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中級者以上結果発表

2025年8月20日週の兼題

【曜日ごとに結果を公開中】

【佳作】

  • トンネルの出口に朝露の献花

    神奈川ゆうき(前俳号:川村ひろの)

  • 葉脈の露の起伏の匂い立つ

    富士桜花

  • 測量士奥へと進む裾に露

    三日月なな子

  • 露葎吾は除染土の上に住む

    一久恵

  • 牧の牛ひかりもろとも露を喰む

    佐藤志祐

  • 夕露の宿に喪服を脱ぎにけり

    夏草はむ

  • ソ連館跡の石柱露しとど

    GONZA

  • 露の死はたぶん忘却だと思ふ

    嶋村らぴ

  • 朝露を踏んで当番開ける鍵

    笑松

  • とこしへを風にたゆたふ芋の露

    RUSTY=HISOKA

  • 星さざめく露の生まるる一瞬に

    磐田小

  • 骸なる鴉のひかり露葎

    茗乃壱

  • 露けさの裸身や鎧なき仁王

    守田散歩

  • 結納はけふ芋の葉に結ぶ露

    はぐれ杤餅

  • 露の玉どうしても心が曲がる

    じゃすみん

  • 露むぐらまだ生きている檻の猪

    清松藍

  • ふるさとは転封なき地芋の露

    可笑式

  • 露けしや同じ家紋の村十戸

    月影 重郎

  • 電線と電信棒と露の朝

    京野さち

  • 草の葉をこぼるるまでを露といふ

    中岡秀次

  • 公園や露の蛇口のみづばばば

    広島じょーかーず

  • いちめんの露買い手なき休耕田

    くさ

  • ガレ場来て縋る鎖や露しとど

    バンブー

  • ユグドラシルの露ならきつと甘いだらう

    たーとるQ

  • 草むらの露を副葬品に猫

    多々良海月

  • 草の露テイクオフ待つ熱気球

    希凛咲女

  • 露しづか人は小さな孤独もつ

    北藤詩旦

  • 露垂れてわれは在来種であるか

    百瀬一兎

  • 露や露これは祈りの鮑殻

    冬のおこじょ

  • 湯の町の錆びた櫓や露の原

    小林土璃

  • 死後の空映す鏡として露は

    藤里玲咲

  • 朝露のずくりと猫の帰還かな

    岬ぷるうと

  • 荒草におく露といふひかりの実

    にゃん

  • 露おりて草は静かに押し戻す

    半額弁当

  • 露けしや句集のまはる療養所

    このみ杏仁

  • 露けしや首を反らして起きる亀

    大谷 走郎

  • いもの葉を濡らさず走る露のつぶ

    山崎千晶

  • 草の露石の銃座の横倒し

    つくばよはく

  • 露結ぶ光と影を分け隔て

    桜井教人

  • さびしくてひとつぶになりたがる露

    ヒマラヤで平謝り

  • 石鎚は神の山なり芋の露

    加藤多作

  • びつしりと赫き廃車を統べる露

    岸来夢

  • 山村の国旗掲揚台の露

    うめやえのきだけ

  • 露の夜の吸入薬の甘さかな

    風かおる

  • 朝露へ光こころはがらんどう

    奈良の真

  • 海へ佇つ墓碑のにほんご露葎

    謙久

  • 朝露を滑る馬搬の大丸太

    三浦海栗

  • 虚子庵へ葉擦れの露を欲しいまま

    杏乃みずな

  • 朝露を以て入山の禁いまだ

    ツナ好

  • 露散らし母牛二度目に立ち上がる

    清水縞午

  • 吾も吾子も淋しきつぶて露しとゞ

    古賀

  • 泣きやんで露は昨日の透明度

    本村なつみ

  • 露の朝空き地に土管なんてない

    いたまき芯

  • 露はじくどうしやうもない圏外に

    沼野大統領

  • 詩になれぬ朝のつぶやき露光る

    おのまい

  • どの草の露を舐めても濡るる猫

    大黒とむとむ

  • 臍の緒は一人にひとつ露の玉

    伊藤映雪

  • 露むぐら木霊の卵孵化しさう

    アンサトウ

  • 露の秋湯気立つ歩荷すれ違ひ

    せり坊

  • 露葎だれもいらない形見分け

    やっちゃんち

  • 朝露のぶるぶる夜明は痛いから

    ノセミコ

  • 露のみなしづかに月を溺れさせ

    常幸龍BCAD

  • 孤独なる露ほどまるく固く在る

    かときち

  • 露けしや荒行堂の僧百人

    羽住玄冬

  • 露けしやシュラフの窓に星降り来

    谷 斜六

  • 露よ夜の花瓶の口のあまりある

    げばげば

  • 刑務所の夜露遺族宅の夜露

    ふくびきけん

  • 朝露をきれいと言える生きている

