだまだ母に敵わない

    えりいも

  • 蛇泳ぐ水面ひかひか痺れつつ

    ほろろ。

  • みづわたるへびのしづかにみづになる

    干しのいも子

  • 蛇みづにとろけるやうにみなそこへ

    平本魚水

  • 蛇の首掴み鎌首めく親指

    北藤詩旦

  • 蛇の目の残響美しき誤爆の火

    小泉野魚

  • 蛇にげる方へ明るく老いてゆく

    酒井おかわり 

  • 横に横に溝すべる蛇尾はまだ縦

    かむろ坂喜奈子

  • しろがねの蛇引っさげて刀鍛治

    石塚彩楓

  • 病とも言ふ程でなし蛇匂ふ

    蓼蟲

  • 身から身を引き出し蛇の首は行く

    シュリ

  • 女教師がはらふ職員室の蛇

    野の花 誉茂子

  • 丸呑みの卵は蛇の腹に爆ず

    大黒とむとむ

  • 蛇と蛇絡む湿地の雨後匂ふ

    おきいふ

  • 飼育員四人で担ぐ死にし蛇

    大小田忍

  • 蛇撓ふたびに太陽傾けり

    橘まゆこ

  • アスファルトに剥き出しの死としての蛇

    可笑式

  • 咽返る水の匂ひの中を蛇

    笑松

  • 楽園の真水やさびしさうな蛇

    広瀬 康

  • 蛇を打つ棒より蛇のかけら落つ

    イサク

  • 蛇登る蔦の絡まる古屋敷

    KII

  • 大山の蛇の配下の三角点

    中山月波

  • 震度一断層に蛇潜り込む

    永井ま猿

  • 蛇をよけ医師の自転車よろめきぬ

    古賀

  • 指先の器用は蛇に触れてより

    あまぶー

  • 今しがた蛇横切りし畔を踏む

    伊予吟会 宵嵐

  • 蛇避けてバイクくねくね僧侶行く

    昇華

  • ざりざりと蛇らし草を躙らせて

    あずお

  • 木に下がる青大将や風湿る

    あまぐり

  • ドアノブの錆びた倉庫に蛇しづか

    安溶二

  • 蛇討ちし畦道三日生臭き

    向原かは

  • 蛇突きし枝に生家の匂ひあり

    吉行直人

  • 守られて蛇打つ兄の手がこわい

    小野睦

  • 川に放つ蛇ゆうゆうと泳ぎ去る

    一走人

  • 禁知らず蛇十方の山を踏む

    いしはまらんる

  • 絡みあふ蛇しなやかに青臭き

    にゃん

  • 窮屈な舌が頻りに蛇を出る

    猫ふぐ

  • とねりこを身をくねらせてのぼる蛇

    中岡秀次

  • 継母が妙にきれいで庭に蛇

    高尾里甫

  • 拭ってわ蛇を縊りし手を嗅ぎぬ

    トポル

  • 目つむれば負けで蛇には負けどおし

    一斤染乃

  • 代々を隕石守といふ白蛇

    大塚迷路

  • 蛇止まる沙羯羅へ響く水の音

    夕虹くすん

  • 泳ぎゆく水面を底を蛇と影

    仁和田 永

  • 腹だか尾っぽだか蛇のここ熱い

    常幸龍BCAD

  • 古雑誌縛る隣を逃ぐる蛇

    西田月旦

  • 蛇と遊ぶ司祭の杖や殉教地

    廣崎隆醒子

  • 頸に蛇巻きつけられて20ドル

    大熊猫@四句八句

  • 縞蛇の遠心力を飛ばしけり

    川岡すえよし

  • 蛇轢いてその夜の歯茎痛みます

    ウィヤイ未樹

  • 蛇含草教えし蛇の眼の赤き

    ぐりえぶらん

  • 先生を噛みし蛇だと撲殺す

    背馬

  • 兄嫁に蛇の持ち方教はるる

    ギル

  • すばすばと水を象るあれは蛇

    綾竹あんどれ

  • 蛇轢きてより商談のまとまらず

    竜胆

  • 先客の蛇ゐるぼつとん便所かな

    遠山比々き

  • 蛇二匹沈む玉川斜陽なり

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