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中級者以上結果発表

2025年12月20日週の兼題

冴ゆ

【曜日ごとに結果を公開中】

【佳作】

  • 出産の咆哮冴ゆる牛舎かな

    はなぶさあきら

  • 屑箱の授業参観通知冴ゆ

    くま鶉

  • 汝が傷に引く軟膏の窪み冴ゆ

    Taxi Drivers Union Social Club

  • 切株の冴ゆる年輪禁煙日

    長澤 創次郎

  • 指先に鍵の刻みの冴ゆる夜

    いさな歌鈴

  • 粒立つファンの音サーバー室冴ゆる

    万葉剣

  • 月冴えて風に打たるる林檎の木

    夏椿咲く

  • 青龍の冴ゆる息吹や関帝廟

    山姥和

  • 鋳直しを逃れし鐘の冴ゆる島

    葉村直

  • 信号の青冴ゆる夜は深海

    るびちゅ

  • トランペットの音冴ゆ夜の植物園

    源早苗

  • 冴ゆる月鋼の返却箱の口

    清仁

  • 飲み屋街饐えて鴉の羽音冴ゆ

    樫の木

  • 星冴ゆる油彩の渦の強き白

    岬ぷるうと

  • 冴ゆる夜の点P夜を展ばしをり

    川屋水仙

  • 月冴えて「死ね」の「ね」の字が丸くって

    堀雄貴

  • サンプルの肉の脂の白く冴ゆ

    コンフィ

  • 知恵の鈴ちからの鈴と冴えにけり

    古瀬まさあき

  • 冴ゆる夜の遺品に深きf字孔

    石田将仁

  • 冴ゆる夜のひかりへひらかるる柩

    西村 棗

  • 避難所の水場に冴ゆや北極星

    くさ

  • 早暁のみづを駈けゆく羽音冴ゆ

    久保田A

  • 折紙の裏冴え冴えとみな真白

    ツナ好

  • 月冴えて仏に泣いたやうな木目

    きつネつき俳句系Vtuber

  • 閘門の巨人のごとき影や冴ゆ

    西川由野

  • チェロは冴ゆ星は石ころかもしれぬ

    武井かま猫

  • 奉祝の花火千発のち冴ゆる

    阿部八富利

  • 金貨より銀貨の冴ゆる夜なりけり

    髙田祥聖

  • 冴ゆる夜のガスバーナーに鋭利な火

    眩む凡

  • 星冴ゆる鉱山といふかなしびは

    七瀬ゆきこ

  • 城壁に残る弾痕月冴ゆる

    石塚彩楓

  • 息切れて我が水拭きの道冴ゆる

    四條たんし

  • 疥癬の猫集ふ丘月冴ゆる

    石上あまね

  • 冴ゆる夜やダビデ像めくガードマン

    あみま

  • 冴ゆる夜や塵きらきらと殉職す

    蓮井理久

  • 直会を告し神職声冴る

    沖庭乃剛也

  • ダム湖冴ゆ六千億リットルの黙

    いかちゃん

  • 冴ゆる夜を肺に入れても良いものか

    北野きのこ

  • 月冴ゆる鉧の沫の赫々と

    満生あをね

  • 透明な鼓膜となりぬ冴ゆる夜

    いとう香り子

  • 冴え冴えと読まれぬ本の聲を聞く

    あなぐまはる

  • 冴ゆる夜は頭をがらんどうに待て

    けーい〇

  • 風冴ゆや砂漠に王の墓未完

    巴里乃嬬

  • 冴ゆる夜や錆びた門扉に金の獅子

    藍創千悠子

  • 収蔵庫冴ゆレプリカの麗子像

    平本魚水

  • 休館や冴ゆるマチカネワニの骨

    織部なつめ

  • 月冴ゆる海抜ゼロの町しづか

    中島 紺

  • クラクション冴えて月夜がなまぐさい

    広島じょーかーず

  • 冴ゆる夜やカキンと起立プルトップ

    まっちゃこ

  • 冴ゆる夜のみづを模したる火焔土器

    らのほ

  • 月冴ゆる島に潮流信号所

    ののはな誉茂子

  • 冴ゆる地や湯気噴き上げてゆく輓馬

    すずなき

  • ツァラトゥストラと鬱王語り合ふ夜よ冴ゆ

    沢拓庵◎いつき組カーリング部

  • 風冴ゆる岬の馬の太き脚

    やまさきゆみ

  • レシートのゾロ目くしやつと冴ゆる町

    公木正

  • 眼帯の清らな微熱冴ゆる星

    西村青夏

  • 号令冴ゆ放水の弧の猛々し

    はぐれ杤餅

  • 月冴えて血抜きの鹿を高く吊る

    ツユマメ・広ブロ俳句部

  • 冴え冴えと立ちしままなる箏の丈

    渡海灯子

  • 夜空冴ゆ星は悲しき無精卵

    トマト使いめりるりら

  • ゐさうらふぐもてふ殺意冴え冴えと

    河島 八々十

  • 八頭と一人や回転木馬冴ゆ

    佐々木さわら

  • 笙の音みづを震はすやうに冴ゆ

    水鏡新

  • 冴ゆる夜の風は銀いろ月みどり

    亀田かつおぶし

  • 胸水は薄緑色月冴ゆる

    満る

  • 仁王像の深き手相や鐘冴ゆる

    かつたろー。

  • 赤ペンを置けばラジオの時報冴ゆ

    キッカワテツヤ