    窪田ゆふ

  • 露けしや母胎と呼ばれたる器

    常磐はぜ

  • 朝露やへそ慎ましきスコリア丘

    沖原イヲ

  • 百台の放置自転車万の露

    安春

  • 解体の果ての露抱く能登瓦

    HNKAGA

  • 朝露や何も悲しくない訃報

    大岩摩利

  • たてがみにあはき星の香露の朝

    坐花酔月

  • 露宿しつつあらくさの刈られゆく

    えりべり

  • はちみつ色のランタン露の切株へ

    天陽ゆう

  • 呼鈴の遠くなるなり露の夜

    風慈音

  • 露万朶十方三世一切仏

    加藤栗庵

  • 国境や鉄条網の刺に露

    富佐野ほろよい

  • 白露や衰えやすきふくらはぎ

    一走人

  • 草に葉に死体に隔てなき夜露

    佐藤烏有

  • 天国はこんなあかるさ露の中

    みやま千樹

  • 芋の露かしげひとつにしてあげる

    さおきち

  • あさがほのいろに生まれて今朝の露

    すまいる そら

  • 白露や軍艦島の影の濃き

    きなこもち

  • 朝露の正門守衛に誰何さる

    中尾鎖骨

  • リハビリの馬の身震ひ露の原

    深山むらさき

  • 淋しさにひとつとなれり露と露

    北村 環

  • 旅終えて幻住庵記草の露

    いなほせどり

  • 鼻の奥心の奥がすんと露

    月枝いと

  • 露こぼれ鳥の心となりにけり

    浦野紗知

  • さつきまで鬱王はをつた露の玉

    沢拓庵◎いつき組カーリング部

  • レジュメ百綴づ朝露が鳴つてゐる

    一斤染乃

  • いしぶみにNaomiUEMURA露しとど

    巴里乃嬬

  • 起きぬけの仔の毛の露を舐め取りぬ

    いさな歌鈴

  • 露踏みて明日のじぶんに会ひにゆく

    丸山美樹

  • 露おきけり看取りの夜の薄明かり

    山崎 佳世

  • 迎合は是かゆがんでおちる芋の露

    森野みつき

  • 冥王の眼であろう露滾る

    丁鼻トゥエルブ

  • 集ふほどゆがむ真球芋の露

    わおち

  • 露の野へ露の鉄扉を押し開けて

    小豆白虎

  • 金星の放卵のごと露結ぶ

    鷺沼くぬぎ

  • 捻締錠ゆるき玻璃戸や露の宿

    くま鶉

  • 露ふるへ孤独の星と分かつ痛み

    播磨陽子

  • ふれたれば露は私となってしまふ

    横縞

  • 用もなく叩いて露のすべり台

    ろまねす子

  • 露きらきら学校はいま二時間目

    かねつき走流

  • 終電に捲る夜露の求人誌

    妹のりこ

  • 露結びけり猛禽の骸の眼

    アロイジオ

  • キャンパスに薬草園や露香る

    柚木みゆき

  • 露けしや砲台跡といふ円柱

    いかちゃん

  • 瞽女の唄集めて露の芯となる

    山城道霞

  • 謂れなき処刑や露を吐く墓標

    谷川ふみ

  • 露散らし朝の薬に寄る実家

    西川由野

  • 窯跡のあをき欠片や露葎

    冬島 直

  • 馬のかほぬつと近づく草の露

    綾竹あんどれ

  • 天幕の傷より露の覗きをり

    理酔蓮

  • 春画の雲母擦り石畳は白露

    しゃれこうべの妻

  • 命日の朝のサドルの露まみれ

    あみま

  • 触覚に複眼に翅に脚に露

    井納蒼求

  • 月明り露潰れさう濁りさう

    古瀬まさあき

  • 露玉のたわむ居心地悪そうに

    唯野音景楽

  • 露葎農機具小屋の傾斜二度

    玖良咲

  • 芋の葉の露やタロアへ慰霊団

    一寸雄町

  • カツカツと茅舎の杖か露葎

    ちやあき

  • 露むぐら神は余白におはしけり

    蝦夷野ごうがしゃ

  • 食べられぬ夫に一滴朝の露

    カリヨン

  • 復職初日朝露の花時計

    高尾一叶

  • 口吻を露一粒に挿し入れり

    立山穂高

  • 持ち帰るほかなき怒り夜露ふむ

    だいやま

  • 枕木の下から生える草に露

    れんげ畑

  • 朝露を志功の馬の駆け出しさう

    木染湧水

  • 無名戦士之墓や萎るる供花に露

    伊藤恵美

  • 臆病なひかりは露となりにけり

    津々うらら

  • 夜をゆきしもの獣らし露葎

    平本魚水

次回の兼題も
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お待ちしています!

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