  • もち米を淅して豊かに夜の冴ゆ

    苺井千恵

  • 冴ゆる夜の瞼を閉ぢぬ木馬かな

    西田月旦

  • 木片の表札冴ゆる某寓

    也和

  • 月冴えてビルは硝子の樹となりぬ

    三月兎

  • 鉄塔に人影瘤のごと冴ゆる

    火炎幸彦

  • 葬儀屋のきれいな楷書冴ゆる夜

    佐藤さらこ

  • 冴ゆる夜や猪の脂に刃は曇り

    RUSTY=HISOKA

  • 吾子の吐く乳の乳色星冴ゆる

    百瀬一兎

  • 冴ゆる夜の物言ふやうにモーターは

    喜多丘一路

  • 冴え冴えと万羽処分の防護服

    葦屋蛙城

  • 解体の玻璃なき窓へ月冴ゆる

    高山佳風

  • 野に出でて冴えざるものの無かりけり

    山本先生

  • 裁つ音の冴ゆる一限被服室

    るう

  • 産みたての青むたまごや冴ゆる明け

    山香ばし

  • 冴ゆる夜は愚直に傷の攣るおなか

    謙久

  • 相撲部に廃部の木札月冴ゆる

    芋 二郎

  • 認証の画面の枠へ鼻冴ゆる

    いたまき芯

  • 冴ゆるもの星と百円玉ひとつ

    佐藤ゆま

  • 龍の眼の誰も逃さぬ御堂冴ゆ

    武井保一

  • さびしいを退屈と言い換える冴ゆ

    月枝いと

  • しんがうはさみしきまなこ月冴ゆる

    愛の花

  • 配膳を終え甲板へ冴ゆる夜へ

    鳥乎

  • 連山の冴えて鼻腔を刺す快晴

    中島 真珠

  • 石英を剥がしたやうに月冴ゆる

    トポル

  • トランプの横を向く王星冴ゆる

    上田ぽめ

  • 草に拭く水掻きの色冴えにけり

    浅乃み雪

  • 性愛や新刊本のにほひ冴ゆ

    げばげば

  • コピーする手術同意書レ点冴ゆ

    水須ぽっぽ

  • たわし屋へ橋の擬宝珠の冴ゆる傷

    トウ甘藻

  • 古創のひとつは赤し星座冴ゆ

    津島野イリス

  • 月冴えて盤の溝よりドビュッシー

    藤本 仁士

  • 冴ゆる夜やピアノの蓋の蝶番

    岸来夢

  • 星冴える明日は手にするバイト代

    越前俊水

  • 冴ゆる灯や家に安置の母と会ふ

    佐久凡太郎

  • 難聴の耳やさざ波ひかり冴ゆ

    丘 ななみ

  • ここにまで及ぶキリンの影の冴ゆ

    ギル

  • 大杉を冴ゆる祝詞の渡りけり

    生田久孫子

  • 昴冴ゆダム湖に骨がある理由

    鷹星

  • 漉桁を波うつみづのさえざえと

    にゃん

  • 月冴ゆる明日東京を引き払ふ

    品川雅史

  • 月以外冴ゆる黄斑変性症

    遠山比々き

  • 冴ゆる夜の嘶く星へ馬しづか

    古賀

  • 星満ちてこの待合は冴ゆる函

    呼幸

  • 嘴の腑へ空冴ゆといふ雪ぎ

    元野おぺら

  • 月冴ゆる友人Bとして生きる

    多数野麻仁男

  • 月冴ゆる馬房を未だこゑの熱

    坐花酔月

  • 灯明の揺らぎて母の正座冴ゆ

    秋野しら露

  • 中天の星よ一本杉冴ゆる

    富佐野ほろよい

  • 画室の石膏像ほの蒼く冴ゆ

    小川さゆみ

  • 担架ゆく冴ゆる倉庫のその奥へ

    栗田すずさん

  • 朝冴ゆる余命その他を聞きに行く

    蒼空蒼子

  • 月冴えてそのうらがはに吾が家督

    沼野大統領

  • SP盤に針音冴ゆるサラサーテ

    嶺乃森夜亜舎

  • 書き直す手書きの図面机上冴ゆ

    眞さ野

  • 赫黒く冴ゆる犬島製錬所

    かときち

  • 冴ゆる夜や太陽神の外耳孔

    赤馬福助

  • 東京は硝子のひつぎ星冴ゆる

    ノセミコ

  • シーソーは淋しき舟や月冴ゆる

    木公男8888

  • 繊月冴ゆ藍甕へ刺す火傷の手

    ななせ貫

  • 冴ゆる夜の合わせ鏡に見知らぬ顔

    樋口滑瓢

  • 過去問はイドラについて月冴ゆる

    千代 之人

  • 形だけの握手に応へ冴ゆる夜へ

    すまいる そら

  • 鉄階の果の屋上海冴ゆる

    常磐はぜ

  • 冴ゆる月狐の幻燈会にゐる

    沖庭ノ華風

  • 横転やカーブミラーの魚眼冴ゆ

    桜鯛みわ

  • 冴え冴えとこれから膝となる部品

    さるぼぼ17

  • 月冴えて鰭の余韻を残すみづ

    青井えのこ

  • どこも似たやうな空港月冴ゆる

    円堂実花

  • 冴ゆる夜や下宿の狭き外階段

    富山の露玉

  • コンビニのみ明るき街や雨冴ゆる

    富山湾

  • 鋭角の音冴ゆ宋磁ふくよかに

    ひでやん

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